日刊IWJガイド・番組表「沖縄戦の『集団自決』の地・チビチリガマが何者かによって破壊―― 戦争の悲惨な歴史を隠そうとする蛮行は許されない/モデル・水原希子さん起用のビールCMに対し、ツイッター上で多数のヘイトスピーチが! IWJはツイッター社やサントリーホールディングス社に取材を申し込み中/東京新聞・望月衣塑子記者に『殺害予告』の脅迫電話が! 直前には官邸報道室による不当な『注意文書』の送付と産経新聞による執拗なバッシングキャンペーンが!」2017.9.14日号~No.1826号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表「沖縄戦の『集団自決』の地・チビチリガマが何者かによって破壊―― 戦争の悲惨な歴史を隠そうとする蛮行は許されない/モデル・水原希子さん起用のビールCMに対し、ツイッター上で多数のヘイトスピーチが! IWJはツイッター社やサントリーホールディングス社に取材を申し込み中/東京新聞・望月衣塑子記者に『殺害予告』の脅迫電話が! 直前には官邸報道室による不当な『注意文書』の送付と産経新聞による執拗なバッシングキャンペーンが!」2017.9.14日号~No.1826号~ ■■■
(2017.9.14 8時00分)

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■<はじめに>沖縄戦の「集団自決」の地・チビチリガマが何者かによって破壊―― 戦争の悲惨な歴史を隠そうとする蛮行は許されない(林俊成)
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>
┠――【1】モデル・水原希子さん起用のビールCMに対し、ツイッター上で多数のヘイトスピーチが! IWJはツイッター社やサントリーホールディングス社に取材を申し込み中(ぎぎまき)
┠――【2】自民党憲法改正推進本部が内閣改造後、初会合―― 10月下旬にも9条「改正」案を提示する方針!(林俊成)
┠■<★昨日の岩上さんのインタビュー★>世界の潮流に乗り遅れる日本の自動車産業、脱原発の市民の声を集めた泉田裕彦前新潟県知事の自民党からの出馬…背景には一体何が!? 古賀茂明氏に岩上安身が訊く!(林俊成・城石エマ)
┠■<★新着記事予告★>【スクープ!】菅官房長官を舌鋒鋭く追及する東京新聞・望月衣塑子記者に「殺害予告」の脅迫電話が! 直前には官邸報道室による不当な「注意文書」の送付と産経新聞による執拗なバッシングキャンペーンが!(城石エマ)
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<はじめに>沖縄戦の「集団自決」の地・チビチリガマが何者かによって破壊―― 戦争の悲惨な歴史を隠そうとする蛮行は許されない
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 おはようございます。IWJテキスト班の林俊成と申します。

 一昨日12日、沖縄県読谷村の「チビチリガマ」が破壊されていたことが明らかになりました。チビチリガマは、読谷村にあるガマ(鍾乳洞)で、太平洋戦争末期の沖縄戦で、内部に避難していた住民が「集団自決」に追い込まれた現場です。

 住民たちは、アメリカ兵のことを「鬼畜」と教えられていたため、アメリカ兵から投降を呼びかけられたものの、残虐行為を恐れて拒み、ガマの内部で住民同士、肉親同士が殺し合い、83名が亡くなりました。

・チビチリガマが破壊 内部荒らされる 遺骨や遺物、折り鶴も 遺族「ひどすぎる」(琉球新報、2017年9月12日)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-573674.html

 ガマの生存者・上原豊子さんは、沖縄タイムスの取材に対し、住民が看護師のもつ毒の注射を受けるために行列をつくり、母親が包丁で子どもの背中を刺していたという、現場の凄惨な様子を語っています。

・「痛い痛い」暗闇に響く声、毒の注射器に行列… 8歳の少女が目撃したチビチリガマの「集団自決」(沖縄タイムス、2017年4月2日)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/91414

 今回の何者かによる破壊では、平和学習でガマを訪れた中高生らが供えた千羽鶴が引きちぎられ、遺品のつぼや瓶が割られ、遺骨が集められていた部分も荒らされていました。ここは亡くなられた人々が葬られている「墓前」です。「墓荒らし」は、死者に対する冒涜であるだけでなく、れっきとした犯罪です。

 現場を確認した地元の自治会長は、「人の心を持っている者のすることではない」と憤りを露にしました。

・悔しさにじむ関係者 自治会、鉄格子設置を検討[チビチリガマ損壊](琉球新報、2017年9月13日)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-574257.html

 チビチリガマでは1987年、右翼団体員によって慰霊のための「平和の像」が破壊されましたが、のちに遺族により再建され、犯人は実刑の有罪判決を受けています。この事件の時ですら、遺骨や遺品は無事でした。今回の破壊は、遺骨や遺品も荒らされており、死者の尊厳や遺族の心を踏みにじる、許されざる蛮行です。

 チビチリガマで住民が集団自決により亡くなったのは、まぎれもない事実です。その現場を破壊するとは、一体何を考えているのでしょうか。歴史を直視せず、反省や教訓を得ることをしないで、歴史を隠し、自分にとって都合の良い面だけを見ていれば、必ず同じ過ちを繰り返すことになります。

 関東大震災の朝鮮人虐殺犠牲者追悼式に対し、追悼文を送らなかった小池百合子東京都知事の姿勢や、外国籍の両親を持つ女優の水原希子さんに対するヘイトスピーチなど、今日の日本社会では、偏狭なナショナリズムにもとづく歴史修正主義的・排外主義的な動きが目に余ります。水原希子さんに対するヘイトスピーチについては、後段のニュース・フラッシュでお伝えします。

※「極右政治家」の本性! 「関東大震災での朝鮮人虐殺はなかったか?」との質問には明確に答えず! 震災被災者を追悼したから虐殺被害者に追悼文を出す必要はない!?~小池百合子都知事会見 2017.8.25
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/396292

 IWJではこれまで、戦争体験者の方や有識者の方など、多くの方々にインタビューをおこなってきました。今年2月には、岩上さんが『沖縄戦と心の傷――トラウマ診療の現場から』の著書を持つ精神科医・蟻塚亮二氏にインタビュー。敗戦から70年以上たっても、戦争体験者はトラウマに苦しめ続けられているという、戦争被害の実態についてうかがいました。

※「夜になると死体の匂いがする」?? 今も「戦争トラウマ」に苦しみ続ける沖縄県民たち? 岩上安身による精神科医・蟻塚亮二氏インタビュー1日目(沖縄編) 2017.2.28
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/365663

 昨年12月には、鹿児島大学の木村朗教授と琉球新報の新垣毅編集委員に、現在も続いている沖縄差別の根源について、明治政府による「琉球処分」まで遡ってお話をうかがいました。

※国際法違反の「琉球処分」はアジア侵略の礎だった! 『沖縄の自己決定権』に迫る!「東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会」鹿児島大・木村朗教授と琉球新報・新垣毅編集委員に岩上安身が訊く! 2016.12.4
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/349501

 なお、鹿児島大学の木村教授には、9月27日に岩上さんが、琉球差別の起源と実態や東アジア共同体構想などについてお話をうかがう予定です。インタビューには、東アジア共同体研究所理事長の鳩山友紀夫元総理大臣と龍谷大学の松島泰勝教授にもご登場いただきます。詳細は追ってご紹介します。

 その他にもIWJでは、多くの記事を掲載しています。ぜひご確認ください。

※【IWJ独占インタビュー】「死ぬ前にもう一度、言わなければ」――「私は反安倍さん」瀬戸内寂聴さんが「戦争法案」反対集会に参加! 若者たちへ「愛する人が殺されるということを想像して欲しい」 2015.6.18
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/249732

※「戦争はむごい。人間が人間じゃなくなる」――沖縄戦体験者・仲里利信議員が危機感「安倍政権はなんとしても止めないといけない」 2015.7.9
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252199

※【2・22与那国で自衛隊配備の住民投票開始】「賛成する人は、戦争を知らない」戦争体験者、牧野トヨ子さん(92)にインタビュー 2015.2.22
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/234919

 また、今週月曜日には、現在問題になっている朝鮮(韓国・北朝鮮)に対するヘイト問題の起源を探るべく、国際日本文化研究センターの倉本一宏教授に岩上さんがインタビューをおこないました。こちらのインタビューは、歴史を遡って北朝鮮との関係を考える上でも必見です! ぜひご覧ください。

※現代の反日・嫌韓意識の根はどこにあるのか? 歴史をひも解き、現代につながる「神話」の背景を探る! 岩上安身による国際日本文化研究センター教授・倉本一宏氏インタビュー 2017.9.11
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/397924

 こうしたIWJの活動は、皆様の会費を元におこなわれています。まだ会員にご登録いただいていない方は、この機会にぜひご登録いただき、会費でIWJの活動をお支えください。

※会員登録はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、IWJの活動費の半分は、皆様からのご寄付によって賄われています。現在のIWJの活動規模を維持するためには、平均すると1ヶ月あたり500万円のご寄付が必要となっています。IWJは8月から新たな期に入りましたが、先月いただいたご寄付は100万円余りと、厳しいスタートとなっています。この状況がつづきますと、IWJは活動規模を縮小せざるを得なくなります。

 IWJが今後も安定的に活動を継続できるよう、皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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◆中継番組表◆

**2017.9.14 Thu.**

 あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch4】16:00〜「民進党・森友学園への国有地売却問題解明PT-FNN報道の音声データについてなど」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4

 議題は、FNN報道の音声データ(昨年3月下旬に行われたとされる、池田統括官・籠池夫妻・弁護士・工事関係者らによる、「口裏合わせ」協議)について、財務省・国交省よりヒアリングおよび質疑応答。
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【Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2

 東京電力の記者会見を中継します。
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【Ch6】18:30~「VFPシカゴ総会&ワシントンDCツアー報告会・最新情勢レクチャー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6

 「ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン(VFPJ)」が開催する報告会を中継します。VFPJ代表・井筒高雄氏による北朝鮮最新情勢分析と解説もおこなわれる予定です。
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【原発を抱えて戦争なんてできるか!? シリーズ再配信 5・Ch5】21:00~「被害は核兵器より甚大!? ミサイル攻撃想定し高浜原発運転停止の仮処分を市民が申請!河合弘之弁護士は『北朝鮮は日本の原発が防衛上の弱点と認識している』と懸念!」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

 7月6日収録の記者会見を再配信します。出席者は、債権者:水戸喜世子氏、代理人弁護士:井戸謙一氏、河合弘之氏。
[記事URL] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/388112

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◆中継番組表◆

**2017.9.15 Fri.**

 あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_Youtube Live】17:30~「岩上安身による河合弘之弁護士インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 岩上安身による河合弘之弁護士インタビューを中継します。
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【ツイキャス・IWJ_OKINAWA1】18:00~「オール沖縄訪米プロジェクトチーム・若者グループによる訪米報告会」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_okinawa1

 「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」主催の訪米報告会を中継します。
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【Ch未定】18:30~「共謀罪は廃止できる!9・15大集会」

 「共謀罪廃止のための連絡会」主催の集会を中継します。
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【ツイキャス・IWJ_KYOTO1】18:30~「第12回浅野健一ジャーナリズム講座-講師 山城博治氏」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_kyoto1

 「同志社大学『浅野健一ジャーナリズム講座』」主催の講演会を中継します。
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▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

世界に取り残される日本の自動車メーカー『日本沈没の戦犯』は誰だ!? 自民党による元新潟県知事・泉田裕彦氏擁立の裏側にも迫る! 岩上安身による元経産官僚・古賀茂明氏インタビュー!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/398059

原子力規制委・田中俊一委員長が急遽9月22日まで職務継続 会合では東電の適格性を議論「条件付き承認」で一致も法的拘束力なし!柏崎刈羽原発「合格」目前に
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/398057

福島第一原発で9月8日、作業員が汚染水タンク解体工事中に内部被曝 事故原因について東京電力「まだヒアリングをしている最中」――東京電力 定例会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/397926

難民審査で「あなたは難民としては元気すぎる」!? ~難民審査参与員の問題事例が全国難民弁護団連絡会議に多数報告される!! ――同会が改善求め法務省に申入書を提出
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/398012

噂を事実にしてしまえ!? 朝鮮人虐殺の責任を隠すため国家ぐるみででっち上げ!? 〜関東大震災で軍、警察、民衆は何をしたのか
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/397880

防衛省平成30年度予算、新たな2種類のミサイル開発に177億円!? 小野寺防衛相記者会見で必要性をIWJが追及!今頃共用PCに日報データ保管発覚も!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/398010

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<★新着記事★>【スクープ!】菅官房長官を舌鋒鋭く追及する東京新聞・望月衣塑子記者に「殺害予告」の脅迫電話が! 直前には官邸報道室による不当な「注意文書」の送付と産経新聞による執拗な攻撃!
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 おはようございます、IWJ記者の城石エマと申します。

 「加計学園」問題などをめぐり、この間、菅官房長官記者会見で舌鋒鋭く質問を続けてきた、望月衣塑子記者を名指しして、9月4日、東京新聞本社に「殺害予告」の電話がかかってきました。

 これまでにも望月記者は、「森友学園」問題や、山口敬之氏によるジャーナリスト・詩織さんのレイプ事件と揉み消し疑惑について、さらには専門の武器輸出問題にからみ、北朝鮮のミサイル問題について、次々と菅官房長官がたじろぐような質問をしてきました。政権批判になるような質問は一切しない周囲の番記者たちは、望月記者を白い目で見ました。得意の「菅話法」でけむに巻く菅官房長官に対峙し、望月記者は孤軍奮闘してきたのです。

 望月記者が官房長官会見でしつこく食い下がるようになって以来、菅官房長官は明らかに気分を害していたようで、以前は最低30分とっていた会見時間が、今は20分に縮められ、望月記者が手を上げ続けても菅官房長官は他者の記者を優先して指名するといいます。

 しかし、ジャーナリズムの本来の役割は、どんなに権力側から疎ましく思われても、真実を突き止めるためにひるむことなく追及を続けることであるはずです。こうして奮闘する記者を名指しして、「殺す」などと脅迫することは断じてあってはならないことで、言論機関に対する「テロ宣言」と言っても過言ではありません。

 望月記者への脅迫電話の直前にあたる9月1日には、菅官房長官会見での望月記者の質問をめぐり、官邸から東京新聞に「注意文書」が出されていました。その「注意文書」によれば、「加計学園」の獣医学部をめぐる文科省の大学設置・学校法人審議会(設置審)の答申について、望月記者が8月25日の官房長官会見で「今回学校の認可の保留という決定が出ました」と発言したことが、記者クラブのルールに違反していたというのですが、官邸はそれを「未確定な事実や単なる推測にもとづく質疑応答がなされ、国民に誤解を生じさせる」と言い切ったのです。

 認可保留の方針については、すでに8月9日に設置審の非公開会合で方針が決められた時点で、各社が報じており、望月記者の質問がことさらに国民に誤解を与えるものとは決して言えないはずです。ここに、東京新聞の望月記者だけをターゲットにしたような、官邸の恣意的なものが感じられてしかたありません。

 産経新聞は、東京新聞に注意文書が送付された事実を、官邸に対しては批判を加えないまま、すぐさま報道。望月記者の質問が、官邸の言うとおりあたかも誤解を与えるようなものだったかのような印象が広まりました。「殺害予告」の脅迫電話は、官邸から「圧力文書」が出されたその3日後にかかってきたのです。

 しかし、この脅迫電話の事実は、すぐに明らかになったわけではありませんでした。

 官邸からの文書や脅迫電話を受けた当の東京新聞は、普段の政権批判姿勢とは打って変わって、沈黙を通しています。望月記者には「他社の取材を受けるな」との指示が会社から出ていて、この件に関して発言を封じられています。さらに、望月記者には会社から「講演会に出るな」との指示まで出されているとのこと。

 闇から闇へ、この脅迫電話の事実は葬り去られていたかもしれません。しかし、独自にこの情報を入手した岩上さんが、9月8日の首相官邸で開かれた官房長官会見に出席し、菅官房長官へ、政権に対して厳しい批判の目を向ける記者や新聞社に対し「圧力」ともとれる、こうした注意文書を送付したのはなぜか、その直後に言論機関への「テロ宣言」とも言うべき脅迫電話があったことは許されるのかと問いただしたことで、この脅迫の事実は明るみに出ました。

※【岩上安身のツイ録】岩上安身が菅官房長官会見で直撃! 官邸から東京新聞へ送られた注意文書はフェアなのか!? バッシングに乗じて「望月記者を殺す」と殺害予告まがいの脅迫電話まで! 2017.9.9
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/397779

 東京新聞と、望月記者に対するバッシング記事を執拗に掲載し続けている産経新聞に取材し、各社の回答も盛り込んだ上で、岩上さんが長文の記事にまとめています。ただ今編集中の記事には、それらの取材に対する各社の回答や、9月8日の官房長官会見での岩上さんと菅官房長官のやり取りの全文文字起こしも入っていますし、今回の脅迫電話には「警察が動かなければならない」と断言した梓澤和幸弁護士のコメントも掲載、さらに9月13日の夜、望月記者がフェイスブックに投稿したメディアへの懸念なども盛り込まれている「決定版」ですので、ぜひ、ご一読ください!

 東京新聞と望月記者が声をあげられないときこそ、IWJのような権力から自由なメディアがその事実を伝え広めなければなりません。ここでIWJまで黙ってしまえば、望月記者の身に本当に危険が迫る可能性もありますし、ジャーナリズムは完全に死に絶えてしまいます。こちらの記事は本日中にアップの予定ですので、今しばらくお待ち下さい!

 それでは今日も1日、よろしくお願いします!

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20170914

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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