■■■ 日刊IWJガイド ・番組表「沖縄『屈辱の日』に抗議集会!/朝鮮半島の緊迫をよそに安倍政権は危機感ゼロでゆうゆう外遊!/報告☆『監視対象』は下々の者だけ!? 岩上安身が京都大学教授・高山佳奈子氏にインタビュー/メルマガ『岩上安身のIWJ特報!』を発行!今月は『ジャーナリスト・小笠原みどり氏インタビュー』」2017.5.1日号~No.1690号~ ■■■
(2017.5.1 8時00分)
★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■<はじめに>米軍基地の押しつけが続く限り悲劇は終わらない…沖縄「屈辱の日」に抗議集会! 産経新聞が北朝鮮の攻撃で辺野古基地の必要性を煽るものの、安倍政権は危機感ゼロでゆうゆう外遊!(城石エマ)
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>
┠――【1】憲法記念日を前に世論調査で「改憲派」が多数に しかし安倍総理のもとでの改憲には反対派が上回る!(城石エマ)
┠――【2】刑期満了から5年!「新党大地」の鈴木宗男代表が公民権を回復!国政復帰に意欲見せる(城石エマ)
┠――【3】「就任100日」を迎えたトランプ大統領 実績をアピールするものの目立つ米政府内の「混乱」(城石エマ)
┠■<★岩上さんのインタビュー報告★>権力者の「共謀」も大企業の「共謀」も処罰対象外!? 相続税法も対象外で透けて見える「富裕層優遇」! 「監視対象」は下々の者だけ!? 岩上安身が京都大学教授・高山佳奈子氏にインタビュー(城石エマ)
┠■<お知らせ>「共謀罪」法案の真の目的を知るためにも必読! メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」を発行しました! 今月は「ジャーナリスト・小笠原みどり氏インタビュー」(平山茂樹)
┠■わとはぷ~What happened today?「小説家・吉村昭氏の誕生日」(青木浩文)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■□■□■□■□■□■□■□
<はじめに>米軍基地の押しつけが続く限り悲劇は終わらない…沖縄「屈辱の日」に抗議集会!産経新聞が北朝鮮の攻撃で辺野古基地の必要性を煽るものの、安倍政権は危機感ゼロでゆうゆう外遊!
■□■□■□■□■□■□■□■□
おはようございます、IWJ記者の城石エマと申します。
去る4月28日、沖縄では二重の「屈辱の日」を迎えました。
1952年にサンフランシスコ講和条約が発効したこの日、日本は連合国軍から独立を果たしましたが、沖縄や奄美は米施政権下に残され、日本から「切り離され」ました。この日こそ、沖縄に過重な基地負担を強いる差別のきっかけとなった日とされています。
そしてまさにこの「屈辱の日」である昨年の4月28日、沖縄県うるま市で、20歳の女性が元米海兵隊の米軍属の男に暴行、殺害され、雑木林に遺体を遺棄されました。あまりにも痛ましいこの事件を、よく覚えている方は多いのではないでしょうか。沖縄では29日、犯行現場とみられるうるま市と、遺体発見現場の恩納村安富祖で遺族の方々が1周忌の法要を行いました。
・「一緒におうちに帰ろうね」 被害女性の遺族ら、現場で1周忌法要(琉球新報、2017年4月29日)
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-487527.html
本土の「沖縄差別」により米軍基地を押しつけられている沖縄で、絶えず米軍人の暴力による犠牲者が出続けていることに、胸が痛みます。しかし、安倍政権はそんな沖縄の傷口に塩をすりこむように、25日、名護市辺野古沖で、県民の抗議の声にも耳を貸さず、米軍新基地建設のための護岸工事に着手しました。工事は、いよいよ本格的に進みはじめています。
安倍政権の強引な基地建設に対し、4月29日、約3000人の市民の方々が結集し抗議の声をあげました。IWJも、現地から沖縄中継市民のKEN子さんが、集会の模様を中継してくださいました!
—————
※辺野古新基地建設阻止!共謀罪廃案!4・28屈辱の日を忘れない県民集会 2017.4.29
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/376211
—————
集会には、不当な長期勾留から釈放されたばかりの山城博治・沖縄平和運動センター議長も登壇。うるま市の女性殺害に胸を痛めながら、「県民のこのような悲しみをほとんど省みることなく、強権でもって基地をつくり、県民をおさえるために共謀罪をつくり、沖縄の大衆運動をつぶして、私たちの島を好き勝手に使う。許すわけにはいきません!」と、怒りをあらわにしました。
県民の悲痛な声に対し、辺野古移設賛成派は北朝鮮のミサイル発射を念頭に、「無防備と見れば容赦なくミサイルを発射する国が存在するのが国際社会の現実」などと、あたかも、北朝鮮からの攻撃を避けるために辺野古移設をしなければならないかのような煽りを展開。
・基地被害に苦しむ沖縄県民 米国だけに頼らない安全保障の確立を(産経新聞、2017年4月19日)
http://www.sankei.com/politics/news/170419/plt1704190018-n1.html
しかしお粗末なのは、せっかく産経新聞が北朝鮮をだしに辺野古移設の必要性を煽っているのに、緊迫した情勢などそっちのけで、安倍総理や閣僚たちがゴールデンウィークにゆうゆうと外遊に出かけていることでしょう。
安倍総理は、26日から30日まで、ロシアとイギリスを訪問。岸田文雄外務大臣は、27日から5月3日まで、ニューヨーク、トルクメニスタン、オーストリアを訪問する予定です。ベトナムなどを回るはずだった稲田朋美防衛大臣は、さすがに外遊予定を取り消しにしたものの、防衛大臣がこの情勢の中で外遊するなどありえない!と、批判が噴出していました。
これを見れば、安倍政権が本当は北朝鮮情勢など少しも心配していないのではないか、と思わざるを得ません。そうであれば当然、北朝鮮情勢の緊迫を理由に、辺野古移設を正当化することなど、到底できないはずです。
本格着手が始まった辺野古の移設工事と、それに必死で声をあげ続ける住民の方々の抵抗から、ますます目が離せません。IWJも引き続き報じていきますので、ぜひ、ご注目ください!
昨年、高江のヘリパッド建設地で工事が強行された時には、IWJ記者も現地入りし、現場に張り込んで様子をお届けしました。今回ももし、また急に情勢が緊迫してくれば、現地からの取材をお届けすることになるかもしれません。
しかし、常に経営危機に立たされてきたIWJは、今期、新たに1200万円の赤字に陥る可能性があることが発覚。決算期末は7月末で、もう3ヶ月を切っています。
※岩上安身からの報告とお願い。第6期(平成27年8月1日~平成28年7月31日)の決算状況と、今期第7期(平成28年8月1日~)の途中経過(2017年4月21日発表)
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/30480
これまで何度もIWJが経営危機に陥るたび、岩上さんは私財を投入してなんとかIWJを救ってきました。しかし、岩上さんの私財も無限に湧いてくるわけではありません。今後、1200万円の大赤字に陥れば、間違いなく岩上さんが独力でIWJを救うことはできないはずです。
IWJの社長、ジャーナリスト、編集長、一人で3役もこなしてきた岩上さんは、重症の自律神経失調症と男性更年期障害に身を冒され、交感神経の緊張を緩める「星状神経節ブロック注射」を、病院で毎日打ってもらい、強制的に睡眠を得る応急処置でなんとかつないでいますが、このような無茶をいつまでも続けるわけにはいきません。そんな崖っぷち状態の岩上さんに、IWJの窮状が重くのしかかります。
※【岩上安身のツイ録】岩上安身、ドクターから自律神経失調症が重症との診断される!重篤化すると錯乱・情動失禁に至るが、「自分のストレスにフタをする」平常心が仇になり、重症化を見逃す! 2017.4.25
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/375540
辺野古基地建設、共謀罪、北朝鮮情勢に森友学園問題…今ここで、岩上さんとIWJが潰れてしまうわけにはいきません。どうか、みなさまのご寄付・カンパで、あと3ヶ月弱の間に、IWJが1200万円の赤字を脱することができるよう、お支えください。
※ご寄付・カンパのご支援はこちらから。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
また、まだIWJ会員にご登録いただいていない方は、どうぞこの機会にご登録いただき、会費でIWJをお支えくださいますよう、よろしくお願いいたします。
※会員登録はこちらから。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
◆中継番組表◆
**2017.5.1 Mon.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【Ch4】10:00~「第88回中央メーデー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※ 代々木公園でおこなわれる「第88回中央メーデー」の模様を中継します。
【録画配信・Ch5】16:00~「第11回 今、なぜ?『昭和の日』イベント『昭和天皇と戦争(仮)~その真実を明らかにする!~』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※4月29日収録の、「教科書・市民フォーラム」主催で開催されたイベントを録画配信します。
【Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による記者会見を中継します。
============
◆中継番組表◆
**2017.5.2 Tue.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
調整中
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■□■□■□■□■□■□■□■□
<★岩上さんのインタビュー報告★>権力者の「共謀」も大企業の「共謀」も処罰対象外!? 相続税法も対象外で透けて見える「富裕層優遇」! 「監視対象」は下々の者だけ!? 岩上安身が京都大学教授・高山佳奈子氏にインタビュー
■□■□■□■□■□■□■□■□
4月25日、衆院法務委員会で参考人として意見陳述した、京大大学院の高山佳奈子教授(刑法学)に、昨日、岩上さんがインタビューをしました。
意見陳述では、「公権力を私物化するような犯罪が共謀罪の対象から除かれている」という重大な指摘をした高山氏。昨日のインタビューでは、25日の意見陳述を詳しく振り返りつつ、大企業が対象となるような犯罪も除外されているという重大なポイントも指摘してくださいました。
高山氏が指摘するのは、会社法や金融商品取引法、商品先物取引法など、「商業賄賂罪」と呼ばれる経済犯罪。「法案が発表される前の段階で経済界からの圧力がかかっているのは、ほぼ間違いない」と断言しました。
さらに、インタビューでは、「相続税法」まで対象から除外されているという、「新ネタ」の発表も。相続税法が除外されれば、喜ぶのは富裕層に間違いないでしょう。
政治家、大企業、富裕層、こうした「特権的」な人たちには「共謀罪」が及ばないようにする一方で、「超密告・監視社会」によって政権に歯向かう「下々の者」を監視下に置こうとするのが「共謀罪」の正体――。もはや、「テロ等準備罪」などという化けの皮は、すっかり剥がれ落ちてしまいました。
「共謀罪」の正体を暴いた高山氏のインタビューを見逃してしまった方は、ぜひ、以下のアーカイブよりご視聴ください!
—————
※権力者の「共謀」も大企業の「共謀」も処罰対象外!? 相続税法も対象外で透けて見える「富裕層優遇」! 「監視対象」は下々の者だけ!? 岩上安身が京都大学教授・高山佳奈子氏にインタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/376437
—————
高山氏の意見陳述は、国会ハイライトにまとめています。ぜひ、こちらもご一読ください!
—————
※【国会ハイライト】暴かれた共謀罪の正体! 「公権力による犯罪」と「賄賂」などの「組織的経済犯罪」が処罰対象から除外されている!? 京大大学院・高山佳奈子教授が衆院意見陳述で暴露! 2017.4.26
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/375654
—————
一方で、依然、この超危険な「共謀罪」の中身を知らないままに賛成をしている人は少なくありません。4月27日に、キャスターやジャーナリストら14人が集まった共謀罪に反対する共同声明発表の記者会見で岩上さんは、共謀罪が対象とするのは、言論人だけでなく、一般の人たちのコミュニケーションだって例外ではないんだということを、特に強調しました。こちらもどうぞ、あわせてご覧ください。
—————
※「共謀罪は自由な情報発信を殺す」――ジャーナリストら14人が共謀罪に反対する共同声明を発表!岩上安身も呼びかけ人として参加「密告の横行で個人的な人間関係も破壊される」 2017.4.27
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/375780
—————
■□■□■□■□■□■□■□■□
<お知らせ>「共謀罪」法案の真の目的を知るためにも必読!メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」を発行しました!今月は「ジャーナリスト・小笠原みどり氏インタビュー」
■□■□■□■□■□■□■□■□
おはようございます。IWJの平山茂樹です。
IWJでは毎月末、岩上さんによる有識者の方への単独インタビューをフルテキスト化し、読みやすいように再構成したうえで詳細な注釈を付した大ボリュームのメルマガ「岩上安身のIWJ特報!」を発行しています。月末であった昨日4月30日(日)には、先月に引き続き、「岩上安身によるジャーナリスト・小笠原みどり氏インタビュー(その5~8)」を発行しました!
朝日新聞を退職した後、現在はカナダ・クイーンズ大学に所属している小笠原氏は、日本人として初めてあのエドワード・スノーデン氏への単独インタビューに成功した、今まさに売り出し中のジャーナリストです。昨年12月に刊行された初の単著『スノーデン、監視社会の恐怖を語る 独占インタビュー全記録』(毎日新聞出版)は大きな注目を集めました。
スノーデン氏が告発したNSAの大規模盗聴システムに関しては、おりしもつい先日の4月24日、米インターネットメディア「インターセプト」が、「XKEYSCORE(エックスキー・スコア)」と呼ばれる盗聴プログラムを、NSA側が日本政府に提供していた事実をすっぱ抜いたばかり。
昨日発行した「IWJ特報!」の中では、この「XKEYSCORE」をはじめ、「PRISM(プリズム)」や「STORMBREW(ストーム・ブリュー)」など、NSAが世界中に張り巡らせているとされる大規模盗聴システムの実態について、岩上さんが小笠原氏に詳しくお話を聞いています。
こうした米国の盗聴システムは、昨年12月に施行された改正盗聴法や、政府が今国会での成立を目指している「共謀罪(テロ等準備罪)」とセットになっているものです。政府が当局による監視・盗聴のための法整備を強引なまでに強行する背景には、明らかに米国からの強い圧力が存在しています。
共謀罪の知られざる目的を知るためにも、今号の「IWJ特報!」は必読の内容です。最新号はメルマガスタンド「まぐまぐ」よりご購読いただけます。ぜひ、この機会にご登録ください!
※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額864円、初月無料)
http://www.mag2.com/m/0001334810.html
なお、IWJのウェブサイトでは、この「IWJ特報!」のバックナンバーを単品で購入することができます。非会員の方は1本あたり500円、一般会員の方は1本あたり50円でお買い求めいただけます。サポート会員にご登録いただくと、すべてのバックナンバーを無料でお読みいただけます。
これまで「IWJ特報!」では、緊急事態条項をはじめとする自民党改憲案の問題点から、安倍政権が進める「英語化」政策、さらには歴史修正主義の問題など、様々なトピックを扱ってきました。「インタビューは興味あるけど、動画を全編見るのは、なかなか時間がなくて大変・・・文章ならば早く読めるんだけど」という方は、ぜひフルテキスト化された「IWJ特報!」をお読みください!
関連で、以下の「特報」もおすすめです!この機会にぜひ、あわせてお読みください!
※【第282-287号】岩上安身のIWJ特報!日本語が「国語」から「現地語」に転落するとき 安倍政権による「英語化」政策を警戒せよ! 九州大学准教授・施光恒氏インタビュー 第一弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/376304
※【第275-281号】岩上安身のIWJ特報!立憲主義を「保守」することの意味 憲法学の「権威」が語る、自民党改憲案の危険性 東京大学名誉教授・樋口陽一氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/376189
※【第254~260号】岩上安身のIWJ特報!災害対応に「緊急事態条項」は不要! ~安倍政権の卑劣な「惨事便乗型全体主義」を警戒せよ! 永井幸寿弁護士インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/312256
※【第266-274号】岩上安身のIWJ特報!「改憲勢力3分の2」で現実化する「ナチスの手口」 ヴァイマル末期と酷似する現代日本 東京大学教授・石田勇治氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/376108
※IWJ定額会員へのご登録はこちらから!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/376108
では、今週もIWJをどうぞよろしくお願いいたします。
※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20170501
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】