日刊IWJガイド 2015.1.18日号 ~No.858号~


■■■ 日刊IWJガイド 2015.1.18日号 ~No.858号~ ■■■
(2015.1.18 8時00分)

おはようございます。中継などを担当している石川優です。

朝っぱらから、皆様に、意気上がらないご報告で申し訳ありません。

IWJは、昨年の半ば以降、加速する不況と重なるようにして、会員数がじりじりと減っています。

毎月、5000人前後で推移していたのですが、このところ、ずっと割り込んだまま5000人台を回復しません。

毎月、会費の納入をメールにてお願いしていますが、期限を過ぎて、しばらくしてもお支払いいただけない場合、申し訳ないのですが、サービス停止の措置をとらせていただいています。

昨日、今月分の会費の未納の方、337人に、そうしたサービス停止措置をとったので、有効会員数がごそっと減りました。IWJの会員数は4553名となっています。

一つの目安である5000人から、500人も遠ざかり、悄然としています。

アベノミクスと消費増税の負の影響がいかに凄まじいものか、肌で感じています。

このまま、IWJをお支え頂ける会員の皆様が減り続けると、IWJの活動は縮小するだけにとどまらず、IWJの存続危機に直面してしまいます。

きっと皆さま、正月明け、年始早々いろいろと忙しくて会費の納入をお忘れになっているのでしょう。

先月も月末には、5000人にあと100人、というレベルまで達していました。思い出していただければ、きっと会費をお納めいただけるものと信じています。

もし、このまま、会員数が下がり続けたとしたら、取材や中継・配信の規模をぐーっと縮小しなくてはならなくなります。

実際、ここまでの間に、これまでは中継をしてきたコンテンツをいくつも見直してきています。よりタイムリーなテーマを機動的に追うようにする、という方針が示され、その時々、より関心を集めているテーマを取り上げるようにしているのですが、他方で、これまでルーティンとしてお伝えしていた会見などが、見送りとなるケースも出てきました。私が担当してきた都知事会見も、毎回必ず中継に行くのではなく、タイムリーなテーマがあり、必要性がある時に行く、ということになりました。

これは、石原知事時代からずっと都知事会見を撮り続けてきて、IWJの中で「一人都政記者クラブ」的な状態にあった私としては、本当に残念です。

限られた人材、資金、労力を有効に使う、という方針も、もちろん理解できるし、時事性は必要性だと思いますし、何より本当に予算が厳しくなっているというのが現実だと思うのです。

しかし、不安なのは、現状のレベルでとどまってくれるのか、それとも不況が深刻化しているのと同様に、会員数の減少がさらに進んでしまうのではないか、という不安です。

IWJは、権力からの政治的圧力よりも、財政の問題で潰れてしまうかもしれません。

そうなってしまわないように、IWJが必要だとお感じになる方は、ぜひ、会員をお続けください。あるいは、この機会に会員になってください。

会費お支払いの方法は、クレジットカード決済、銀行振込、ゆうちょ銀行などに、対応しています。

2ヶ月分お得な年払いですと、一般会員で年1万円。月々1000円。
IWJの動画テキストアーカイブをいつでも御覧いただけるサポート会員は、
年3万円。月々3000円です。

どうか、会員として、IWJをお支えいただけますよう、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

http://iwj.co.jp/join/

(後半へ続く…)

◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。

**2015.1.18 Sun.**

【IWJ_FUKUSHIMA1】10:30~「緊急セミナー in 福島」 切迫する放射線被ばくの健診対策
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1
※環境省の「原発事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」が、平成26年12月22日に「中間取りまとめ」を発表。 これにもとづき、環境省は「当面の施策」をとりまとめ、1月21日までパブリック・コメントにかけている。これをうけ、FoE Japanが主催となり、「中間取りまとめ」と「当面の施策」についての問題点などを議論するセミナーが開催される。

【Ch6】14:00~「民主党 臨時党大会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※民主党の海江田万里氏が民主党代表を辞任したことをうけ、民主党代表を決定する臨時党大会が開催される

~関連記事はこちら~
・2015/01/16 民主党代表選 候補者 集会(動画) http://iwj.co.jp/wj/open/archives/225204
・2015/01/07 「過去と決別して政権を目指す」~長妻・元厚労相、細野・元幹事長、岡田・代表代行ら民主党代表選候補者が共同記者会見 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/223070

【再配信・Ch4】17:30~「緊急院内集会『下げるな!生活保護の住宅扶助基準と冬季加算 上げろ!生活扶助基準』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/203633
※政府は来年度の予算編成において、生活扶助基準の3回目の引き下げの決定と、住宅扶助や冬季加算の引き下げを決定した。2014年11月5日に行われた、「緊急院内集会『下げるな!生活保護の住宅扶助基準と冬季加算 上げろ!生活扶助基準』」の模様を再配信いたします。集会では、生活保護受給者の厳しい生活実態などが報告されました

~関連記事はこちら~
・2014/09/15 安倍政権が進める「生活扶助引き下げ」と「冬季加算引き下げ」に専門家らが警鐘 「命の最終ラインを崩壊させる」 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/169134
・2014/07/20 繰り返される「暴力」や「貧困」という名の負の連鎖――生活保護バッシングは何をもたらしたのか http://iwj.co.jp/wj/open/archives/155173

【会員限定配信】20:00~「【饗宴アフター企画20】安全保障のプロが語る、安倍「タカ派」外交の危険性~岩上安身による元内閣官房副長官補・柳澤協二氏インタビュー」
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/123724
※2014年2月5日に収録された、元内閣官房副長官補・柳澤協二氏インタビューを会員限定配信。強行採決された特定秘密保護法、日本版NSCの設置、国家安全保障戦略の策定と防衛大綱の改定、武器輸出三原則の事実上の緩和、そして解釈改憲による集団的自衛権の行使容認。安倍政権は「タカ派」的とも言える外交・安全保障政策を推し進めている。このインタビューで、柳澤氏は、安倍政権の外交・安全保障政策について、「政策目標が抽象的かつ非論理的だ」と批判しました

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~~会員限定配信の視聴方法(※視聴ページが変更になりました)~~

1,会員限定視聴ページ( http://iwj.co.jp/wj/member/limited )へアクセス
2,ログインIDとパスワードを入力
3,ページに表示されているパスワードを、視聴画面に入力

以上の手順で、ご視聴いただけます。ぜひ、ご覧ください。

(…前半の続き)

昨年、ユーストリームアーカイブの保存期間変更に見舞われ、大変な作業の労力と資金が必要となりました。

幸い、ユーストリームアーカイブ保存作業に関しては、皆様のご支援と手伝っていただいた方々のおかげで、ダウンロード作業を完了し、現在、失ってしまった動画を新しいものにリプレースする作業を継続中です。

引き続き、IWJアーカイブコンテンツ整理へのご支援・ご理解をどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

元旦には、アーカイブのカテゴリーメニューをオープンしたばかりです。

■岩上安身とWeb班からの大事なお知らせです。検索がしやすくなりました!
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/21508

これまでは、アーカイブの検索がしづらいIWJのサイトでしたが、このカテゴリメニューのオープンに伴い、アーカイブ検索が今までより、便利に、より、気になるコンテンツを探しやすいものになりました。

このカテゴリメニューも引き続き、検索できるカテゴリーを増やす作業を日々、更新しつづける作業が続きます。ちょっとずつですが、IWJは、皆さんの見えにくいところでも、絶え間ない進化を続けています。

この先には、カレンダーページの改良、そして各都道府県別のエリアベージを抜本的に改良する予定です。
各都道府県別のページを作り、各地からの発信がそれぞれのページでまとめられ、見やすくする予定です。

やはり、地元の人にとっては、国政も海外の大事件も気にはなるけど、なんと言っても身近で、暮らしに密着した地元に関連する話題が一番関心があるはずです。

たとえば、沖縄の人なら沖縄に関わること、福島の方なら福島に関わることが一番気になるように。地元のトピック最優先に見たい、という方がいて、おかしくありません。東京や大阪に出てきているけど、故郷の県が気になって仕方ない、という方もいることと思います。

そうした方が、スムーズに話題をチェックできるように、エリアページを作りあげて行こう、という構想なのです。その過程で、中継市民が乏しい県でも、人材発掘して行こう、と考えています。

長い長いスパンで、地域に根差し、同時に地域と他地域、地域と全国や世界を結ぼうという考えです。少しずつ、インターローカルな市民メディアになるように、じりじりと前進しています。

どうぞ、皆さま、長い目でIWJをお育ていただきたいと思います。

さて、本日は、14時より民主党の臨時党大会の模様を生中継でお届けいたします。

配信チャンネルは6
【Ch6】はこちらから→http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6

昨年の衆院選で、民主党代表(当時)の海江田万里氏が、小選挙区で落選し、比例復活も果たせず、代表を辞任せざるをえなくなりました。

年明けの1月7日に告示された民主党代表選挙に、岡田克也元外務大臣、長妻昭元厚生労働大臣、細野豪志元環境大臣の3人が立候補し、新しい代表の座を争っています。

新しい民主党の代表は、本日14時から東京都内でおこなわれる臨時党大会で、選出され、新代表による記者会見もおこなわれます。

民主党といえば、2009年の総選挙で華々しく政権交代を果たしたものの、普天間飛行場の辺野古への移設問題で、「最低でも県外」という公約を実現できずに、鳩山政権が瓦解。その後は、野田政権で公約になかった消費税増税を決めるなど、自民党と政策に差がなくなって、対立軸としての魅力を失っていきました。

2012年の総選挙では、それが仇となり、議席を大きく減らしたことは、ご存知の通りです(2012年総選挙前230議席→57議席へ)。

そんな民主党ですが、他に自民党と対抗できるような野党は見当たりません。昨年末の選挙で若干党勢を回復したのは、消去法ながら、他に選択肢がないから、ということだと思います。

今回の代表戦に立候補した3候補は、いずれも民主党の再建、野党第一党として自民党と対峙していく強力な野党という、2つの重要課題を掲げています。

■2015/01/07 「過去と決別して政権を目指す」~長妻・元厚労相、細野・元幹事長、岡田・代表代行ら民主党代表選候補者が共同記者会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/223070

■2015/01/15 日本外国特派員協会主催 民主党代表選 候補者 討論会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/224913

■2015/01/16 民主党代表選 街頭最後の訴え、長妻元厚労相・細野元環境相の両者「強い野党」「民主党再建」を強調、「戦争国家化」を進める安倍政権との違いもアピール
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/225202

本日の民主党臨時党大会を皮切りに、今週は、政界でいろいろと動きのある週となりそうです。目が離せません。

一方、岩上さんは、長妻昭議員がGPIFの問題について、質問趣意書で政府に迫っていることに注目。ツィートもしていましたが、いま、鋭意、取材中です。このGPIF問題にも、ぜひ、ご注目ください。

なお、火曜日には、タリーズコーヒージャパン創業者の松田公太氏らが、新党旗揚げの記者会見をおこなう予定です。
みんなの党所属だった議員が主な顔ぶれで、次世代の党を早々と離党したアントニオ猪木氏も加わるそうです。

また、昨年暮れに、生活の党に入党した山本太郎参議院議員は、自身のブログで、国会開会前に、記者会見を開くと予告してましたが、今週が、まさにその国会開会前の週となります(26日月曜日に通常国会開会)。辺野古の現地で、埋めたてに反対している市民の先頭に立っている山本議員の姿は、IWJは連日、お伝えしています。

「生活の党と山本太郎となかまたち」。

この政党名についてほ、いろいろな意見があがっています。面白い、ユニークだ、という人もいれば、ふざけていると顔をしかめる人もいます。

しかし、問題はその中身です。山本太郎議員が、生活の党と合流したという情報しか、まだわかっていません。小沢一郎氏と山本太郎氏が組むことで、どんな化学反応を見せるのか、我々が知りたいのはそこです。

とまあれ、今週中には記者会見がおこなわれると予告されているので、まずはそこに注目したいと思います。記者会見での山本太郎議員と小沢一郎代表の説明をまずは待ちましょう。

そして、いよいよ、今月末26日から、通常国会開会となります。

昨年7月1日、安倍政権は、集団的自衛権の行使を容認するという閣議決定を行いました。

この通常国会では、そうした集団的自衛権を前提にした、安全保障関連法案の審議が始まります。

昨年2014年は、特定秘密保護法の施行も始まり、日本の安全保障法制は確実に変わってきています。

特定秘密保護法に関しては、先週15日木曜日に、ジャーナリストの寺澤有氏ら43名による秘密保護法違憲訴訟の第4回口頭弁論後の報告集会があり、IWJではおなじみの元外務省国際情報局長の孫崎享氏による講演があり、IWJで中継致しました。

会員の方々は、全編、ご覧いただけますので、どうぞ、御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member/archives/30005

自民党は、2016年の参院選で憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を獲得し、憲法の明文改正を目指す考えのようです。

2016年といえば、もう来年の話です。いよいよ、自民党の憲法改正草案が現実のものになる日が近づいてきたのだとひしひしと感じるようになりました。

2012年暮れから、岩上さんと梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士の3名でおこなった自民党の憲法改正草案についての鼎談は、計12回にも及びました。

私が、この鼎談の撮影をしていた、2013年頃。

まだ、自民党が再度、政権に復帰してから間もない頃で、
昨今の軍事国家化に着々と近づいている日本の状況などは、私には到底想像できない時期でした。

正直に告白します。

あの時、いくら自分の上司の岩上さんが、危機感をもって訴えても、この自民党の憲法改正草案が現実のものになるなんて、そんなことあるわけないでしょ、と心の中でたかをくくっていました。

自分の心の中のどこかで、戦争は起きないし、ファシズムなんて現実にならない、そう思っていたところがありました。

しかし、2012年暮れに自民党が政権に復帰してから、「前夜」のような状況に、確実に近づいてきています。

特定秘密保護法、集団的自衛権行使容認、武器輸出三原則の解禁などなど。

しかも、こうした戦時体制への移行は、原発再稼働やTPPなどの問題と並行して進んでいきます。
『前夜』で論じられた条件は整いつつあるのではないでしょうか。

この鼎談の模様を本にしてまとめたのが、『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』です。
こちらからご購入できます→http://iwj.co.jp/shop/goods/main.html

是非、ご購読下さい。

自民党の憲法改正草案についての鼎談はこちらから御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E3%81%AE%E6%86%B2%E6%B3%95%E6%94%B9%E6%AD%A3%E6%A1%88%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%AE%E9%BC%8E%E8%AB%87

書籍『前夜』のもととなった自民党の憲法改正草案についての鼎談のIWJ動画アーカイブとテキスト記事は、IWJサポート会員の方々であれば、いつでもご視聴いただけます。是非、御覧ください。

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冒頭、お知らせさせていただきましたが、IWJは厳しい財政危機に直面しています。

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