日刊IWJガイド 2014.10.1日号 ~No.749号~


■■■ 日刊IWJガイド 2014.10.1日号 ~No.749号~ ■■■
(2014.10.1 8時00分)

おはようございます。 IWJの原です。

急なことですが、皆さんに緊急のお知らせとお詫びがあります。「PPVサービス」と「Ustreamチップ提供」の停止に関することです。

以下は、IWJとしての公式のご説明です。長いですが、お読みください。

この度、非常に唐突なことですが、PPV(ペイ・パー・ビュー)配信、及び、Ustreamチップサービスが、本日、9月30日をもって停止する旨、UstreamAsiaから急な連絡がありました。あまりにも、急なことで我々自身も大変驚き、緊急の話し合いをもち、善処をお願いしましたが、決定は翻りませんでした。

UstreamAsia からの公式見解は、下記お知らせをご覧ください。
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/21034

ことの経緯をご説明いたします。

サービス提供休止のニュースリリース自体は、UstreamAsiaから、7月7日付けでニュースリリース
( http://www.ustream-asia.tv/news_20140707.html ) が発表されていましたが、IWJでは今年度(2015年3月)いっぱいはサービスを利用させていただけるという説明を受けていました(ニュースリリース文中の「※一部のチャンネルを除きます。」という記載がそれに当たります)。

しかし、一昨日の9月29日、「開発元の米 Ustream, Inc.の方針により」ということで、IWJでも9月30日をもってサービス停止という運びになったという急な連絡がありました。

あまりにも急過ぎるため、Ustream側とも様々な調整を試みましたが、システム自体が停止されるということで、IWJでのサービス利用も9月30日をもって終了せざるを得ないという結論に至りました。

急な事態で、十分なアナウンスができず、一方的にご視聴を打ち切る結果となってしまいますことを心よりお詫び申し上げます。

また、チケット購入者の方々には、直接連絡をしてご事情を説明し、お詫びすべきところですが、申込者のお名前やご連絡先などは、全てUstream側が把握している個人情報であり、同社へ情報の開示を求めましたが、固くお断りされたため、IWJからはチケット購入者の方々にご連絡することができません。

仮に「私が購入者である」という方が連絡して来ても、その方が本当に購入者であるかどうかの同一性の確認ができないので、我々としては対処のしようがありません。

大変恐縮ですが、本件に対するお問い合わせ等は、直接、UstreamAsiaまでご連絡いただけますようお願い申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーー
Ustream Asiaカスタマー窓口
japan@ustream.tv
03-3543-2885
ーーーーーーーーーーーーーー

IWJとしては、現状販売しているPPVのコンテンツをDVD等で販売するとか、Ustreamチップサービスのようなものを自社でも検討するなど、できるかぎりの代替策を講じていきたいと考えています。

この度は急な変更により、ご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。

PPVやUstチップを利用して下さった方々は、IWJを支えようという思いを、特に強くもって下さっている方々なのではないかと思います。本当に面目ありません。今後ともIWJを何卒よろしくお願いいたします。

************

読売新聞が朝日新聞に対し、襟を正せと言っていますが、新聞の販売に関する重大な闇があるのを忘れていませんか。

実際には売れていない新聞を水増しする、「押し紙問題」です。
黒薮氏は、「読売新聞は、あくまでも『残紙』と主張しているが、2007年10月頃の大牟田明治販売所への搬入部数は2400部で、うち920部が押し紙」と語っています。
そんな読売新聞は、「朝日叩き」の急先鋒です。

読売は、この押し紙問題にまともに答えているのでしょうか。これは、メディアがろくろくとりあげない問題です。

本日は、この押し紙問題を追う、黒薮哲哉氏へのインタビューを再配信します。おすすめです。
…(後半へ続く)

◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。

**2014.10.1 Wed.**

【Ch3】10:30~「第30回 原子力規制委員会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※「東京電力株式会社『柏崎刈羽原子力発電所保安規定変更認可申請』(1号炉の高経年化技術評価書等)に対する審査について」、「使用済燃料管理及び放射性廃棄物管理の安全に関する条約日本国第5回国別報告について」など9議題が予定されている

~関連アーカイブス~
・2014/09/10 全委員が賛成、川内原発の設置変更許可を決定 ~平成26年度第23回規制委員会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/168080
・2014/09/26 川内原発の審査・再稼働に関する住民への説明「人的資源の制約のなかで考えていく」~原子力規制庁定例ブリーフィング
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/171060

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一 委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会の田中俊一委員長による定例会見

【Ch5】17:30~「九州電力・川内原発再稼働反対 九電東京支社へ抗議行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※有楽町電気ビル前で行われる、川内原発再稼働反対を訴える抗議行動

~関連アーカイブ~
・【御嶽山噴火】桜島噴火の前兆の可能性も!? 現在の火山予知の限界「モニタリングで川内原発周辺の巨大噴火を予知するなど夢物語」と火山学者・小山真人氏が緊急直言(聞き手:原佑介記者)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/171482

【フルオープン再配信・Ch1】19:00~「『押し紙を告発する者は手段を選ばずにつぶせ、ということ』 ~黒薮哲哉氏、新聞業界のタブーを語る」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/17213
※2012年5月30日に行われた、フリーライターの黒薮哲哉氏へのインタビューをフルオープン再配信いたします。新聞の押し紙問題について独自の取材を続けてきた黒薮氏は、新聞社が認めない「押し紙問題」について、「押し売り」に似ていると指摘し、業界の暗部を追及しています

~関連アーカイブス~
・2012/03/01 「押し紙」問題と言論妨害を考える集い
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/4856
・2010/01/19 原口総務相オープン記者会見1 「巨大な資本が、新聞も雑誌もテレビも統合すれば、その資本の思惑によって、言論が一色になる」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/12836

(前半の続き)…
さて。先週の日刊IWJガイドで豚汁を作る宣言をしたところ、まだIWJができる前から岩上安身事務所を支えてくださっている名古屋の榊原千鶴さんが、愛知県の「三州豚」を送って下さいました。千鶴さんには、口やかましくお説教されることもしばしばですが、とてもあたたかい、僕の名古屋の母ともいえる存在です。本当にありがとうございます! 日本史に残る豚汁を作り上げなければならないな、と気持ちを新たにしました。

さて、御嶽山の噴火ですが、今も抜き差しならぬ状況が続いています。噴火に直撃され、不幸にもお亡くなりになった方々には心から哀悼の意を表したいと思います。と同時に、被害に遭われた方々のご無事を心からお祈り申し上げます。

本当に自然は恐ろしい、と思います。科学や技術はどんどん発達してゆくもの、不可能なことは人間にはないんだと、勘違いが広がっているのではないか。人間は自然の猛威をつい忘れがちになってしまっているのかもしれません。どんなに粋がってもみても、自然には勝ち目がありません。

「自然の声に耳をかたむける」

と就任会見で言ったのは、先日、任期を終え、退任したばかりの元原子力規制委員会・島崎邦彦さんです。確かに活断層などではとても頑張られていました。

しかし、規制委は火山に関する評価を適切にできているでしょうか。規制委は、カルデラの巨大噴火の影響が懸念される川内原発について、「モニタリングすることで噴火を予知し、燃料を適切に搬出する」とし、新規制基準に適合できている、としています。

先日、僕がインタビューした火山学者の小山真人さんは、そんなことはできない、「夢物語だ」と指摘し、活断層同様の専門家チームを作るなりして、本格的な影響評価を行うべきだ、と説きました。

火山学者が、口をそろえて「噴火の予知は、現在の科学ではできない」と断言しているのに、なぜ、できることになってしまうのでしょうか?

小山さんの記事を昨日、Webアップしたので、是非、ご覧ください。

【御嶽山噴火】桜島噴火の前兆の可能性も!? 現在の火山予知の限界「モニタリングで川内原発周辺の巨大噴火を予知するなど夢物語」と火山学者・小山真人氏が緊急直言(聞き手:原佑介記者)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/171482

本日14:30から行われる田中委員長会見では、隙あらばIWJの箕島さんがこの辺りの矛盾点について質問する予定です。さらに17:30からは、市民の方々が川内原発の再稼働について、九州電力東京支社前で抗議行動を行いますので、そちらもご注目下さい。

また、先日は「9/29生活・小沢代表 沖縄県知事選で翁長氏支持の方向性を示唆『県民の支持を集めやすい候補を応援することになる』」もWebアップしました。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/171414

まもなく始まる沖縄県知事選には、よくも悪くも中央の思惑が強く絡みます。注目していきましょう。

さらに、「2014/09/27 TPP交渉 日本側の姿勢は『パフォーマンスで巧妙なごまかし』 ~専門家らが大手メディアによる『重大なミスリード』を指摘」もWebアップしています。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/171306

この中で鈴木宣弘・東京大学大学院教授は、TPPは米国と中国の「経済ブロック化の覇権争い」であるとしています。1929年の世界恐慌後に経済ブロック化が進む中、第二次世界大戦に突入したという経験を思い起こす必要があり、「日本がアメリカに加担し続けることで、日本や世界の未来を潰してよいのか」と、警鐘を鳴らしました。大局的な目線から、いかにTPPが問題であるか、僕も勉強させてもらいたいと思います。

国会が始まりましたね。日々、大きなニュースがあって、ついつい目が離れがちですが、集団的自衛権行使をめぐる安保問題や再稼働問題、そして来年の増税問題など、さまざまな議論が交わされることでしょう。またアホな法案が出ないかどうかも、注目していかなければいけません。

「一強他弱」の今、その一強である与党・自民党が何を考えているのかが、非常に重要です。『前夜』を読んで、おっそるべき改憲草案を掲げた彼ら自民党の頭の中身を必ずのぞきこんでおきましょう!
http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%89%8D%E5%A4%9C

そして昨日、9月30日には【メルマガ・岩上安身のIWJ特報!】最新号「何よりガザ封鎖解除を 尊厳ある生への戦い~京都大学教授・岡真理氏インタビュー」を発行しました!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/172310
「現代のパレスチナ人こそが、2000年前のユダヤ人の末裔である」と岡氏は断言します。「シオニズム」に対する一般的な理解を覆すこの発言の真意とは!?「イスラエルの正体」を明らかにする驚きの告発!必読です!

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