日刊IWJガイド・番組表「政府が『共謀罪』法案を閣議決定、”平成の治安維持法”が今国会で成立か――本日14時より岩上さんによる平岡秀夫弁護士・海渡雄一弁護士インタビューを緊急再配信/森友問題、豊中市の木村真市議が近畿財務局を告発~IWJでは記者会見を現地取材します/民営化で水道料金が暴騰!? 本日18時より岩上さんによる立命館大学特任教授・仲上健一氏インタビューを配信/ひと足早く東京で桜が開花」2017.3.22日号~No.1650号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表「政府が『共謀罪』法案を閣議決定、”平成の治安維持法”が今国会で成立か――本日14時より岩上さんによる平岡秀夫弁護士・海渡雄一弁護士インタビューを緊急再配信/森友問題、豊中市の木村真市議が近畿財務局を告発~IWJでは記者会見を現地取材します/民営化で水道料金が暴騰!? 本日18時より岩上さんによる立命館大学特任教授・仲上健一氏インタビューを配信/ひと足早く東京で桜が開花」2017.3.22日号~No.1650号~ ■■■
(2017.3.22 8時00分)

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■<はじめに>政府が「共謀罪」法案を閣議決定!新たな「戦前」の幕開けか――岩上さんによる平岡秀夫弁護士・海渡雄一弁護士インタビューを本日14時より再配信(平山茂樹)
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>(平山茂樹・原佑介)
┠―【1】フェイスブック投稿を受け、宮古島市議に「辞職」決議可決!議会が自衛隊配備「反対派」追い出し?
┠―【2】全国で最も早く東京で桜が開花、靖国神社の標本木を気象庁職員が確認~「桜好き」の岩上さんは今から満開が待ちきれない!?
┠■<本日の配信>籠池氏の証人喚問決定で松井府知事が責任なすりつけ姿勢を鮮明に! 本日は、近畿財務局の告発に踏み切る豊中市・木村真市議の記者会見を取材します!(城石エマ)
┠■<取材報告>「SEALDsの復刻版ではありません」~学生やサラリーマン、母親からなる「未来のための公共」が記者会見! 安倍政権の「公(おおやけ)の押しつけ」に異議!毎週金曜に国会前抗議!(ぎぎまき)
┠■<ハドルいちおしコーナー>民営化で水道料金が暴騰!? 本日18時より岩上さんによる立命館大学特任教授・仲上健一氏インタビューを撮り下ろし初配信!(中川友紀)
┠■<IWJ書店からのお知らせ>悩みがあったら声をあげよう! 議論しよう!IWJオリジナル「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツをぜひお買い求めください!(平山茂樹)
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<はじめに>政府が「共謀罪」法案を閣議決定!新たな「戦前」の幕開けか――岩上さんによる平岡秀夫弁護士・海渡雄一弁護士インタビューを本日14時より再配信
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 おはようございます。IWJの平山茂樹です。

 これでまた一歩、「戦前」に近づいたことになるのでしょうか――。政府は昨日3月21日(火)の閣議で、「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織的犯罪処罰法の改正案を閣議決定しました。政府・与党は4月中にも法案の審議に入り、今国会での成立を目指すとしています。

 国際組織犯罪防止条約(TOC条約)の批准に必要だとして、政府が過去3度にわたって国会に提出したものの、「思想や内心を理由に処罰」されるのは許されないなどといった批判が相次いだために、廃案となってきた共謀罪法案。今回、政府は2020年東京オリンピック・パラリンピックの「テロ対策」を名目として掲げていますが、当初の法案には「テロ」の文言が全く入っていなかったことから、「政府の狙いは他にある」といった、批判と疑心暗鬼の声があがっています。

 この共謀罪を、特定秘密保護法、NSC(国家安全保障会議)設置、集団的自衛権行使容認にもとづく安保法制などと地続きの「戦争準備法制」ととらえ、厳しく批判しているのが、弁護士の海渡雄一氏です。IWJでは本日14時より、岩上さんが3月6日に行った海渡弁護士と平岡秀夫弁護士(元法務大臣)へのロングインタビューを緊急再配信します。

 共謀罪法案が成立してしまった場合、具体的にどのような行為が処罰の対象となってしまうのか。そして日本政府は、「テロ対策」という大義名分のもとで何を行おうとしているのか――。岩上さんがお二人に共謀罪をはじめとする「戦争準備法制」の実相を詳しくお聞きしていますので、ぜひご視聴ください!

★【再配信】「共謀罪」新法案を読み解く~岩上安身による平岡秀夫弁護士 ・海渡雄一弁護士インタビュー
[収録日時] 2017年3月6日(月)22:00~
[配信日時] 2017年3月22日(水)14:00~
[YouTube Live]
https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
[CAS] http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 IWJの書籍販売サービス「IWJ書店」でも、平岡氏と海渡氏の共著『新共謀罪の恐怖 危険な平成の治安維持法』(緑風出版)を、お二人のサイン入りで販売しています。共謀罪の危険性を知るのに最適な一冊となっていますので、こちらもぜひお買い求めください!

※【海渡雄一さん、平岡秀夫さんサイン入り】『新共謀罪の恐怖』1,944円
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=306

 また、IWJではこの共謀罪について、岩上さんによるインタビューを中心に、過去の取材成果を集約した特集ページを開設しています。海渡氏や平岡氏以外にも、落合洋司弁護士や山下幸夫弁護士に岩上さんがお話を聞いていますので、こちらもぜひご覧ください!

※【緊急特集】共謀罪(テロ等準備罪)法案シリーズ
http://iwj.co.jp/wj/open/conspiracy-bill

 共謀罪は「平成の治安維持法」とも呼ばれています。太平洋戦争中の1943年、朝日新聞や岩波書店、改造社などの記者・編集ら約60人が、「共産主義的でソ連を賛美する論文を掲載した」として治安維持法違反の容疑で逮捕され、そのうち4人が特高による拷問で死亡するという事件(横浜事件)が起きました。このように共謀罪は、メディアにとっても決して他人事ではないのです。

 しかし残念なことに、新聞やテレビといった既存大手メディアは、共謀罪の問題を政局に矮小化して報じるばかりで、「言論の危機」としてとらえる視点が欠けているように思えます。IWJでは、この共謀罪を「平成の治安維持法」ととらえてその本質をしっかりと報じていますので、ぜひ定額会員にご登録のうえ、過去の動画アーカイブをご覧ください。

※IWJ定額会員へのご登録はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 取材やインターネット中継、記事の執筆、動画の編集、Webサイトの構築、さらにはイベントの運営にオリジナルグッズの販売など、IWJの活動内容は非常に多岐にわたります。そのため、会員の皆様からの会費だけでは活動費をまかないきれないのが現状です。

 IWJは、報道内容に口出しをするような大手企業からの広告料を得ていません。IWJのスポンサーは、市民の皆さん一人ひとりです。ぜひ、ご寄付・カンパによって、IWJの活動を支えてください。どうぞ、よろしくお願いいたします。

※IWJへのご寄付・カンパはこちらからお願いいたします
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◆中継番組表◆

**2017.3.22 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【再配信・IWJ_YouTube Live】14:00~「閣議決定・国会提出間近!? 『共謀罪』新法案を読み解く~岩上安身による平岡秀夫弁護士 ・海渡雄一弁護士インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※3月6日収録の、岩上安身による平岡秀夫弁護士 ・海渡雄一弁護士インタビューを再配信します。
[記事URL] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/366642

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による記者会見を中継します。

【Ch2】17:00~「東京電力による1号機原子炉格納容器内部調査実施に伴う会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による記者会見を中継します。

【録画配信・IWJ_YouTube Live】18:00~「『民営化される水ビジネスの現実と課題』岩上安身による仲上健一・立命館大学特任教授インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※3月17日収録の、岩上安身による立命館大学政策科学部特別任用教授・仲上健一氏インタビューを再配信します。

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◆中継番組表◆

**2017.3.23 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch2】17:00~「東京電力による1号機原子炉格納容器内部調査実施に伴う会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による記者会見を中継します。

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「今すぐふるさとに飛んででも帰りたい!でも一生帰れない!!」避難者の救済こそが復興ではないのか!?~さようなら原発全国集会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/369554

「築地再整備はなぜ『とん挫』したのか!?」――市場問題プロジェクトチームによる東京都中央卸売市場施設課長らにヒアリング
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/364955

海外派遣による隊員のストレスを調べているのに出そうとしないのは自衛隊の能力がわかってしまうから!?~海外派遣自衛官と家族の健康を考えるシンポジウム
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/364417

増山れなの教育カフェ「全ての学校が森友学園化? 安倍政権が目指す教育…教育勅語って何?」~教育ジャーナリスト・永野厚男氏が登壇
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/368183

故郷を失い、被害を訴えた137人の原発避難者訴訟で前橋地裁が国と東電の責任を認め、一部請求を認める判決――未だに国はあの事故は予見できたと認めようとしない~日本共産党 山添拓参議院議員が訴え 再稼働反対!首相官邸前抗議
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/368942

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<本日の配信>籠池氏の証人喚問決定で松井府知事が責任なすりつけ姿勢を鮮明に!本日は、近畿財務局の告発に踏み切る豊中市・木村真市議の記者会見を取材します!
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 おはようございます、IWJ記者の城石エマと申します。

 いよいよ森友学園・籠池泰典理事長の衆参両予算委での証人喚問が明日23日(木)に迫りました。安倍総理から100万円の寄付をもらったと証言した籠池氏について、「総理を侮辱した」などという理由でとっちめるために、それまでの態度をコロッと変え証人喚問を決定した自民党。もちろん、そこで籠池氏が語る言葉にも要注目ですが、この問題は籠池氏の単独行動で起きた問題ではない以上、籠池氏の証言だけで真相に迫ることはできません。

 政府が本当に真実を明らかにするつもりがあるのであれば、土地取引が行われた当時の理財局長である迫田英典・現国税庁長官や、認可適当判断をくだした松井一郎大阪府知事を同じように証人喚問しなければ、意味がありません。

 認可をめぐっては、2014年10月に学園が府に国有地での小学校開設を申請した際、用地を自己所有とする原則を満たさないにも関わらず、私学審議会の審議にかけていたことで、昨日、松井府知事が府の職員を処分することも検討に入れると述べました。これは驚くべきことで、府知事としての自らの責任は棚に上げて、部下に責任を負わせるということです

 また、松井知事は昨日さらに、2015年1月27日に私学審が学園に「認可適当」判断を下す直前、近畿財務局から土地売却の見通しを伝えられたとも表明しました。

 自らの責任を問うことなく、露骨なまでに府職員と国に責任をなすりつける松井府知事ですが、認可申請直前の頃の松井知事の不審な動きが指摘され始めています。

 昨日のリテラによると、森友学園が認可申請を出す直前の2014年10月、松井知事は1ヶ月で7回、日によっては1日に2回も私学課と打ち合わせをしていたというのです。さらに、「認可適当」判断が下される直前の2015年1月にも、私学課と打ち合わせをしていたことも発覚。

 しかも、籠池氏が自民党の鴻池祥肇(こうのいけ・よしただ)議員に口利きを求めていたとされる2014年4月には、1日に2回も私学課と打ち合わせを行った上に、安倍総理や橋下徹氏と会っている日もあったというのです。

・圧力? 松井知事が森友学園の認可審議前に担当の私学課と異例の回数の打ち合わせ! 安倍首相と会う直前にも(リテラ、2017年3月21日)
http://lite-ra.com/2017/03/post-3009.html

 松井府知事がどのような話を私学課にしていたのかは、まだわかりませんが、あまりにも偶然が重なりすぎています。籠池氏一人の証人喚問で、いい塩梅にこの森友事件を終わらせようとする政府や大阪府のやり方を許すわけにいかないことは、明らかです。

 本日は、森友学園に国有地を不当な破格値で払い下げた問題で、大阪地検に近畿財務局を告発することを決めた、豊中市の木村真市議による記者会見を取材します。今回は録画での撮影になりますので、配信時間が確定次第、お知らせいたします!

 予想外に大きな問題に発展し、長期化している森友学園問題で、IWJもたびたび出張を重ねてきました。こうした出張経費は、財政難のIWJにとって、重くのしかかってきます。絶対に手を抜けないこの問題を追及し続けるため、どうぞ、みなさまのご寄付・カンパでIWJをお支えください。よろしくお願いします!

※ご寄付・カンパのご支援はこちらから。
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<取材報告>「SEALDsの復刻版ではありません」~学生やサラリーマン、母親からなる「未来のための公共」が記者会見!安倍政権の「公(おおやけ)の押しつけ」に異議!毎週金曜に国会前抗議!
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 おはようございます。IWJのぎぎまきです。

 「SEALDsの復刻版では決してない」――。

 昨日3月21日、参議院議員会館で「未来のための公共」という新たに立ち上がった市民団体が記者会見を開きました。

 IWJ読者の方であれば知らない人はいない「SEALDs」が、約15ヵ月続いた活動に終止符を打ったのは2016年8月15日。以来、国会前という場は、給与の処遇改善を求める保育士や給付型の奨学金制度導入を訴える学生など、政治情勢に合わせて声をあげる個々人の受け皿として定着してきたと思います。

 そんな中で「未来のための公共」が、あえて毎週金曜日に抗議行動を行うことを決めた理由は、同じ曜日の同じ時間に活動することで、より広い受け皿を作りたいという想いと、「個人の力に頼らず、皆で連携していく」ことで、運動を将来にもつなげていく狙いがあると、メンバーの一人で大学生の福井周さんはIWJのカメラに語りました。

 「未来のための公共」が言う、「SEALDsの復刻版ではない」とはどういう意味なのか。素直な疑問が浮かびます。

 「いつまでもSEALDsという名に頼っていいのか。あの夏だけじゃない、あの選挙だけじゃない、日本の政治社会はこれからもずっと続いていきます。多様な担い手によって、それはなされなければいけません」

 福井さんは記者会見の冒頭、団体のコンセプトをこう話し、より様々な個人が日本政治を担っていく必要性を訴えました。そして、その言葉を象徴するように、昨日の記者会見に臨んだ9人は本当に多種多様な顔ぶれ。10代から20代前半の若者からサラリーマン、そして子育て中の母、さらには「バブル世代」だというメンバーも揃いました。

 自身が大学生や新入社員だった頃に「バブル」を経験したという辻仁美さんは、バブル世代は政治参加が極めて少なかったと、「贖罪の意味も込めて参加している」と胸の内を話しました。ほか8人も参加するにいたった想いをそれぞれ話し、ぼんやりとですが「未来のための公共」という新団体の多様性が昨日の会見を通して見えてきた気がします。

 今後、同団体は共謀罪や森友学園問題、憲法改正などのマルチイシューを取り上げアクションを起こしていく予定。安倍政権による「公(おおやけ)の押しつけ」に抵抗した「未来のための公共」が始動します。

※2017/03/21 「いつまでもSEALDsという名に頼っていていいのか」~学生やサラリーマン、母親からなる新団体「未来のための公共」が安倍政権の「公(おおやけ)の押しつけ」に異議!毎週金曜に国会前抗議!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/369676

 第一回の抗議行動はすでに3月17日に行われており、IWJも中継していますので、昨日の記者会見を合わせてこちらの記事もぜひ、ご覧ください。

※2017/03/17「次は私たちの番だ!」SEALDsの流れを継ぐ新団体「未来のための公共」国会前集会――「もっと気軽に政治について話せる場所がほしい!」「森友学園どうなっているの?8億円はどこにいったの?」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/368941

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<ハドルいちおし配信コーナー>民営化で水道料金が暴騰!? 本日18時より岩上さんによる立命館大学特任教授・仲上健一氏インタビューを撮り下ろし初配信!
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 おはようございます。ハドル班の中川友紀と申します。

 昨日は、とうとう共謀罪(テロ等準備罪)が閣議決定されてしまいましたが、今月3月7日には、これに匹敵する重要な法案である「水道法改正案」が、森友問題の影に隠れてひっそりと閣議決定されました。

 現在、政府が今国会中に成立を目指す「水道法改正案」「種子法廃止法案」「家庭教育支援法」の3つの法案が「官民連携」という大義名分のもと推し進められつつありますが、これらの法案はすべて、水、種、教育と、国民の生活に直結するという点で一致しています。

 特に、生活に欠かせない「水」という公共インフラが、「売国的」な規制緩和や公共サービスの空洞化によって崩壊すれば、私たちの生活は危機状況に陥りかねません。

 海外では、桁外れな水道料金の高騰により生活を破壊された市民による、暴動が起きるなどの問題点が浮き彫りとなり、民営化した水道を再公営化する国が相次いでいるというのに、世界に逆行する日本は、国民の生命維持に必要不可欠な水道というライフラインまで、外資に差し出すつもりでしょうか?

 TPP亡きあとの売国法ともいえるこれら法案の問題点については、関連する記事アーカイブをぜひご覧ください!

※2017/03/15 山田正彦元農水相らが緊急学習会「TPP後の日米通商を考える」で講演――水は?種子は?さらなる”売国政策”から日本を守るために
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/368608

※2017/03/15 水道、種子、そして教育――森友学園事件の裏で「いのち」と「くらし」を破壊するトンデモ法案が今国会でコッソリ審議されている!! 公共財を売り渡す手口は森友問題と同じ!!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/368578

 そして本日は、今月3月17日におこなわれた岩上さんによる立命館大学政策科学部特任教授・仲上健一氏へのインタビューを撮り下ろし初配信します!環境政策に詳しい仲上氏に、この「水道法改正案」について詳しくお話をうかがったインタビューは必見です。ぜひお見逃しなく!

★「民営化される水ビジネスの現実と課題」岩上安身による仲上健一・立命館大学特任教授インタビュー
[日時] 2017年3月22日(水)18:00~
[IWJ_YouTube Live]
https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
[CAS]http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

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<IWJ書店からのお知らせ>悩みがあったら声をあげよう!議論しよう!IWJオリジナル「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツをぜひお買い求めください!
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 昨日3月21日(火)、厚生労働省が自殺に関する国民の意識調査を発表しました。それによると、回答した成人のうち23.6%が「本気で自殺したいと考えたことがある」と答えたそうです。警察庁の「自殺統計」によれば、2016年の自殺者は2万1764人。減少傾向にあるとのことですが、厚生労働省は今回の調査結果を踏まえ、新たな自殺対策を検討するとしています。

・成人の4人に1人「自殺考えた」 増加傾向 厚労省調査(朝日新聞、2017年3月21日)
http://digital.asahi.com/articles/ASK3P3QR5K3PUTFK005.html

 なぜ、日本ではこれほどまでに自殺者が多いのでしょうか――。「ブラック企業」での過重労働、学校でのいじめなど、理由は色々と挙げることができるように思えますが、最近、英紙フィナンシャル・タイムズの「名物記者」ジョン・プレンダー氏の分析が話題を呼んでいます。

 プレンダー記者は、米国や欧州で起きている「反エスタブリッシュメントのポピュリズム運動」がなぜ日本で起きないのか、と問題提起。「もしかすると日本人は、自分たちの怒りの声を、投票所ではなく、自殺率で示すことを選んでいるのかもしれない」と指摘し、日本人の多くはたとえ社会に対して不満があったり悩みがあったりしても、政治参加による社会変革ではなく自殺を選んでしまう傾向があるのではないかと分析しています。

・英紙が分析 日本人がポピュリズムの波に抵抗できている理由は「投票率の低さと自殺率の高さ」(2017年3月20日)
http://courrier.jp/news/archives/80347/

 トランプ大統領を生んだ「ポピュリズム運動」が正しいとは限りませんが、自らの苦しみを自殺でしか「解決」できないような社会は、明らかに間違っています。デモなどで声をあげ、政治に参加し、自らの手で少しでも社会を変えようと動くことが大事なのではないでしょうか。

 IWJでは、市民の皆さんにこうした政治参加のきっかけを作ってもらいたいという願いから、「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツを販売しています。

 このTシャツには、「TALK Openly ABOUT DEMOCRACY…and
CONSTITUTION for our FREEDOM and FUTURE」(訳:民主主義、そして憲法について、オープンに話そう 私たちの自由と未来のために)という文字がプリントされています。民主主義や憲法について話し合うことは、政治参加への大切な一歩です。ぜひあなたも、この「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツを着て、「私たちの自由と未来のために」議論してみませんか?

 お色は「バーガンディ」と「ヘザーグレー」の2色をご用意しています。これからどんどん暖かくなり、Tシャツを着る機会も増えるはず!ぜひ、お買い求めください!

※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:バーガンディ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=257

※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:ヘザーグレー
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=256

 他にもIWJでは、『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』『米国が隠す日本の真実』『「今を伝える」ということ』といった書籍の他、各種DVDなどを販売しています。いずれも、市民の皆さん一人ひとりが政治参加するための強力なツールとしてご活用いただけます。ぜひ、この機会にお買い求めください!

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

※【岩上安身サイン入】『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159

※【岩上安身サイン入り!】『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=194

※【岩上安身サイン入り】『百人百話 第二集』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=53

※DVD 【岩上安身サイン入り】『饗宴VI 』
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=25

 それでは、本日もよろしくお願いいたします!

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20170322

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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