■■■ 日刊IWJガイド「本日午後7時録画配信~来日中の国際コンサルタント・トーマス・カトウ氏に岩上さんが緊急インタビュー!緊急事態条項は日米両国できちんと報じられていないことは大問題!/<今日の再配信・核兵器と戦争を考えるシリーズ特集>午後4時『「1943年5月の段階で、原爆は白人国家のドイツではなく、日本に投下すると決まっていた」 ~オリバー・ストーン監督、ピーター・カズニック教授記者会見』、そして午後5時『緊急集会「被爆者は核兵器禁止条約を求める」』を再配信!/他」2018.8.13日号~No.2160号~ ■■■
(2018.8.13 8時00分)
おはようございます。IWJ編集部です。
お盆休みで帰省や旅行にお出かけになっている方も多いのではないでしょうか。今週の天気は、全国的に、前線や低気圧、湿った空気の影響で曇りや雨の日が多い見込みとのこと。また、北日本で大雨のおそれがあるそうです。
今週もまだまだ暑い日が続きそうですが、どうぞ体調管理に気をつけてお過ごしください。
★さて、本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■注目! 本日午後7時より第一部を冒頭のみフルオープンで録画配信!! 来日中の国際コンサルタント・トーマス・カトウ氏に岩上さんが緊急インタビュー! 緊急事態条項は日米両国できちんと報じられていないことは大問題! 自民党総裁選に出馬を表明した石破茂議員は9条改憲より緊急事態条項を重視!?
┠■<今日の再配信・核兵器と戦争を考えるシリーズ特集>本日午後4時から「『1943年5月の段階で、原爆は白人国家のドイツではなく、日本に投下すると決まっていた』~オリバー・ストーン監督、ピーター・カズニック教授記者会見」、そして午後5時から「緊急集会『被爆者は核兵器禁止条約を求める』」を再配信します!
┠■<新記事紹介>巨大な監視網による情報操作と世論誘導で不都合な真実は消去! 「内部告発の重要性をスノーデンが教えてくれた」ジャーナリスト・小笠原みどり氏講演会
┠■<お知らせ>
┠―■【IWJグッズ】限定商品(IWJひょうたんランプ)再販のお知らせ!
┠―■【動画班からお知らせ】メインチャンネル(2ch~9ch)中継が「ユーストリーム」から「ツイキャス」に替わりました!
┠―■IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを緊急大募集中! 事務・ハドル班、ウェブ動画班の新メンバーも引き続き募集しています!
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◆中継番組表◆
**2018.8.13 Mon.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【核兵器と戦争を考えるシリーズ特集 6・IWJ_Youtube Live】16:00~「『1943年5月の段階で、原爆は白人国家のドイツではなく、日本に投下すると決まっていた』 ~オリバー・ストーン監督、ピーター・カズニック教授記者会見」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
2013年8月9日に長崎市の出島交流会館で収録した、映画監督のオリバー・ストーン氏とアメリカン大学歴史学教授のピーター・カズニック氏の記者会見を再配信します。
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/95556
両者は、前年の2012年に発表されたドキュメンタリー映像10部作と書籍『The Untold History of the United States(邦題:オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史)』の共著者でもあり、広島・長崎を訪問した際の印象や、核兵器、戦後のアメリカと日本の同盟関係などについて、記者の質問に答えています。岩上安身も日本とアメリカの帝国主義について質問し、なぜ原爆はドイツではなく日本に投下されたのか、興味深い見解を引き出しています。
会見の前日の8月8日には、両氏に加え木村朗氏(鹿児島大学教授)、乗松聡子氏(ピ―ス・フィロソフィー・センター代表)が参加したトークイベントも取材しておりますので、ぜひ以下のURLからあわせてご覧ください。
※オリバー・ストーン監督とピーター・カズニック教授が語る『アメリカ史から見た原爆投下の真実』 2013.8.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/95425
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【核兵器と戦争を考えるシリーズ特集 7・IWJ_Youtube Live】17:00~「緊急集会『被爆者は核兵器禁止条約を求める』―登壇者:谷口稜曄氏(日本原水爆被害者団体協議会〔日本被団協〕代表委員)、川崎哲氏(ピースボート共同代表、核兵器廃絶国際キャンペーン〔ICAN〕国際運営委員)ほか」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
2016年11月に開催された、緊急集会「被爆者は核兵器禁止条約を求める」を再配信します。主催は「日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)」、「ヒロシマ・ナガサキ被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名推進連絡会(ヒバクシャ国際署名推進連絡会)」。
2016年10月27日(日本時間28日)国連第1委員会で提案された、「兵器禁止条約に向けた交渉を2017年に開始するよう求める決議案」が、123か国の賛成多数で採択された一方で、中国を含む16か国は棄権。また唯一の被爆国である日本政府、及び核兵器保有国の米英仏露など38か国が反対票を投じたのです。これに対して、広島と長崎の被爆者団体らは緊急集会を開催し、反対票を投じた日本政府に対し抗議の声をあげました。
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/347520
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【ツイキャス・IWJ_OKINAWA1】17:20~「沖縄国際大ヘリ墜落14年 辺野古の海を守ろう!普天間閉鎖を求める市民集会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_okinawa1
「島ぐるみ会議ぎのわん」による、普天間基地閉鎖を求める市民集会を中継します。沖縄国際大学に、普天間海兵隊の大型輸送機CH53がコントロールを失い激突・炎上・大破してから14年が経過しました。その後もオスプレイが配備され、昨年2017年12月には緑ヶ丘保育園、翌週の普天間第二小学校へと、立て続けに部品落下事故が起きました。
普天間基地の違法な運用に対して、政府が沖縄県民に約束した「5年以内の運用停止」まで、残り期間は6か月と1週間。「この約束だけは、最低限、守らせよう!平和な空を守るため、自分たちの暮らしは自分たち自身で守る」と主催者は呼びかけています。IWJは、現地沖縄やその他の地域の中継市民の協力を得て、普天間基地問題を取材してきました。以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%99%AE%E5%A4%A9%E9%96%93%E5%9F%BA%E5%9C%B0
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【CAS・Ch4】18:00~「新外交イニシアティブ(ND)シンポジウム『米中パワーシフトと北朝鮮 ~東アジアの秩序形成を考える~』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4
シンクタンク「新外交イニシアティブ(ND)」主催のシンポジウムを中継します。2018年6月12日の米朝首脳会談後、米国は北朝鮮との高官協議に入りましたが、その一方で習近平国家主席が金正恩委員長と3度にわたり会談し、緊密な関係を強調。北朝鮮の非核化をめぐり、米中両国の動向が注目されています。
主催者は、「東アジア地域の安定のためには、米中の衝突を伴わないパワーシフトの可能性を探りながら、新しい秩序をいかに作り上げるかということについて、議論を積み重ねることが必要」として、日米中の研究者らとともに、東アジアの軍事・安全保障の視点から議論をおこないます。登壇者は、柳澤協二氏(ND評議員/元内閣官房副長官補)、朱建栄氏(東洋学園大学教授)ほか。IWJは新外交イニシアティブ(ND)関連のイベントを数々取材しており、以下のURLからご覧いただけます。
【録画配信・IWJ_Youtube Live】19:00~「トランプ政権下の米国は、パックスアメリカーナから撤退するのに軍事力強化!? 自らの血筋を誇るドイツ系米国人大統領の真意とは!? 異例の大統領を徹底研究!! 岩上安身による在米国際コンサルタント トーマス・カトウ氏インタビュー(第一部)」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
8月9日と10日に2日に渡って収録した、岩上安身による在米国際コンサルタント トーマス・カトウ氏インタビューを、冒頭のみフルオープン、その後は会員限定で録画配信いたします。
三部構成となっており、8月13日は第一部をお届けします。自民党改憲草案の緊急事態条項について、岩上安身はカトウ氏に、永久に総理独裁を合法化するどれだけ危険なものかを説明。米在住のカトウ氏はご存知なく「非常にショックです」と話されていました。またカトウ氏は安全保障をめぐる日本国内の有様について苦言を呈し、非常に興味深いインタビューとなっております。非会員の方はぜひこの機会に会員登録をしていただき、ご覧ください。
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◆中継番組表◆
**2018.8.14 Tue.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
調整中
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◆中継番組表◆
これ以降の予定で決定しているものは、以下のカレンダーよりご覧いただけます。あわせてご確認ください。
→「配信カレンダー」 https://iwj.co.jp/channels/main/calendar.html
(あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。)
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
〈広告連動企画〉「原発事故後の子ども保養支援」の現場から、現代日本の日常的な社会的な分裂や不公正を問い直す!岩上安身による保養支援団体・リフレッシュサポート代表 疋田香澄氏インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/428981
◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆
巨大な監視網による情報操作と世論誘導で不都合な真実は消去!「内部告発の重要性をスノーデンが教えてくれた」 ジャーナリスト・小笠原みどり氏講演会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/428526
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■ 注目!本日午後7時より第一部を冒頭のみフルオープンで録画配信!! 来日中の国際コンサルタント・トーマス・カトウ氏に岩上さんが緊急インタビュー! 緊急事態条項は日米両国できちんと報じられていないことは大問題! 自民党総裁選に出馬を表明した石破茂議員は9条改憲より緊急事態条項を重視!?
自民党総裁選に立候補表明した石破茂氏は、憲法改正について「自衛隊の明記」よりも、「緊急事態条項」の新設を優先的に取り組むべきだという考えを示しました。
※自民 石破元幹事長が総裁選立候補を正式表明(NHK、2018年8月10日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180810/k10011572231000.html
日本で生まれ育ちながら、渡米し、米国籍を取得した、米国在住の国際コンサルタントのトーマス・カトウ氏の来日に際して、岩上さんによるロング・インタビューがおこなわれ、トランプ政権の実情やその攻撃的な外交・安全保障政策について知られざる事実や興味深い解釈が次々に明らかになっていきました。
このインタビューは、カトウ氏が様々な角度からトランプ米大統領を分析し、約2年をかけて執筆した著書『ドナルド・トランプ物語』(緑風出版 https://amzn.to/2BbMS70 )の内容に沿っておこなわれたものです。
もし米軍が北朝鮮に先制攻撃した場合、自衛隊は自動参戦を迫られるのかどうかということをカトウ氏とともに検証した場面でのことです。これとの関連で問題になるのが、やはり自民党改憲草案の緊急事態条項です。
緊急事態条項とは、IWJ会員のみなさまであればご存知の方も多いと思いますが、内閣に法律と同じ効力を持つ政令の制定権を付与し、議院立法を無意味化する条項です。議会制民主主義は根本から崩壊します。昭和戦前期に起きたような、段階的・なし崩し的な民主制の崩壊とは性格を異にするかたちで、一発で日本の民主主義が消滅する可能性があります。
※酒井哲哉『大正デモクラシー体制の崩壊 ― 内政と外交』(東京大学出版会 1992年)(https://amzn.to/2B28liz)
このような自民党が望む緊急事態条項が憲法に挿入されてしまった場合、朝鮮有事を理由として総理大臣にすべての権力が集中する、緊急事態宣言が発令されかねません。しかも自民党案には、緊急事態に対する措置の解除規程が書かれていません。つまり、いったん「緊急事態」と宣言したら最後、永久に総理独裁を続けることが可能になるのです。
そうした岩上さんの説明を聞いたカトウ氏は、「非常にショックです。日本のメディアが正面から取り上げない、アメリカのメディアでは踏み込んだ取材ができないこともあって、アメリカでは知られていないことです」と率直なコメントをしています。
そしてカトウ氏は安全保障をめぐる日本国内の有様について苦言を呈しています。朝鮮有事に際して参戦するのかどうかかは「日本人が決めること。それ以前に自衛隊のあり方についてもっともっと議論して決定すべき」だといいます。
たとえば、有事の際、北朝鮮がなぜ日本を攻撃対象とするのかという議論でも、漠然と「日本」と言うばかりで、在日米軍に対する北朝鮮側からの報復攻撃という、具体的なかたちでの公開の議論がなされることは、大手メディアやいわゆる「安全保障問題の有識者」の間でも稀なことです。この点についても、米国の安全保障政策を分析する視点から、当然のように米韓安保・米日安保双方に目配りしているカトウ氏の説明には傾聴すべき点が多々あります。
3回にわたり収録しました本インタビューは、現在、編集作業を進めています。本日は午後7時より、まず、その第一部を冒頭のみフルオープンで録画配信いたします。
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【IWJ_Youtube Live・録画配信】8月13日(月)19:00~
トランプ政権下の米国は、パックスアメリカーナから撤退するのに軍事力強化!? 自らの血筋を誇るドイツ系米国人大統領の真意とは!? 異例の大統領を徹底研究!! 岩上安身による在米国際コンサルタント トーマス・カトウ氏インタビュー(第一部)
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
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なお緊急事態条項に関してはIWJのコンテンツは蓄積があります。ワイマール・ドイツの民主制崩壊の歴史については、東京大学の石田勇治教授に岩上さんがインタビューしています。
※参院3分の2議席で日本でも現実に! 安倍政権が「学ぶ」「ナチスの手口」とは何か? 絶対悪ヒトラー独裁政権の誕生過程を徹底検証! ~岩上安身による石田勇治・東京大学教授インタビュー(前編) 2016.7.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/313466
※参院3分の2議席で日本でも現実に! 安倍政権が「学ぶ」「ナチスの手口」とは何か? 絶対悪ヒトラー独裁政権の誕生過程を徹底検証! ~岩上安身による石田勇治・東京大学教授インタビュー(後編) 2016.7.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/323391
緊急事態条項そのものについては、いち早くこの条項の危険性に警鐘を鳴らしてきた弁護士の永井幸寿氏に岩上さんがインタビューしています。こちらもあわせてご覧ください。
※いつでも独裁が可能!? いつまでも独裁が可能!? 憲法で堂々と独裁を肯定!? より危険性が高まった自民党新改憲の緊急事態条項!~5.21岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー 2018.5.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/421982
■<今日の再配信・核兵器と戦争を考えるシリーズ特集>本日午後4時から「『1943年5月の段階で、原爆は白人国家のドイツではなく、日本に投下すると決まっていた』 ~オリバー・ストーン監督、ピーター・カズニック教授記者会見」、そして午後6時から「緊急集会『被爆者は核兵器禁止条約を求める』」を再配信します!
日本の終戦記念日を2日後に控えた本日の再配信、【核兵器と戦争を考えるシリーズ特集】は2本立てとなります。
まず、午後4時からお届けするのは、「『1943年5月の段階で、原爆は白人国家のドイツではなく、日本に投下すると決まっていた』 ~オリバー・ストーン監督、ピーター・カズニック教授記者会見」です。
この会見は、2013年8月9日に長崎県長崎市の出島交流会館で開催されものです。映画監督のオリバー・ストーン氏と、アメリカン大学歴史学教授のピーター・カズニック氏は、前年の2012年に発表されたドキュメンタリー映像10部作と書籍『The Untold History of the United States(邦題:オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史)』の共著者でもあります。
広島、そして長崎を訪問した際の印象や、核兵器、戦後のアメリカと日本の同盟関係などについて、両氏が記者の質問に答えています。
岩上さんは会見で、「『日本は古くてリニューアルされた小さな帝国、アメリカは歴史が新しい大きな帝国』ということだ。そして、今、この2国が軍事的に一緒になろうとして、とても危険な状態になった。どう思うか」と質問。お二人からとても興味深い見解を引き出しています。
詳細はぜひ今日の再配信でご視聴ください。
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【核兵器と戦争を考えるシリーズ特集 6・IWJ_Youtube Live】8月13日(月)16:00~
「1943年5月の段階で、原爆は白人国家のドイツではなく、日本に投下すると決まっていた」 ~オリバー・ストーン監督、ピーター・カズニック教授記者会見
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
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続いて午後5時からは、「緊急集会『被爆者は核兵器禁止条約を求める』―登壇者:谷口稜曄(すみてる)氏(日本原水爆被害者団体協議会〔日本被団協〕代表委員)、川崎哲氏(ピースボート共同代表、核兵器廃絶国際キャンペーン〔ICAN〕国際運営委員)ほか」を再配信します。
2016年10月27日(日本時間28日)国連第1委員会で提案された、「兵器禁止条約に向けた交渉を2017年に開始するよう求める決議案」が、123カ国の賛成多数で採択。核兵器を禁止する国際的な法的枠組み作りを目指して、一歩を踏み出した形となりました。
他方、同採決において中国を含む16カ国は棄権。そして、唯一の被爆国である日本政府、及び核兵器保有国の米英仏露など38カ国が反対票を投じました。
反対理由について、岸田文雄外相(当時)は28日の記者会見で、北朝鮮の核・ミサイル開発の深刻化に言及しつつ、「核兵器国と非核兵器国の対立を一層助長する」などと説明しました。
これに対して、広島と長崎の被爆者団体らは、11月25日参議院会館内で緊急集会「被爆者は核兵器禁止条約を求める」を開催。反対票を投じた日本政府に対し抗議の声をあげました。
集会では、日本被団協事務局長である田中煕巳(てるみ)氏による開会あいさつに続き、ピースボートの川崎哲氏が今回の決議採択をめぐる状況などについて説明がありました。
また、登壇者の一人で、長崎原爆被災者協議会会長の谷口稜曄(すみてる)氏は、「生きているうちに核兵器廃絶を実現したい」と強く訴えました。しかし、この集会から9か月余り経った2017年年8月30日に、谷口氏は十二指腸乳頭部癌のため、長崎市で死去されました。享年88歳でした。
谷口氏は長崎原爆を体験した被爆者のひとり。1945年8月9日16歳のとき、爆心地から1.8キロメートル離れた長崎市東北郷(現在、長崎市住吉町)で、自転車に乗って郵便物の配送中に、背中と左腕に原爆による激しい熱線を浴び、重傷を負いました。
被爆から3年半以上たった1949年3月20日に退院するも、その後もたびたび皮膚の移植手術等の治療を受け続けなければなりませんでした。戦後は、原爆によって被害を受けた自らの体験をもとに、核兵器廃絶のための活動を続けていらっしゃいました。心よりお悔やみを申し上げます。
再配信は下記よりご視聴いただけます。どうぞお見逃しなく。
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【核兵器と戦争を考えるシリーズ特集 7・IWJ_Youtube Live】8月13日(月)17:00~
緊急集会「被爆者は核兵器禁止条約を求める」―登壇者:谷口稜曄氏(日本原水爆被害者団体協議会〔日本被団協〕代表委員)、川崎哲氏(ピースボート共同代表、核兵器廃絶国際キャンペーン〔ICAN〕国際運営委員)ほか
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
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谷口氏には、2013年8月9日に岩上さんがインタビューをおこなっています。こちらもぜひあわせてご覧ください。
※「核と人類は共存できない。核には、きれいな核も、汚い核もない」 ~岩上安身による谷口稜曄(すみてる)長崎原爆被災者協議会会長インタビュー 2013.8.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/95640
■<新記事紹介>巨大な監視網による情報操作と世論誘導で不都合な真実は消去!「内部告発の重要性をスノーデンが教えてくれた」 ジャーナリスト・小笠原みどり氏講演会 2018.7.28
2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件(9.11)以降、アメリカ国家安全保障局(以下、NSA)は一大方針転換を行い、「Collect it all(すべて収集する)」という言葉に象徴される新しい情報戦略を展開しています。
アメリカによる、この全世界的な盗聴・監視システムを2013年に暴露したのが、NSAやアメリカ中央情報局(以下、CIA)の局員として情報収集活動にあたっていた、エドワード・スノーデン氏でした。
元朝日新聞記者で、カナダ在住のジャーナリストの小笠原みどり氏は、2016年に日本人として初めてスノーデン氏の単独ビデオインタビューに成功。アメリカの大規模な情報収集システムの実態、それに取り込まれながらも危機感のない日本社会に警鐘を鳴らしています。
小笠原氏によるスノーデン氏単独インタビューの記録は、『スノーデン、監視社会の恐怖を語る 独占インタビュー全記録』(毎日新聞出版)(https://amzn.to/2vB5uHZ)として書籍化しています。
また、岩上さんは、2016年12月と2017年1月と8月に小笠原氏にインタビューをおこなっており、IWJ特報として発行、記事化しています!ぜひ、以下のURLよりご覧ください! 単体でのご購読も可能です!
※「日本政府も企業も個人もすべて米国NSAに盗聴されている!」元NSA職員スノーデン氏が暴く! 米国による巨大監視システムの実態とは――スノーデン単独取材に成功した小笠原みどり氏に岩上安身がインタビュー 2016.12.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/354108
※監視・歴史・技術――戦後日本社会の欺瞞と天皇制の闇を暴く! 特別対談:『1★9★3★7』著者・辺見庸氏×ジャーナリスト・小笠原みどり氏(司会進行:岩上安身) 2017.1.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/354506
※共謀罪と監視社会―― スノーデン文書により明かされた日本政府とNSAの関係とは? 岩上安身による元朝日新聞記者・ジャーナリスト 小笠原みどり氏インタビュー 2017.8.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/395679
※【第305-314号】岩上安身のIWJ特報!NSAによる巨大監視システムの実態に迫る スノーデン氏が日本人に伝えたいこととは ジャーナリスト・小笠原みどり氏インタビュー 2017.5.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/380336
また、一般会員の方は50円で、会員でない方は500円で単品購入ができます。さらに、サポート会員にご登録いただけると、アーカイブにアップされた岩上さんのインタビューやIWJ特報の全編がご覧になれます。
ぜひ、会員登録をご検討ください。
※IWJ会員のご案内はこちらにあります。ぜひご検討ください。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
2018年7月28日、神戸市中央区の兵庫県私学会館で、第45回メディアを考えるつどい「スノーデンの告発 監視社会とネット・日本の諜報―世界をCollect it all(すべて収集する)―」と題した小笠原みどり氏の講演会が開かれました。
小笠原氏は、NSAの新戦略「Collect it all」を無謀だと批判し、「CIAもNSAも、これまで監視対象は『怪しい人間』だけだった。しかし、新方針では容疑が存在しなくても『すべての地球上の人間』のコミュニケーションを収集することになった」と語ります。
監視の目的はテロ防止だったが、「結局、商業利用、外交・経済のスパイ活動、他人の私生活ののぞき見に使われている。特に刺激が強い性的スキャンダルは、権力側に不都合な問題から関心をそらすために活用される」といいます。
スノーデン氏が公開したファイルによって、NSAはインターネット監視システム『XKeyscore』(エックスキースコア)を日本の防衛省に提供していることがわかっています。日本もアメリカと同じ仕組みを持っていることから、日本国民のコミュニケーションは、すべて見られていることになるのです。
小笠原氏は、日本で急ピッチで監視法制が作られたことに懸念を表明し、真実が歪められていると警告します。
「2013年に特定秘密保護法が強行採決され、2016年には盗聴法の大幅拡大。昨年は共謀罪。憲法に照らしてみれば、大量監視は違法であるにもかかわらず、個別の法律で憲法を壊していく。この結果、不都合な真実が消去され、社会問題が見えにくくなっている」と指摘しました。
この講演会の動画記事にサマリーをつけました。続きはぜひ、以下のURLよりご一読ください。
※巨大な監視網による情報操作と世論誘導で不都合な真実は消去! 「内部告発の重要性をスノーデンが教えてくれた」 ジャーナリスト・小笠原みどり氏講演会 2018.7.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/428526
※米国の同盟国をやめた瞬間に、CIAのマルウェアが日本中のインフラを崩壊させる!? その真偽は!? ――映画『スノーデン』のオリバー・ストーン監督に岩上安身が直撃質問! 会見全文起こし! 2017.1.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/357253
※オリバー・ストーン氏「アメリカの大手のスタジオには全部断られた」―映画「スノーデン」ジャパンプレミアで制作裏話を披露!! 2017.1.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/357257
※大量監視に積極的な日本の背後には米国の要求あり!? 元CIAで元NSAのエドワード・スノーデン氏が指摘! ~国連特別報告者で、共謀罪法案成立に懸念を表明したジョセフ・カナタチ氏らの講演も 2017.10.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/399547
また、岩上さんは、国際コンサルタントのトーマス・カトウ氏にインタビューをおこなっています。米国による巨大監視網構築の背景を知る上で、非常に重要なインタビューです。インタビューの録画は準備が整い次第配信するので、ぜひご覧ください!
■<お知らせ>
■【IWJグッズ】限定商品(IWJひょうたんランプ)再販のお知らせ!
IWJグッズ限定商品のご紹介です。
以前販売させていただき、大好評を博したひょうたんランプですが、製作者でIWJサポート会員でもあるサトウ・メリー様より、限定5点を新しく製作いただきましたので、あらためて再販売させていただきます。
IWJサポート会員のサトウ・メリー様のご厚意により、売上はすべてIWJへのご寄付となります。
世界にひとつしかないIWJロゴ入りひょうたんランプ、前回お見逃しになってしまった方、この機会にぜひお買い求めください!
※IWJグッズ販売ページはこちら
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=2
※サトウ・メリーさんのお店「ひょうたんの灯りルーム」のサイトはこちら
http://www.cp-lamps.com/
■【動画班からお知らせ】メインチャンネル(2ch~9ch)中継が「ユーストリーム」から「ツイキャス」に替わりました!
動画班からのお知らせです。
IWJでは、岩上さんのインタビュー番組以外の中継配信、録画配信、再配信を主にユーストリーム(Ustream)を使ってお届けしていましたが、ユーストリームのサービスが全て有料化されると運営会社からアナウンスがありました。これを受け、IWJでは今までユーストリームで中継していたチャンネルを、順次「ツイキャス」に切り替えてまいります。
岩上さんのインタビューを除いた2chから9chのメインチャンネルは、「ツイキャス」に切り替えました。下記、2chから9chのメインチャンネルの視聴URLです。ぜひブックマークをお願いします!
■ツイキャスch2
https://twitcasting.tv/iwj_ch2
■ツイキャスch3
https://twitcasting.tv/iwj_ch3
■ツイキャスch4
https://twitcasting.tv/iwj_ch4
■ツイキャスch5
https://twitcasting.tv/iwj_ch5
■ツイキャスch6
https://twitcasting.tv/iwj_ch6
■ツイキャスch7
https://twitcasting.tv/iwj_ch7
■ツイキャスch8
https://twitcasting.tv/iwj_ch8
■ツイキャスch9
https://twitcasting.tv/iwj_ch9
一方、各都道府県にある地方チャンネルは2018年9月1日(土)の配信から「ツイキャス」に切り替えます(一部地域では現在でもツイキャスで中継をおこなっています)。
また、インタビュー以外の「録画配信」「再配信」についても地方チャンネル以外のものは「ユーチューブライブ(YouTube Live)」に切り替えました。
ツイキャス、ユーチューブライブのご視聴の際は、IWJトップページのメニューバー「チャンネル」から、今まで通りご覧いただけます。また、毎日の日刊ガイドでお届けしている番組表の視聴URLリンクもご利用ください。
■IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを緊急大募集中! 事務・ハドル班、ウェブ動画班の新メンバーも引き続き募集しています!
IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを緊急大募集中です! 事務・ハドル班、ウェブ動画班の新メンバーも引き続き募集しています!
<テキスト班>
テキスト班では現在、週5日フルタイムの勤務は難しい、兼業でライターをやりたいという方と、週5日フルタイムでしっかり働ける、という方の2タイプの人材を募集しています!
このうち、後者の週5日フルタイムで勤務するテキスト班スタッフは、原稿の校正、入稿を夜の遅い時間帯までこなせることが前提となります。ハードな仕事ではありますが、やりがいがあるのはもちろんのこと、給与面での優遇もあります!
知的好奇心が旺盛な方、地道に粘り強く仕事のできる方、気力・体力・機動力のある方、そして、チームワークを大事にできる方、大歓迎です!
<事務・ハドル班>
事務・ハドル班は、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、予定を組み立てるという、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊ガイドでの番組表へ反映させる、IWJのコンテンツ構成の要ともなる部署です。
ご応募の資格は第一に穏やかな性格で、明るく協調性のある方。第二にトラブルなく対外的な交渉をできるコミュニケーション能力の高い方、そして第三にPCスキルがある方です。
なお、「ハドル」、「事務」に限らず、総務、庶務、会員管理事務等なんでも、またはいずれかに興味のある方を広く募集します。
<ウェブ・動画班>
ウェブ・動画班では、動画の機材や技術、PC、撮影、編集に関して知識やスキルがある方、またウェブサイトの見せ方やリニューアルにアイデアやスキルのある方を募集しています。これらのいずれかに何か得意分野がある方なら、どなたでもご応募いただけます。素直に学ぶ気持ちのある方を歓迎します。
IWJは、スタッフが複数ポジションをこなし、悪しきセクショナリズムの弊害にとらわれないよう、1970年代にヨハン・クライフが率いて活躍したオランダ代表チームの「トータルフットボールシステム」を採用しています。全員が攻撃にかかり、全員が守備にもつきます。こうした柔軟性に富む方も歓迎いたします。会社は365日稼働していても、全員が週休2日を取れるのは、ローテーションで回しているからです。チームワークは最も大事な要素です。
報酬については事務・ハドル班、ウェブ・動画班は時給1100円からのスタートとなります。テキスト班のみは読解力・文章力のある方に来ていただきたいので、時給1200円からのスタートです。時給は、本人の能力・実績に応じて順次昇給してゆきます。
皆様のお知り合いで、ネットメディアの仕事に強い興味をお持ちの方などもおられましたら、ぜひお声をかけていただければと存じます。いずれのセクションも能力と実績によって順次昇給していきますが、2ヶ月の研修期間があり、本採用に至らないこともまれにはありますので、その点はご承知おきください。
他の仕事と兼業したい、あくまで独立業者として関わりたい等のリクエストにも柔軟に応じて、パートタイム、兼業、業務委託、外注などの働き方もあります。お迷いの方も、ぜひご応募ください!
ご応募は、以下のフォームからお願いいたします!
※【IWJレギュラースタッフ募集フォーム】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform
また、全国各地でIWJの活動を支えていただける中継市民、及びボランティアでお力を貸してくださるという方も募集します!
※IWJボランティアスタッフ募集中
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/11588
さらに、ご自分が撮影された動画の投稿も随時受け付けています。ぜひ、ご応募ください。
また、在宅のサマリーライターから、独自ネタで企画を持ち込み、寄稿したいという現役プロのジャーナリストやライターの方まで、投稿も随時受け付けています。投稿していただいた動画や原稿にももちろん報酬をお支払いいたします。
※お問い合わせはこちら
office@iwj.co.jp
それでは本日も1日、よろしくお願いいたします!
IWJ編集部(岩上安身、小野坂元、城石裕幸、段田亜由美)
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/ 】