■■■ 日刊IWJガイド 2014.10.6日号 ～No.754号～ ■■■
（2014.10.6 8時00分）

おはようございます！IWJで記者をやったり、「リテラ」の記事に感心している佐々木隼也と申します。

日本列島を台風18号が通過中ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか？ お出かけになる前に、必ず天気予報をチェックしましょう！

今年は豪雪や豪雨・土砂崩れ、御嶽山の噴火など、改めて「自然の猛威」を実感させられた1年でした（まだ、4分の3が過ぎただけで、あと3ヶ月残していますが、天災がもう起きないことを切望します）。

想定外の自然災害を、完全に防ぐ手立てなどありません。それを一番身にしみて理解したはずの安倍政権は、いま、「新たな安全神話」を創り出そうとしているようです。

昨晩発行したメルマガ「IWJウィークリー68号」（非会員は有料、定額会員は無料）に掲載した「岩上安身のニュースのトリセツ」をぜひご一読ください！

川内原発の再稼働をめぐり、火山の専門家たちが口を揃えて「予知は不可能」と断言する火山噴火について、具体的な根拠も安全対策も示さずに、「噴火は予知できる」「安全だ」と強引に言い張る九州電力と規制委員会の呆れた実態について詳述しています。

・【岩上安身のニュースのトリセツ】御嶽山噴火から分かった、川内原発再稼働「新たな安全神話」の7つの欺瞞（IWJウィークリー68号より）
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/174819

噴火の一方で、別種の「惨事」も進行中です。

今にも襲ってきそうな熊を指さして、「あれは子犬だから安心だ！」と強弁し、確証のない根拠を示し、疑う者はぶん殴るがごとき暴力的な強引さが、まかり通っているような気がします。

叩かれているのは、言うまでもなく朝日新聞ですが、言論での議論の枠を越えて、元記者の勤め先にまで脅迫が行われるようになると、これはリンチやテロに等しいと言わざるを得ません。

北海道札幌市にある北星学園大学に今年5月と7月の2度にわたり、慰安婦問題に関する記事を書いた非常勤講師の元朝日新聞記者の退職を求める文書が届きました。応じなければ「学生を痛めつける」「天誅を下す」などと書かれた、卑劣な脅迫文書です。

IWJでこれまで何度も報じてきたように、たとえ「吉田証言」が撤回されようと、慰安婦の「強制性」や「性的虐待」が否定されたわけではありません。それは、2007年にブッシュ大統領（当時）に慰安婦問題で「謝罪」した安倍総理が一番良く分かっているはずです。

しかしそうした「不都合な事実」をすべてなかったことにしようと、一部の自称・愛国者たちが、「天誅だ」などと吠え、一方的な「暴力」をふるっています。

本日はCh6と、北海道Ch1で、この北星学園大学に対する「言論テロ」を阻止すべく立ち上がった人々の会見を中継します。ぜひ、ご覧ください。

また、Ch1では15時より、TPPの交渉差し止め・違憲訴訟に立ち上がった、IWJではお馴染みの、山田正彦・元農水相に岩上安身がインタビューを行います！

国民の富を一方的に収奪する「暴力」であり、憲法で保障されている生存権をも脅かすTPP。IWJのTPP対策斥候部長を務める僕も、言いたいことはたくさんありますが、まずは、今日の山田さんの「怒りの鉄拳インタビュー」をぜひぜひ、ご覧ください！

山田さんが幹事長を務め、先日発足した「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」設立準備会立ち上げの集会と記者会見の模様も、合わせてご覧ください！

・2014/09/24 「日本の国家主権が根底から覆される」TPP交渉差し止め・違憲訴訟準備会が発足 ～山田正彦元農相ら、呼びかけ人は約30人に
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/170627
…（後半へ続く）

◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。

＊＊2014.10.6 Mon.＊＊

【Ch2】17：30～「東電会見」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力の定例会見

【Ch6】14：00～「北星学園大学への『言論テロ』阻止行動支援記者会見」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※衆議院第一議員会館で開催される記者会見。従軍慰安婦問題について、元朝日記者が非常勤講師を務める北星学園大学（札幌市）に退職を要求した脅迫事件を受け、行われる

【IWJ_HOKKAIDO1】14：00～「北星学園大学への『言論テロ』阻止行動支援記者会見」
視聴URL： http://www.ustream.tv/channel/iwj-hokkaido1
※北海道庁記者クラブで開催される記者会見。従軍慰安婦問題について、元朝日記者が非常勤講師を務める北星学園大学（札幌市）に退職を要求した脅迫事件を受け、行われる

【Ch1】 15：00～「岩上安身によるTPP交渉差止・違憲訴訟の会 山田正彦氏 インタビュー」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※9月24日に「TPP交渉差し止め・違憲訴訟準備会」を発足させた、山田正彦元農相へのインタビューを生中継いたします

～関連アーカイブス～
・2014/09/24 「日本の国家主権が根底から覆される」TPP交渉差し止め・違憲訴訟準備会が発足 ～山田正彦元農相ら、呼びかけ人は約30人に http://iwj.co.jp/wj/open/archives/170627
・2014/09/21 【福岡】「TPP秘密交渉は憲法21条『知る権利』を侵害！ 1万人原告団で提訴する」 ～山本太郎氏×山田正彦氏 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/170140

【Ch5】16：00～「日本のODAによるモザンビークの農業開発事業 『プロサバンナ』に関する現地調査報告と提言」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※参議院議員会館で行われる、モザンビークの農業開発事業 『プロサバンナ』に関する現地調査報告と提言。津山直子氏（アフリカ日本協議会）、森下麻衣子氏（オックスファム・ジャパン）、渡辺直子氏（日本国際ボランティアセンター）、近藤康男氏（No! to Land grab, Japa）が報告を行う。アフリカ日本協議会など3団体の主催

～関連記事～
・2014/03/21 「企業」による資源収奪が続くアフリカへ進出する、安倍政権の思惑 ～世界トップクラスのアフリカ研究者・舩田クラーセンさやか氏に岩上安身がインタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/130483
・2013/09/30 日本のODA「プロサバンナ」によって生活が悪化したモザンビークの農民たち ――現地調査でその悲惨な状況が明らかに
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/104474

【Ch4】16：00～「日本外国特派員協会主催 『日本型マッカーシズムと学問の自由に対する脅威』 ー会見者 中野晃一・上智大教授、山口二郎・法政大教授」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※ 日本外国特派員協会で行われる記者会見。中野晃一・上智大教授、山口二郎・法政大教授が「日本型マッカーシズムと学問の自由に対する脅威」について会見を行う

～関連アーカイブス～
・2014/04/18 立憲デモクラシーの会設立「知的な世界で対抗勢力を立ち上げなければいけない」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/135288
・2014/07/04 「権力分散は、江戸時代からの流れ」三谷太一郎氏 ～立憲デモクラシーの会、山口二郎氏による改憲抗議も
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/150288

（前半の続き）…
また、IWJでは現在、10月9日に告示（26日投開票）をむかえる福島県知事選と、10月30に告示（11月16日投開票）をむかえる沖縄県知事選を、全力フル投球で取材します！

まずは、福島県知事選の特集ページを超作成したので、こちらをご覧ください。主要候補者の独自インタビューや関連記事などを、どんどん掲載し、更新していきます。しばらくは、こちらのページを要注目です。

【福島県知事選 特集ページ】
http://iwj.co.jp/feature/senkyo/fukushimaken2014

すでに9月28日に、前双葉町長の井戸川克隆氏に岩上安身がインタビューしています。

・2014/09/28 「避難は3日で完了しても、避難生活は無期限に続く」 ～福島県知事選へ立候補する前双葉町長・井戸川克隆氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/171363

また、10月4日には元岩手県・宮古市長の熊坂義裕氏にもインタビューしています。こちらは現在動画のみですが、鋭意テキストを作成中で、本日中にはアップしますので、ぜひ読んでいただければと思います。

・2014/10/04 岩上安身による、福島県知事選へ立候補を表明した元岩手県・宮古市長 熊坂義裕氏インタビュー（動画）
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/173591

IWJでは他にも、自民党、民主党、社民党などが相乗り支援する、内堀雅雄・前福島県副知事にもインタビューを申し込んでいますが、「忙しいので5分しか時間が取れない」、5分でもいいので応じて欲しいというと、「5分も取れない」と、取材に応じてもらえません。アポ取りに苦戦していますが、これからも諦めずにしつこく取材申し込みを継続していきますので、みなさま、ご声援のほど、よろしくお願い致します。

さて、そんなバタバタの嵐のなか、降って湧いたような大問題が立ちはだかりました。我々のこれまでの数万本に及ぶ、USTREAM上の貴重な動画アーカイブが、直近30日以前のものを全て削除するという発表があったのです。しかも、期限は10月10日と超喫緊です。

※重要【岩上安身から緊急かつ重大なお知らせ！IWJのアーカイブがピンチです！】USTREAMのアーカイブ映像が消去されてしまいます！期限は10月10日。保存のために緊急のご支援をお願いします！
→ http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/21084

急なお知らせで、唖然騒然としていますが、何とか、期限内にダウンロードして保存し、速やかに再アップできればと考えています。そこでみなさまに、どうか、IWJの財産を失わないためにも、ご協力いただければと存じます。

動画保存のためには、追加のハードディスクやPCが必要で、どうしてもその費用がかかってしまいます。人手も絶望的に足りません。緊急のお手伝いをしていただける方がどうしても必要です。そのための臨時出費の財源も必要です。

皆様からのご支援を賜り、何とか、動画保存のための作業をして、IWJを守りたいと思います。IWJへのご支援をどうぞ、よろしくお願い致します。

寄付・カンパのお願い
【 http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html 】

なお、岩上さんは、今日6日の山田正彦さんへのインタビューを皮切りに、13日月曜日までの8日間で、7本のインタビューをこなす予定になっています。

アポイントは、先方のご都合をどうしても優先することになります。その結果が、この超過密スケジュール。一昨日、往復8時間かけて、会津若松市まで日帰りで熊坂氏のインタビューに行って帰ってきたばかりなのに、これからまた休む間もなく連投が続きます。

ちょうどそんなタイミングで、「Ustreamアーカイブ保存・再アップ問題対策本部長」として、陣頭指揮を執らなくてはなりません。もちろん、スタッフ全員でバックアップしますが、対策本部が機能するかどうかは、対策本部副部長に任命された古田晃司Web動画班統括チーフの手腕によるところ、大です。

皆さん、どうか古田チーフにも、応援をよろしくお願いします！

IWJ　株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】