日刊IWJガイド「安倍総理による『デマ』を地裁が裏付けるも『重要な部分は真実』なので『適切』という謎の判決下る!子宮頸がんワクチンをめぐってはCSISが問題企業『化血研』が製造するよう指示していた!?」2015.12.4日号~No.1178号~


■■■ 日刊IWJガイド「安倍総理による『デマ』を地裁が裏付けるも『重要な部分は真実』なので『適切』という謎の判決下る!子宮頸がんワクチンをめぐってはCSISが問題企業『化血研』が製造するよう指示していた!?」2015.12.4日号~No.1178号~ ■■■
(2015.12.4 8時00分)

 おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。

 多くの方からご心配をいただき、さらに温かいお言葉もいただいている、岩上さんの体調不調について、経過をお知らせします。

 酷すぎるぎっくり腰に関しては、鍼灸師の先生に2度も、緊急措置の鍼を打ってもらい、なんとか立っていられるようにはなりました。岩上さんの自宅へたまっている記事の原稿を届けに行った僕は、偶然、その鍼治療の現場にいあわせたのですが、針を打っている方も、打たれている方も「真剣勝負」のような緊張感でした。

 しかしぎっくり腰は応急措置で何とかしのげても、発熱の原因を突きとめないことには根本的な治療にはなりません。咳やくしゃみ、鼻水、のどの痛みなど、風邪の典型的な症状が見られないことから、風邪ではないのではないか、とかかりつけのペイン・クリニックのドクターから指摘を受け、内科医を紹介されて昨日、受診したところ、エコーで肝臓に「肝膿瘍」という病巣が発見されたそうです。

・【岩上安身のツイ録】風邪ではなく肝膿瘍と診断される、精密検査は明日。結果は追ってご報告します
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/277462

 白血球の数が増加しているので、体内で炎症が起きていることは間違いなく、本日はさらに専門の大病院を受診して、CTなどの精密検査を受ける予定です。

 もともと体力があるため、元気なときはそうした病巣を内臓に抱えていても自分の免疫力で抑えこんでしまって気がつかない。慢性的な過労による身体ダメージが重なって免疫力が弱まったため、「発熱」という形で病巣の存在が明るみに出た、ということのようです。

 僕も今年で32歳になり、ほんの少しずつ身体が衰えてくる予兆を感じています。徹夜明けのダメージが前より長引いたり、塩気のあるものが嫌いになったり。30代を迎えただけで身体の変化を実感するくらいですから、40代、そして岩上さんの年齢である50代を迎えたら、どれほど大変になるのか…想像がつきません。

 僕ら若造に合わせて、連日徹夜を繰り返したり、僕ら以上のテンションで仕事に向かうことがどれほど酷なことか。

 それでも昨日は、岩上さんは病院での検査後に事務所に顔を出し、絶対必要な諸々の仕事をこなしていました。僕が50代になって、同じようなパフォーマンスが果たしてできるかと考えると、ゾッとします。

 実際、岩上さんは今年2月に心臓の発作で倒れ、カムバックしてからは1日も休まず働きづめでここまできました。若い僕らでも、1ヵ月間休まずに働いたら、確実に倒れます。日本全国に385万ある中小企業の経営者や自営業者の方々は、こうやって働きづめに働いて日本経済を支え、同時に不況に踏みつぶされそうになっているのか…などと考えたりすると、呆然とします。

 とはいえ、こうした無理が着実に岩上さんの身体にダメージを蓄積させていっているのは事実ですので、岩上さんに無理をさせず、負担を与えよう、僕らスタッフが精進していきたいと思っています。

 ということで、IWJは本日も、多くの現場から国民の声を可視化し、メディアが伝えようとしない、権力にとって不都合な事実を取材しまくります。

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■安倍総理の「海水注入を菅直人総理が中断させた」というメルマガ記事が地裁によって「デマ」であることが認定されるも、「重要な部分は事実」という謎判決!

 福島第一原発事故の余波が続く2011年5月、野党議員だった安倍氏は、当時の菅直人総理に関し、「菅総理の海水注入指示はでっち上げ」と題するメルマガ記事を発表。事故直後、菅総理がいったん始まった原子炉への海水注入を「俺は聞いていない」と激怒して中断させ、しかし菅氏の側近は「注入指示は総理の英断」という嘘をばらまいた、と記載しました。

 しかし結果から言うと「菅氏が海水注入と中断させた」は誤報・デマで、実際には海水注入は中断などされていませんでした。

 菅氏は「事実に反する内容の記事を掲載され名誉を毀損された」として、安倍総理に1100万円の損害賠償などを求め訴訟を起こしていましたが、昨日、東京地裁は、菅氏の請求を棄却しました。

 永谷典雄裁判長は、「記事は海水注入が継続されていたことが判明する以前に発信されていた」「注入を中断させかねない振る舞いが菅氏にあったこと」「(実際には東電が決めた)海水注入を菅氏が決めたという虚偽の事実を海江田万里経済産業相(当時)ら側近が流したこと」などから、「記事は重要な部分で真実だった」「論評として適切だった」としました。

 安倍総理の事務所は、「判決によって、海水注入は吉田元所長の英断であったという真実が確認された。真実の勝利ではないかと思う」などとするコメントを発表。勝利宣言しました。

 いや、でもちょっと待ってください。

 菅氏が「事実に反する」として訴えたのは、安倍総理が「菅氏が海水注入を中断させた」という虚偽の情報を流布し、名誉を毀損したというものですよね。その点に限って言えば、地裁もこれが誤報であったことは認めているわけで、請求を退けるのは些か疑問です。安倍総理が「真実の勝利」などと誇るのはさらにおかしな話で、誤報・デマであったことはむしろ地裁によって裏付けられたんですよね。

 菅氏は、この判決を受けて開いた緊急会見で、「私が海水注入を中断したという一番の重要な点について、中断していないということを裁判所は認めながら、『中断した』と書いたものが真実だというのは、まったくの論理矛盾でとても納得することはできません」と、怒りをあらわにしました。今後、もちろん菅氏は控訴するそうです。

 この菅氏の緊急会見は、IWJも緊急で出動。なんとか会見の質疑応答部分を撮ることができました。この質疑のなかで菅氏は、さらに詳しく「安倍総理の事実誤認」の問題性、そして東京地裁の判決の倫理矛盾について、説明しています。

 ぜひ、質疑の模様はこちらの動画アーカイブでご覧下さい!!

【菅直人氏緊急会見(質疑応答部分)の動画はこちら】
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/277408

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■ CSISの指示通りに子宮頸がんワクチン「薬害捏造説」を流し始めたメディア~さらにCSISの指示書では「問題企業」によるワクチン製造を提言していた!

 本日も、最近IWJに入ったばかりのニューカマー、新人記者の太田美智子さんを紹介させていただきます。薬害問題やTPPに関心があり、早速、TPPに関する民主党による官僚ヒアリングや、子宮頸がんワクチン問題に関する会見やシンポジウムの取材に出動していただいています!どうぞよろしくお願い致します。

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 おはようございます。昨日の安記者、葦澤さんに続き、初めてご挨拶させて頂きます、太田美智子と申します。どうぞよろしくお願いします。

 子宮頸がんワクチンをはじめとした薬害の問題に、かねてから興味があり、IWJでは新人記者として、この問題を追う機会をいただいています。

 12月1日には、全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会のメンバーが塩崎恭久厚労大臣と会い、速やかな救済や研究推進などについて、要望書を手渡しました。その後に行われた記者会見も取材し、IWJによる個別インタビュー取材もしましたので、ぜひ、以下の動画記事にてご覧いただければと思います。

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・2015/12/01 「過去のことは変えられない。でも未来のことを考えて」子宮頸がんワクチン被害者らが塩崎厚労大臣と面談 ~一方で推進派医師主導で「安全性を評価する」!? 厚労省研究班が始動!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/277014

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 またこの模様は、本日15時からCh4で録画配信しますので、こちらも原稿とあわせて、ぜひご覧ください。

 国が接種の推奨を控えるようになって2年半。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、今年、「薬害捏造説」を喧伝する悪意に満ちた記事が、雑誌やネットマガジンにいくつか掲載されました。

 その1つに、子宮頸がんワクチンの副反応と言われる症状は、本当は思春期特有の「心因性の症状」にもかかわらず、一部の医師が「ワクチンのせい」にしているのではないか、という論調のものがありました。

 なぜ、「ワクチンの副反応かもしれない」という謙虚な姿勢で、この問題を考えられない人たちがいるのでしょうか。

 それどころか推進派は「このままでは日本だけ子宮頸がんの発生率が高まってしまう」などと批判しています。これは脅しではないでしょうか。

 これまでもIWJでお伝えしてきましたが、米国の巨大シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)も日本の子宮頸がんワクチン接種について口を出し、2年連続で作成した今年の報告書では、積極的勧奨の中止が「ワクチンに対する国民の信頼にマイナスの影響を及ぼした」として、早期の再開を迫っています。

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・【岩上安身のニュースのトリセツ】集団的自衛権という「暴挙」と危険な子宮頸がんワクチンの接種継続という「異常」とに共通する「米国からの圧力」(中編)~現実化するジャパンハンドラーの「指示」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/162109

・【岩上安身のニュースのトリセツ】集団的自衛権という「暴挙」と危険な子宮頸がんワクチンの接種継続という「異常」とに共通する「米国CSISからの圧力」(後編)~ワクチン推進のためには「メデイア監視」が必要?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/162537

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 しかし、私は、勧奨中止を英断だと信じて疑いません。数々の薬害を経験してきたからこそ、厚労省は迅速に慎重に臨む決断ができたのだと思います。

 医薬品は効果だけでなく、副作用がつきものです。薬害が副作用と違うのは、「医薬品の有害性に関する情報を、加害者側が(故意にせよ過失にせよ)軽視・無視した結果、社会的に引き起こされる人災的な健康被害」(臨床・社会薬学研究所所・片平洌彦氏)と言われています。

【出典:ためになる薬剤師の知恵袋「くすりのはなし」】
http://www.min-iren.gr.jp/ikei-gakusei/yakugaku/zy1/k01_kusuri/2007/02.html

 ところで、一昨日、衝撃的なニュースがありました。かつて非加熱製剤を製造販売し、多数の血友病患者をHIV/AIDSに感染させた薬害エイズ事件で、ミドリ十字(当時)などと並んで被告企業となった化学及血清療法研究所(化血研)が、40年以上にわたって不正な製造と隠ぺい工作を繰り返していたことが明らかとなり、謝罪会見を行ったのです。

 同日、発表された第三者委員会の報告書によると、理事長を含む理事の一部は「隠ぺい行為を認識しながら漫然と放置しており」、「常軌を逸した隠蔽体質が根付いていた」と断じています。

 化血研の主力は、血液製剤とワクチンです。ワクチンについては、現時点では、重大な隠ぺい行為を「認める証拠は存在しない」と報告されていますが、「化血研全体の問題」とも書かれています。

 翻って、CSISは、先の報告書で、子宮頸がんワクチンの積極的勧奨再開とともに、化血研による「HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)製造の支援」を「提言」しています。

 集団的自衛権の行使容認やTPP推進など、日本政府・安倍政権はCSISの「指示」通りに事を進めています。それは前述したように、子宮頸がんワクチンでも同様です。

 今度もCSISの指示通り、この問題企業・化血研で「HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)」が製造される日が来るのでしょうか?

 IWJでは今後とも、この問題を追っていきますので、どうぞご注目ください。

・【特集】政府と製薬業界、御用学者からの残酷な贈りもの ~IWJが追う「子宮頸がんワクチン」副反応被害
http://bit.ly/18PE960

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…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.12.4 Fri.**

【録画配信・Ch4】15:00~「HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)被害に関する塩崎厚生労働大臣と全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会の面会・要望書の提出と記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/277014
※2015年12月1日に行われた、「HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)被害に関する塩崎厚生労働大臣と全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会の面会・要望書の提出と記者会見」を録画配信します。IWJ記者によるインタビューも、あわせて配信します。

【録画配信・Ch6】17:00~「【児童相談所問題】晃華学園事件 第6回口頭弁論後の報告会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※12月3日に行われた、「晃華学園事件 第6回口頭弁論後の報告会」を録画配信します。

【12月9日開催!ロックの会 IWJ NIGHT・ゲストシリーズ特集6・Ch1】18:00~「『国民主権、基本的人権を制約する憲法改悪の企みが迫っている!』~自民党の憲法改正案についての緊急鼎談・梓澤和幸弁護士×澤藤統一郎弁護士×岩上安身 <前半>」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272308
※2015年10月27日、梓澤和幸弁護士と澤藤統一郎弁護士、岩上安身により、自民党の憲法改正案について行われた緊急鼎談を再配信します。

【シリーズ特集23 標的は9条だけじゃない!自民党トンデモ改憲草案の正体!・Ch9】20:00~「安倍政権の『内閣は何でも決められる』政治を止める ~『立憲デモクラシーの会』シンポで山口二郎氏ら表明」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=9
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/136392
※「立憲デモクラシーの会」・「法政大学現代法研究所」主催のシンポジウムを再配信します。基調講演で登壇した山口二郎氏(法政大教授)と愛敬浩二氏(名古屋大教授)は、安倍政権の、憲法による縛りを軽視する政治手法を改めて批判しました。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

※首相官邸前抗議は、12月5日(土)に「KEEP CALM AND NO NUKES 反原発★1205 銀座大行進」があるため、行われません。

【IWJ_TOKYO8】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo8

【IWJ_IWATE1】18:30~「第120回脱原発盛岡金曜デモ」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-iwate1

【IWJ_IBARAKI1】19:00~「第162回原電いばらき抗議アクション」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.12.5 Sat.**

【Ch未定】13:15~「12・5国連・人権勧告の実現を!集会・デモ」
※「国連・人権勧告の実現を!実行委員会」が主催の集会とデモを中継予定。藤田早苗氏(英国エセックス大学人権センターフェロー)、師岡康子氏(弁護士/外国人人権法連絡会)らが集会で発言予定。

【Ch5】13:45~「KEEP CALM AND NO NUKES 反原発★1205 銀座大行進」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「首都圏反原発連合 ? Metropolitan Coalition Against Nukes -」が主催の、銀座大行進を中継します。吉原毅氏(城南信用金庫相談役)、中野晃一氏(上智大学教授・政治学者)、小林節氏(慶應義塾大学名誉教授・弁護士)らがゲストスピーカーとして講演予定。

【Ch未定】15:00~「シンポジウム『平和憲法と安保法の行方 SEALDsとともに』」
※「国際基督教大学(ICU)平和研究所」が主催のシンポジウムを中継予定。

【IWJ_OSAKA1】18:00~「辺野古基地建設強行糾弾!12・5緊急関西集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※伊波洋一氏が講師として登壇予定の緊急関西集会を中継予定です。

【12月9日開催!ロックの会 IWJ NIGHT・ゲストシリーズ特集7・Ch1】18:00~(予定)「『国民主権、基本的人権を制約する憲法改悪の企みが迫っている!』~自民党の憲法改正案についての緊急鼎談・梓澤和幸弁護士×澤藤統一郎弁護士×岩上安身 <後半>」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272308
※2015年10月27日、梓澤和幸弁護士と澤藤統一郎弁護士、岩上安身により、自民党の憲法改正案について行われた緊急鼎談を再配信します。

【IWJ_FUKUOKA1】19:00~「前松阪市長・ピースウイング代表 山中光茂氏 講演会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukuoka1
※「自治体議員立憲ネットワーク・福岡」が主催の「前松阪市長・ピースウイング代表 山中光茂氏 講演会」を中継します。

【シリーズ特集24 標的は9条だけじゃない!自民党トンデモ改憲草案の正体!・Ch9】20:00~「『憲法とは「国民的記憶」』 水島朝穂氏、改憲限界論を展開 ~『立憲フォーラム』 第6回勉強会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=9
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/86013
※水島教授は、2013年6月20日に開かれた「立憲フォーラム第6回勉強会」で「この国は、他国の憲法改正の頻度、回数ばかりをあげ、まるで憲法ならなんでも変えられると思っているようだ。(議員の)3分の2の賛成をとっても、変えられない条文がある。それが改憲の限界だ」と述べ、「憲法改正の限界論」について言及しました。

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(前半の続き)…

■梓澤×澤藤×岩上『前夜』再鼎談を二夜連続で再配信!!

 本日注目の再配信を紹介します!

 2013年に行った、梓澤弁護士、澤藤弁護士、岩上安身による「自民党改憲草案」のそのメチャクチャな中身を読み解く鼎談インタビューシリーズ、「前夜」。書籍版『前夜』を多くの方にお買い求めいただき、このほど、『前夜・増補改訂版』を発売することとなりました。

【増補改訂版の購入予約はこちらから!】
http://goo.gl/forms/K1GiAd3VHN

 来年夏には参院選(もしくは衆参ダブル選)が目前に迫り、自民党が超危険な「緊急事態条項の新設」に手をかけようとしている今、この本で3人が警鐘を鳴らしている事態が、刻一刻と現実のものになろうとしています。

 そこで、今回の『増補改訂版』の発売にあたり、この3人が再結集!安保法制の採決強行という「独裁」をやってのけた安倍政権が、次に行うであろう「手口」について、そして国民はどうそれと対峙していけば良いのか、を語り尽くしました。

 本日は、その「再鼎談」の【前半】を、Ch1で18時よりお送りします!

 サポート会員の方であれば、以下の動画記事より【前半】【後半】あわせて全編を、いつでもご覧になることができます。ぜひこの機会に、会員に登録していただき、また一般会員の方はサポート会員に変更していただき、再鼎談をご堪能いただければと思います。

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【動画記事はこちら】

・2015/10/27 「国民主権、基本的人権を制約する憲法改悪の企みが迫っている!」~自民党の憲法改正案についての緊急鼎談・梓澤和幸弁護士×澤藤統一郎弁護士×岩上安身(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272308

※会員登録はこちらです!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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 また、12月9日に行われる「ロックの会~IWJ NIGHT」には、再度この3人が集結し、再々鼎談を行います! 岩上さんの病状は気にはなりますが、この日までには必ずや復活してステージに登場してくれるものと信じています! 状況は日々、お伝えし続けます。

 こちらの会場は、もうすでに予約でいっぱいとなってしまったため、参加申込みは締め切らせていただきましたが、IWJ会員であれば、この模様を【限定配信】でご覧になることができます!

※会員登録はこちらです!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 またこうした取材など、IWJのすべての活動には、目に見えない部分で様々な手間とお金がかかっています。現状の規模を維持し、きたる改憲を迎え撃つには、みなさまからのご寄付・カンパが必要不可欠です。ぜひ、今後もIWJの取材活動を、直接支えていただきますよう、よろしくお願い致します。

※ご寄付・カンパもお願いしています!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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■12月20日(日)は品川の平均気温が急上昇間違いなし! 年末の激熱イベント「饗宴VI」を開催します!!!

 毎年、その年にIWJが深く関わり、また社会に大きなインパクトを与えた方々をお呼びし、熱い講演とディスカッションを行う年末の恒例イベント「饗宴」を、今年も開催します!!

 場所は品川、時は12月20日の日曜日!

※「饗宴VI」特設サイトです(現在はPCサイトのみ)!
http://iwj.co.jp/feature/symposion6/

 昨年の饗宴Vでは、登壇者の繰り出す重厚な内容に圧され、予定していた終了時間を大幅にオーバーしてしまうほどの大盛り上がりで、その結果会場費の延長代がかさみ、大きな赤字に見舞われましたが、参加いただいた400人の観客のみなさまも、口々に、「いやー熱かった!」「深刻な内容だが、それに立ち向かう元気をもらった!」と、口々におっしゃっていただきました。

 これもひとえに、登壇者の方々の気迫と熱意、そしてそれに応えようと、一心にメモを取り、耳を傾け続けた観客のみなさまの、熱気の相乗効果によるものだと思います。

※その熱気に包まれた昨年の饗宴の様子は、こちらのDVDでご覧になれます!!
http://iwj.co.jp/feature/symposion5/archives/434

 そして、今年もやります! 来年夏の参院選(もしくは衆参ダブル選)、憲法改正、TPP批准の是非、消費税増税への加速、原発再稼働、などなど、今年は昨年よりもさらに暗澹とする未来が待ち受けているように見えます。

 しかし、だからといって暗い顔をしているだけでは、何も変わりません。では何をしたら良いのか。何を学び、何に備えれば良いのか。それを、日本の未来を左右する選挙に向けて、ますます存在感を発揮するであろうキーパーソンをゲストにお迎えし、「グローバル経済・TPP」、「立憲主義と改憲」、「戦争の過去・現在・未来のリアル」の三部構成で提示していきたいと思います!

 まず、第一部では「グローバル経済・TPP」では、岩月浩二弁護士、政治経済学者の植草一秀氏、PARC事務局長の内田聖子氏、国際情報解説者の田中宇氏、中央大学名誉教授の富岡幸雄氏、横浜市立大学名誉教授の矢吹晋氏にご登壇いただきます。TPPの問題にとどまらず、AIIB(アジア・インフラ投資銀行)やグローバル企業の税金逃れの実態などについて、議論します。

 日本の大手メディアと安倍政権と、その信奉者、富の搾取によって得をした一部の富裕層、株価のつり上げで一時的に儲けた方々以外の、大多数の国民が、実感を持って認識している「アベノミクスの大失敗」(というよりも、国民にとっての大失敗こそがアベノミクスの狙い、だったのかもしれませんが)について、彼らがひた隠す事実をもとに、暴きます。

 第二部では「立憲主義と改憲」と題し、学習院大学教授の青井未帆氏、元宜野湾市長の伊波洋一氏、水上貴央弁護士、SEALDsの奥田愛基氏にご登壇いただきます。今年、国会前を中心に全国規模で抗議の声があがった安保法制、そしてその先にある「明文改憲」の問題、今、目前にある危機について、議論します。

 第三部の「戦争の過去・現在・未来のリアル」には、元陸上自衛隊レンジャー部隊所属の井筒高雄氏、ジャーナリストの志葉玲氏、元内閣官房副長官補の柳澤協二氏、元外務省国際情報局長の孫崎享氏にご登壇いただきます。内戦が激しさを増すシリア情勢、IS(イスラム国)の動向、そして戦場に駆り出されることになるかもしれない自衛隊のあり方や、企業が兵員補充の片棒をかつがされるかもしれないことなどをめぐり、議論します。

【饗宴の入場料金はこちらです!】

・ 非会員様
第1部シンポジウム7000円
第2部パーティー 3000円

・一般会員様
第1部シンポジウム6000円
第2部パーティー 3000円

・サポート会員様
第1部シンポジウム5000円
第2部パーティー 3000円

※「饗宴VI」特設サイト(現在はPCサイトのみ)
http://iwj.co.jp/feature/symposion6/

※参加申し込みフォームはこちら!!
http://iwj.co.jp/feature/symposion6/apply.html

 ここで本日は饗宴に備え、「裏技」を2つご紹介いたします!

 まずひとつ目は、料金は会員になるとお得なシステムになっています。これを機にサポート会員さんに切り替えていただくと、さらにお得です!会員登録がお済みでない方は、ぜひぜひこの機会にご登録ください!

 さらにこちらは、本来はオフレコの内容となりますので、あまり大きな声では言えないのですが、IWJ会員は初月無料です、ということは…今月にご登録いただければ、なんと無料で、入場料が割引に…!

 みなさま、この機会にぜひ、ご登録くださいませ!

 また、ゲストは現時点でのものです。先生方のご都合によって多少変動する可能性はありますので、ご承知おきください。

※会員登録はこちらです!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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■岩上さんのインタビューと講演のお知らせ!

 12月に決定している、岩上さんのインタビューや講演情報をお知らせいたします。もちろん、これが全てではありません。まだまだインタビューを申し込み中の方はたくさんいます。もし決まったら、どんどんラインナップを更新していきますので、毎日、このコーナーにご注目ください!

・12月4日(金)15:00~
阪口徳雄弁護士・上脇博之教授インタビュー
※岩上さん体調不良のため、IWJスタッフの原佑介記者がお話をおうかがいいたします。

・12月17日(木)17:00~19:00
京都精華大学専任講師・白井聡氏インタビュー

【講演情報】
・12月5日(土)19:00~
場所 : 島根県出雲市民会館
主催 : たたかうデモクラシー島根
※岩上さんが現地に行くことはできなくなりましたが、東京からユーストリームかスカイプで中継してお伝えします。

 岩上さんの体調不良につき、今後も多少、スケジュールに影響が出る可能性があります。岩上さんは、本日、診察と検査のため病院へ向かいます。一昨日12月2日に予定されていた、岩上さんによる映画監督・是枝裕和さんインタビューも延期とさせていただきました。申し訳ございません。

 是枝監督は映画『誰も知らない』が第57回カンヌ国際映画祭で柳楽優弥が最優秀男優賞を受賞し、『そして父になる』が第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞し、さらにはこの『そして父になる』に感動したスピルバーグが熱望してハリウッドリメイクが決まるなど、今、世界で最も注目されている日本人監督です。

 そんな是枝監督が、岩上さんのインタビューを受ける。つまりは政治的・社会的な発言を、それも2時間ぶっ通しで聞ける!?

 スタッフ一同はもちろんのこと、多くの業界に激震が走ったのは言うまでもありません。

 今回は、致し方のない理由で、延期とさせていただきました。こちらから申し込みをしてご多忙中、スケジュールを割いていただいたのに、本当にすみません。重ねてお詫びするとともに、ぜひ、改めて機会を作ってくださいますよう、お願い申し上げます。

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■改憲迫る来年の7月末までに、Web大改造プロジェクトを行います! 我こそはというWeb人材を大募集!

 多くの方に自民党改憲を、そしてIWJの記事を知って、観て、読んでもらいたい。そのために、今、IWJが全精力をかけて取り組んでいるのが、IWJの「陳列棚」「店頭」であるwebページ(http://iwj.co.jp/)の抜本的な改良作業です!

 来年7月に行われる予定の参院選と、参院選後の自民党の改憲を、「新」IWJサイトのアーカイブで迎え撃とうという、採算度外視の無謀なプロジェクトです。私たちは前向きに、戦います!

 具体的には、こうすればもっと見やすいのに、こうすれば利用しやすいのに…という部分を、徹底的に洗い直し、刷新するというものです。これまでIWJが貯めてきた一万五千本のコンテンツも、一気に整理し、検索しやすいようにしたり、見やすくする予定です。

 そのために、今回は正真正銘のプロの方にも、奮ってご協力いただきたいと思っています! 仕事を受注するおつもりで、まずはお話だけでもドシドシご応募ください!

 以下、最近は、このくだりで自身のプライベート情報が徐々に明かされていくことに、戦々恐々としているWeb班の伊藤理チーフが詳細をご説明します!

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 Web班の伊藤理と申します! 皆さん、おはようございます!!

 今年の8月に、Web班にはWebエンジニアの仲間も増え、ただいま、IWJの記事アーカイブ検索を充実させるべく日夜奮闘していますが、さらに来年の7月までに、Web大改造プロジェクトを行う予定でおります。

 お陰様で1万5千本以上になった記事アーカイブページですが、皆さまが見たい読みたい過去記事にスムーズにたどり着くためのシステム改良をもっともっと進めたいと思っています。IWJサイト全体の検索と利便性を高めるのが一番の目的です。

 そこで、Web班では、下記の(A)と(B)の2パターンの人材を緊急募集いたします。

(A) サイトの改良プロジェクトのメンバー募集です。今期(来年7月末)の間に一挙に進めてまいりたいと思っております。法人でも個人でも構いません。各記事ページのデザイン変更、メニューの追加・整頓、スマホ対応の作業をしていただきますので、特にWebデザインやCSS言語の得意な方、またスマホサイトのWeb作成経験のある方にお手伝い願いたいと思っております。よろしくお願いいたします。基本的に(A)は、来年夏頃までの短期契約でのプロジェクトとなります。複数名でチームを組んでタスクに当たりたいと思っております!

(B) 来年早々には、1万5千の全アーカイブを再編集する作業も視野に入れて準備しておりますので、WordPressなどへ大量にデータ入力することに慣れている方で、IWJコンテンツに精通し、日々の記事コンテンツのアップロード・更新・管理作業もしていただく方を募集いたします。(B)はなるべく長期契約で働ける方にお願いしたいと思っております。

・応募条件
(A)<短期契約> 下記の内、いずれか一つに該当する方を募集します
・HTML/CSSコーディングの経験のある方で、Webデザインの得意な方
・スマホ対応サイトの作成経験のある方
・PHP、JavaScript言語の経験のある方
(週2日以上出勤で週3日以上でもOK(在宅作業相談可)夜勤可能な方は歓迎! )

(B)<長期契約可能>
・HTML言語を知っている、Web作成した経験がある方
・Webのデータ入力を素早く、ミスなくできる方
・夕方以降、夜遅い時間帯に主に作業できる方
・チームワークで動くので、明るく、協調性のある方
(週4~5日出勤(在宅作業相談可))

(A)と(B)を兼ねてのご応募も可能です。また、前述の通り、(A)のプロジェクトは、法人に請け負っていただくことも考えています。個人だけでなく、法人もぜひご連絡ください!(B)につきましては、IWJで長期的に働きたい方ももちろん、フリーランスの方などで兼業もOKですので、ぜひ奮ってご応募ください。よろしくお願いいたします。

※ スタッフ応募フォームはこちら
http://bit.ly/1ALJypQ

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■IWJスタッフ募集のお知らせ

 IWJでは現在、スタッフを大募集中です。特に事務スタッフは大募集中です! 饗宴に向け、ますます忙しくなってきます!他にも経理・総務スタッフ、テキストスタッフ、中継・動画編集スタッフを募集しています!

 IWJは常に忙しく、仕事量は山のようにありますが、やり甲斐はあります。ご応募をお待ちしています!

<一般事務および会員管理スタッフ>
 電話やメールでの外部の方との連絡、岩上さんのインタビューのアポ取り、スケジュール管理、イベント開催の準備などを行うのが、一般事務の仕事です。IWJの屋台骨を支える、とても大切なお仕事です。

 IWJでは現在、特にこの一般事務の人手が不足しています。一般事務がしっかりしていないと、IWJの足腰は立ちません。少しでも事務の仕事にご関心をお持ちの方がいれば、ぜひ、ご応募いただきたいと思います。

 一方、会員管理事務のスタッフは、会員様からのお問い合わせなどの接点になりますので、人当たりのよい方(メール対応中心です!)、メールなどPC操作に慣れている方(エクセルができるとありがたいです!)を募集しています。

◆応募条件
※「事務スタッフ」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

<経理・総務スタッフ>
 IWJでは、経理・総務スタッフも募集しています。経理および総務の実務経験がある方、経理ならば簿記などの資格をお持ちの方を歓迎いたしますが、経理の経験がなくても、真面目、几帳面、注意力がある、数字を扱うことや計算することが苦ではない、という方、初めて経理を覚えてみたいという方でもやる気があれば大丈夫です。ご応募、お待ちしています。

◆応募条件
※「経理・総務スタッフ」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

<テキストスタッフ>
 IWJでは、記者およびテキストスタッフも募集しています。IWJと聞くと、Ustreamを使ったライブストリーミングが主体のメディアだと思われる方が多いかもしれません。しかし、IWJではブログやメルマガなどのテキストにも力を入れています。インターネットメディアとしては、配信しているテキスト量はナンバーワンであると自負しています。

 IWJのテキストスタッフの基礎となる仕事は、現場に行って取材をし、それを原稿にまとめることです。さらにそこから派生して、Twitterを使ったリアルタイム実況、メルマガ用原稿の構成・編集、各種リサーチ資料の作成、岩上さんのインタビューや講演で使用するパワーポイントの作成なども行っていただきます。

 もちろん、すべてを一人でこなさないといけない、というわけではありません。本人の適性に合わせて、部分的に業務に携わっていただくことも可能です。

 勤務形態は、在宅でも可能です。地方在住の方でも、パソコンさえあればお手伝いいただくことが可能ですので、どうぞふるってご応募ください。

◆応募条件
※「【職種2】 -テキストスタッフ- (記者・ライター・リサーチャー・編集者etc)」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

 各募集スタッフのその他の詳細の項目に関しましては、以下のページよりご確認ください。上記の応募条件は、すべて当てはまっている必要はありません。ぜひ、ふるってご応募ください!

※【 スタッフ応募フォーム 】
http://bit.ly/1ALJypQ

<中継・動画編集スタッフ>

 IWJの記者や中継市民の皆さんが、日々取材してきた映像を、動画編集ソフト(adobe Premiere)で編集したり、サーバーへアップロードしたりする作業をメインに担当していただきます。

 動画編集の経験や知識をお持ちの方はもちろん大歓迎ですが、そうした経験がなくても、映像やIWJのコンテンツに興味がある方なら大丈夫です!

 経験豊富なIWJスタッフが親切にレクチャーいたします。自主性と向上心を持って、学び成長できる方をお持ちしております。

 また、動画編集だけでなくカメラを持って、記者会見やシンポジウム、デモの現場などに取材に行っていただくこともあります。こちらも、ビデオ撮影の経験や知識をお持ちの方は大歓迎ですが、「ホームビデオぐらいしか使ったことないなぁ…」という方でも心配いりません!

 映画やドキュメンタリーに興味があって、ビデオ撮影に挑戦したいという情熱をお持ちの方を募集します。あとは、体力と運転免許があれば、云うことなしです!

◆応募条件
※「【職種5】-中継・動画編集スタッフ-」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

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■わとはぷ!のコーナーです!

 1791年の今日12月4日、世界で初めての日曜新聞「オブザーバー」がイギリスで創刊しました。

 このオブザーバー紙、1791年12月25日に、あの有名な作曲家モーツァルトの死亡記事を掲載した際、命日を12月15日とし、モーツァルトをドイツ人と掲載しました。しかしモーツァルトの命日は12月5日、ドイツ人ではなく実際はオーストリア人であり、けっこうな「誤報」だらけだったのです。

 それから199年以上経過した1991年1月27日、オブザーバー紙は紙面でこの誤報を訂正しました。これはギネスブックで「最も遅れた訂正記事」として紹介されています。

 日本の新聞で誤報と言えば、「江沢民死去」でおなじみの産経新聞などが真っ先に浮かびます。これは2011年7月7日、産経新聞が「江沢民・中国前国家主席が死去」と“遺体の安置先”まで断定報道したものの、3カ月後に江沢民氏が記念式典に現れた、つまり産経新聞の大誤報だった、という話です。

 産経新聞はこの誤報について、江沢民氏が姿を見せてやっと、謝罪と撤回をしました。

 しかし、冒頭で紹介した安倍総理の流布した「デマ」と、その後の対応に比べれば、産経新聞にはまだ常識があると言えますね。一応は、自身の事実誤認を認め、謝罪・撤回し、担当者は減俸処分などで「責任」を取っているのですから。

 裁判所が安倍総理の「事実誤認」を認めているにも関わらず、「真実の勝利ではないか」などと言ってのける安倍総理。事実誤認については謝罪も撤回もせずに居直り、その口で、朝日新聞などを舌鋒鋭く批判しているのですから、あいた口が塞がりません。

 いくら事実や矛盾、決定的な事実誤認を突きつけても、自身の誤りに気づいたり省みたりしようとしない安倍総理。しかし僕らは、ジャーナリズムを通して、それを繰り返していくしかありません。何度でも何度でも繰り返します。

 それでは本日も、IWJをよろしくお願い致します!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/