日刊IWJガイド・番組表「泉田裕彦新潟県知事の単独インタビューが10月11日(火)に決定!/北方領土問題で『2島先行返還』は『ない』と安倍総理が明言!4島一括返還などありえない!/来年1月か!?永田町に吹き始めた解散風!野党は今から全力で準備を!/安倍政権を支える日本最大の右派団体『日本会議』は何を狙っているのか?/岩上さんが上智大学教授・島薗進氏にインタビュー!/佐々木隼也から退社のご挨拶」2016.10.4日号~No.1481号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表「泉田裕彦新潟県知事の単独インタビューが10月11日(火)に決定!/北方領土問題で『2島先行返還』は『ない』と安倍総理が明言!4島一括返還などありえない!/来年1月か!?永田町に吹き始めた解散風!野党は今から全力で準備を!/安倍政権を支える日本最大の右派団体『日本会議』は何を狙っているのか?/岩上さんが上智大学教授・島薗進氏にインタビュー!/佐々木隼也から退社のご挨拶」2016.10.4日号~No.1481号~ ■■■
(2016.10.4 8時00分)

 おはようございます。IWJで記者をしている、ぎぎまきです。

 昨日の本ガイドで城石エマ記者がお伝えした、大阪・難波にある「市場ずし」で、韓国人や中国人に対し大量のわさびが入った寿司を提供していたというヘイト行為のニュース。関東大震災直後に起きた朝鮮人大虐殺や、昨今のヘイトデモを取材し続けてきたIWJとしては、全く看過できない問題なので、今日は改めて冒頭で触れさせていただきます。

 この問題はTwitterなどSNSで大炎上し問題化したことから、早速、大手メディアも翌日のニュース番組や新聞各紙で取り上げました。しかし、報道のほとんどは、一部の人間が起こした「悪ふざけ」という問題に矮小化しており、「人種差別」という視点でとらえられてはいませんでした。

 こうした行為は、「市場ずし」チェーンの評判を落とすだけにとどまりません。天下の「食いだおれの街」大阪、さらには日本全国の寿司店のイメージと評判を失墜させかねないものでもあります。なおすでに、このニュースはAFPなどによって、「市場ずし」が外国人客に対して行なったことは「ワサビテロリズム」、「ヘイトクライム」などと、非難されていると世界にも報じられています。

※Japan sushi chain stung by ‘wasabi terrorism’ claims(AFP、2016年10月3日)
http://www.channelnewsasia.com/news/asiapacific/japan-sushi-chain-stung-by-wasabi-terrorism-claims/3176070.html

※Sushi Restaurant Under Fire For ‘Wasabi Terrorism’ And ‘Hate Crimes’(the Daily Caller、2016年10月3日)
http://dailycaller.com/2016/10/03/sushi-restaurant-under-fire-for-wasabi-terrorism-and-hate-crimes/

 韓国や中国籍の観光客に対し、悪質なサービスを意図的に提供するという行為は、明らかに「ヘイトクライム」と断定すべきだと思います。韓国のSNSでは、実際の料金よりも過度に多く金銭を要求されそうになった事例や、「チョン」という蔑称で呼ばれたというケースも書き込まれていて、「悪ふざけ」で幕引きしてはいけない深刻な問題をはらんでいます。

※【相模原殺傷事件】「私たちは『障害者はなくしてしまえ』という優生思想と闘います」1000人の障害者が声をあげる 当事者の「声」を聞こうとしない日本社会に問題提起 2016.9.21
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/333042

※最悪の「ヘイトクライム」発生!相模原の知的障害者施設で19人殺害——容疑者は衆院議長公邸に「障害者は安楽死」求める手紙を持参した過去も 2016.7.27
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/321304

※【IWJ追跡検証レポート】『九月、東京の路上で』~関東大震災・ジェノサイドの跡地を加藤直樹氏と歩く 2014.8.29
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/165254

 昨日3日、テレビ朝日「モーニングショー」は、問題を起こした「市場ずし」難波店を直撃取材。系列店を統括する総店長は取材に対し、大量のわさびを入れた事実を認めたものの、「一部の職人」による「度が過ぎた行為」と言うにとどめました。番組のコメンテーターらは、その発言をそのまま後追いし、一人の職人がやったことに対し、ネットが「おおごとにするのが問題」だと発言する始末。一体何のための取材であり、報道だったのか。

 もしこれが「わさび」ではなく、人体に影響のあるような毒物だったらどうするのでしょうか。これが寿司屋ではなく医療現場で起きた行為だったら、一体、どうするのでしょう。

 人種差別が社会にはびこらないようにするためには、事件の大きさとは関係なく、これ以上問題がエスカレートしないように、早い段階からその「芽」を摘み取ることが重要なのではないでしょうか。関東大震災後に起きたような朝鮮人大虐殺を二度と繰り返さないためにも、こうした差別行為を絶対に放置してはいけない、そうした歴史認識や問題意識が欠けた報道に私はやるせなさを感じました。

 「じゃあ、IWJが取材すればいいじゃないか」と思われるかもしれません。まったくもってその通りです。が、今、IWJは経済的に首が回らない、火の車の状態で取材活動をギリギリの環境で続けています。取材本数が多ければ、それだけ移動費、人件費がかかります。遠征取材になればなおさら費用がかさみます。経費削減のため、取材本数を減らしている現状の中、泣く泣く取材を諦めるというケースも生まれています。

 そして、本来であれば、体調が万全でない岩上さんには身体を休めていただきたいのですが、IWJコンテンツで一番人気の単独インタビューを増やすことで、一人でも多くの方に会員になっていただきたいという思いから、岩上さんも踏ん張ってインタビューを再開しました!どうか皆さま、IWJが安定した取材活動を続けられるよう、今後とも応援をよろしくお願いいたします!まだ会員ではない方はぜひ、会員登録のご検討をよろしくお願いします!

※IWJ定額会員へのご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 少し話は戻りますが、今回、なぜ、大手メディアが差別事件を早々と取り上げたのか。それは、人種差別を許さない市民たちが敏感に問題に反応し、SNS上で問題を大きく可視化したからです。2012年から始まった官邸前の脱原発デモ以降、大手メディアは市民によるこうしたネット上や街中での社会運動を意識した番組作りを行うようになってきています。

 官邸前デモ、在特会などによるヘイトデモに対するカウンター行動、安保法反対の国会前行動、保育園の待機児童問題などがその例です。また、辺野古の新基地建設や高江のヘリパッド建設が大手メディアで取り上げられるようになったのも、そこで声をあげる市民がいて、その数が無視できないほど増えていったからです。そして、IWJはいつでも、どの大手メディアよりも早く、現場にいたという自負があります。

 IWJがこうした瞬発力を今後も持ち続けるためには、本当に安定した財政とスタッフの数が必要なのです。現状の会員の数では、現状の規模を維持するには到底足りません。IWJの活動を実質的に支えているのは、皆さまからのご寄付・カンパです。ぜひ、可能な範囲で結構ですので、ご支援いただければ幸いです!

※IWJへのご寄付・カンパはこちらからお願いいたします
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 今日は、設立当初から約6年間、IWJに在籍した佐々木隼也から、皆さまにご報告があります。どうぞ、最後まで本ガイドをご一読ください。

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>マジか!?北方領土問題で「2島先行返還」は「ない」と安倍総理が明言!4島一括返還などありえない!/来年1月か!?永田町に吹き始めた解散風!野党は今から全力で準備を!/衆院補選・福岡6区で自民は分裂選挙へ!またとない好機にも関わらず、もたもたする「野党共闘」(原佑介)
┠■<★昨日の岩上さんインタビュー報告★>安倍政権を支える日本最大の右派団体「日本会議」は何を狙っているのか? 現代日本に回帰する「国家神道」と「国体論」の実態について、岩上さんが上智大学教授・島薗進氏にインタビュー!(平山茂樹)
┠■<★お知らせ★>10月11日(火)に泉田裕彦新潟県知事の単独インタビューが決定!!(ぎぎまき)
┠■<★ご報告★>プルプル震えながら大臣会見で手を挙げたあの日〜佐々木隼也から退社のご挨拶(佐々木隼也)
┠■わとはぷ~What happened today?(原佑介)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2016.10.4 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【ツイキャス・IWJ_HOKKAIDO1】9:00~「『泊原発再稼働阻止集中行動』 ―集会・記者会見・各地での街宣」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_hokkaido1
※「泊原発再稼働阻止実行委員会」主催で開催される、記者会見・街宣等の模様を中継します。

【Ch4】15:10頃~「緊急院内集会 籾井会長NO!取り戻せNHKを視聴者の手に! ~リレートーク・上原公子氏(元国立市長)、小林緑氏(元NHK経営委員・国立音大名誉教授)ほか」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「NHK全国退職者有志」主催で開催されるリレートークを中継します。

【録画配信・Ch5】18:00~「元大阪高裁判事・生田暉雄弁護士への懲戒処分撤回の訴えに関する記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※本日13時半から司法記者クラブで行われる記者会見を録画配信します。

【録画配信・Ch6】19:00~「講演会 沖縄の声をうけとめよう ―講演:伊波洋一氏(参議院議員) 、孫崎 享氏(東アジア共同体研究所所長)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※10月2日収録の、「NPO法人日本針路研究所」主催で開催された講演会を録画配信します。

============

◆中継番組表◆

**2016.10.5 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【ツイキャス・IWJ_HOKKAIDO1】10:20頃~「『泊原発再稼働阻止集中行動』―各自治体申し入れ・各地での街宣等」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_hokkaido1
※「泊原発再稼働阻止実行委員会」主催で開催される「泊原発再稼働阻止集中行動」を中継します。

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による定例会見を中継します。

【Ch未定】 15:00~「『第73回 日本の司法を正す会』オウム真理教裁判を取り上げる ―ゲスト 森達也氏(映画監督・作家)、インタビュー・進行 青木理氏(ジャーナリスト)」
※「第73回 日本の司法を正す会」を中継します。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

—————

 では、ここから各記者による報告やお知らせです!トップバッターは平山茂樹記者です!

—————

■<★昨日の岩上さんインタビュー報告★>安倍政権を支える日本最大の右派団体「日本会議」は何を狙っているのか? 現代日本に回帰する「国家神道」と「国体論」の実態について、岩上さんが上智大学教授・島薗進氏にインタビュー!

 おはようございます。IWJで主にテキスト関係の業務を担当している平山と申します。

 昨日、14時30分からCh1で中継・配信した「岩上安身による上智大学教授・島薗進氏インタビュー」はご視聴いただけましたでしょうか?「日本会議の台頭と回帰する『国家神道』~『大日本帝国』化を目指す安倍政権」と題し、右派団体「日本会議」を入り口として、明治維新期に「臣民」を「統治」するためのシステムとして「捏造」された「国家神道」に関して、宗教学の第一人者である島薗氏に岩上さんが詳しくお話をお聞きしました。

 伊勢神宮、明治神宮、靖国神社、日枝神社、鹿島神宮、厳島神社、熊野大社・・・。このように、日本全国には数多くの神社が存在します。お正月には初詣に訪れ、おみくじを引き、また結婚式を挙げるなど、神社、そして神道は、現在の日本人にとって身近な存在であり、ゆるやかな意味での「信仰」の対象になっていると言えます。

 しかしそのような神道は、日本列島に古代から連綿と続いてきたのではなく、近代化の過程でかなりの程度、手を加えられ、改変されていたのではないか。そしてそれは、「国家神道」というかたちで、大日本帝国によるアジア侵略を肯定するイデオロギーとして機能したのではないか。島薗氏は著書『国家神道と日本人』や『愛国と信仰の構造』といった著書の中で、そのように主張されています。

 明治政府は、天皇の存在を神武天皇に始まる「万世一系」を受け継ぐものとして位置づけ、その祖神として伊勢神宮が祀る天照大神(アマテラスオオミカミ)を見出しました。伊勢神宮が何千年も変わらぬ姿で存続してきた、というのは必ずしも事実ではないのです。

 太平洋戦争の末期には、日本政府はこの「万世一系」の「国体」を護持することにこだわり、連合国によるポツダム宣言の受諾を拒否。その結果、広島と長崎への原爆投下、さらにはソ連による対日参戦を招くことにより、多くの国民が命を落とすことになりました。

 しかし、現在の安倍政権、そしてそれを支える「日本会議」や「神社本庁」は、「国体は現在も護持されている」という信念のもと、「国家神道」を復活させようとしています。自民党憲法改正草案における天皇の「元首」化なども、こうした流れにおいて位置づけることができます。

 今回のインタビューでは、大日本帝国憲法や教育勅語、軍人勅語など、大日本帝国における「国体」思想を色濃く反映した条文を具体的に読み解きつつ、島薗氏に分かりやすくご解説いただきました。

 宗教や思想という、一見すると抽象的で分かりづらいテーマではありますが、ヴィジュアル素材をふんだんに取り入れたパワーポイントをもとに、岩上さんが「生徒」役になって島薗氏に様々なトピックについてお聞きしましたので、「神道入門」「宗教学入門」とも言えるインタビューになったと思います。

 島薗氏には、岩上さんが「お聞きしたいことがたくさんある」と言い、インタビューの続編もお願いしています!本日のインタビューの動画アーカイブは、準備が整い次第、IWJのホームページにアップしますので、今しばらくお待ちください!

 また、昨日の「日刊IWJガイド」でもお伝えしましたが、IWJではこれまで、島薗氏が参加した集会やシンポジウム、さらには放射線被曝による健康被害の問題をめぐって岩上さんが行ったインタビューなどを中継し、アーカイブ化しています。こちらもあわせてご視聴ください!

※2012/05/15 放射線の専門家はなぜ信頼を失ったか?低線量被曝をめぐる科学と社会~岩上安身による東京大学教授・島薗進氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/15576

※2013/04/15 「脱原発社会構築」に向けて市民参加の出来る場を ~「原子力市民委員会」設立発表記者会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/74234

※2013/10/22 原子力市民委員会がはじめての意見交換会を開催 「脱原子力政策大綱」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/107909

※2014/01/13 【福島】「原発安全神話は、放射能安全神話に変わってしまった」~原子力市民委員会 意見交換会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/119608

—————

 次は10月11日(火)に決定した、泉田裕彦新潟県知事の単独インタビューについて、ぎぎまきからお知らせします!

—————

■<★お知らせ★>10月11日(火)に泉田裕彦新潟県知事の単独インタビューが決定しました!!!

 次期、知事選への出馬を撤退した泉田裕彦新潟県知事の単独インタビューが来週火曜日、10月11日に決定しました!!!

 4選出馬からの撤退の背景にあったのは、地元紙「新潟日報」による「憶測記事や事実に反する報道」があったと、泉田知事本人が語った、8月30日の記者会見はIWJも現地に急行し、取材しました。

※泉田新潟県知事「『説明しろ』と言った以上、県からの回答を握りつぶさないでいただきたい」と注文!新潟日報は「事実を書いている。圧力には屈せない」と反論も説明責任は果たさず!白熱した記者会見詳報! 2016.8.31
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/328935

 泉田知事の真意を直接お聞きしたい!ということで、IWJから知事へ岩上さんによるインタビューを申し込み、日程の交渉を続けてきましたが、昨日ついに、11日に決定。泉田知事から直接、出馬撤回までの経緯についての真相と、この県知事選にどうコミットするのか、そして新潟県の原子力防災のあり方をどう考えるのかをお聞きします。ぜひご注目ください!

 福島第一原発事故によって被災した福島県民の多くが避難先に選んだ一つが新潟県です。新潟県を選ぶ理由には、やはり泉田知事の存在が大きく、新潟県の避難者に対する支援は他の県よりも手厚いという話は、私も避難者からたびたび聞いていました。

 福島からの避難者で現在は新潟在住の、「新潟に新しいリーダーを誕生させる市民の会」共同代表の磯貝潤子さんは、9月29日の米山隆一候補の応援演説で、泉田知事が避難者を手厚く受け入れてきたことについて感謝の念を述べ、以下のように語っています。

 「新潟にはしっかりした知事がいらっしゃったので避難先として新潟を選びました。私が大好きだった福島はもう住めない。お米ももう作れない…泣くことがないように、良いリーダーを選ばなくてはならない。私たちにはリーダーを選ぶ権利がある」

※混迷する新潟県知事選!泉田路線を継承する米山隆一候補者、民進党からそっぽを向かれるも、気にせず第一声!「勝ち目のない戦いだとは思っていない」 2016.9.29
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/334902

 泉田氏が新潟県知事に就いたのは、中越地震発災2日後の、2004年10月25日でした。実際に被災しながら県政を担ってきた泉田氏だからこそ、被災者に寄り添う政策が実行できた。そして、その泉田候補の政策を踏襲すると公約に掲げているのが、新潟県知事選に出馬した米山隆一候補です。

 米山候補には9月28日、岩上さんが緊急単独インタビューを行い、出馬までの経緯と知事を目指す意気込みをお聞きしました。ほかにも、29日に行われた米山候補の第一声の様子も記事化しています。ぜひ、11日までにこれらの記事や動画をご覧ください!当日の泉田知事のインタビューをより深く理解していただけると思います!

※「福島ではどこが問題だったのか、社会的な意思決定、制度の問題も明らかにした上で改善しないと、我々人類の子孫は生存の危機に直面する」 ~岩上安身による泉田裕彦新潟県知事インタビュー 2013.9.7
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/100574

※新潟県知事選挙でさっそく露呈した「蓮舫路線」のリアル!野党共闘候補の容認を頑なに拒否した民進党の内部事情に迫る!~「泉田路線」の継承を鮮明にした米山隆一候補への岩上安身による緊急単独インタビュー! 2016.9.28
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/334635

※混迷する新潟県知事選!泉田路線を継承する米山隆一候補者、民進党からそっぽを向かれるも、気にせず第一声!「勝ち目のない戦いだとは思っていない」 2016.9.29
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/334902

 ただ今、公共性に鑑み、新潟県知事選に関連する記事や動画を特別にフルオープンで公開しています!会員になるとこれだけ重要な記事や動画にフルアクセスできるんだな、という体験のチャンスにもなると思います。こうしたIWJの取材活動や運営方針を応援したい!と感じられた方は、会員登録をなにとぞ、よろしくお願いいたします!

【新潟県知事選関連の記事一覧はこちら!】
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/2016%E6%96%B0%E6%BD%9F%E7%9C%8C%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E9%81%B8%E6%8C%99,%E6%9C%AC%E9%96%93%E9%BE%8D 

※IWJ定額会員へのご登録はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

—————

 次は少し長文になりますが、佐々木隼也から皆さまへご報告です。ぜひ、最後までご一読ください。

—————

■<ご報告>プルプル震えながら大臣会見で手を挙げたあの日〜佐々木隼也から退社のご挨拶

 おはようございます。記者の佐々木隼也です。突然ですが、今日は皆さんにご報告があります。不肖・佐々木隼也、実は先月いっぱいでIWJを退社させていただきました。

 土壇場の調整が重なり、事後のご報告となってしまい、申し訳ございません。

 5年半ものあいだ、手のかかる部下だった僕を根気強く育ててくれた岩上さんや、温かく見守ってくれたスタッフ、そしてIWJを応援してくださった会員さんやサポーター、視聴者の皆さんには、感謝の気持ちしかありません。みなさま、本当にありがとうございました。

 正直、この5年半のあいだ、24時間365日IWJのことしか考えていなかったので、「IWJではない自分」のアイデンティティーを見出すのに少し時間がかかるような気がします。

2011年の2月、ボランティアで入る際に、岩上さんに面接で「大臣会見で質問がしたい」と(当時は)無茶なお願いをしたことを思い出します。

 記者ではない人間で、しかも一般の市民が、いきなり大臣会見で質問するなど、当時は考えられないことでしたので、「無理だろうなー」と思っていました。

 しかし、それから1カ月も経たないある日、大臣会見が2つバッティングした際、岩上さんに現場で突然、「僕は外務省に行くから、君、僕の代わりに経産省行って」と言われました。

 当時はまだ、一人で中継するのもままならず、また、別の仕事もしていたため、「実名出して大丈夫か?」など、一瞬、色々な思いが巡りましたが、「いやいや、そんなこと考えている暇はない」と腹をくくり、会見場に向かいました。

  他の記者に白い目で見られながら自分の席の隣に機材をセッティングし、手をあげようかどうしようか散々悩んだ挙句、一番最後に「えーい、ままよ!」とプルプル震えながら手をあげて、初めて会見の場でIWJの名を出してみて、岩上さんから託された、他社の記者が誰も質問しない上関原発のカヌー隊の問題を質問し、曖昧に濁す海江田万里大臣(当時)に食い下がってみて、他の記者から「空気読めよ…」的な目で見られたことを、今でも鮮明に思い出します。

 実は、この時「質問するのやめようかな…恐いし…」という弱い心が、一瞬よぎりました。国民が大臣に直接問い質したいことを聞く、それの何に躊躇するのか?と思われるかもしれません。しかし、外界から切り離された会見場は、記者クラブの作り出した空気が充満しており、国民目線で質問をしようなどという人間にとっては、アウェー以外の何物でもありませんでした。

 僕も、その空気に飲まれ、「このままやり過ごしても、誰も文句を言わないだろう。だいたいここで質問したところで、何かが変わるのか?」などと考え、完全に敗走を決め込む寸前でした。

 その時、ふと中継のタイムラインを見ると、「がんばれー!」という応援の声が飛び込んできました。また「まあ、質問できなくても仕方ないよね…」という声もありました。

 …ここにいる記者クラブの記者、官僚たちの何倍もの国民が、後ろについてくれている。その人たちの声を代弁するのが、ここでの僕の役割なんだ。そう思い、度胸と怒りが湧き上がり、質問することができました。

 この時感じた、みなさまの存在の力強さ、しかし海江田氏を攻めきれなかった悔しさと、記者クラブのクローズドな姿勢に対する怒り、そして会見後、岩上さんと原記者から「やったな!」と声をかけてもらった時の嬉しさが、その後の6年間にわたる自分の人生を決定づけたと思います。

 この直後、会社を設立したばかりのIWJでも「3・11」の衝撃に直撃され、家庭のあるスタッフはそれぞれで避難し、地震当時のまま、資料や備品などが散乱した状態の事務所には、独身男の岩上さんと原記者しか残っていませんでした。僕が3番目の男として、何でもやらされる役回りが回ってきました。

 もし、単身で会見に臨んでいたら、手をあげることすらできなかったと思います。中継でみなさまと常につながり、背中を押していただき、みなさまと現場に臨めるからこそ、僕らはどんなアウェーな場所でも、真っ直ぐな姿勢を貫くことができたのだと思います。

 従来では考えられなかった得難い経験をさせてくれた岩上さんとIWJ、そして会員のみなさま、サポーターのみなさまには、言葉では言い表せないほどの、感謝の気持ちでいっぱいです。

 このたびIWJを社員としては辞めることになりましたが、今後もIWJを応援していく気持ちは変わらないですし、時々お手伝いをしていくつもりです。他のメディアとくらべても、僕自身が「一ファン」だった頃からの、IWJこそが唯一無二の存在であるという認識は変わりませんし、これから、その存在意義はますます強まっていくことと、確信しています。

 あらためて、岩上さん、スタッフのみなさま、そして、いつどんな時も、温かく時に厳しく僕らを支えてくださった、会員のみなさま、サポーターのみなさま、これまで本当にお世話になりました。ありがとうございます。今後もぜひ、IWJをご支援ください。どうぞ、よろしくお願いします。

 佐々木 隼也

—————

 佐々木記者には、私もこの6年間、大変お世話になりました。当然のようにそこにいたスタッフがいなくなるのは本当に寂しいことですが、次のステップへと踏み出す決断を応援したいと思います。今後のご健闘をお祈りします。佐々木さん、本当にありがとうございました&お疲れ様でした!

それでは今日も1日、よろしくお願いします!

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20161004

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/