日刊IWJガイド・番組表「大型連休明けの国会論戦が波乱!森友学園土地貸し付けは『特例』!音声データは財務省室長のものと佐川理財局長が認める!/憲法改正について安倍総理『私の考えは読売新聞に書いてある。よく読んでいただきたい』って、えっ!?/日米同盟の今後と「抑止力のジレンマ」を問う~岩上さんが元内閣官房副長官補・柳澤協二氏にロング・インタビュー!」2017.5.9日号~No.1698号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表「大型連休明けの国会論戦が波乱!森友学園土地貸し付けは『特例』!音声データは財務省室長のものと佐川理財局長が認める!/憲法改正について安倍総理『私の考えは読売新聞に書いてある。よく読んでいただきたい』って、えっ!?/日米同盟の今後と「抑止力のジレンマ」を問う~岩上さんが元内閣官房副長官補・柳澤協二氏にロング・インタビュー!」2017.5.9日号~No.1698号~ ■■■
(2017.5.9 8時00分)

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■<はじめに>大型連休明けの国会論戦が波乱! 森友学園土地貸し付けは「特例」! 音声データは財務省室長のものと佐川理財局長が認める!/憲法改正について安倍総理「私の考えは読売新聞に書いてある。よく読んでいただきたい」って、えっ!?(ぎぎまき)
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>
┠――【1】森友学園土地貸し付けは「特例」、音声データの発言者は田村・国有財産審理室長本人のもの!佐川理財局長が国会で認める(ぎぎまき)
┠――【2】高線量に阻まれた消火活動~「帰宅困難区域」での山林火災が8日目でようやく鎮静状態に(ぎぎまき)
┠■<昨日の岩上さんインタビュー報告>緊迫する北朝鮮情勢、核ミサイルの標的は日本列島!? 日米同盟の今後と「抑止力のジレンマ」を問う~岩上さんが元内閣官房副長官補・柳澤協二氏にロング・インタビュー!(平山茂樹)
┠■<★新着記事★>森友学園問題発覚から3ヶ月! なぜ「神風」は吹いたのか? 独自インタビューと国会質疑を中心に、問題の経緯を振り返る記事を掲載しました!(林俊成)
┠■わとはぷ~What happened today?今日は「ヨーロッパ・デー」~不戦共同体「EU」の誕生(ぎぎまき)
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<はじめに>大型連休明けの国会論戦が波乱! 森友学園土地貸し付けは「特例」音声データは財務省室長のものと財務局長が認める!/憲法改正について安倍総理「私の考えは読売新聞に書いてある」って、えっ!?!?
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 おはようございます。IWJ記者のぎぎまきです。

 大型連休が明けた昨日8日は、安倍総理が出席したとあって衆議院予算委員会での集中審議が注目されました。

 2020年の施行を目指すと明言した憲法改正や共謀罪、北朝鮮情勢や森友・加計学園をめぐる問題で論戦がかわされ、憲法改正では民進党の長妻昭議員の質問に対し、安倍総理が「自民党総裁としての考え方は相当詳しく(インタビューに応じた)読売新聞に書いてある。ぜひそれを熟読していただいてもいい」と答弁する一幕が。

 国会の場で誠意ある答弁をせず、「新聞を読め」と言い放つなど、言語道断です。読売新聞は官邸の公式な御用機関紙であるといったようなものでもあります。「国会軽視もはなはだしい」という批判が、野党議員だけでなく、インターネットユーザーの間からも噴出したのは当然のことです。

 ふり返ってみれば、安倍総理が突然「2020年に憲法9条改正」と言い出したのも、初出は読売新聞のインタビュー記事でした。権力を監視する役割のメディアが、まるで安倍総理の広報紙に成り下がっていることを読売新聞としても恥ずべきではないでしょうか。

・憲法改正は20年施行目標、9条に自衛隊…首相(読売新聞2017年05月03日)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170502-OYT1T50251.html

 GW明け初日の国会は波乱続きでしたが、森友学園問題ではあの「録音テープ」に関し、重要な事実が明らかに! 後ほど<ニュース・フラッシュ!>のコーナーで最新情報をお伝えします。

 そして、昨日は岩上さんが元内閣官房副長官で安全保障政策のプロである柳沢協二氏にインタビューしました。トランプ大統領による北朝鮮外交を「戦略なき威嚇」と批判し、挑発を繰り返しているのは米国だと指摘した柳沢氏。インタビューの詳細はのちほど、平山茂樹記者から報告します!

 日本国内では、あたかも北朝鮮による挑発が激化しているかのような、政府の思惑どおりの報道ばかり。4月29日には東京メトロが北朝鮮によるミサイル発射で一部の路線の運転を見合わせたほか、私の小学6年生の娘は先日、学校から「弾道ミサイル発射時の学校対応について」というお便りを持ち帰ってくるほどです。北朝鮮を威嚇、挑発しているのはどの国なのか、個々人による冷静な判断が本当に求められていると思います。

 他方、フランスでは7日、最年少のリーダーとなるエマニュエル・マクロン氏が39歳で新大統領に当選。EU離脱をかかげていたルペン氏の敗北で、フランスは新EU路線を維持することになりました。実は本日5月9日は「ヨーロッパ・デー」。「EU」が成し遂げた成果とは一体何なのか、のちほど「わとはぷ」のコーナーで詳しくお伝えします。

 私が本ガイドの編集を担当している日に繰り返し書かせていただいていますが、IWJの中継番組表のみを受信されている方は「日刊IWJガイド」のフルバージョンがおすすめです! 日々、目まぐるしく動く国内、国際情勢のニュースを分かりやすくまとめている<ニュース・フラッシュ!>のコーナーでは、押さえておかなければいけない情報を「忖度」ゼロの切り口でピックアップします。

 GWも明け、国会論戦も再開。共謀罪法案が早ければ今月中旬にも通るなどといわれていますが、IWJは気合を入れ直して、この法案の危険性を全力で訴えてまいりますので、どうか応援し、お支えください! IWJは有料会員を募集しています! まだご登録がおすみでない皆さんはぜひ会員登録し、IWJの発信力をお支えください!

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 自立神経失調症に起因する岩上さんの体調不良は今も続いています。昨日の東京は、日中29度近くまで上がったそうですが、岩上さんは昨日の明け方、自宅で長袖4枚を重ねて着て、ストーブにあたりながら、この日刊ガイドのリライト作業に従事していたそうです。足が特に冷えて、冬場からまったく改善されないそうです。もう夏がそこまで来ているのに、こんなことは初めての経験です

 岩上さん自身はもちろんのこと、スタッフ一同、岩上さんの血行不良は深刻な領域に差し掛かっていると痛感しています。血行不良は、最終的には心臓の血管、脳への血管の問題に直結します。岩上さんはすでに2015年の2月、北海道帯広の出張の際に、狭心症の発作に見舞われて倒れ、救急搬送されてカテーテルを入れられています。また、2016年の7月にも同様の発作に見舞われました。このまま血行不良が続けば、いつまた時限爆弾が爆発するか、わかったものではありません。

 仕事の過労やストレスも重なっていますが、今期は1200万円もの赤字が出る可能性もあり、その経営難からくる心労や不安も岩上さんの肩に重くのしかかっているものと、スタッフの一人として心配しています。岩上さんの心労を少しでも軽減するため、IWJスタッフ一同今まで以上に頑張りますが、どうか皆様もご寄付・カンパという形でIWJをご支援いただければありがたく思います。皆様のご支援を、心よりお待ちしています。どうかよろしくお願い致します。

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◆中継番組表◆

**2017.5.9 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch4】10:00~「吉野正芳 復興大臣 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※吉野正芳 復興大臣による定例会見を中継します。

【Ch4】13:30~「5・9共謀罪法案廃案へ!院内集会 ―テロ対策とウソつくな!狙われているのはあなただ! 警察による市民監視の実態―」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「共謀罪NO!実行委員会」、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」共催の院内集会を中継します。

【Ch5】19:30~「共謀罪に反対する市民による抗議行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※共謀罪に反対する市民による政府、与党に対する抗議行動を中継します。

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◆中継番組表◆

**2017.5.10 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による記者会見を中継します。

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

海渡弁護士「与党議員から理性と良心を持った発言がもっと出て欲しい」!! 国会審議は今・来週がヤマ場!?~反原発6団体が議員会館前で共謀罪反対集会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/377547

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<昨日の岩上さんインタビュー報告>緊迫する北朝鮮情勢、核ミサイルの標的は日本列島!? 日米同盟の今後と「抑止力のジレンマ」を問う~岩上さんが元内閣官房副長官補・柳澤協二氏にロング・インタビュー!
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 おはようございます。IWJの平山茂樹です。

 岩上さんは昨日5月8日(月)、元内閣官房副長官補で国際地政学研究所理事長の柳澤協二氏に、3時間近くに及ぶロング・インタビューを敢行。かつて実際に首相官邸で危機管理の実務を担当した安全保障政策のプロフェッショナルである柳澤氏に、依然として緊張した状態が続く北朝鮮情勢について、岩上さんが詳しくお話をお聞きしました。

 昨日のインタビューの中で柳澤氏が繰り返し強調したのは、「自らことを荒立てない」ということの重要性です。現在の安倍政権のように米国と一体化して北朝鮮側に「脅威」を与え続ければ、いつどのようなタイミングで突発的に戦争の火蓋が切って落とされるか分かりません。そしていざ戦争が始まれば、実際に戦場となるのは日本列島に他ならないのです。

 にも関わらず安倍政権は、5月1日には海上自衛隊の護衛艦「いずも」による米艦防護を実施するなど、「戦略なく威嚇外交」を展開する米トランプ政権との一体化をますます深化させています。「抑止力の強化」と称して威嚇と挑発を続ければ、逆に戦争を招き寄せてしまうのではないか――。柳澤氏はインタビューの中で、こうした「抑止力のジレンマ」について繰り返し言及しました。

 通常兵器ではるかに見劣りのする北朝鮮は、戦争開始早々に、米韓連合軍に追い込まれる可能性が高いと思われます。問題はその時、自暴自棄になった北朝鮮が、日本や韓国の米軍基地に向けて核ミサイルを打つのではないか、とい懸念です。

 北朝鮮にとっては金体制が終わる時は、国家が滅びる時。核を撃つことは、核で報復されることを意味しますから、自滅に等しいのですが、国が滅ぶ、となったら、徹底的な自滅覚悟で核を打つ可能性もありえなくはありません。さらに日本は、54基もの原発を抱える「原発大国」です。北朝鮮が真っ先に狙う可能性がある青森県の米軍三沢基地周辺には大間原発、東通原発、さらには六ケ所村再処理工場が、そして京都の経ヶ岬Xバンドレーダー基地のすぐ近くには若狭湾の「原発銀座」が存在します。

 米国と歩調をあわせて北朝鮮の「脅威」を煽るというのは、こうした核施設に核ミサイルが着弾するリスクを覚悟することと同義なのです。安倍総理や日本の右派には、はたしてこうした「覚悟」があるでしょうか?

 岩上さんが初めて単独インタビューを行った2010年5月の段階では、まだ柳澤氏は政府を離れてまもなくだったということもあり、非常に言葉を選んでお話をされていました。しかしこの間、国際地政学研究所や自衛隊を活かす会、新外交イニシアティブ(ND)での活動など、今では活発に対外的な情報発信を行っています。

 昨日のインタビューでも、安倍政権は天皇をいただく国体護持ではなく、天皇はないがしろにして、日米安保が国体となってしまい、その国体護持に懸命になっていると、歯に衣着せぬ批判を口にしました(岩上さんの日米安保=戦後国体護持という認識と全く同じです)。動画アーカイブをさっそくIWJのホームページにアップしましたので、ぜひご視聴ください!

※2017/05/08 戦場は日本列島!緊迫化する北朝鮮情勢、安倍政権に核ミサイル着弾の「覚悟」はあるか――岩上安身による元内閣官房副長官補・柳澤協二氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/377549

 解釈改憲による集団的自衛権の行使容認やIS(イスラム国)による人質事件など、岩上さんはこれまで節目節目で柳澤氏に単独インタビューを行っています。いずれも必見の内容ですので、ぜひこの機会にご覧ください。

※2014/2/5安全保障のプロが語る、安倍「タカ派」外交の危険性~岩上安身による元内閣官房副長官補・柳澤協二氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/123724

※2015/1/21 2人の邦人の命を救うため、イスラム国を挑発した張本人、安倍首相が「辞任」することを提案~岩上安身による元内閣官房副長官補・柳澤協二氏緊急インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/226466

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http://iwj.co.jp/wj/open/archives/244342

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<★新着記事★>森友学園問題発覚から3ヶ月!なぜ「神風」は吹いたのか?独自インタビューと国会質疑を中心に、問題の経緯を振り返る記事を掲載しました!
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 おはようございます。IWJテキスト班の林俊成と申します。

 問題発覚から3ヶ月となる森友学園問題。自民党は強引に問題の幕引きを図ろうとしていますが、そうは問屋が卸しません。

 昨日開かれた衆議院予算委員会で、民進党の福島伸享議員、宮崎岳志議員、日本共産党の宮本岳志議員らが、安倍総理と佐川理財局長らを追及。福島議員は問題の原点となる、森友学園が提出した「土地取得要望書」の開示を財務省に請求しました。

 ところが、開示された要望書は真っ黒塗りの「のり弁」状態。設置趣意書のタイトルすら隠されていました。

 福島議員からこの件について問われた佐川理財局長は、籠池氏ら森友学園側が出した「開示同意書」があるにもかかわらず、開示を拒否。

 実はこの部分に書かれていたのは、籠池氏の記憶によると、「安倍晋三記念小学院」という名称です。

 福島議員は「そもそも、最初の設立趣意書がその名前(安倍晋三記念小学院)だったからこそ、様々な忖度がなされ、特例措置が講じられることになったのではないですか」と迫りました。

 また最近では、籠池氏が財務省の田村嘉啓国有財産審理室長と面会した際の録音がテレビ朝日『報道ステーション』で公開された件も、追求が行われました。

 この録音について、佐川宣寿理財局長は真偽の確認を求められましたが、当初佐川理財局長は確認を拒否。しかし昨日開かれた衆議院予算委員会の場で、音声データが本物であることを認めました。籠池氏は、4月28日、民進党のヒアリングに応じ、録音に至った経緯を話しています。

 本日は、こうした最近の動きに加えて、これまでの国会質疑で明らかになった事実を改めて整理し、時系列に沿ってまとめた記事を掲載しましたので、ご紹介します。

※ついに財務省が録音テープを本物と認めた!「安倍晋三記念小学院」設置に向けて財務省が昭恵夫人の求めに応じて「忖度」で動いた事実が明らかに!~「極右学校法人の闇」第71弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/377610

 幼稚園で教育勅語を暗唱させていた問題、園児に対する虐待、差別的言動、補助金不正疑惑…

 森友学園では、今年2月の国有地格安払い下げ発覚以降、様々な問題・疑惑が噴出しています。これらの問題も当然追及されなくてはなりませんが、忘れてはならないのは、この国有地取引と小学校設置認可に関する政治家、特に安倍総理と昭恵夫人の関与の問題です。

 こうした観点に立ち、記事では特に昭恵夫人と財務省の動きに焦点を当てました。

 一方、今回の記事では、大阪府と日本維新の会の対応についてはほとんど触れられませんでした。森友学園問題では、国が関係する土地取引だけでなく、大阪府が関係する小学校設置認可にも問題があったのではないかと思われます。

 IWJは引き続き、この問題を追っていきます!

 なお、今回の記事は森友学園問題特集の71弾目になります。その他の記事については、以下のリンクからご覧ください。

【特集】国有地売却問題だけじゃない!教育勅語の暗唱にヘイト文書配布・・・極右学校法人・森友学園の闇に迫る
http://iwj.co.jp/wj/open/school_corporation_moritomo

 それでは本日も、どうぞよろしくお願いいいたします!

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20170509

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