日刊IWJガイド「【北海道地震】札幌市内在住のお二人から貴重な情報を入手! スマホがネットにつながらない!? 停電によるシステムの不具合で、電子カルテが使用できず!! 災害の後に権力を集中する緊急事態条項では、災害対策に何の役にも立たない!/岩上さんは昨日、1日で2本のインタビューを敢行しました!1本目に伊波洋一参院議員、そして2本目はついに、県知事選『オール沖縄』候補・玉城デニー衆院議員に岩上さんがインタビュー!/いつもIWJをご支援いただきありがとうございます!岩上さんは今日午後1時より、琉球大学教育学部・島袋純教授にインタビューをおこない、インタビューは全編フルオープンで配信します!明日も滞在を延長し、沖縄からインタビューを配信する予定なので、どうか皆様、緊急のご支援をよろしくお願いいたします!/トランプ米大統領が安倍総理との友好関係は『終わる』と発言!在米国際コンサルタントのトーマス・カトウ氏が示したトランプ像から考えると謎が解ける!?キーワードは『レシプロカル』!/9月中の南北首脳会談に向けて調整が進む!朝鮮戦争終結を目指す動きと東アジアの新秩序の形成に向けて中国の動向に注目!必見の新外交イニシアティブ(ND)シンポジウム!/【動画班からお知らせ】地方チャンネルの中継が『ユーストリーム』から『ツイキャス』に替わりました!」2018.9.8日号~No.2186号~


■■■ 日刊IWJガイド「【北海道地震】札幌市内在住のお二人から貴重な情報を入手! スマホがネットにつながらない!? 停電によるシステムの不具合で、電子カルテが使用できず!! 災害の後に権力を集中する緊急事態条項では、災害対策に何の役にも立たない!/岩上さんは昨日、1日で2本のインタビューを敢行しました!1本目に伊波洋一参院議員、そして2本目はついに、県知事選『オール沖縄』候補・玉城デニー衆院議員に岩上さんがインタビュー!/いつもIWJをご支援いただきありがとうございます!岩上さんは今日午後1時より、琉球大学教育学部・島袋純教授にインタビューをおこない、インタビューは全編フルオープンで配信します!明日も滞在を延長し、沖縄からインタビューを配信する予定なので、どうか皆様、緊急のご支援をよろしくお願いいたします!/トランプ米大統領が安倍総理との友好関係は『終わる』と発言!在米国際コンサルタントのトーマス・カトウ氏が示したトランプ像から考えると謎が解ける!?キーワードは『レシプロカル』!/9月中の南北首脳会談に向けて調整が進む!朝鮮戦争終結を目指す動きと東アジアの新秩序の形成に向けて中国の動向に注目!必見の新外交イニシアティブ(ND)シンポジウム!/【動画班からお知らせ】地方チャンネルの中継が『ユーストリーム』から『ツイキャス』に替わりました!」2018.9.8日号~No.2186号~ ■■■
(2018.9.8 8時00分)

 おはようございます、IWJ編集部です。

 9月6日午前3時8分ころ、北海道胆振(いぶり)地方を震源として発生した「平成30年北海道胆振東部地震」では、厚真(あつま)町で震度7、むかわ町と安平(あびら)町で震度6強を観測するなど、道内各地が激震に襲われました。国内で震度7が観測されるのは史上6回目で、北海道では史上初めてのことでした。

 北海道庁によると、昨日7日午後4時現在、この地震により厚真町などで死者12人、心肺停止5人、同町での大規模な土砂崩れで安否不明22人、警察・消防・自衛隊などが夜を徹して捜索・救助活動を続けています。また。家屋の倒壊などにともなう負傷者は、361人に上りました。

※平成30年北海道胆振東部地震による被害状況等(北海道総務部危機対策局危機対策課、2018年9月7日午後4時現在)
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/ktk/higaijyokyo-9.pdf

 建物への被害は全壊28戸、半壊19戸、一部損壊9戸となっています。これにともない、768ヶ所の避難所で、8616人が避難生活を余儀なくされています。また、依然として道内132万3100戸で、停電が続いています。

 今回の地震では発生当初、全道295万戸に及んだこの停電が市民の生活に多大な困難をもたらしました。NHKは停電のため、テレビで地震情報が見られない道民に向け、放送中の地震関連ニュースを無料でネット配信しました。

※北海道で震度7 放送同時提供(NHK NEW WEB)
https://www3.nhk.or.jp/news/live/index.html?utm_int=all_contents_tv-news_live

 ところが、6日の発災当日、携帯デバイスで視聴できないという声が届きました。

 情報を寄せてくれたのは、札幌市厚別区の北星学園大学附属高等学校で教鞭を執る大平祐司氏。「停電のため、携帯各社の基地局で電力不足となり、インターネット接続がストップするかもしれないと、NTTの友人から連絡が入りました。確かに電波もわずかで、NHKの放送が視られません」とメッセージが届きました。

 大平氏はこのあと、基地局のそばに移動することで視聴できたそうです。停電で基地局からの電波が弱くなった際には、基地局のそばに行けばインターネット接続できるとは、今回の震災で初めて多くの方々が学んだことでしょう。もちろん、停電ではクレジットカードも使えませんので、現金が必要となります。

 6日のNHK NEWS WEBはまた、地震の影響で「札幌市内にある12の災害基幹病院のうち、5つの病院で救急対応の一部またはすべてができない」と、繰り返し伝えていました。災害時、閉めるわけにはいかない施設があり、そこで働く皆さんには常に頭が下がります。来院者もメディアも、そこで働いている医療関係者も、同じ被災者なのだということを忘れてはいけません。

 札幌市中央区の札幌医科大学病院に看護師として勤務する野田みき子氏が、6日の発災当日の院内の状況を伝えてくれています。

 「職場の札幌医大病院は自家発電で対応しましたが、地震による停電にともない病院のシステムに不具合が生じたため、電子カルテは使用できず、外来は患者制限をしていました。手術も中止です。午後2時ごろから少しずつ通電していますが、大変な状況です。病院自体は耐震性が高く被害はありませんが…」

 野田氏の自宅のほうでは、6日夜になっても停電と断水が続いていたといいます。「私の住んでいるマンションは大通公園の近くですが、信号も機能せず、街は真っ暗です。コンビニもほとんど閉まっています。明日は早く起きて職場に行きます」。

 9月7日朝になって、野田氏の自宅の停電と断水はようやく解消されたそうです。

 大平氏は7日朝にも、札幌市内の情報を寄せてくれました。

 「朝9時の札幌市厚別区の状況です。区内でも幸い私のように通電して水が出るようになったところもあれば、すぐ近くの姉宅のように今も停電と断水が続いているところもあります。ガスは市内全域で、問題ないようです。停電のため、ガソリンスタンドは半数以上が閉店していて、営業中のスタンドは3時間以上待ちです。

 多くの学校は休校しています。私はクラスの保護者とSNSのグループを作っているので、休校連絡や家庭の現状を把握させていただくのに利用しています。しかし、昨日の私のように電波の出力が弱く、インターネット接続ができない方も少なくありません。悲鳴が聞こえてきます。停電になると、オール電化の家は最悪です」

 停電による携帯電話やスマホのバッテリー切れも深刻です。Yahoo!ニュースは「充電などができる場所/スマホの節電方法」などをまとめていますが、充電ができる場所では「30分の充電時間に100人以上待ちのようです。地下鉄が止まり、バスも見かけません。ごみ収集も滞っています。大袈裟に言えば、都市機能が麻痺しています」と、大平氏は7日朝までの状況を伝えています。

※【テキスト版】地震・ライフライン情報まとめ(Yahoo!ニュース)
https://news.yahoo.co.jp/story/1081

 大平氏が勤務する北星学園大学附属高等学校は、札幌市から避難所指定を受けていて、水や乾パンなども備蓄しています。また、ウォシュレットも多く、多目的トイレもあり、エレベーターも設置されているので、高齢者や障害者も受け入れることができます。しかし、電気の来ない校内に人の姿はありません。

 大平氏は「この地震でしみじみ考えさせられました」と言います

 「設備はそろっていても、停電ではすべてが機能不全になります。エレベーターもウォシュレットも稼働しません。避難所の難しさを痛感しました」。

 それでも、「もちろん避難所になれば、現場教員でもありますし、迷わずボランティアとして避難生活のお手伝いをさせていただきますが」と付け加えるのを忘れませんでした。

 7月上旬の15府県で227人が犠牲になった西日本豪雨をはじめ、9月4日4府県で11人が亡くなった台風21号、そして今回、12人の死者を出した北海道胆振東部地震。ひと夏で250人もの犠牲者を出した災害列島・日本では9月7日、自民党総裁選が告示され、安倍晋三総理、石破茂元幹事長が立候補を届け出ました。両候補とも緊急事態条項の新設をめざすという究極の二択です。

 災害時には、内閣に全権力を集中させ、強力なリーダーシップをもって大規模かつ迅速な復興政策を打ち出すことが重要だなどとして、緊急事態条項の必要性を両候補とも説きます。

 しかし、日弁連災害復興支援委員会・前委員長の永井幸寿弁護士は、2017年3月23日、衆院憲法審査会で「災害は事前の準備なくして対策できない。災害のあとに国家に権力を集中しても、泥棒を見て縄をなうようなもので、災害対策にはまったく役に立たない」と断言しています。

※【国会ハイライト】「災害をダシに憲法を変えてはいけない」〜永井幸寿弁護士が憲法審査会で意見陳述!緊急時の国会議員の任期問題は「参議院緊急集会」と公選法「繰延選挙」で対処可能!(前編) 2017.3.27
https://iwj.co.jp/wj/member/archives/370892

※【国会ハイライト】「テロ」は「緊急事態条項」新設の口実にはならない!永井幸寿弁護士が憲法審査会で痛烈批判!議員任期延長で「戦争遂行の挙国一致体制」が作られた負の歴史を忘れるな!(後編) 2017.4.14
https://iwj.co.jp/wj/member/archives/373892

 IWJでは、2012年に自民党憲法改正草案が発表されて以来、岩上さんがいち早く改憲草案で最も危険と指摘していた緊急事態条項について数多くのコンテンツを擁しています。ぜひご覧ください!

※これこそ「ナチスの手口」! 9条を含めすべての現行憲法秩序を眠らせ、日本改造を行う「緊急事態条項」 この上ない危険性!!
https://iwj.co.jp/wj/open/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E4%BA%8B%E6%85%8B%E6%9D%A1%E9%A0%85%E7%89%B9%E9%9B%86

 これからこの日本列島に住む限り、「史上空前」「前代未聞」の災害に遭遇する覚悟と、備えと、その直後に、内閣が全権力を掌握してしまうことへの覚悟が必要になるのかもしれません。

★さて、本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【北海道地震】札幌市内在住のお二人から貴重な情報を入手! スマホがネットにつながらない!? 停電によるシステムの不具合で、電子カルテが使用できず!! 災害の後に権力を集中する緊急事態条項では、災害対策に何の役にも立たない!
┠■【中継番組表】
┠■岩上さんは昨日、1日で2本のインタビューを敢行しました!1本目に伊波洋一参院議員、そして2本目はついに、県知事選「オール沖縄」候補・玉城デニー衆院議員に岩上さんがインタビュー!
┠■いつもIWJをご支援いただきありがとうございます!岩上さんは今日午後1時より、琉球大学教育学部・島袋純教授にインタビューをおこない、インタビューは全編フルオープンで配信します!明日も滞在を延長し、沖縄からインタビューを配信する予定なので、どうか皆様、緊急のご支援をよろしくお願いいたします!
┠■<ニュース・フラッシュ>
┠―【1】トランプ米大統領が安倍総理との友好関係は「終わる」と発言!在米国際コンサルタントのトーマス・カトウ氏が示したトランプ像から考えると謎が解ける!?キーワードは「レシプロカル」!
┠―【2】9月中の南北首脳会談に向けて調整が進む!朝鮮戦争終結を目指す動きと東アジアの新秩序の形成に向けて中国の動向に注目!必見の新外交イニシアティブ(ND)シンポジウム!
┠■<お知らせ>
┠―■【動画班からお知らせ】地方チャンネルの中継が「ユーストリーム」から「ツイキャス」に替わりました!
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◆中継番組表◆

**2018.9.8 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_Youtube Live】13:00~「構造的差別の原因をつくる『沖縄振興体制』から子どもを守れ!『貧困の連鎖を断ち切り、豊かな可能性を発揮できる社会へ!』~岩上安身による琉球大学教育学部教授・島袋純氏インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 9月30日の沖縄県知事選(投開票日)まで、37の選挙が繰り広げられる沖縄に、9月3日から岩上安身が取材のために現地入りしています。連日選挙の候補者をはじめ、沖縄に関わるさまざまな問題に詳しい識者やキーマンに直撃インタビューしてきました。本日は、岩上安身による琉球大学教育学部教授・島袋純氏インタビューを全編フルオープンで中継します。

 これまでIWJが報じてきた島袋純氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%B3%B6%E8%A2%8B%E7%B4%94
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【CAS・エリアCh2・福島】13:00~「~被ばく後のあしたを見つめる~ 長寿命放射性元素体内取込み症候群とトリチウムの危険性について 西尾正道講演会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach2/

 「認定NPO法人 いわき放射能市民測定室 たらちね」主催、西尾正道氏(国立病院機構北海道がんセンター名誉院長)を講師に迎えた講演会を中継します。西尾氏は日本を代表する放射線治療医であり、IWJは今まで岩上安身によるインタビューをおこなったり、講演を取材してきました。8月31日に東京で開催された、福島第一原発・汚染水タンク撤去後の放射性物質トリチウムを含む処理水の取扱いに関する説明・公聴会で、西尾氏は怒りを持って発言し、トリチウムの危険性を訴えていました。放射性物質による低線量被ばくとトリチウムが、身体にどう影響するのか。大切なお話をご覧ください。

 これまでIWJが報じてきた西尾正道氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%A5%BF%E5%B0%BE%E6%AD%A3%E9%81%93
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【ツイキャス・IWJ_OKINAWA1】13:30~「『東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会』設立二周年記念 第15回公開シンポジウム『沖縄、済州島から問う東アジアの平和と共生!』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_okinawa1

 「東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会」は、沖縄と日本本土を含む東アジア地域における平和の実現と人権の確立のために東アジア共同体構想を深め、日米両国政府によって翻弄され続けてきた沖縄の独立を含む自己決定権のあり方を多角的視点によって研究することを目的としています。本日は、設立二周年記念の公開シンポジウムを中継します。

 共通テーマを「沖縄、済州島から問う東アジアの平和と共生!」とした、川内博史氏(衆議院議員)、前泊博盛氏(沖縄国際大学大学院教授)、趙誠倫氏(済州島大学教授)、石原昌家氏(沖縄国際大学名誉教授、同研究会顧問)の報告や発言があります。これまでIWJが報じてきた「東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会」関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9D%B1%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E5%85%B1%E5%90%8C%E4%BD%93%E3%83%BB%E6%B2%96%E7%B8%84%EF%BC%88%E7%90%89%E7%90%83%EF%BC%89%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A
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【CAS・Ch5】15:00頃~「関東大震災95周年 韓国・朝鮮人犠牲者追悼式」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 95年前の9月1日の関東大震災時、崩壊を免れた橋に人々が集中しましたが、荒川放水路旧四ツ水橋付近(墨田区八広地区)もその一つです。当時、「朝鮮人が暴動を起こす」などの流言が飛び、関東一円で自警団・軍隊により数千人の朝鮮人が虐殺されました。この地域は、韓国・朝鮮人の多住地域のひとつであったこともあり、多くの虐殺の証言が語られています。

 「一般社団法人ほうせんか」は、毎年9月に荒川河川敷で追悼式を始めて37回。2009年には墨田区八広に追悼碑を建立しました。今年も9月に追悼の場が開かれ、その模様を中継します。POE(朴保 vo,g、柴田エミ key)による追悼の歌、追悼のプンムル、韓国人遺族・中国人遺族の発言などを予定しています。

 今までIWJは、「一般社団法人ほうせんか」の理事・西崎雅夫氏に岩上安身によるインタビューをおこなったり、講演を取材してきました。以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%A5%BF%E5%B4%8E%E9%9B%85%E5%A4%AB
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【タイムリー再配信 235・IWJ_Youtube Live】20:00~「『最低でも県外』を翻させた外務省の『極秘文書』の存在に『虚偽』疑惑!官僚が総理をワナにはめた!? 岩上安身が鳩山由紀夫・元総理にインタビュー!真相に迫る!」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 2016年2月に収録した、岩上安身による鳩山由紀夫・元総理インタビューを、冒頭のみフルオープン配信、その後は会員限定で再配信します。9月30日の沖縄県知事選(投開票日)まで、37の選挙が繰り広げられる沖縄に、9月3日から岩上安身が取材のために現地入りしています。選挙は普天間基地移設のための辺野古新基地建設が争点の一つですが、鳩山元総理は、自身が総理の時に公約として「最低でも県外」を掲げていました。

 その後公約を翻す苦渋の決断によって、鳩山元総理はマスコミから大きなバッシングを浴び、鳩山内閣が瓦解する原因ともなりましたが、その決断をもたらしたのは外務省の官僚から示された「極秘文書」であり、そこに「虚偽」ではないかと疑われる内容が記されていたことを2016年2月の自身の講演で示唆しました。官僚が総理の公約を断念させるため虚偽文書まで用いて騙したのだとしたら、一大スキャンダルです。

 このインタビューは、川内博史前(当時)衆議院議員も同席し、疑惑についてこれまで語られることがなかった真実を明らかにした初めての詳細な記録となりますので、ぜひこの機会に非会員の方は会員登録をされて、全編をご覧ください。
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/287473

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◆中継番組表◆

**2018.9.9 Sun.**

調整中

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◆中継番組表◆

これ以降の予定で決定しているものは、以下のカレンダーよりご覧いただけます。あわせてご確認ください。

→「配信カレンダー」 https://iwj.co.jp/channels/main/calendar.html
(あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。)

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■岩上さんは昨日、1日で2本のインタビューを敢行しました!1本目に伊波洋一参院議員、そして2本目はついに、県知事選「オール沖縄」候補・玉城デニー衆院議員に岩上さんがインタビュー!

 岩上さんは昨日7日、沖縄選挙区選出・伊波洋一参院議員と県知事選の「オール沖縄」候補・玉城デニー衆院議員に、1日で2本のダブルヘッダーとなるインタビューを敢行しました!

 まず、岩上さんは、午前11時30分過ぎから伊波議員にインタビューをおこないました。伊波議員は、今回の県知事選は「翁長雄志知事が私たちに託した2つの『遺産』をめぐる闘い」だと位置づけます。1つは辺野古新基地建設をめぐり、翁長知事が命がけで取り組んだ辺野古公有水面埋め立ての承認撤回。もう1つは保革の枠を乗り越えて「オール沖縄」として結集し、沖縄の尊厳、アイデンティティーを回復すること。

 「翁長知事のこの遺志を受け継ぐか、受け継がないかということでいえば、佐喜真淳(さきま あつし)前宜野湾市長は辺野古移設は当然で、それに反対することは普天間の固定化につながるという考え方をしています。ワシントンDCで国務省や国防総省の関係者、連邦議会議員らと面談した2018年5月の訪米も、日本政府のバックアップがあり、『次の沖縄県知事』とでも紹介したのではないでしょうか」

 一方の玉城デニー議員について、伊波議員は「辺野古新基地建設問題など、保革が一致して取り組んできた沖縄が抱える問題で、いつもその中心にいたひとり。保守層からも支持を集められるので、私も後継候補になるといいなと考えていました」と述べた上で、「日本政府は県知事選に向け、総がかりできています。県知事選は佐喜真氏との戦いではなく、日本政府との戦いです」と強調しました。

 岩上さんが「国際情勢や軍事・安全保障分野での視野の広さ、認識・理解の深さが突出している」と評する伊波議員は、「辺野古新基地建設や南西諸島への陸上自衛隊基地建設の背景には、日米安保の変質があります。米国は対中戦略で、日本を守るために中国を攻撃することはなく、日本を戦場にして戦争を終わらせようとしています」と喝破します。

 そして、伊波議員は「この日米安保の変質は、米中の軍事力の均衡点が、冷戦時代の朝鮮半島からグアムへと移動したことにあります。日本列島は、いまや米国の守備範囲にありません。日米同盟を日本の外交・防衛政策の軸に据えていては、日本が戦場になります」と断じました。

 宜野湾市の普天間基地に隣接する、伊波議員の地元後援会事務所でおこなわれたインタビューでは、途中爆音でインタビューが中断しました。「オスプレイですか」と岩上さんが訊ねると、伊波議員は「ヘリコプターです。オスプレイなら部屋が揺れます」と、音で機種を聞き分けていました。

 岩上さんによる伊波議員インタビューはただ今、公共性、公益性、緊急性に鑑みて、会員非会員問わず全編フルオープンで配信しています。ぜひ、以下のURLよりご覧ください!

 昨日2本目の岩上さんによるインタビューは、8月29日に沖縄県知事選に立候補を正式表明したばかりの、自由党幹事長・玉城デニー氏でした!玉城氏インタビューは当初、生中継で配信する予定でしたが、機材トラブルにより急遽、録画配信にいたしました。生中継をお待ちしていた皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

 翁長雄志知事は生前、自身の後継者の候補として玉城議員の名前を挙げていたことが伝えられています。しかし、この音声は、遺族関係者を除いて沖縄県議会議長ただ一人しか聞いていないため、県議会与野党から波紋が広がりました。

※「本当にあるのか」翁長知事の音声、内容巡り波紋 後継指名で与野党に疑問(沖縄タイムス、2018年8月22日)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/302275

 保革の枠を越えた「オール沖縄」が一致して玉城議員を支援することができるのか、それを危ぶむ声も見受けらました。

 しかし、岩上さんが9月4日に翁長樹子(みきこ)夫人にインタビューをおこなったとき、なんと樹子夫人は、翁長知事が生前に後継者として玉城議員の名前を挙げていたことを証言しました。

※「弔い合戦は1回で終る!沖縄のこの戦いは100年続く!」沖縄県知事翁長雄志夫人樹子さんに岩上安身が1時間15分の独占ロングインタビュー! 樹子さんがカメラ目線で安倍総理・菅官房長官に怒りの訴え! 2018.9.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430808

 岩上さんが樹子夫人の証言を玉城議員に伝えると、玉城議員は、「初めて聞いたとき、どうして自分なんだ?という驚きの方が大きかった」と前置きしつつ、「全会一致でデニーさん頼むと言われたときは、翁長知事が私の名前を出してそういうことを語っていたということに対して、背中を向けることはできないという気持ちはありました」と、胸の内を語りました。そして、次のような思いで立候補を決意したといいます。

 「みんなに押し上げられて(県知事選に)出なければだめなんだ、ということが、翁長雄志知事からバトンを受け取る資格なんだと思いました。すべての県民の皆様のために働きたい。(この姿勢があって)やっとスタートラインに立てると思って(立候補を)決意しました」

 岩上さんによる伊波議員インタビューと玉城議員インタビューは、録画をアーカイブにアップするまでの間、You Tubeで全編公開しています!ぜひ、以下のURLよりご覧ください!

※全編フルオープン【9/7 11時半~】パックス・アメリカーナの解体をとらえ日米安保を乗り越えよ!~岩上安身による参議院議員・会派「沖縄の風」幹事長 伊波洋一氏インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=Jj_N8jeUJKQ

※全編フルオープン【9/7 20時~録画配信】最大の争点は辺野古の埋立撤回の是非 ここは避けて通れない! ~岩上安身による自由党・衆議院議員 玉城デニー氏インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=Sx3-l8x-AE8

■いつもIWJをご支援いただきありがとうございます!岩上さんは今日午後1時より、琉球大学教育学部・島袋純教授にインタビューをおこない、インタビューは全編フルオープンで配信します!明日も滞在を延長し、沖縄からインタビューを配信する予定なので、どうか皆様、緊急のご支援をよろしくお願いいたします!

 9月3日に城石カメラマンとともに県知事選を控えた沖縄へ飛んだ岩上さんは、昨日7日までのわずか5日間で6本ものインタビューをおこないました。

 3日のFM那覇会長・平良斗星(とうせい)氏と平良さとこ那覇市議会議員から、4日は急逝した翁長雄志県知事の妻・樹子(みきこ)氏、5日は元沖縄タイムス論説委員・屋良朝博氏、6日には沖縄国際大学・佐藤学教授、そして昨日7日は、伊波洋一参院議員と玉城デニー衆院議員に、1日で2本のダブルヘッダーとなるインタビューをやり遂げ、沖縄から貴重なお話を皆様にお届けしてきました。

 インタビューに応じてくださった皆様には、この場をお借りして、あらためて御礼申し上げます。岩上さんが沖縄でおこなってきたインタビューの録画は、ぜひ、以下のURLよりご覧ください!

※沖縄県知事選「辺野古の『へ』の字も言わないのは自治の放棄」!? TALK ABOUT DEMOCRACY in 沖縄 ~岩上安身と平良斗星氏(FM那覇取締役会長)・平良さとこ氏(那覇市議会議員)・IWJ沖縄中継市民によるトーク 2018.9.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430789

※「弔い合戦は1回で終る!沖縄のこの戦いは100年続く!」沖縄県知事翁長雄志夫人樹子さんに岩上安身が1時間15分の独占ロングインタビュー! 樹子さんがカメラ目線で安倍総理・菅官房長官に怒りの訴え! 2018.9.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430808

※岩上安身による元沖縄タイムス論説委員、『それってどうなの?沖縄の基地の話』共著者・屋良朝博氏インタビュー 2018.9.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430860

※「辺野古基地と尖閣防衛は関係ない!」沖縄を覆うデマに徹底反論!佐喜眞候補の「争点ぼかし」には最大限の警戒!~沖縄国際大学教授 佐藤学氏に岩上安身がインタビュー! 2018.9.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430934

※全編フルオープン【9/7 11時半~】パックス・アメリカーナの解体をとらえ日米安保を乗り越えよ!~岩上安身による参議院議員・会派「沖縄の風」幹事長 伊波洋一氏インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=Jj_N8jeUJKQ

※全編フルオープン【9/7 20時~録画配信】最大の争点は辺野古の埋立撤回の是非 ここは避けて通れない! ~岩上安身による自由党・衆議院議員 玉城デニー氏インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=Sx3-l8x-AE8

 わずか5日間で6本ものインタビューをお届けできるのは、岩上さんの報道に対する熱意と信念があって実現できることなのですが、何より、皆様からの篤いご支援があるからこそ、岩上さんもIWJも活動を続けることができています。いつもIWJを支えていただき、本当にありがとうございます。

 岩上さんは、当初の予定では昨日7日で帰京することになっていました。しかし、一人でも多くの人たちに伝えなければならないこと、とても大事なことなのに大手マスコミが黙殺してしまうことがたくさんあるという現状を踏まえて、岩上さんはもうひと踏ん張りして沖縄取材続行を決断しました。今日午後1時から岩上さんは、琉球大学教育学部・島袋純教授にインタビューをおこなう予定です!

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【IWJ_Youtube Live】13:00~「構造的差別の原因をつくる『沖縄振興体制』から子どもを守れ!『貧困の連鎖を断ち切り、豊かな可能性を発揮できる社会へ!』~岩上安身による琉球大学教育学部教授・島袋純氏インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
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 岩上さんによる島袋教授インタビューは、公共性、公益性、緊急性に鑑みて、会員非会員問わず、全編フルオープンで配信します。

 9月3日から岩上さんが積み重ねてきたインタビューは、すべて全編フルオープンで生中継、もしくは録画配信してきました。そして、配信後も、アーカイブにアップしたインタビューは、全編フルオープンで配信しています。

 沖縄でのインタビューは全て、公共性、公益性、緊急性が極めて高いことに鑑みて、沖縄県知事選の告示日である9月13日までの間、会員非会員問わず、全編フルオープンで配信しています。ぜひ、岩上さんによるインタビューを皆様のお知り合いにも紹介していただきたく思います。そして、沖縄県知事選に関心を寄せ、沖縄が日本本土と米国から強いられてきた差別の問題に正面から向きあう方が、一人でも増えることを願ってやみません。

 IWJがこれまで取り上げてきたコンテンツは、すべて重要なものであることを自負しています。理想を語れば全コンテンツを無料で開放したいところなのですが、IWJのスタッフも露を食っているわけではなく、活動資金がなければ取材も中継も記事の執筆も停止せざるを得なくなってしまいます。

 可能な限り無料でコンテンツを公開して、できるだけ多くの方に見てもらい、しかし、それでは資金が足りなくなってしまう。そんな板挟みにあるIWJですが、なるべく、多くの方々に会員になっていただき、また、薄く広く一人でも多くの方々からご寄付・カンパをいただいて、安定的に活動を維持してゆきたいと考えています。

 IWJはこれからも公共性、公益性のある報道に全力を尽くして参ります。どうか皆様、今後ともIWJをご支援いただきますよう、よろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 また、今までIWJのコンテンツを無料でご利用していた方は、ぜひ、この機会に有料会員へのご登録をご検討いただきたく存じます。

 一般会員にご登録していただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツをアーカイブでお好きな時にご覧いただけます。また、冒頭だけ公開しているテキスト記事や、岩上さんのインタビューなども、公開から1ヶ月間、アーカイブをご覧いただけます。入会金は無料。会費は月々1000円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万円と2ヶ月分お得になっています。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、一度会員に登録されて以降、現在お休みになっている方は、ぜひもう一度会員登録の再開をご検討いただきたいと存じます。IWJでは中継した動画以外にも、独自の取材にもとづいたテキスト記事や検証レポートも多数出しています。その中には大手メディアが報じない貴重な記事も含まれています。こうした記事の全文を読むには会員へのご登録が必要です。

 IWJでは、毎月15日の時点で、会費未納の方へのサービス提供を中止させていただいております。会費の支払いをつい忘れがちという方は、クレジットカードでのお支払いが大変便利ですのでご検討ください。クレジットカードをお持ちでない方は、自動引き落としサービスもご用意していますので、こちらのページをご覧ください!

※クレジットカード・自動引き落としでのお支払いへの変更はこちらから(※ログインが必要です)
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 年会費をクレジットでお支払いされる場合は、支払い方法の選択時にクレジットカードをご選択ください。また、海外にお住まいの方でも、クレジットカードでのお支払いいただくことが可能です。ぜひ、会費の支払いが楽なクレジットカード払いをご検討ください!

※よくある質問と回答 年会費をクレジットで支払いたい
https://iwj.co.jp/info/faq.html#idx-18

 そして、現在一般会員でいらっしゃる方は、ぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください!サポート会員の方は、岩上さんの過去のインタビューも含め、すべてのIWJのコンテンツをいつでもご覧いただけます。

 9月6日時点での会員数は5742名様。そのうちサポート会員は1879名様です。会員数が増えれば、そして何よりサポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。仮にサポート会員の方が約4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。

 どうか、ぜひサポート会員になってIWJの活動をお支えください。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■<ニュース・フラッシュ>
【1】トランプ米大統領が安倍総理との友好関係は「終わる」と発言!在米国際コンサルタントのトーマス・カトウ氏が示したトランプ像から考えると謎が解ける!?キーワードは「レシプロカル」!

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)よれば、9月6日、トランプ米大統領に対して同紙コラムニストが電話取材をおこなったところ、同大統領が対日貿易赤字を問題視し、近々、首脳会談をおこなう予定の安倍総理との友好関係が「終わる」と語ったとのことです。

 同記事の内容は、「北米や欧州の友好国との交渉をまとめ込んでさえも、貿易をめぐる先行き不透明な状況は必ずしも終わらない。トランプ大統領はいまだに、日本との貿易条項について悩んでいる」ように思われる、というものでした。

※トランプ氏、安倍首相との友好関係「終わる」米紙報道(朝日新聞、2018年9月7日)
https://www.asahi.com/articles/ASL972C1VL97UHBI009.html

 同WSJ記事を紹介した朝日新聞の記事はここまでですが、元記事はこれに続いて、米国内の小規模経営における労働者の質の確保に関する内容が続きます。日本ではほとんど報道されませんが、トランプ大統領の異様なまでに強引な二国間貿易交渉は、その政策の有効性はともかくとして、国内経済政策の目玉である「トランプ減税」で生じた財政上の空白を、貿易赤字を黒字に転換して埋めようという思惑のもたらしたものなのです。

※Trump Eyes a Japan Trade Fight (WSJ、2018年9月6日)
https://www.wsj.com/articles/trump-eyes-a-japan-trade-fight-1536260141?mod=searchresults&page=1&pos=7

 したがって、上記の朝日新聞のように米国内の経済政策の部分に入る前に紹介を終えるかたちで、米国の通商政策に関する記事を紹介するのはミスリードにつながりかねません。トランプ政権の通商政策は大統領個人のきまぐれではなく、政権発足時から構築されていた政策体系であることが見えなくなってしまうからです。

 さらにいえば、この朝日新聞の紹介記事では、「閣僚級の通商協議『FFR』」との表記が出てきますが、これも略語のアルファベットを正式名称で書くべきです。これは、「自由、公正、レシプロカル貿易協議(new talks for Free, Fair and Reciprocal trade deals, FFR)」のことです。日本語でReciprocalにカタカナを用いたのには理由があります。「互恵」という訳語をあてて報じるケースがあまりにも多く、日本人読者に誤解を与えるおそれがあるからです。

 ここでのレシプロカルReciprocalとは、互恵=お互いの利益などといった生温い響きの言葉ではなく、貿易黒字/赤字が発生しないようにお互いに「収支ゼロ」にするという意味です。そのためトランプ政権は、対米黒字を計上している国に対しては、米国への輸出を規制し、かつ米国製品をもっと買えと具体的に迫ってくるのです。もちろん、米国が獲得した貿易黒字を手放すようなヘマを、「ビジネスマン」のトランプ大統領がしでかすはずがないことは言うまでもありません。

 こうした日本におけるトランプ政権の通商政策関連の報道の問題点については、在米国際コンサルタントのトーマス・カトウ氏が鋭く指摘しています。先月、岩上さんはカトウ氏の著書『ドナルド・トランプ物語』(緑風出版、2018年)(https://amzn.to/2vxRkr9)に即してロングインタビューを敢行しました。日本では報じられない情報が濃密に詰まっています。ぜひ下記のURLからご視聴ください。

※トランプ政権下の米国は、パックスアメリカーナから撤退するのに軍事力強化!? 自らの血筋を誇るドイツ系米国人大統領の真意とは!? 異例の大統領を徹底研究!! 岩上安身による在米国際コンサルタント トーマス・カトウ氏インタビュー 2018.8.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429179

【2】9月中の南北首脳会談に向けて調整が進む!朝鮮戦争終結を目指す動きと東アジアの新秩序の形成に向けて中国の動向に注目!必見の新外交イニシアティブ(ND)シンポジウム!

 韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は9月5日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使として訪朝し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談しました。9月中に開催予定の平壌での南北首脳会談の日程を調整する目的とされています。

 この9月に予定されている会談で文大統領は、金正恩委員長から直接、非核化への行動計画を引き出し、同月下旬の国連総会にあわせて開く米韓首脳会談の場で終戦宣言への道筋をつける意向であると報じられています。

※韓国特使、金正恩氏と会談 北朝鮮に非核化促す(日本経済新聞、2018年9月5日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3501386005092018MM8000/

 韓国の特使と会談した金委員長は、非核化の意志を改めて示したとのことです。それは、金委員長と会談した韓国の鄭氏によって、金委員長が「トランプ氏への信頼に変わりはない」と発表されたことにもとづいています。

 他方、トランプ米大統領も「北朝鮮の金正恩は『トランプ大統領への揺るぎない信頼』を表明した。金委員長ありがとう。ともに成し遂げよう!」と6日付のツイッターに投稿しました。

※トランプ大統領、北朝鮮との非核化協議が続いていることを示唆(AFP、2018年9月7日)
http://www.afpbb.com/articles/-/3188754

 北朝鮮の非核化をめぐって重要なアクターとなるのは、上記の南北二国と米国だけではありません。米国が国際的な軍事・経済上の覇権(パックス・アメリカーナ=PA)から撤退しようとしている中で、朝鮮戦争の当事国である中国の動きは目を離せません。

 その意味で、2018年8月13日の、新外交イニシアティブ(ND)によるシンポジウム「米中パワーシフトと北朝鮮~東アジアの秩序形成を考える~」は必見です。共同通信客員論説委員の岡田充氏は中国軍関係者の話をもとに、朝鮮半島をめぐる中国の安全保障政策の行方について驚くべき見解を示しました。

 また、『毛沢東の朝鮮戦争―中国が鴨緑江を渡るまで』(岩波現代文庫、2004年)(https://amzn.to/2Q9szud)の著者であり、東洋学園大学の朱建栄(しゅけんえい)教授からは、中国の経済的な台頭と、緊張緩和に向けた地域経済統合プランの重要性に関し指摘がありました。

 IWJは同シンポジウムを中継しました。下記のURLよりぜひご覧ください。このシンポジウムで語られた内容は、沖縄で連日おこなっている岩上さんによるインタビューでも扱った重要事項ですので、ぜひご覧ください!

※朝鮮は2021年中朝同盟を更新!チュチェ思想を放棄し、中国の核の傘に入る!? ~8.13 新外交イニシアティブ(ND)シンポジウム「米中パワーシフトと北朝鮮 ~東アジアの秩序形成を考える~」 2018.8.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429465

 このシンポジウムは近日中に再配信をする予定なので、ぜひご覧ください!

■<お知らせ>
■【動画班からお知らせ】地方チャンネルの中継が「ユーストリーム」から「ツイキャス」に替わりました!

 動画班からのお知らせです。

 2018年8月6日月曜よりメインチャンネル(2ch~9ch)が「ツイキャス」に切り替わりましたが、2018年9月1日土曜から地方チャンネルが「ツイキャス」に切り替わりました。

 下記、「ツイキャス」配信の地方チャンネルの視聴URLです!ぜひブックマークをお願いします!

 沖縄以外の地方は下記の計6チャンネルです。

※IWJ_AreaCh1
https://twitcasting.tv/iwj_areach1

※IWJ_AreaCh2
https://twitcasting.tv/iwj_areach2

※IWJ_AreaCh3
https://twitcasting.tv/iwj_areach3

※IWJ_AreaCh4
https://twitcasting.tv/iwj_areach4

※IWJ_AreaCh5
https://twitcasting.tv/iwj_areach5

※IWJ_AreaCh6
https://twitcasting.tv/iwj_areach6

 沖縄は下記の計2チャンネルです。

※IWJ_okinawa1
https://twitcasting.tv/iwj_okinawa1

※IWJ_okinawa2
https://twitcasting.tv/iwj_okinawa2

 ツイキャス、ユーチューブライブのご視聴の際は、IWJトップページのメニューバー「チャンネル」から、今まで通りご覧いただけます。また、毎日の日刊IWJガイドでお届けしている番組表の視聴URLリンクもご利用ください。

 また、中継の告知、及び中継開始のアナウンスは下記のツイッターアカウントでお知らせしています。そちらもぜひご利用ください。

※岩上安身ツイッターアカウント
https://twitter.com/iwakamiyasumi

※iwakami_staffツイッターアカウント
https://twitter.com/iwakami_staff

 それでは本日も1日、よろしくお願いいたします!

IWJ編集部(岩上安身、松本聰、小野坂元、川上正晃、中村尚貴)
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/