日刊IWJガイド「いよいよ今日から! 閉会中審査でTPPや「一億総なんちゃら」など論戦へ! 臨時国会に応じず、逃げ腰の安倍政権を野党が追及! ~今日は忠犬ハチ公の誕生日、1948年の再建除幕式にはGHQも参列!?」2015.11.10日号~No.1154号~


■■■ 日刊IWJガイド「いよいよ今日から! 閉会中審査でTPPや「一億総なんちゃら」など論戦へ! 臨時国会に応じず、逃げ腰の安倍政権を野党が追及! ~今日は忠犬ハチ公の誕生日、1948年の再建除幕式にはGHQも参列!?」 2015.11.10日号~No.1154号~ ■■■
(2015.11.10 8時00分)

 おはようございます。IWJのぎぎまきです。

 ついに今日と明日、国会で閉会中審査が開かれることになりました。今日10日は衆議院で、明日11日は参議院で、それぞれ予算委員会での閉会中審査が行われます。本来は野党5党が憲法の規定にもとづき召集を要求した臨時国会を開くべきですが、政府・与党は閉会中審査に応じることで、世間の批判を少しでもかわそうという狙いなのでしょう。

 しかし、閉会中審査はたった2日間。「とりあえず形だけでもやっとけ」という安倍政権の本音が透けて見えますね。しかし、安倍総理は8日、「信頼が大切なので国民への説明責任を果たしていく」と、ドヤ顔・キメ顔で答えたといいますから、国民がその?を見抜くしかありません!

 今回の閉会中審査で議論になりそうなのは、一番にTPP。他にも、内閣改造後に浮上した閣僚の政治資金問題や、「一億総なんちゃら」についても、野党は追及するようです。

 しかし、2日間の論戦では与党に逃げ切られることは確実で、そうなると、実りある議論とはならず、ただのアリバイ作りに終わる可能性があります。審査が終わったところで、国民にとってどれだけ利になるのか、、、あまり期待できそうにありませんが、それでもウォッチしましょう!

 本日は、NHK総合で午前9時から午後12時まで、休憩を挟んで、午後1時から午後5時まで衆議院予算委員会が中継される予定です。

 しかし明日の参議院予算委員会質疑は今のところ、番組表には組み込まれていないので、まさかNHKは中継しない気でしょうか!?

 臨時国会が開かれないのだから、閉会中審査くらいはその全貌を国民に知らせるべきですよね。NHKさん、ぜひ、放送してくださいね!!! 放送しなかった場合は、またまた政権におもねった、あるいは圧力に腰砕けになったとみなされてしまいますよ!

 NHKで中継されない場合は、衆議院TVインターネット審議中継をご覧ください。スマホでも視聴できるはずです。スタートは午前9時から。URLはこちらになります!

【 衆議院TVインターネット審議中継 】
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

■テレビが報じない安保法制関連の中継を、IWJはしぶとく続けていきます! ご支援をお願いします!

 IWJは、安保法制の中継をこれからもしぶとく続けていきます!

 テレビは、ほとんど取り上げなくなってしまった安保法制をめぐるニュースですが、市民の反対活動が下火になったわけではありません。危機感を抱いた知識人や市民は、全国で今も地道に運動を続けています。見据える先は、当然、来夏の参院選です。政権をひっくり返して、廃案に持ち込む以外に、憲法違反の集団的自衛権行使の法律によって、日本が米国の身勝手な戦争に巻き込まれるのを防ぐ手立てはありません。

 本気で次の参院選に全国の有権者が関心を抱かないと、自民党の改憲草案が発議される可能性がある。今でもひどい状況ですが、今よりもずっとずっとひどい状況に陥るのを見越して、岩上さんは何度も強い警告を発しています!

 なにせ、違憲の戦争法案の廃止と昨年の7.1閣議決定の取り消しを求めて、国民連合政府構想を発表した共産党の志位委員長に対して、自民党の改憲草案の断固阻止というスローガンを3番目に入れるべきではないか、と直接、インタビューの際に述べたほど。

 自民党の憲法草案のトンデモぶりについては、IWJが声をあげなかった日はない! と言っても過言ではありません。立憲主義を否定、どころか基本的人権も、言論・集会・結社の自由も、ことごとく「公の秩序」のもとに置いてしまい、お上の決めたことに黙って従え、という内容になってしまっている、あのトンデモ草案です!

 自民党は、このトンデモ草案を平然とホームページに掲げる無神経ぶりなので、多くの国民が、だんだん慣れてきてしまって、また内容があまりにひどいので、悪い冗談だろうとしか思わなくなってきていますが、悪い冗談を本気で実行してしまうのが安倍政権です! 皆さん、決して侮ってはいけません!

 今日は15時から衆議院議員会館で、伊藤塾の塾長・伊藤真弁護士や日体大教授の清水雅彦氏、「あすわか」の黒澤いつき弁護士などが発言を予定している「自由と民主主義を守れー自民党改憲案にNO!」が行なわれます。

 実はこの集会、民主党の小西洋之議員、共産党の仁比聡平議員、社民党の福島みずほ議員の3つの事務所の共同開催です!

 岡田代表の態度は煮え切らないし、細野氏らは公然と共産党とは組めない! と宣言する始末。おいおい、それがあなた方の最優先事項なんですか、共産党と組むくらいなら自民党の悪政に手を貸した方がマシ、ということなんですね、と嫌味を言いたくなります。

 しかーし、安保法案と戦った議員個人レベルでは、民主党、社民党、共産党の「共闘」が成り立っているわけですね! 大注目です!

 15時からCh5で中継しますので、ぜひ、ご覧になってください!
【 Ch5 】http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

 小西洋之議員、仁比聡平議員、福島みずほ議員の三人とも、岩上さんが全員インタビューしています!

 この機会に、ぜひプレイバックしてみてください! サポート会員の方ならば、全編視聴できます!

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・2015/09/19 岩上安身による小西洋之議員緊急インタビュー!票決が盗まれた犯行現場・委員会室でヒゲパンチを食らいながら目の当たりにした一部始終!「憲法奪還」の戦いがこれから始まる!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/265985

・2015/09/03 米国に忠誠を誓う「軍人政治家」がペンタゴンで交わした「密談」の衝撃の全容! 防衛省内部文書・第二弾を暴露した共産党・仁比聡平議員に岩上安身が緊急インタビュー!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/261463

・2014/12/12 【大義なき解散総選挙25】「国民の声を聴かない」安倍政権の「亡国の政策にストップを」 経済、改憲、安全保障政策について、社民党・福島みずほ副党首に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/213019
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  大手メディアが報じないテーマを追い続けるのがIWJのようなインディペンデント・メディアの使命でもあります。東電会見の中継はすでに4年半以上が経ちました。毎週金曜日の再稼働反対・首相官邸前抗議の中継も、すでに3年を過ぎています。安保法制、改憲草案、参議院選挙など、これからもIWJが地道な取材活動が続けられるよう、ぜひ、さらなるご支援をお願いいたします。

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパもどうぞお願いいたします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.11.10 Tue.**

【Ch5】9:30頃~「高市早苗・総務大臣 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※高市早苗・総務大臣による記者会見を中継します。

【Ch4】10:00~と13:00~「武器輸出にNO!防衛装備庁『死の商人』シンポジウムに抗議スタンディング」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「戦争しないさせない市民の会(秘密保護法を考える市民の会)」、「ピース・ニュース」が主催する抗議のスタンディングを中継予定です。

【Ch5】15:00~「自由と民主主義を守れ ―自民党改憲案にNO!」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※伊藤真弁護士、日本体育大学教授の清水雅彦氏、他が発言予定の院内集会を中継します。

【Ch4】16:30~「日本外国特派員協会主催 奥野長衛・JA全中会長 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※日本外国特派員協会主催の、奥野長衛・JA全中会長による記者会見を中継予定。

【録画配信・Ch6】19:00~「ND日米原子力エネルギープロジェクトシンポジウム 原発と核-4人の米識者と考える-」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※2015年11月6日に収録した「新外交イニシアティブ(ND)」主催のシンポジウムを録画配信します。

【再配信・Ch1】20:00~「沖縄が、日本が、『最前線の戦場』にさせられる!米軍の戦略に乗せられる日本~『オール沖縄』が、米軍基地を拒む理由――岩上安身による伊波洋一・元宜野湾市長インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/215279
※2014年12月20日、岩上安身が元宜野湾市長の伊波洋一氏にインタビューした模様を再配信します。

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(前半の続き)

■10月に発足した防衛装備庁のPR会 8時間のシンポジウムをIWJはすべて取材します!

 そんな長丁場、IWJしかカメラ回さないでしょ! という注目の取材をご紹介します!

 今日は朝10時から夕方6時まで行なわれる「2015年防衛装備庁技術シンポジウム」を取材します。これは今年10月に発足した防衛装備庁が、新組織の中身や今後の取り組み、防衛装備品などの研究開発結果の成果などを報告する、8時間にもわたる長丁場のシンポジウムです。生中継は許可されませんでしたが、8時間の中身をすべて録画で取材します!

 「防衛装備」なんて耳障りのいい言葉にすり替えていますが、中身はもちろん、まぎれも無い「武器」。戦闘で使う武器の輸出や研究開発を一元的に担っていくのが防衛装備庁の役割です。同庁は1800人からなる大規模組織で予算規模はなんと5兆円近く。防衛予算の3分の1にあたるといいます。武器輸出を成長戦略の一つとして力を注ぐ政府が、今日のシンポジウムでその中身を大々的にPRするのでしょう。

 そして、防衛装備庁のPRシンポジウムを徹底取材する一方、IWJは会場の外で行なわれる抗議スタンディングも取材、その模様を中継します。武器輸出三原則が撤廃され、武器の輸入や輸出を推進していくのは「死の商人」になることだと、防衛装備庁が立ち上がった10月1日も、防衛省前で抗議の声を上げていたみなさんが、本日朝10時と午後1時の2回にわけて、会場の外で抗議の声をあげます。Ch4で中継しますので、ぜひご覧ください!!

 今回、シンポジウムと会場外で行なわれる抗議スタンディングの両方を必ず取材するように、ハードルが高くてもトライすることと、岩上さんから指示がありました。実際、シンポジウムの主催者からは中継は断ると、渋い対応でしたが、録画収録できるようにハドル担当者が粘りました。防衛装備のシンポジウムの中身を伝えずに、抗議活動だけ伝える。あるいはその反対に、抗議活動を伝えずに、防衛装備のシンポジウムの中身だけを伝える。どちらも偏った情報になってしまいます。情報は、やはり立体的に伝える必要があります。

 これまで外で行なわれる抗議行動など、10時間を超える中継をざらにこなしてきたIWJですが、長時間の取材は機材の準備はもちろん、取材担当者の体力をかなり消耗するため、人数的にはぎりぎりでやっているIWJにとっては、交代要員の確保など、なかなか大変な仕事ではあります。

 それでも「食いついて行け!」というのがとにかくIWJ代表・岩上さんのスタンス。8時間の中身をくまなく記録するからこそ、その全貌をお伝えすることができ、会場の外で抗議する市民の声を可視化することで、その対比が「今」という時代を浮き彫りにするのだと思います。

 明日の8時間ぶっ通しのシンポジウムは、最近IWJに加わってくれたばかりの新人、安(あん)記者が参戦します! 外の中継は朝10時と午後1時からCh4で中継です!

【 Ch4 】http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4

 防衛装備庁発足の日に防衛省前で行なわれた抗議については、こちらの記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

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・2015/10/01 日本が「死の商人」に!? 防衛予算3分の1,800人の大規模組織「防衛装備庁」が発足――軍備増強に税金使うな!
武器輸出にNO! 防衛省前抗議行動
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/268950
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■JA全中の新会長・奥野長衛氏の記者会見を中継! TPPにJA全中はどう対応するのか?

 さらにさらに、注目の会見があります! 本日は16時30分より、日本外国特派員協会で行われる、奥野長衛・JA全中会長の記者会見を中継します。萬歳章氏に代わって新たにJA全中会長に就任した奥野氏。その発言に、注目が集まります。

 この会見のポイントは、何といってもJA全中のTPPに対するスタンスです。JA全中は民主党政権時から、TPP反対を訴える大規模な集会を、日比谷野外音楽堂といった大きな会場を使って行ってきました。言うまでもなく、TPPは、農業に大ダメージを与えます。政府の唱える農業の6次元化など、矛先をそらすためのごまかしにしか思われません。IWJも、TPP反対と、菅政権、野田政権への批判の声をJAがあげるたびに、その動向を取材してきました。

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・2011/10/26 TPP交渉参加に反対し日本の食と暮らし・いのちを守る全国決起集会 & デモ
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/7104
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 しかし、「裏切り者」の民主党を下野させるべく、JAあげて自民党を応援し、第2次安倍政権を成立させて以降のJA全中の動きは不可解なものでした。

 2012年末の衆議院選挙の際、自民党は「ウソつかない TPP断固反対 ブレない」というポスターを掲示し、TPP反対を公約として唱えました。ところが、政権を取ると、安倍政権は、あっさりとこの公約を翻し、TPPへの参加を表明しました。どこが、「ウソつかない」、どこが「ブレない」なのでしょうか。

 ところが、JAは、こんな手ひどい裏切りに遭いながらも、なぜか安倍政権を「裏切り者!」呼ばわりすることなく、昨年の12月の総選挙でも、懲りずに自民党を支持しました。こうなると不可解でなりません。

 さらに安倍政権が「恩知らず」にも、JA全中を「抵抗勢力」呼ばわりし、組織解体に動いても、オロオロするばかりで、抵抗の姿勢を明確に示していません。さらに、TPPが「大筋合意に達した」と報じられた(この報道には問題があります)にも関わらず、JA全中は安倍政権を批判するスタンスを示していません。

 JA全中は、安倍政権に裏切られたことに気づいていないのでしょうか? 裏切られたと思うのは、辛いので、自分で自分を欺いているのでしょうか? それとも補償金交渉にシフトして、もはや頭のことは条件交渉に移っているのでしょうか?

 本日の会見では、IWJの平山茂樹記者が、こういったJA全中の矛盾した態度について質問する予定です。

 JAには、他にも疑問を抱かざるをえない点があります。それは、農薬の使用に関してです。JAは、欧州でミツバチへの悪影響が指摘されているネオニコチノイド系農薬の使用を、各農家に対して推奨しています。このネオニコチノイド系農薬を製造しているのは、TPP推進の中心となっている世界的なアグリバイオ企業・モンサントの日本側パートナーである住友化学です。JAは、なぜ、TPP推進企業が販売する農薬を推奨しているのでしょうか?この点も、会見で質問する予定です。

 このネオニコチノイド系農薬に関しては、子どもの発達障害の原因になる、という研究があります。その可能性を指摘しているのが、環境脳神経科学情報センターの黒田洋一郎氏です。黒田氏には岩上さんがインタビューしていますので、ぜひ、そちらもあわせてご覧ください!

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・2015/04/18 農薬大国・日本の現実 ネオニコチノイド系農薬で、発達障害が急増する!? ~岩上安身による西尾正道氏、黒田洋一郎氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242962
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 なお、岩上さんは、こういった問題意識をもとに、日本農業新聞の連載「万象点描」にコラムを執筆しました。ところが、日本農業新聞側は、「JAは国の基準を守ってネオニコチノイド系農薬を使用している」などとして、原稿の掲載を拒否。この「幻の原稿」は、IWJのホームページに掲載していますので、こちらもあわせてご一読ください。

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【岩上安身の「ニュースのトリセツ」】JAは本当に日本の農業を守る気があるのか――日本農業新聞に掲載を拒否された「幻の原稿」を緊急アップ!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/264723
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■いよいよ、埋め立て承認の取り消しをめぐり高裁へ!?

 辺野古の話題と言えば、昨日9日、石井啓一国土交通相が翁長雄志沖縄県知事に、埋め立て承認取り消し処分の撤回を指示する文書を送ったと報じられました。これは、行政代執行の一環で、知事が撤回の「勧告」を拒否したために講じられた手続きです

 「そりゃ、知事が拒否するの当たり前だろ!」という突っ込みを、大手メディアにも入れて欲しいものです。

 政府がやりたい放題やっているその様を、あたかもそれが自然な形であるかのように「棒読み」姿勢で報じる報道は、全く客観的でもなければ中立でもなく、単なる権力への追従ではないのでしょうか。しかも、この指示に翁長知事が従わなければ、月内にも政府が高裁に提訴すること、さらに、裁判で勝訴すれば翁長知事に代わって石井大臣が取り消しを撤回できると、裁判の前から、政府の側にすでに勝算があるかのような報じ方です。新聞やテレビは、自分の頭で考えて、正義や道理がどちらにあるか、判断できないんでしょうか??

 そもそも、行政不服審査制度を濫用し、知事の承認取り消しの効力を執行停止したにも関わらず、行政代執行の手続きに着手することは、脱法行為に匹敵すると思うのですが、その矛盾をほとんどのメディアは力点を置いて指摘しようとしない。しかも、裁判の争点になっている案件だというのに、政府は工事を強行し、反対住民の排除のために、東京の警視庁から機動隊を送り込んでいます。屈強な機動隊員が、お年寄りもいる沖縄の住民をゴボウ抜きにして排除し、その間に、工事車両が次々とキャンプ・シュワブの敷地内に資材を運び入れています。

 その機動隊の給料から経費まで、都民含め国民の血税が使われているんですよね?? 私は納税者の一人として、承服できません。司法の場で争われるなら、少なくとも、判決の結果が出るまで、政府は工事の継続や住民の排除を控えるべきです。

 しかし、それを待っていては、政府の力と威信を見せつけることができない、ということか、あるいは宗主国・米国のご機嫌が悪くなるということなのか、乱暴な振る舞いをすることに何のためらいもありません。このままでは、裁判が終わった頃には、埋め立て工事が進み、仮に勝訴しても、辺野古沿岸の原状回復は難しくなるのでは?という懸念の声もあります。

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・2015/11/06 SEALDsが次なるアクションへ!「安倍政権の姿勢と辺野古新基地建設は日本の価値観を脅かすという点で同根の問題だ」――辺野古「No」全国一斉緊急行動へ向けてメンバーが記者会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/273905

・2015/10/30 「現場はこれから修羅場になる!」「防衛省は手続きを無視した工事をやりかねない!」「東京からも辺野古に駆け付けて欲しい!」―辺野埋立工事に反対する市民による緊急集会と政府交渉
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272748

・2015/11/05 「警官が熱くなってどうする!」警視庁から100人以上の機動隊が投入された辺野古ゲート前、衝突は激化の一途
――「統率のとれない状態での投入は非常に危険」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/273995

・94人の行政法研究者が声明を発表!
国が「私人」になりすます行政不服審査制度の濫用に抗議!――「辺野古埋立承認問題における政府の行政不服審査制度の濫用を憂う」声明文全文掲載
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271924
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 とにかく、安倍政権はやりたい放題なんですよね。それをちゃんと批判しないメディアは安倍政権と同罪だと言わざるを得ません。もう、現政権の暴走を止めるには、選挙しかない。来年夏の選挙で野党が共闘し、勝つしかない。憲法を蔑ろにする政権には、それしかありませんよね。

 辺野古での新基地建設問題に関しては、本日20時から、昨年12月20日に配信した元宜野湾市長・伊波洋一氏へのインタビューを再配信します。伊波さんは、「天下分け目の決戦」となる来年の参議院選挙に、「オール沖縄」の候補として出馬することがすでに決まっています。それも、最近、沖縄担当大臣に就いた島尻安伊子氏との一騎打ち。

 島尻氏はもともと本土出身の女性で沖縄県の男性と結婚した方です。かつては基地反対派でしたが、自民党から誘われて参院選に出馬し、当選してからはコロッと宗旨替え。辺野古移設の推進派となり、今は官邸の指示に忠実に従う安倍チルドレンの一人となりました。その島尻氏と闘うことになる伊波さん、大注目のキーパーソンです!

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・【解散総選挙プロジェクト『争点・沖縄』】 注目の沖縄「自民党裏切り5人衆」は辺野古移転を掲げて敗北した仲井真と同じ道を辿るのか
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/207777
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 本日、再配信するインタビューの中で伊波氏は、名護市長選、沖縄県知事選、そして衆院選と、「辺野古No!」を旗印に「オール沖縄」が結集した理由について語っています。これは、沖縄だけでなく、本土でも野党共闘が可能となるかどうかを考える上での、たくさんのヒントがちりばめられたインタビューとなっていますので、ぜひ、20時からIWJのCh1でご覧いただきたいと思います。

 なお、伊波氏は、12月20日に開催が決定した「饗宴VI」にもパネリストとしてご登壇することが決定しています!(拍手!)

 饗宴に関しては、昨年の模様をこれから順次、会員限定配信していく予定ですので、そちらもご注目ください。また、この機会に、ぜひとも、会員になっていただけますよう、重ねてお願いいたします!

■「前夜」が増補改訂版としてリニューアル発売!!! 予約受付中!

 IWJは今後はさらにパワーアップし、自民党の改憲草案の問題点を広く分かりやすくお伝えしていきます!

 まずは、ぜひ、岩上さんと澤藤統一郎弁護士、梓澤和幸弁護士の12回にわたる鼎談を一冊にまとめた「前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く」をご一読いただければと思います! 実はすでに「前夜」は大変なご好評をいただき、ただ今、売り切れ中なのですが、増補改訂版としてリニューアル発売することが決定しています! 先日、その増補版に付け加えるための鼎談を新しく収録し、これまで2回に分けて再配信を行いました。皆様、ご覧いただけましたでしょうか。

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・2015/10/27 「国民主権、基本的人権を制約する憲法改悪の企みが迫っている!」~自民党の憲法改正案についての緊急鼎談・梓澤和幸弁護士×澤藤統一郎弁護士×岩上安身
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272308
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 「前夜・増補改訂版」は、次の参院選までに読んでおくべき一冊に間違いありません。下記のフォームからご予約いただけます。皆様、どうぞお申し込みください。

※「前夜・増補改訂版」予約フォーム
http://goo.gl/forms/K1GiAd3VHN

 またIWJでは、この自民党憲法改正草案の「トンデモ」ぶりを海外にも広く発信するべく、英訳するプロジェクトを立ち上げることになりました。

 つきましては、この日刊IWJガイドをお読みいただいている方にお願いです。このプロジェクトにお力をお貸しいただけないでしょうか。下記フォームで受け付けていますので、ぜひ、ご応募ください。お待ちしています!

【自民党改憲草案英訳ボランティアご応募はこちら↓】
https://docs.google.com/forms/d/132Gti-gN_dk7GyJlk9TFey9TOCWMaLx6EULgQScK5E8/viewform

■11月12日(木)午前1時から、サーバーメンテナンス作業を行います

 11月12日(木)午前1時~午前5時(11日深夜25時~29時)の予定で、IWJサーバのメンテナンス作業を行うため、IWJサイトの全ページの閲覧、会員ログインなどが出来なくなります。

 皆さまには、ご不便をおかけし恐縮ではございますが、何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
※メンテナンス作業が終了次第、改めて告知させていただきます。
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/23233

■岩上さんのインタビューと講演のお知らせ

 11月に決定している、岩上さんのインタビューや講演情報をお知らせいたします。もちろん、これが全てではありません。他にもアポイントメントの調整をさせて頂いている方がたくさんいらっしゃいます。確定次第、どんどんラインナップを更新していきますので、毎日、このコーナーにご注目ください!

・11月12日(木)14:30~
社民党党首・吉田忠智氏インタビュー

・11月14日(土) 13:00~
ジャーナリスト・浅野健一氏インタビュー

・【録画】11月17日(火)
カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー

・2015年11月19日(木)13:00~
木村朗氏・植草一秀氏・川内博史氏クロストーク

・11月24日(火)16:00~
共同通信編集委員・太田昌克氏インタビュー

・11月26日(木)15:00~
岡山大学大学院教授・津田敏秀氏インタビュー

・12月4日(金)15:00~
阪口徳雄弁護士・上脇博之教授インタビュー

 12月4日の阪口徳雄弁護士と上脇博之教授へのインタビューでは、「安保関連法賛成議員を落選させよう・弁護士の会」の活動についてお話をうかがいます。

■IWJスタッフ募集のお知らせ

 まだまだ、IWJではスタッフを大募集中です!

 事務スタッフ、経理・総務スタッフ、テキストスタッフ、中継・動画編集スタッフを募集していますので、みなさまのご応募をお待ちしています!

<一般事務および会員管理スタッフ>

 電話やメールでの外部の方との連絡、岩上さんのインタビューのアポ取り、スケジュール管理、イベント開催の準備などを行うのが、一般事務の仕事です。IWJの屋台骨を支える、とても大切なお仕事です。

 IWJでは現在、特にこの一般事務の人手が不足しています。一般事務がしっかりしていないと、IWJの足腰は立ちません。少しでも事務の仕事にご関心をお持ちの方がいれば、ぜひ、ご応募いただきたいと思います。

 一方、会員管理事務のスタッフは、会員様からのお問い合わせなどの接点になりますので、人当たりのよい方(メール対応中心です!)、メールなどPC操作に慣れている方(エクセルができるとありがたいです!)を募集しています。

◆応募条件
※「-事務スタッフ-」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

<経理・総務スタッフ>

 IWJでは、経理・総務スタッフも募集しています。経理および総務の実務経験がある方、経理ならば簿記などの資格をお持ちの方を歓迎いたしますが、経理の経験がなくても、真面目、几帳面、注意力がある、数字を扱うことや計算することが苦ではない、という方、初めて経理を覚えてみたいという方でもやる気があれば大丈夫です。ご応募、お待ちしています。

◆応募条件
※「-経理・総務スタッフ-」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

<テキストスタッフ>

 IWJでは、記者およびテキストスタッフも募集しています。IWJと聞くと、Ustreamを使ったライブストリーミングが主体のメディアだと思われる方が多いかもしれません。しかし、IWJではブログやメルマガなどのテキストにも力を入れています。インターネットメディアとしては、配信しているテキスト量はナンバーワンであると自負しています。

 IWJのテキストスタッフの基礎となる仕事は、現場に行って取材をし、それを原稿にまとめることです。さらにそこから派生して、Twitterを使ったリアルタイム実況、メルマガ用原稿の構成・編集、各種リサーチ資料の作成、岩上さんのインタビューや講演で使用するパワーポイントの作成なども行っていただきます。

 もちろん、すべてを一人でこなさないといけない、というわけではありません。本人の適性に合わせて、部分的に業務に携わっていただくことも可能です。

 勤務形態は、在宅でも可能です。地方在住の方でも、パソコンさえあればお手伝いいただくことが可能ですので、どうぞふるってご応募ください。

◆応募条件
※「【職種2】 -テキストスタッフ- (記者・ライター・リサーチャー・編集者etc)」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

 各募集スタッフのその他の詳細の項目に関しましては、以下のページよりご確認ください。上記の応募条件は、すべて当てはまっている必要はありません。ぜひ、ふるってご応募ください!

※【 スタッフ応募フォーム 】
http://bit.ly/1ALJypQ

<中継・動画編集スタッフ>

 IWJの記者や中継市民の皆さんが、日々取材してきた映像を、動画編集ソフト(adobe
Premiere)で編集したり、サーバーへアップロードしたりする作業をメインに担当していただきます。

 動画編集の経験や知識をお持ちの方はもちろん大歓迎ですが、そうした経験がなくても、映像やIWJのコンテンツに興味がある方なら大丈夫です!

 経験豊富なIWJスタッフが親切にレクチャーいたします。自主性と向上心を持って、学び成長できる方をお持ちしております。

 また、動画編集だけでなくカメラを持って、記者会見やシンポジウム、デモの現場などに取材に行っていただくこともあります。こちらも、ビデオ撮影の経験や知識をお持ちの方は大歓迎ですが、「ホームビデオぐらいしか使ったことないなぁ…」という方でも心配いりません!

 映画やドキュメンタリーに興味があって、ビデオ撮影に挑戦したいという情熱をお持ちの方を募集します。あとは、体力と運転免許があれば、云うことなしです!

◆応募条件
※「【職種5】-中継・動画編集スタッフ-」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

■会員の更新と継続に関する大切なお知らせ

 ここで会員管理の中山裕規より、大切なお知らせがあります。

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 IWJ事務局の中山裕規と申します。

 会員様へ、ご更新時期やご継続のお手続きについて、私からご連絡をさせていただいております。

 10月15日に、10月以降分の会費が未納であった268名の会員様へご利用を停止する手続きをとらせていただきました。

 先月、IWJは過去最高の有効会員数を5722名様まで伸ばしましたが、15日の措置後、有効会員数は5474名様まで落ち込んでしまいました。

 もし、ご継続のお手続きをお忘れでご利用が停止となってしまっておられましても、会費を納入いただけましたら、ご利用を再開していただけます。私どもとしては、一人でも多くの方に、IWJの会員を継続していただきたいと、心から願っております。どうぞ、下記URLからお手続きください。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 ご継続、ご利用再開のお手続きはこちらからお願いいたします。
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/?p=23022

 下記URLから、ログイン後のMYページにて、ご自身の会員期限(更新時期)をご確認いただけます。
https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php

ログインID:ご登録メールアドレス
パスワード:(ご自身で設定されたもの)

 MYページより、ご継続のお手続きにも進んでいただけますので、何卒、よろしくお願いいたします。

※ご入金方法によって、ご利用再開の時点が異なりますので、ご了承ください。

 銀行振込の場合はご入金の確認ができ次第(口座の確認を銀行営業日の15時以降に行います)、クレジットカード決済の場合は、即時、会員情報の更新・ご利用再開となります。

 11月も、15日(残り6日)に、会費が未納であった会員様への、ご利用停止の手続きを取らせていただく予定です。私どもとしては、少しでも多くの方に、会員を継続していただきたいと考えています。

 会費のお支払い方法については、この日刊IWJガイドやIWJのホームページでもご案内していますので、ご参照ください。また、会員の継続について、ご不明な点がございましたら、IWJのスタッフが分かりやすくご案内いたしますので、<
shop@iwj.co.jp >までご連絡ください。

 また、こうして、日刊ガイドをご覧いただけている方には、直接の問題はございませんが、9月16日以降、IWJ日刊ガイドの配信の受信エラーが大量に発生し、不着のお問い合わせが相次いでおります。

※IWJ日刊ガイドの配信不着についてのご案内(2015年9月16日号以降)
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/22730

 ご更新時期やご継続のお手続きについても、同様の事例が発生しております。

 お心当たりや、ご不明な点がございましたら、< shop@iwj.co.jp >まで、何なりとご連絡くださいませ。

 また、月末でご更新をお迎えの会員様へは、当該月の中旬より、順次、ご更新・ご継続のお手続きについてのご案内メールをご登録いただいているメールアドレスへお送りしております。

 対象の会員様へは、近日中にご案内メールをお送りいたしますが、更新のお手続き方法をご存じの方は、ご案内のメールを待たずに、お手続きいただいてもかまいません。こちらで更新させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 会費のお振り込みと更新に関しては、自動決済による自動更新が便利です!銀行口座自動引落による年会費、もしくは月会費のお支払いや、クレジットカードによる月会費のお支払いで、自動でご更新いただけます。

 「ついつい、会費を振込み忘れてしまう」という方は、ぜひ、こちらの自動振込をご利用ください!

 お手続き方法についてなど、ご不明な点がございましたら、< shop@iwj.co.jp >まで、お気軽にお問い合わせください。

 よろしくお願いいたします。

■カンパに「足あと」を残してください

 IWJはおかげさまで、皆様からの会費とカンパによって活動を継続することができています。先日来、緊急のカンパをお願いしていた「TVUパック」に関しても、皆様からのご支援のおかげで、契約を更新することができました。誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます!

 ここで、カンパをお寄せいただいた皆様に、ひとつ、お願いがございます。カンパをいただきました際には、お手数で申し訳ございませんが、「足あと」を残していただけないでしょうか。

 実は、金融機関の入金票へ連絡先をご記入いただいても、個人情報保護のため、その連絡先はIWJにほとんどの場合通知されません。IWJに通知される多くは、カタカナ表記のお名前だけです。そのため、どなたか特定できない場合もあります。

 ですので、以下のページより、寄付・カンパをお寄せいただいたことを事務局へお知らせいただけましたら幸いです。

※寄付・カンパの「足あと」はこちらにご記入ください
https://pro.form-mailer.jp/fms/d4d3812d16982

 寄付・カンパをいただいた際には、金額の多寡にかかわらず、そのたびごとに必ず入金確認と御礼のメールを差し上げております。今後とも、IWJの活動にご支援のほど、なにとぞよろしくお願いいたします。

※寄付・カンパのお願い
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■わとはぷ!のコーナー ~What happened today?

 今日11月10日は、忠犬ハチ公が生まれた日、ハチ公の誕生日です!1923年生まれですから、生きていれば92才になりますが、満11才でハチ公は他界しました。

 渋谷のシンボルでもある「忠犬ハチ公」像。

 最近、ハチ公前で友人と待ち合わせしていると、ハチ公前に人だかりができていることに気づきました。何かと思ったら外国人観光客がハチ公像をスマホでパシャパシャと写真に収めていたんですね。多分、外国版の「地球の歩き方」的な本で紹介されているのでしょう。

 約10年もの間、故主を待ち続けたハチ公。その姿は多くの人の心を打ち、1935年3月、渋谷駅で行なわれたハチ公の告別式には16人の僧侶が読経を行ない、生花や手紙、電報、香典が届き、人間さながらの葬儀が執り行われたといいます。

 実は、戦時中の金属供出で、初代の忠犬ハチ公像は一時撤去されていたのをご存知ですか。今、私たちが目にしているのは二代目の忠犬ハチ公像、1948年8月に再建されたものです。当時、忠犬ハチ公の物語は、大戦前から外国にも紹介されて知られていたようで、再建像の除幕式にはGHQの代表も参列したとか。また、同じ8月、来日したヘレン・ケラーも渋谷駅前を訪れ、ハチ公像に触れたというエピソードも。私たちが思うよりずっと、忠犬ハチ公は世界で有名な存在なんですね!

 というわけで、ふたたびハチ公像が撤去されることなく、ずっとあの場所で、人の心を癒し続ける存在でいて欲しいものです。それでは、今日も一日IWJをごひいきに。どうぞよろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/