■■■ 日刊IWJガイド・番組表「山城博治さんは釈放されたが沖縄ではまだもう一人、半年以上も人権無視の勾留が続く逮捕者が!?/旧日本軍の従軍慰安婦強制への組織的関与を裏付ける文書にも内閣官房は『強制連行を示す記述はない』!?/戦争が勃発すれば、最初に被害を受けるのは日本!?緊張の続く朝鮮半島情勢…『アサド政権によるサリン使用』には不自然な点が多すぎる!軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏に岩上さんが緊急インタビュー」2017.4.19日号~No.1678号~ ■■■
(2017.4.19 8時00分)
★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■<はじめに>山城博治さんは釈放されたが沖縄ではまだもう一人、半年以上も人権無視の勾留が続く逮捕者が!?(城石裕幸)
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>
┠―【1】南スーダン国連PKOから陸上自衛隊が撤退を開始(城石裕幸)
┠―【2】旧日本軍の従軍慰安婦強制への組織的関与を裏付ける文書にも内閣官房は「強制連行を示す記述はない」!?(城石裕幸)
┠―【3】森友疑惑「8億円値引きの正当性を質疑を通してうまく説明してほしい」――自民党・西田昌司議員の国会質疑前に安倍総理がじきじきに電話で注文(IWJ編集部)
┠■<★本日の岩上安身のインタビュー★>戦争が勃発すれば、最初に被害を受けるのは日本!?緊張の続く朝鮮半島情勢…「アサド政権によるサリン使用」には不自然な点が多すぎる!軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏に岩上さんが緊急インタビュー(城石エマ)
┠■<IWJ書店からのお知らせ>「王様は裸だと君は指摘できるだろうか」――岩上安身も寄稿!「今を伝えるということ 石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞記念講座2015」在庫まだあります
┠■わとはぷ~What happened today? 虚栄心の塊だったダグラス・マッカーサー元帥!? 今に始まったことではないオルタナティブ・ファクトやポスト・トゥルース(関根かんじ)
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<はじめに>山城博治さんは釈放されたが沖縄ではまだもう一人半年以上も人権無視の勾留が続く逮捕者が!?
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おはようございます。IWJ動画班カメラマンの城石裕幸です。
沖縄の新基地建設をめぐって威力業務妨害や公務執行妨害、器物損壊の罪に問われている、沖縄平和運動センターの山城博治議長の第3回公判が17日、那覇地裁で開かれました。
この裁判で、那覇地裁は検察側証人の沖縄防衛局職員の顔が見えないようにするため、証言台に遮蔽版を設置し傍聴席からの視界を完全に遮断しました。このため、「裁判官の顔も見えない」「これが裁判なのか」などと怒号が上がり、紛糾しました。
公判後、山城議長は「真摯に県民と向かい合う姿勢をとってほしい」と検察や裁判所を批判しました。
・山城議長裁判:沖縄防衛局職員が証言、傍聴席から遮蔽(沖縄タイムス、2017.4.18)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/93690
山城さんは有刺鉄線を1本切った容疑で逮捕され、その後他の2つの容疑で再逮捕、5ヶ月に及ぶ不当な長期勾留を受けていました。これは国際人権規約にも違反するものです。
山城さんに比べ、ニュースで取り上げられることは少ないのですが、新基地建設に抗議して逮捕され、不当に長期勾留されている方が他にも2名います。このうち、3ヶ月以上勾留されていた稲葉博さんは今年3月7日に保釈されましたが、添田充啓さんは現在もまだ勾留が続いています。
添田さんは、ヘイトスピーチデモのカウンター抗議などで活動している方です。反差別団体「男組」組長・高橋直輝さんと言えばご存じの方もいらっしゃるかもしれません。私もIWJで取材したデモや抗議活動で、何度もお会いしています。
・男組―MENFOLK 公式ホームページ
http://menfolk.jp/
その添田さんが、「男組」高橋組長として、高江のヘリパッド建設工事で山場を向かえた2016年7月以来、沖縄で新基地建設反対の抗議活動に参加していたところ、10月に防衛省沖縄防衛局職員にけがを負わせた容疑で逮捕されました。度重なる保釈申請に対して裁判所は不許可を繰り返し、勾留はすでに半年を超えています。
この間、精神科医の香山リカさんや参議院議員の福島みずほさんらが、たびたび人権侵害のはなはだしい長期勾留への抗議や添田さんの釈放を求める声をあげてきましたが、このたび、添田さんを支援し、メッセージを届けるサイトができました。
・STAY STRONG 添田充啓(高橋直輝)解放まで、沖縄へ届けるメッセージブログ
http://soeda.back.jp/
沖縄の基地問題は本土の日本人による沖縄差別の問題です。本土の日本人として、沖縄の基地問題を在日外国人へのヘイトと根は同じ、差別問題だと感じて看過できずに行動した添田さんが、一日も早く勾留を解かれることを願ってやみません。
IWJは辺野古・高江の新基地建設に抗議する人々の姿を、ずっと報じ続けています。高江のヘリパッド建設への抗議が山場を迎えた昨年の夏には2度にわたって東京からスタッフを派遣しました。現在も継続的に中継市民の方が沖縄から発信を続けています。
※【特集】殴る! 絞める! 米軍オスプレイパッド建設強行! 機動隊が非暴力の市民を弾圧! 沖縄・高江、国家的差別の「闇」を徹底可視化!
http://iwj.co.jp/wj/open/takae_helipad
こうした活動が可能となっているのは、会員の皆様が納めてくださる会費のおかげです。まだ会員登録がお済みでない方は、ぜひこの機会にご登録ください。
※IWJ定額会員へのご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
また、現在の会員数では残念ながら会費だけで全ての活動をまかないきれません。IWJの活動の半分は、皆様からのご寄付・カンパによって支えられていると言っても過言ではありません。ご寄付・カンパによるご支援を重ねてお願い致します。
※ご寄付・カンパのご支援はこちらから。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
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◆中継番組表◆
**2017.4.19 Wed.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【Ch4】10:30~「二審逆転有罪判決となった藤井浩人・美濃加茂市長を招く ―第77回日本の司法を正す会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※77回目の開催となる「日本の司法を正す会」を中継します。ゲストは藤井浩人美濃加茂市長、郷原信郎弁護士。
【Ch3】 14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による記者会見を中継します。
【IWJ_YouTube Live】15:00~「岩上安身による軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※岩上安身による軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏インタビューを中継します。
【Ch5】16:00~「安倍政治を終らせよう 4.19院内集会『沖縄は つきつける』―スピーカー:山城博治氏(沖縄平和運動センター議長)、高野孟氏(ジャーナリスト)、落合恵子氏(作家)、鎌田慧氏(ルポライター)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「立憲フォーラム」「戦争をさせない1000人委員会」主催による院内集会を中継します。
【ツイキャス・IWJ_KYOTO1】18:30~「浅野健一氏講演会『いま、ジャーナリズムがおもしろい』」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_kyoto1
※「京都大学新聞社」( http://www.kyoto-up.org/archives/2442 )主催の講演会を中継します。
【ツイキャス・IWJ_OKINAWA2】19:00~「うるま市長選挙『島袋トシオ必勝市民総決起大会』」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_okinawa2
※「島袋トシオ後援会」主催の市民総決起大会を中継します。
【Ch6】19:30~「0419 官邸前怒りの可視化」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※首相官邸前でおこなわれる抗議行動を中継します。
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◆中継番組表◆
**2017.4.20 Thu.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ_YouTube Live】15:00~「岩上安身による飯塚盛康氏(全経済産業労働組合・元経産省職員)インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※岩上安身による飯塚盛康氏インタビューを中継します。
【Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による記者会見を中継します。
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
「スパイや内部の人間を買収して捜査が行われる!?」共謀罪の危険性について弁護士や国会議員らがスピーチ!!――「未来のための公共」安倍政権に反対する金曜国会前抗議
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373924
日欧EPA交渉、欧州委員会のウェブサイトに「中小企業」「規制協力」など2章のEU提案協定文を公開!!――緊急学習会 そうだったのか! 日欧EPA ―リーク文書から見えてきたこと―
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/374401
「排気筒が倒壊した場合想定される最悪の事態を教えてください」との質問に「その前に排気筒は地震等では倒壊しないという評価です」!?~東京電力定例会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/374404
◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆
水道法改正で何が起こるのか? 公共インフラの民間委託は良いことなのか!? 水道法改正・PPP(公民連携)/ PFI(民間資金活用)推進施策の問題点を指摘!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/374284
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<★本日の岩上安身のインタビュー★>戦争が勃発すれば、最初に被害を受けるのは日本!?緊張の続く朝鮮半島情勢…「アサド政権によるサリン使用」には不自然な点が多すぎる!軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏に岩上さんがインタビュー
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おはようございます、IWJ記者の城石エマです。
「戦争になれば日本が最初に被害を被る」――。
北朝鮮で日本との交渉を担当する宋日昊(ソン・イルホ)大使の発言を、4月18日付のテレビ朝日が報じました。米国と北朝鮮の間で戦争が始まれば、日本がまっさきに攻撃対象になると北朝鮮側がはっきりと示したのです。
・北朝鮮大使「戦争になれば日本が最初に被害受ける」(テレビ朝日、2017. 4.18)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000098839.html
17日には、米国のペンス副大統領が韓国の黄教安(ファン・ギョアン)首相と会談し、韓国に米軍の新型迎撃ミサイルTHAAD(サード)を配備することを確認、北朝鮮に対し、強硬姿勢を見せています。緊張が高まれば、日本が戦争に巻き込まれる可能性もぐっと上がるということですので、対岸の火事ではありません。
一方で、緊張高まる朝鮮半島情勢について、米国による先制攻撃の非現実性を強調するのが、軍事ジャーナリストの田岡俊次氏です。
田岡氏は、米国が1994年にも北朝鮮の原子炉や再処理施設の爆撃を計画したものの、開戦後最初の90日間の死傷者が米軍5万2000、韓国軍49万、民間人の死者100万以上になるとの在韓米軍の試算を受け、攻撃を断念した経緯を指摘。さらに、現代の核弾道ミサイルが原子炉などと比べ偵察機や衛星などを使っても発見するのが難しいこと、すなわち先制攻撃によって完全に破壊できず、各戦力は残存し、反撃を食らう可能性が高いことを指摘しています。
危機感の欠けるマスコミ報道とも、いたずらに不安を煽るネトウヨとも異なり、冷静な分析を繰り広げる元朝日新聞記者の田岡氏。
さらに田岡氏は、米国が早々にアサド政権の仕業であると断定した、シリアでのサリン攻撃についても、既存メディアとは異なる視点から分析。2013年にシリア政府が国連に提出した化学兵器禁止条約加盟のための文書を受け、シリアの化学兵器の搬出・処理を見届けたのは米国の専門家であったというのです。
すでに非西側諸国の報道では、今回のサリン使用疑惑を証拠もないままアサド政権側の仕業と決めつけたのは、米国の「捏造」であるとするものもあります。
本日岩上さんは、鋭い批判を繰り広げる田岡氏にインタビューをします! きな臭さを増すシリア・朝鮮半島情勢についてお訊きしますので、ぜひ、ご視聴ください。
★岩上安身による軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏インタビュー
[日時]2017年4月19日(水)15:00〜
[YouTube Live]
https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
[CAS]http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
[Twtter]【@IWJ_ch1】https://twitter.com/iwj_ch1
岩上さんはこれまで田岡氏に、集団的自衛権の問題やウクライナ情勢についてもインタビューをしてきました。ぜひ、あわせてご視聴ください!
※かくも拙劣なる軍事戦略 安倍政権の外交・安全保障政策を徹底検証 〜岩上安身による軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏インタビュー 2014.2.1
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/123074
※日米首脳会談、大手メディアの偏向と米国の本音~岩上安身による軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏インタビュー 2014.4.25
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/136391
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<IWJ書店からのお知らせ>「王様は裸だと君は指摘できるだろうか」――岩上安身も寄稿!『今を伝えるということ 石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞記念講座2015』在庫まだあります
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IWJでは、将来、報道やジャーナリズムの仕事に就きたいと思っている学生さんや社会人の方を対象に、報道の現場を体験してもらう「インターン制度」を設けています。
※IWJインターン応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScNiPB0JzZ5xdz69_tIx3EzMpgiTjTO3LEhMn-Fh1-fbegC_A/viewform
そんな若い皆さんはもちろんのこと、報道やジャーナリズムに興味があるすべての方にお勧めしたいのが本書。14人の気鋭のジャーナリストがそれぞれに日本の「今」を切り取り、いかに「伝える」かを講演した2015年石橋湛山早稲田ジャーナリズム大賞の際の講演をまとめたものですが、執筆陣のひとりに岩上さんが入っています。
岩上さんの講演タイトルは「王様は裸だと君は指摘できるだろうか」。今や大手メディアは、権力とべったりの関係で、権力に「忖度」しながら報道しているのが現状。事実を正確に伝えるという本来の使命はほとんど失われています。なぜそうなってしまったのかを検証していくとともに、このような時代にあって、ジャーナリストになるとはどういうことなのかが語られ、IWJのような市民メディアの意義と可能性が論じられていきます。
日本ではメディアの職員であることが、ジャーナリストであることと同義と思われていますが、両者は全くの別物です。ある記者の所属する組織が、黒を白と報道し始め、事実を曲げた意図的な世論誘導やプロパガンダに手を染めていったとき、どうするか? 組織の意向に従い、自身でも黒を白と思い込めるようになって発信できるようになればラクであり、立派に組織の一員となった証ですが、それはもはや「1984」における「ニュースピーク」というべきであり、ジャーナリストではありません。
岩上さんはこう指摘します。「ジャーナリストとは職業の名称ではなく、生き方のことではないか?」
岩上さんを含め、気鋭のジャーナリスト14人が語るメディアの本来の使命と意義、実際に取材した者だけが知っている「報道の現場」の実際は、緊張感に富みスリリングですらあります。
まだ在庫は残っておりますので、ご興味のある方は、ぜひお早めにお申し込みください。
※「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」記念講座2015 『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=194
それでは今日一日、IWJをよろしくお願いします。
※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20170419
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】