日刊IWJガイド「総理経験者ら、政界の『重鎮』が安倍政権に注文。それでも戦争法案を推進する安倍政権」2015.6.13日号~No.1004号~


■■■ 日刊IWJガイド「総理経験者ら、政界の『重鎮』が安倍政権に注文。それでも戦争法案を推進する安倍政権」2015.6.13日号~No.1004号~ ■■■
(2015.6.13 8時00分)

 おはようございます。IWJで主としてテキスト関係の編集を担当している平山と申します。

 6月に入り、季節は梅雨になりました。雨の日が多くなり、野外で中継するスタッフは、機材が雨に濡れないよう雨具の準備をしなければいけないので、大変です。

 私もIWJに入ってまもなくの頃、雨が降りしきるなか、野外で行われた抗議行動を中継することがありました。IWJでは、今は「Live Shell」(ライブシェル)という小型の機材をカメラにつないで中継を行っているのですが、当時はまだそのようなものはなく、ノートパソコンを担いで中継をしなければなりませんでした。

 土砂降りの雨の中、大きなノートパソコンを担ぎ、さらにカメラを抱えて中継するのは、非常に大変です。カメラもビシャビシャ、パソコンもビシャビシャになり、私も風邪を引いてしまったことをよく覚えています。その時の抗議は、主婦の方が数人で原発の再稼働反対を訴えて関西電力に抗議する、というものだったのですが、当時新人だった私は、巨大なビルの前にかき消されそうな小さな声を可視化すべく、とにかく無我夢中で中継しました。

 IWJのアーカイブには、原発や特定秘密保護法、集団的自衛権行使容認に反対する抗議行動が、無数に収められています。そのひとつひとつに、抗議する方はもちろんですが、中継する側の「魂」も込められています。小さな声を、魂を込めて中継し、それを少しでも遠くに届けようとするIWJの活動に、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

■かつての「重鎮」らが次々と安保法制への反対を表明~「世紀の愚策」を繰り返そうとしている安倍政権

 連日、国会で審議が続いている安保法制。自衛隊を米軍の「下請け」とし、米国とともに海外で戦争をすることができるようにするこの「戦争法案」について、衆議院の憲法審査会で「違憲だ」と証言した3人の憲法学者に続き、かつて総理大臣や閣僚を経験した政界の「重鎮」らから、相次いで批判の声があがっています。

 6月9日(火)には、村山富市元総理と河野洋平元官房長官が、日本記者クラブで会見。安倍総理がこの夏に出す予定の「安倍談話」について、「村山談話」「河野談話」を引き継ぐよう求めるとともに、安倍政権による解釈改憲による集団的自衛権行使容認の閣議決定を批判しました。村山氏は「立憲主義を否定して、内閣が勝手に憲法の解釈を変えることは許されない」と述べ、河野氏も「安倍政権は安全保障問題に非常に熱心だが、いかにも早すぎる。乱暴だ。国のかたちをこれだけ大きく変える議論はもっと民意に沿って行われる必要がある」と語りました。

※首相に戦後談話の継承要求 村山元首相と河野氏が会見(朝日新聞、6月9日【URL】http://bit.ly/1GxM7zh

 そして昨日、6月12日金曜日、同じく「重鎮」である、山崎拓・元自民党副総裁、亀井静香衆議院議員、武村正義・元新党さきがけ代表、藤井裕久・元民主党幹事長の4人が、日本記者クラブで会見。「憲法解釈を一内閣の恣意によって変更することは認めがたい」「集団的自衛権の行使容認は、不戦国家から軍事力行使国家へとの大転換を意味し、国策を大きく誤る」などと述べました。

※山崎拓・元自民幹事長ら4人、安保法案に反対表明(朝日新聞、6月12日【URL】http://bit.ly/1FXaemn

 このような、政界の「大先輩」からの忠告を無視し、安保法制の強行採決をも目論んでいるとされる安倍政権。現在のこのような状況は、戦前の一時期に似ていると、元外務省国際情報局長の孫崎享氏が、新刊『日米開戦の正体~なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか』の中で記しています。

 1941年11月29日、日本軍による真珠湾攻撃の9日前に開かれた重臣会議で、若槻禮次郎、岡田啓介、米内光政、広田弘毅、近衛文麿という5人の総理大臣経験者が、「米国との戦争に反対である」という趣旨の発言を行っています。しかし、東條英機内閣は、この忠告を無視し、真珠湾攻撃という「世紀の愚策」を敢行。日本と米国は開戦し、太平洋戦争が始まってしまいました。

 孫崎氏は、6月8日に行われた岩上さんによるインタビューの中で、歴史に学ぶことの重要性を繰り返し説きました。しかし、現在の安倍政権は、真珠湾攻撃という、かつての日本の愚かな歴史に学ぶことなく、同じことを繰り返そうとしています。「大先輩」からの極めてまっとうな忠告に耳を貸さず、安保法制の強行採決に突入しようとしているのですから。

 この安保法制だけでなく、原発の再稼働やTPPなど、次々と「世紀の愚策」を繰り出す安倍政権。孫崎氏のインタビューでは、この安倍政権と、真珠湾攻撃に至ったかつての日本の歴史を重ねあわせるかたちで、お話をうかがいました。

 とはいいましても、今回のインタビューは、時事問題を中心にお聞きする「序章」的な位置づけになっています。近いうちに、『日米開戦の正体』の内容に沿ったインタビューを続編として
行いますので、どうぞ、ご注目ください!

※2015/06/08 ”史上最悪の愚策”真珠湾攻撃を行った当時の日本と似通っている現在の安倍政権~安保法制、TPP、AIIB、中東情勢について、元外務省国際情報局長・孫崎享氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/248422

■政府と東電が福島第一原発廃炉に向けた工程表を2年ぶりに改定~廃炉への道、さらに遠のく

 政府と東京電力は昨日行われた関係閣僚会議で、福島第一原発の廃炉に向けた工程表「中長期ロードマップ」について、2年ぶりに見直しを行うことを発表しました。改定された工程表によれば、原子炉格納容器内で溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の回収は、従来より最大で3年遅れることになり、2021年中に1~3号機のいずれかで開始する、とされました。

 福島第一原発は、燃料の取り出しの問題だけでなく、汚染水漏れが相次ぐなど、廃炉まで途方もないほど多くの問題が山積しています。私はこれまで3回、福島第一原発に入構して取材を行いました。1回目は、4号機の使用済み燃料を保管する「共用プール建屋」の取材。2回目は、事故直後に作業員が対応にあたった中央制御室の取材。3回目は、汚染水対策のために多額の国費が投入された高性能ALPS(多核種除去設備)の取材でした。

※2013/03/01 福島第一原発に4度目の入構 事故の傷跡、いまだ生々しく
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/62439

※2014/02/26 東電、1,2号機中央制御室を事故後初公開 ~東京電力福島第一原発入構取材第7弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/126874

※2014/10/16 東電、高性能ALPS他、汚染水処理設備を初公開~東京電力福島第一原発入構取材 第9弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/183145

 いずれも、「東電が見せたいポイント」の取材なのですが、構内をバスで移動している際などには、壊れた原子炉建屋の様子など、いまだ残る事故の生々しい傷跡が目に飛び込んできました。取材の拠点となる免震重要棟では、作業員の方とすれ違うこともあるのですが、いつ終わるともしれず、それでいて問題が立て続けに発生する廃炉作業に、疲れきってしまっているように見えました。

 原発は、地震や津波などによってひとたび過酷事故が起きれば、福島第一原発のように、取り返しのつかないことになります。にも関わらず、安倍政権は鹿児島県の川内原発を皮切りに、全国の原発を再稼働させようとしています。

 原発は、危険性があるだけでなく、コストも高いことが、立命館大学教授の大島堅一氏の研究などによって明らかになっています。

※2011/04/11 「日本は、この機を逃したら永久に変われない」――「原発割安」を強く否定する立命館大学教授・大島堅一氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/679

 放射性物質の飛散という危険性、事故収束の困難さなど、リスクが極めて高い原発。にも関わらず、安倍政権が原発の再稼働に執着するのは、「潜在的核保有」という、安全保障上の理由があるからではないか、と言われています。この点については、京都大学原子炉実験所の助教を退官した小出裕章氏が、2014年2月に岩上さんのインタビューに応じ、詳細に語っています。このインタビューは必見の内容です! ぜひ、ご覧いただければと思います。

※2014/02/03 米国からのプルトニウム返還要求「明らかな政治的メッセージ」~岩上安身による京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/123411

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.6.13 Sat.**

【IWJ_KYOTO1】13:30~「戦争反対 平和がだいすき 声をあげよう大集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「戦争立法NO!京都アクション」が主催。戦争法案に反対するパレードが、京都市東山区円山公園から京都市役所にかけて行なわれる。

【IWJ_OSAKA1】14:00~「共産党元国会議員・吉井英勝氏講演会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※共産党元国会議員・吉井英勝氏による講演会。テーマは「『日米原子力協定』体制を考える―原発なしでエネルギーでも地域経済でも持続可能な発展」。

【Ch4】14:00~「講演会/いのちを考える―戦後を生きて― 講師・最首悟氏(環境哲学者)、白井聡氏(社会思想史家・政治学者)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※最首悟氏(環境哲学者)、白井聡氏(社会思想史家・政治学者)らが登壇し、「いのち」とは何か、戦争に反対する声をどのように立ち上げるかについて、世代を越えて新しい展望を見つける講演会。

【IWJ_KYOTO1】16:00~「第9回憲法サロン ―登壇 高橋哲哉・東京大学教授、岡野八代・同志社大学教授」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※第9回目を迎える「憲法サロン」。 同志社大学烏丸キャンパス志高館にて、高橋哲哉・東京大学教授、岡野八代・同志社大学教授らが登壇予定。

【日隅一雄氏 追悼再配信2・Ch1】19:00~「新聞・テレビはなぜ権力に屈するのか
~故・日隅一雄氏が弁護士として手がけたNHK番組改変問題の実相を岩上安身が聞く~第一部」(配信時間:約1時間43分)
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/9134
※2011年1月9日に行われた、IWJ代表・岩上安身による日隅一雄弁護士インタビューを再配信します。
故・日隅一雄氏が、産経新聞記者時代のエピソード、なぜ弁護士になったのか、弁護士として手がけたNHK番組改変問題の実相などについて、よどみなく語りました。

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■NHK籾井勝人会長の関係企業が暴力団癒着で強制捜査

 2014年1月25日の就任会見で、従軍慰安婦問題に関連して、「なぜ、オランダに今ごろ飾り窓があるんですか」などと発言し、大きな波紋を呼んだNHKの籾井勝人会長。その籾井会長の新たな疑惑を、「Business Journal」が報じました。

※NHK籾井会長、関係企業が暴力団癒着疑惑で強制捜査 取締役在任時に巨額損失の怪(Business Journal、6月5日【URL】http://bit.ly/1Mdomg3

 記事によると、籾井氏がかつて社外取締役を務めていた「グローバルアジアホールディングス」という会社に粉飾決算の疑惑が浮上し、さらに、会社資金が暴力団関係者に流れていたとして、警視庁が証券取引等監視委員会と合同で強制捜査に着手した、というのです。

 籾井氏は2006年から1年間、同社に社外取締役として勤務していました。記事によると、同社はこの1年間で、約234億円もの巨額損失を計上していた、といいます。「関係筋」からは、今回の粉飾決算疑惑は、「籾井時代の巨額損失が源泉ではないか」という声があがっているとのことです。

 さらに問題なのは、同社が暴力団との関係が指摘されている、ということです。記事は「関係筋」の話として、以下のようなコメントを掲載しています。

 「警察は、グローバル社が指定暴力団の中核組織とつながっているとみている。粉飾決算で隠された会社資金のうち、相当額が流れたとみて捜査中です。通常この手の粉飾決算事件は刑事部捜査2課が中心になるのに、今回の捜査の主体は警視庁組織犯罪対策3課。暴力団捜査の専門部署です。警察の捜査の矛先は単なる粉飾決算でなく、間違いなく暴力団との癒着解明になるはずです」

 籾井氏の関係企業が暴力団と関係していたとなると、これは大スキャンダルです。しかし、6月5日に「Business Journal」がこの記事を配信した後、NHKはもちろんですが、どの大手マスコミも、この問題を後追いしていません。籾井氏は安倍総理と非常に関係が近い、とされています。ここでもマスコミは、安倍政権への「配慮」を示す、ということなのでしょうか。

 この籾井氏の問題を含め、NHKに関する一連の問題に関しては、岩上さんが、NHK番組改変事件の当事者となった永田浩三氏、さらには、NHKの現役プロデューサーである飯田能生氏に連続インタビューを行っています。いずれも必見のインタビューですので、ぜひ、IWJのアーカイブ動画をご覧ください。

※2014/10/22 「みんなのNHK」から「安倍政権のNHK」へ――メディアへの政治権力の介入を巡って~元NHKプロデューサー・永田浩三氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/188812

※2014/11/12 「説得する言葉を持たないけれど、権力は持っている」NHK番組改変事件でかいま見た、安倍晋三という政治家の本質 元NHKプロデューサー・永田浩三氏に岩上安身が再びインタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/205343

※2015/04/29 「見識なき会長」「サラリーマン化した記者」…大本営発表から再出発を誓ったはずのNHKの“リアル” ~内部事情を実名告発! NHK現役プロデューサーに岩上安身が訊く!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/244020

■IWJの動画を「学び」の場で使いませんか?

 IWJでは、IWJが収録した記者会見や院内集会、講演会といった貴重なアーカイブの数々について、集会や勉強会などの場で視聴していただき、何らかの「学び」に役立てていただくべく、有料で動画の提供を行っています。

 このたび、IWJが5月15日に撮影した国民安保法制懇の記者会見の模様を、「憲法を考える映画の会」に提供させていただきました。

 この国民安保法制懇の記者会見では、樋口陽一氏(東京大学名誉教授)、小林節氏(慶応大学名誉教授)、柳澤協二氏(元内閣官房副長官補)、愛敬浩二氏(名古屋大学教授)、伊藤真氏(弁護士)が登壇しました。

 こちらは、本日6月13日に東京体育館で行われるイベントで上映されます。記者会見の動画以外に、映画『井上ひさしさん 九条を語る』、映画『加藤周一さん 九条を語る』、映画『女性達にとっての日本国憲法』もあわせて上映され、安保法制の問題点について考えるイベントになる、とのことです。

このイベントでは、主催者さまのご厚意により、書籍『前夜』の販売も行われます。ぜひ、お誘い合わせのうえ、ご参加ください!

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第18回「憲法を考える映画の会」

日時:6月13日(土)13:30~16:30
会場:東京体育館 第4会議室
(総武線千駄ヶ谷駅・地下鉄大江戸線国立競技場駅2分)

・映画『井上ひさしさん 九条を語る』(18分)
・映画『加藤周一さん 九条を語る』(20分)
・映画『女性達にとっての日本国憲法』(46分)
・5月15日に行われた国民安保法制懇の緊急声明記者会見映像

参加費:一般800円  学生600円

※5月15日に行われた国民安保法制懇の緊急声明記者会見の模様を映像で見ていただき、現在進められている安保法制のどこが問題なのかについても考えていきたいと準備しております。

※来月は7月18日(土)12時半~18時半『東京裁判』(277分)を予定しています。

●「憲法を考える映画」ホームページ http://kenpou-eiga.com に詳しい解説を掲載しました。
■ 主催:憲法を考える映画の会 〒185-0024 国分寺市泉町3-5-6-303花崎気付
■ TEL&FAX : 042-406-0502
■ メール : hanasaki33@me.com
■ Facebook : 憲法を考える映画の会では、憲法を考える映画、書籍、集会、行動などを毎日紹介します。

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■本のお買い物は「IWJ書店」でどうぞ!

 ネットの爆発的な普及により、非常に多くの情報が飛び交うようになった現在。IWJも、ネットメディアとして、日々、情報の発信につとめています。しかし、やはりなんといっても、人が情報を得てものを考える基本となるのは、本ではないでしょうか。

 しかし、現在の書店には、「売れるから」などという理由で粗製乱造された、嫌韓・反中本が溢れかえっています。私もかつて、書店員として勤務した経験があるのですが、「売れるから」という理由だけで、非常に安易に作られた自己啓発本を、売り場の一等地に大展開したことがありました。

 IWJは、こうした風潮に抗い、良書の紹介につとめるため、岩上さんがインタビューした方や、IWJとゆかりのある方々の書籍を、著者のサイン入りで販売するサービス「IWJ書店」を始めました。

 先日入荷した、孫崎享さんサイン入りの『日米開戦の正体~なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか』は、あっという間に売り切れとなりました。お買い求めいただいた皆様、誠にありがとうございました。また、エコノミストの浜矩子さんサイン入り『国民なき経済成長~脱・アホノミクスのすすめ』も売り切れとなりました。こちらも、お買い求めいただいた皆様、誠にありがとうございました。

 他にもこの「IWJ書店」では、AIIBをはじめ中国の内部事情に詳しい宋文洲氏、柯隆氏の書籍や、内部被曝、TPP、子宮頸がんワクチン副反応被害問題などに詳しい西尾正道氏の書籍、さらには、「福沢諭吉神話」を批判する杉田聡氏の書籍などを、ご本人のサイン入りでお買い求めいただけます。

 この「IWJ書店」のご利用には、IWJ定額会員へのご登録が必要です。ぜひ、会員にご登録いただき、豊富な品揃えの「IWJ書店」をご利用ください!

【柯隆さんサイン入り】『暴走する中国経済』
http://bit.ly/1F3uRTF

【宋文洲さんサイン入り】『新版 やっぱり変だよ日本の営業』
http://bit.ly/1Kc1kFR

【西尾正道さんサイン入り】『がん患者3万人と向きあった医師が語る正直ながんのはなし』
http://bit.ly/1AjkzHb

【柏原亮資・できやよいサイン入り写真集】「PANDY & MIKO JAPAN」
http://bit.ly/1BzTJyL

【柏原亮資・できやよいサイン入り写真集】「PANDY & MIKO ITALY」
http://bit.ly/19gftFp

【杉田聡さんサイン入り】「福沢諭吉 朝鮮・中国・台湾論集―「国権拡張」「脱亜」の果て―」
http://bit.ly/1IXYHqA

 6月14日には、東京外国語大学教授・伊勢崎賢治氏のインタビューが予定されています。伊勢崎氏は、国際NGOや国連職員として、東ティモールやシエラレオネ、アフガニスタンなどの紛争地域で武装解除にあたった経験を持つ、戦場のスペシャリストです。この伊勢崎氏の新刊『本当の戦争の話をしよう~世界の「対立」を仕切る』も、著者のサイン入りで、この「IWJ書店」で発売いたしますので、どうぞ、ご注目ください。

 また、6月26日(金)には、衆議院憲法審査会での発言が大きな反響を呼んでいる早稲田大学教授の長谷部恭男氏に、そして同じ日、労働者派遣法の「改悪」をめぐり、日本共産党の吉良よし子議員、笹山尚人弁護士と鼎談を行います。こちらのインタビューと鼎談に関連し、「IWJ書店」で販売する書籍が決まりましたら、改めてお知らせいたします。

 この「IWJ書店」以外にも、IWJのサイトでは、「岩上安身によるスペシャルインタビュー」「饗宴」「クロストークカフェ」「Deep Night」などのDVD、岩上安身直筆サイン入りの『百人百話』第一・第二集、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士とともに自民党の憲法改正草案を逐条で読み解いた『前夜』などの書籍、Tシャツ、オリジナルステッカーなどをご購入いただけます。

 こうした書籍やグッズ、DVD販売の収益も、私たちIWJの活動の支えとなります。ぜひ、お買い求めください!

※IWJグッズのご購入はこちらから
http://iwj.co.jp/shop/goods/main.html

■ご寄付・カンパのお願い

 岩上さんとIWJのスタッフは、本当に必要とされる情報を、可能な限り生のかたちで、かつ、分かりやすくお届けするために、日夜、奮闘しています。

 しかし、取材活動を継続するためには、どうしても経費がかかります。なにとぞ、IWJの定額会員にご登録いただき、IWJの活動をお支えください。IWJスタッフの一人として、心よりお願い申し上げます。なにとぞ、よろしくお願いいたします。

※IWJ定額会員のご登録はこちらから
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 また、IWJでは、ご寄付・カンパも受け付けています。

※寄付・カンパのお願い
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■訂正とお詫び

 昨日発行した日刊IWJガイド1003号「派遣法『大改悪』案が本日の強行採決見送りへ! 維新の寝返りの真相とは? 日隅さんも天国から喝を入れざるをえない、政治の体たらく」の中の「わとはぷ」のコーナーで、弁護士・ジャーナリストとして活躍された故・日隅一雄氏について、「2年前の6月12日、弁護士でジャーナリストの日隅一雄さんが、亡くなりました」という記述がありました。

 日隅氏が亡くなったのは、正しくは、2年前ではなく、3年前の2012年6月12日でした。謹んでお詫びするとともに、訂正いたします。

■わとはぷ~What happened today?

 本日は6月13日です。1948年のこの日、作家の太宰治が愛人であった山崎富栄と玉川上水に入水自殺しました。6日後の19日に、2人の遺体が発見されます。そのことから19日は、太宰の命日「桜桃忌」として、全国から太宰ファンが墓を訪れ、参拝する日として知られます。

 坂口安吾や石川淳らとともに、無頼派・新戯作派と称され、『斜陽』『人間失格』『津軽』『ヴィヨンの妻』など、数多くの名作を残した太宰治。特に『走れメロス』は、国語の教科書に載っていることもあり、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

 最近、小説『火花』が、純文学作品としては異例の35万部を突破したことで話題のお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんは、太宰に多大な影響を受けたことで知られています。まだ芸人としての仕事が少なくて暇だった時、ずっと家にこもって、太宰ばかり読んでいたのだそうです。

 この『火花』、私も買ってはいるのですが、なかなか時間がなくて、「積ん読」状態が続いています。文学部時代の知人に聞くと、なかなかの「傑作」で、太宰からの影響がそこかしこにうかがえるとのこと。私も一日も早く、ぜひ、読んでみたいと思っています。

 それでは、本日もよろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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