日刊IWJガイド 2015.3.13日号 ~No.912号~


■■■ 日刊IWJガイド 2015.3.13日号 ~No.912号~ ■■■
(2015.3.13 8時00分)

 おはようございます!IWJでテキスト関連の仕事をしている、佐々木隼也と申します。

 一昨日、あの3.11から丸4年をむかえました。4年前の今日は、原子力資料情報室に通い詰めていました。車の少ない、東京の路上を歩きながら「多分、戦争もこんな風に、ある日突然日常のなかに浸食してくるんだろう」なんてことを考えていました。

 一昨日の深夜、岩上さんもTwitterで3.11からこの4年間を振り返り、思いを綴りました。この連投は以下の記事にまとめました。もうご覧になりましたでしょうか?

・【岩上安身のツイ録】心臓発作に見舞われて3.11に思うこと~セットで語られるべき「原発×戦争」リスク、3.11原発事故と3.10東京大空襲
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/238621

 めまぐるしく動き回り、何度も倒れかけたり、倒れたりしながら、なんとかこの4年、IWJの先頭をきって爆走してきた岩上さんですが、ついに先月下旬に狭心症の発作で倒れてしまいました。

 記事では、心臓に巣食った爆弾の正体が、蓄積したストレスや過労によるものか(圧倒的にその可能性が高いと思われますが)、Twitterなどであちこちから指摘されているように、事故直後から福島に何度も足を運んで取材に当たったことによる放射能の影響もあるのか、自問しています。たとえあったとしても、調べたり、検査したりするすべがないという苛立ち。自分だけでなく、多かれ少なかれ被曝した人々の心の中に潜む健康への不安に、言及しています。

 そして、地震と津波と原発の爆発の3連打に見舞われて、中には体調を崩されている方もいるであろう、福島の人々の、人に言えない苦しさやつらさへの気遣い。

 まだ3.11は終わっていないにも関わらず、原発を再稼働し、原発維持政策を継続していこうとする安倍政権の荒唐無稽さ。

 そして、海岸線にずらっと並び立ち、戦争となれば格好の標的となる原発X戦争リスクについても指摘しています。

 これだけの数の連投は、まだ安静にしているように医師から言われている岩上さんにとって、大きな負担であったはずであり、タイムライン上では、「もっと休んで!」という声が随分、上がっていました。もっともですが、本人としては、どうしても3.11には、発言しておきたかったのだと思います。

 IWJはこれまで、この「戦争X原発」リスクの問題を、積極的に報じてきました。しかし日本ではまだ、原発と戦争をセットで論じる人が少ないのが現状です。

【IWJが報じた「原発X戦争」リスク】
・【IWJブログ】原発を抱えたまま戦争の準備を進める愚かしさ~岩上安身による京都大学原子炉実験所・小出裕章氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/105637

・【IWJブログ】国土強靭化計画の矛盾 防災計画で見逃されている「原発X戦争」リスク
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/153795

・2014/12/20 【饗宴アフター企画第6弾】沖縄が、日本が、「最前線の戦場」にさせられる!
米軍の戦略に乗せられる日本~「オール沖縄」が、米軍基地を拒む理由――岩上安身による伊波洋一・元宜野湾市長 緊急インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/215279

 このテーマは、有料メルマガ「IWJ特報!」でも、詳しく、分かりやすく論じています。

・IWJ特報116・117・118号「接近する米中と”鉄砲玉”にされる日本~特定秘密保護法の強行採決と防空識別圏騒動から、『原発×戦争』リスクまで」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/117284

【※IWJ特報!ご購読はこちらから!↓】
http://www.mag2.com/m/0001334810.html

 これらの記事をぜひご覧いただき、今の日本、「平和ボケ」した安倍政権が抱える危機的なリスクを共有していただければと思います。

 3.11直後、岩上さんの取材に応じて、「被曝による健康被害X原発X戦争」リスクというテーマで横断的に論じたのが、茨城大学名誉教授の久保田護先生です。今、思い返すと、この久保田先生の指摘は、原発の危険性のもっとも核心をつく指摘でした。

 インタビュー当時86歳の戦中派である久保田先生は、岩上さんに会うなりいきなり、錆びた鉄片を見せました。砲弾の破片でした。約70年前、日立沖から米軍艦から砲撃され、自宅近くに着弾した砲弾の破片だと言います。海辺はミサイルでも艦砲でも攻撃されうるという事実の生き証人なんですね。

 久保田先生は、「だから海辺に建てている日本の原発は、敵の攻撃の標的となり、戦争のリスクとなる」と語りました。それがリアルなんだと。

 久保田先生はチェルノブイリ原発事故の汚染地域に住むベラルーシの子どもたちを招き、体内の放射能を減らす活動を20年近く続けてきた方でもあります。そして、2011年にはベラルーシの元ゴメリ医科大学学長であるユーリ・バンダジェフスキー博士の論文を邦訳し、『放射性セシウムが人体に与える医学的生物学的影響』と題して出版しました。

 この論文は、チェルノブイリ事故で放射性セシウムが体内に取り込まれた住民において、心臓や肝臓、腎臓に病変、機能異常、出生率低下と死亡率の増加が見られ、免疫、生殖機能にも異常が多く出たことを明らかにしています。久保田先生はインタビューで、「今度は福島の子どもたちを救いたい」と語っていました。

 戦争、原発事故、そして被曝による健康被害…今の日本に横たわるリスクをそれぞれ身をもって経験している久保田先生の貴重な証言を、近く、再配信します! ぜひ、ご注目ください!

…(後半へ続く)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.3.13 Fri.**

【IWJ_OSAKA1】11:00~「『えらいこっちゃ!大阪市がなくなるで』緊急行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※大阪市を廃止・解体する大阪都構想の協定書議決に対する抗議行動。

~関連記事はこちら~
・2015/03/09 【大阪】大阪なくさんといてよ!市民ネットワーク・スタート集会 ―講師 森裕之・立命館大学教授(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/237883

【Ch6】13:00~「TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※平田オリザ氏(劇作家、日本劇作家協会副会長)、赤松健氏(漫画家、Jコミ代表取締役)、大久保ゆう氏(青空文庫)、田村善之氏(北海道大学大学院法学研究科教授)、甲斐顕一氏(株式会社ドワンゴ 会長室室長)、中村伊知哉氏(慶應義塾大学メディアデザイン研究科教授)、渡辺智暁氏(国際大学GLOCOM准教授、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)、津田大介氏(ジャーナリスト、MIAU代表理事)、福井健策氏(弁護士、ニューヨーク州弁護士、thinkC世話人)らが登壇予定。

~関連記事はこちら~
・2012/09/13 ACTA、その先にあるTPPでネットの自由が奪われる ~福井健策弁護士が岩上安身のインタビューで警鐘「米国の狙いは知的財産の支配」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/97792

【Ch4】15:00~「日本外国特派員協会主催 世界銀行グループ総裁 ジム・ヨン・キム氏 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※日本外国特派員協会で行なわれる、世界銀行グループ総裁 ジム・ヨン・キム氏の記者会見を中継します。

【3.11から丸4年再配信プログラム第8弾・Ch1】17:00~「日本は、首都圏は安全なのか――いつ起きてもおかしくない『大地震』『大噴火』のリスクを地震学者が解説」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/224007
※2015年1月10日に行われた、たんぽぽ舎の学習会での地震学者・島村英紀氏の講演を再配信します。
首都圏「大震災」のリスクや「原発再稼働」一番手といわれる九州電力川内原子力発電所に近く、相当規模の噴火が懸念されている桜島などの「火山」についても言及されました。

【日米合同委員会に迫る! 会員限定再配信シリーズ1】17:00~「『独立国が、他国の軍隊に守られていることに疑問もなく、「それが保守政治だ」というのは理解しにくい』 ~岩上安身による鳩山由紀夫議員(当時)インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/wj/member/limited
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/23153
【日米合同委員会に迫る! 会員限定再配信シリーズ】告知記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/238700
※2012年7月18日に収録した、「岩上安身による鳩山由紀夫議員(当時)インタビュー」を【日米合同委員会に迫る! 会員限定再配信シリーズ】と題し、再配信します。鳩山氏は、「IWJならば」と、自身の離党問題や小沢一郎氏のこと、変節してしまった民主党執行部、官僚のアメリカ追従、原発と代替エネルギー問題などについて語りました。

会員ログインはこちら
https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php

IWJ会員登録はこちら
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

~~会員限定配信の視聴方法~~

1,会員限定視聴ページ( http://iwj.co.jp/wj/member/limited )へアクセス
2,登録メールアドレスとパスワードを入力
3,ページに表示されているパスワードを、視聴画面に入力

以上の手順で、ご視聴いただけます。ぜひ、ご覧ください。

【IWJ_NIIGATA1】18:00~「第4回 憲法カフェ ―マスター 金子修弁護士」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-niigata1
※「新潟県憲法会議」が主催。憲法や、戦争と平和について、語り合われる。「マスター」として、弁護士の金子修氏が登場予定。

【3.11から丸4年再配信プログラム第9弾・Ch1】19:30~「『川内原発は地震の巣』――元GE技術者が指摘する日本の原発の致命的な欠陥 ~岩上安身による福島第一原発設計者・菊地洋一氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/675
※2011年4月21日に行われた、元GE技術者で福島第一原発の設計者でもある菊地洋一氏のインタビューを再配信します。「次に緊急性があり、止めるべき原発はどこか」という質問に対し、菊地氏は「川内原発は地震の巣。『活断層はない』と言って作ったが、あそこは地盤が悪くて有名だ」と述べ、伊方原発と川内原発を挙げました。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

【IWJ_AOMORI1】17:45~「青森駅前金曜日行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1

【IWJ_TOKYO8】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo8

【IWJ_FUKUSHIMA1】18:00頃~「原発いらない金曜日 in 郡山」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1

【IWJ_HOKKAIDO1】18:00~「北海道庁北門前:反原発抗議行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-hokkaido1

【IWJ_IBARAKI1】19:00~「第127回原電いばらき抗議アクション」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(前半の続き)…

■加害者としての痛ましい戦争の記憶

 しかし、なぜ安倍政権は、こうしたリスクを背負いながらも、自ら戦争の道へ国土と国民の命を引きずりこもうとしているのでしょうか?

 岩上さんはこれまで何度も、「過去の戦争の記憶に無頓着過ぎるからではないか?」と疑問を呈してきました。

 その一つが、日本軍が米軍に先立って行った、中国・重慶にする無差別爆撃です。僕たちは過去の戦争の苦い記憶というと、3.10の東京大空襲などを想起します。しかし、日本が被害者の立場として米軍の戦争犯罪を告発するならば、同時に日本軍が加害者として、なんと4年8ヶ月、218回にわたって行った戦争犯罪も告発していかなければなりません。

 岩上さんが2013年10月4日にインタビューした軍事評論家・前田哲男氏は、1988年の著書『戦略爆撃の思想―ゲルニカ‐重慶‐広島への軌跡』で、日本軍による無差別絨毯爆撃「重慶爆撃」に注目。その実態を詳しく調査・分析して論じています。

 インタビューでも、重慶爆撃がその後の戦争のあり方に影響を与えた、その歴史的な立ち位置について解説しています。後に米国が学び、東京大空襲や原爆投下につながったという前田先生の分析は、個人的にとても驚かされました。

 本インタビューは、昨日に【会員限定配信】を行いました。見逃したという方、会員ではないので見られなかったという方、サポート会員であれば、いつでもこのインタビューの動画全編と、全文文字起こしを見ることができます。この機会にぜひ会員に登録していただき、歴史の教科書でほとんど触れられない、加害者としての歴史を知っていただければと思います。

・【岩上安身のツイ録】心臓発作に見舞われて3.11に思うこと~セットで語られるべき「原発×戦争」リスク、3.11原発事故と3.10東京大空襲
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/238621

【会員登録はこちらから!↓】
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

――――――――――――――――――――――――――――――

■鳩山氏クリミア電撃訪問は、対ロシア外交の転機となるか?

 ロシアが編入したウクライナ南部のクリミアを電撃訪問している鳩山由紀夫元総理が11日、ロシアへの編入を決めた去年の住民投票は「憲法にのっとり、平和的、民主的に行われた」などと述べ、安倍政権は大騒ぎとなっています。

 菅官房長官は昨日午前の会見で、「首相を経験した人とは思えない、極めて軽率な発言だ。政府の立場と全く相いれず、コメントする気にもなれない」などと、強い口調で不快感を露わにしました。

 確かに、クリミア編入には国際社会でも見解が分かれている、複雑な問題です。しかし、果たして安倍政権には、鳩山氏の発言を「あまりに軽卒」などと一方的に断じるだけの材料を持ち合わせているのでしょうか?

  IWJでは、この「プーチン=悪」という一元的な見方が、米国の帝国主義拡大のキャンペーンであり、ただ米国の利益のために発せられているプロパガンダである、という指摘をする多くの専門家、評論家、識者にインタビューをしてきました。

 また、IWJとして、海外情報を精査して分析した、検証記事も何度も出しています。

 直近では、東京大学名誉教授の板垣雄三氏のインタビューの全文文字起こしをリライトし、詳細な注釈を加えたテキストを、「IWJ特報!」で発行しました。

・【IWJ特報第185~188号】「『世界のいま』は欧米中心主義の断末魔 東京大学名誉教授・板垣雄三氏インタビュー 第一部」(ePub版を発行しました)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/227890

・【IWJ特報第193~199号】欧米中心主義を超えて ウクライナ、ガザ、マレーシア…世界の「つながり」を解きほぐす 東京大学名誉教授・板垣雄三氏インタビュー 第2弾(ePub版を発行しました)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/236547

 イスラエルのガザ攻撃、米国による対ロシア包囲網の思惑、日本のメディアでは決して語られない、板垣先生の横断的な分析は、読む人をハッとさせること請け合いです。

 そして、この米国による「完全支配」の思惑を「空想だ」と断じ、統一された意思の存在しない危うい米国の実態を指摘しているのが、昨年末に『日本に巣喰う4つの“怪物”』を上梓したジャーナリスト、カレル・ヴァン・ウォルフレン氏です。ウォルフレン氏には、昨年末に岩上さんがインタビューを行いました。

・2014/12/18 米国による「完全支配」という「空想」に引きずり込まれる日本 ウクライナ危機で岐路に立つ安倍政権~岩上安身によるカレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/214711

 そして、このインタビューも全文文字起こしを読みやすくし、注釈を加えたものを「IWJ特報!」として昨日発行しました!ぜひご覧ください!

【IWJ特報!ご購読はこちらから!↓】
http://www.mag2.com/m/0001334810.html

――――――――――――――――――――――――――――――

■見えてきた、日本の「奥の院」の正体

 これらの記事をご覧になれば、今の日本の対ロシア・ウクライナの外交姿勢が、いかに米国の利益に基づいた一方的な見方かが分かるかと思います。

 この「米国の利益」を押しつける役割をずっと担ってきたのが、「日米合同委員会」です。ベストセラーとなった孫崎享氏の『戦後史の正体』をはじめ、「戦後再発見双書」シリーズをプロデュースした編集者の矢部宏治氏が満を持して発刊した近著『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』では、辺野古問題や日米原子力協定など、原発や基地を、総理大臣ですら取り除くことができないその理由を、解き明かしています。

 そこには、在日米軍と日本の官僚が参加する「日米合同委員会」が、日本の総理大臣、憲法、国民の頭越しに、多くの政策決定を行ってきた歴史が綴られています。

 そして、彼ら「奥の院」の決定に抗い、辺野古の県外移設を目指し、奔走し、官僚と米国に潰されたのが、鳩山元総理です。

 岩上さんもレギュラーコメンテーターとして出演しているテレビ朝日「モーニングバード!」が、3月5日、番組内のコーナー「そもそも総研 たまペディア」の中で、日米合同委員会について取り上げました。

 番組では、テレビ朝日の玉川徹氏が、鳩山元総理と、矢部氏にインタビュー。一般の国民にはほとんど知られることのない、日米合同委員会の実態に迫りました。

 この対米従属システムが機能している限り、鳩山氏のクリミア訪問のような独自外交は日本には許されず、官房長官が「軽卒だ!」と米国の意向を代弁するのが、今の日本なのです。

 この日米合同委員会の問題について、そして米国と官僚の意向に逆らい、潰された鳩山氏の証言について、IWJでは今日から連続で【会員限定配信】を行っていきます! その第一弾として今夜は、鳩山氏への単独インタビューの模様を配信します。こちら、会員となってぜひご覧ください!

・【告知】その存在は日本国憲法を超える!? 知られざる「日米合同委員会」の実態に迫る! 鳩山由紀夫元総理、矢部宏治氏インタビューを会員限定で連続再配信
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/238700

【記事はこちら。サポート会員であればいつでも全編ご覧になれます!】

・2012/07/18 「独立国が、他国の軍隊に守られていることに疑問もなく、『それが保守政治だ』というのは理解しにくい」 ~鳩山由紀夫議員インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/23153

・2014/10/13 「戦後再発見双書」プロデューサーが語る、日米関係に隠された「闇の奥」~岩上安身による『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』著者・矢部宏治氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/181723

・2014/11/02 国際社会の「敵国」であることを自ら望む日本の病
~岩上安身による『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』著者・矢部宏治氏インタビュー第2弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/201949

――――――――――――――――――――――――――――――

■西尾正道著『がんセンター院長が語る 放射線健康障害の真実』販売開始!

 今日は昨日に引き続き、西尾正道氏のもう一つのご著書、『がんセンター院長が語る 放射線健康障害の真実』のサイン入りバージョンを、限定10冊、販売開始致します!

 本書では放射線源の種類の違いや、性質、被曝するということがどういうことなのかを丁寧に解説し、その上で内部被曝が人体に与える影響に迫っていきます。

 まさに岩上さん必読の書とも言えるこの本。しかし、僕らも他人事ではなく、これから放射性物質と何十年も付き合っていかなければならない日本においては、西尾先生の専門家としての知識を頭に入れておく必要があります。

 こちらも以下のブックレビューをぜひ読んでいただき、購入していただければと思います。しかし、購入できるのはIWJ会員のみなので、注意が必要です! ぜひこの機会に会員登録いただき、ご購入ください。

【IWJブックレビュー】西尾正道著『がんセンター院長が語る 放射線健康障害の真実』(旬報社)
http://iwj.co.jp/feature/book/archives/667

・購入はこちら
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=77

会員登録はこちら
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

――――――――――――――――――――――――――――――

■「饗宴V」収支のご報告とDVDのおすすめ!

 その西尾先生にもご登壇いただいたIWJ恒例イベント「饗宴V」。このイベントでは、冒頭でも紹介した「原発X戦争」リスクについて、さらに日米合同委員会に代表される対米従属システムについて、ウクライナやガザを取り巻く世界情勢の真相と、今後の日本の安全保障のあり方について…などなど、今の日本が抱えるあらゆるリスクについて、論じられ、議論され、対策を提示しています。

 しかし、そんな日本を凝縮した密度の濃いシンポジウムにしてしまったせいか、残念なことに、収支が赤字となってしまいました。

===============

<収入>合計 3,569,676円

内訳
参加費収入 2,271,000円 *二次会参加費含む
協賛金 795,000円
ご祝儀 120,000円
カンパ収入 104,900円
物販売上 278,776円

<支出>合計 4,317,527円

内訳
運営 3,863,760円 *二次会分含む
物販仕入 127,212円
当日人件費/外注費 326,555円

<収支> -747,851円

===============

 計74万円もの赤字です。

 ぜひ、当日会場へいらっしゃることができなかった皆さまは勿論、当日ご参加された方も、「饗宴V」DVDでこの白熱シンポジウムの模様を振り返っていただければと思います!

※「饗宴V」DVDのお買い求めはこちらから
http://iwj.co.jp/feature/symposion5/archives/434

※IWJグッズのお買い求めはこちらから
http://iwj.co.jp/shop/goods/main.html

――――――――――――――――――――――――――――――

■スタッフ募集!

 3月いっぱいで複数のスタッフがIWJを巣立って行きます。そこで新たにスタッフを募集させていただいております。今まで興味はあったけど、スタッフとなると敷居が高いな…と遠慮していた方。そんな事は心配無用です。ド素人の僕が断言するのですから間違いありません! 下記の募集フォームからふるってご応募ください!

※IWJレギュラースタッフ募集フォーム
http://bit.ly/1ALJypQ

――――――――――――――――――――――――――――――

■わとはぷ!のコーナー

 1945年の今日、3月13日は、米軍による大阪市への無差別爆撃が行われた日です。一般家屋を狙った夜間爆撃で、3,987名の死者と678名の行方不明者が出ました。

 この夜間爆撃の生還者のなかには、地下鉄に乗って逃げたという証言が多数存在します。一説には、駅の職員が職務違反を犯して、駅構内に市民を入れたと言われています。この地下鉄での避難は、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』でも演出されました。この大阪大空襲はその後も断続的に行われ、計1万人が亡くなったと言われています。

 こうした記憶を、語り継いでいかなければならないと思います。僕らが積極的に聞き取り、調べ、テキストなど何か形にし、子ども、孫の代まで伝えていく。未来の戦争で、誰かが職務違反を犯して市民を逃がす決断の後押しができるように。

 本土空襲は、東京、大阪だけではありません。名古屋、神戸、鎌倉、浜松、四日市、福岡、佐世保、高松、甲府、徳島、宇都宮、岐阜、大分、福井、他にも全国各地多くの街に、無惨な空襲の記憶が刻まれています。

 IWJでは青森中継市民のしーずーさんが、青森を襲った爆撃の記憶を、語り継いでいます。ぜひ、ご覧ください。

・【IWJブログ】終戦の直前、青森を襲った悲劇/官憲に命を犠牲にさせられた人々の記録(IWJ青森中継市民・外川鉄治)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/160256

 それではみなさま、本日も記憶に残る一日を!IWJをよろしくお願い致します!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

※このメールマガジンの配信解除をご希望の方は、お手数ですが、題名を変えずに、その旨を記載の上、こちらのメールに返信してください。なお、手作業で解除の手続きを行っておりますため、返信後も数回、当メールマガジンが届く場合がありますが、ご了承ください。