日刊IWJガイド・非会員版「能登半島で最大震度6強の地震! 直後に被災地に追い討ちをかける大雨警報!! 能登半島には再稼働に前のめりな志賀原発が立地!」2023.5.8号~No.3889号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~能登半島で最大震度6強の地震! 直後に被災地に追い討ちをかける大雨警報!! 能登半島には再稼働に前のめりな志賀原発が立地! 政治経済学者の植草一秀氏はIWJの取材に「原子力規制委は、原発の立地地点には、1500ガルを超えるような激しい揺れは発生しないという前提に立っているが、信用できるのか?」と指摘!

■5月に入り、IWJの第13期も残り3ヶ月に! しかしながら、IWJは創業以来、最大の経済的危機に直面しています! 4月のご寄付は126件、209万3200円、月額目標の54%でした! 第13期の累積赤字は毎月増え続け、8月から4月まで9ヶ月間の累積の不足額は、1600万円を超えています! 5月こそは少なくとも月間目標額390万円を達成できますよう、ご支援をよろしくお願いします! また累積の不足額を少しでも減らせますよう、緊急のご支援・ご寄付・カンパのほど、どうぞよろしくお願いします!

■【中継番組表】

■<IWJ検証レポート>あのイベルメクチンは今! WHOは米国立衛生研究所(NIH)や米食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品庁(EMA)と並んで、反イベルメクチン陣営の強固な一角だった!(第2回)

■<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その58)>第三部 権力のはらわた「第十一章 不和の林檎は投げられた ―― 一九九二年十二月 ――」(part3)

■【スタッフ募集・事務ハドル班】事務ハドル班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊IWJガイドの番組表へ反映する、IWJコンテンツ構成の要となる部署です。

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】記者として日刊IWJガイドや記事の執筆、エディターとして編集業務を行っていただける方を募集します。特に深夜業務での校正作業を厭わない方は、優遇し、最優先で募集します! 深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給はスタート時は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。『サビ残』は一切ありません!
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■はじめに~能登半島で最大震度6強の地震! 直後に被災地に追い討ちをかける大雨警報!! 能登半島には再稼働に前のめりな志賀原発が立地! 政治経済学者の植草一秀氏はIWJの取材に「原子力規制委は、原発の立地地点には、1500ガルを超えるような激しい揺れは発生しないという前提に立っているが、信用できるのか?」と指摘!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 5月5日午後2時42分ごろ、石川県能登地方で地震が発生し、珠洲(すず)市で震度6強を観測しました。気象庁はマグニチュード6.5、震源は能登地方の深さ12km、地殻内で発生した逆断層型の地震と発表しました。

※令和5年5月5日14時42分頃の石川県能登地方の地震について(気象庁、2023年5月5日)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2305/05a/202305051640.html

 さらに同5日午後9時58分にも、珠洲市で震度5強を観測する地震が発生しました。気象庁はマグニチュード5.9、震源は能登地方の深さ14km、地殻内で発生した逆断層型の地震と発表しました。気象庁によると、5日午後2時42分の地震から、5日午後11時までに震度1以上を観測した地震が39回発生したと発表しています。

※令和5年5月5日21時58分頃の石川県能登地方の地震について(気象庁、2023年5月5日)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2305/05d/202305052350.html

 7日付け『読売新聞』によると、「同日午後8時現在で、(石川)県内では男性1人が死亡し、33人の負傷が確認されている」とのこと。

※馳浩知事が被災地視察、首相官邸を訪問し支援求める意向…珠洲市民は雨中の復旧作業(読売新聞、2023年5月7日)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230507-OYT1T50048/

 地震があった能登地方では6日から雨脚が強まり、土砂災害の危険性が高まっています。7日付け『北國新聞』は、「珠洲市では6日夕から雨脚が強まり、金沢地方気象台は同市と能登町に大雨警報(土砂災害)、輪島市と穴水町に注意報を出した。7日未明にかけ1時間に30ミリの激しい雨が降り、その後も断続的に降る。同日午後6時までの24時間降水量は能登、加賀ともに120ミリと予想される」と報じています。

※大雨警報、1630人避難指示 珠洲、余震53回負傷33人に(北國新聞、2023年5月7日)
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1061539

※ここから先は【中略】とさせていただきます。御覧になりたい場合は、ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して御覧ください! 会員へのご登録はこちらからお願いいたします。

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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 岩上安身は2021年3月10日、樋口英明氏にインタビューを行っています。ぜひ御覧ください。

※原発推進政策に忖度する判決ばかり出る中、「理性と良識」を重んじて3.11後初となる原発の運転差止め判決を下した元裁判長が「私が原発を止めた理由」を語る! 岩上安身によるインタビュー 第1033回 ゲスト 元福井地裁裁判長 樋口英明氏 2021.3.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489677

 また、樋口氏は退官後、原発の危険性を訴える講演活動を行っています。以下の記事もぜひあわせて御覧ください。

※原発の耐震基準は頻発する地震より低い驚くべき事実! そして「海岸沿いに原発並べた時点で国防不能」の指摘!~3.15院内集会 映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』上映後の元福井地裁裁判長 樋口英明氏講演 2023.3.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514730

 岩上安身による植草一秀氏のインタビューは以下です。

※「覇権国の地位が脅かされて焦るアメリカの横暴と暴走を止めないと、世界全体が不幸に突き落とされる!」~岩上安身によるインタビュー第1100回 ゲスト 政治経済学者・植草一秀氏 2022.10.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/511223

※「植草一秀」氏関連のIWJコンテンツは以下です。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%a4%8d%e8%8d%89%e4%b8%80%e7%a7%80

■5月に入り、IWJの第13期も残り3ヶ月に! しかしながら、IWJは創業以来、最大の経済的危機に直面しています! 4月のご寄付は126件、209万3200円、月額目標の54%でした! 第13期の累積赤字は毎月増え続け、8月から4月まで9ヶ月間の累積の不足額は、1600万円を超えています! 5月こそは少なくとも月間目標額390万円を達成できますよう、ご支援をよろしくお願いします! また累積の不足額を少しでも減らせますよう、緊急のご支援・ご寄付・カンパのほど、どうぞよろしくお願いします!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 5月に入り、昨年8月1日から始まったIWJの第13期も、残り3ヶ月となりました。

 4月の1日から30日までの30日間でいただいたご寄付は、126件、209万3200円でした。これは月間目標額390万円の54%にあたります。

 厳しい経済状況の中、ご寄付をお寄せくださった皆さま、誠にありがとうございました!

 しかし、今期第13期4月末までの累積の不足額は、1660万5900円となりました。

 ぜひ、皆さま、今月5月こそは、まずは月間目標額を達成できますよう、どうぞ緊急のご支援をお願いいたします!

 そして、累積の不足額を少しでも削れるように、引き続き、どうぞご支援をお願いします!

 IWJの内部留保も底を尽き、キャッシュフローが不足したため、私、岩上安身が、個人的な私財から、IWJにつなぎ融資をいたしました。

 私がこれまでにIWJに貸し付けて、まだ未返済の残高は約600万円。これにつなぎ融資1000万円と合計すると、IWJへの私の貸し付け残高は約1600万円にのぼります。

 私の貯えなどたかがしれていますから、この先も同様の危機が続けば、私個人の貯えが尽きた時、その時点でIWJは倒れてしまいます。

 皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。

 しかし、ご寄付が急減してしまうと、たちまちIWJは活動していけなくなってしまいます。IWJの運営は会員の方々の会費とご寄付・カンパの両輪によって成り立っていますが、それが成り立たなくなってしまいます。

 ウクライナ紛争に続き、「台湾有事」を口実とする米国の「代理戦争」の、「新たな戦争前夜」を迎えて、私、岩上安身とIWJは、少しでも正確な情報を皆さまにお届けできるように、その結果として、日本が戦争突入という悲劇に見舞われないように、無謀な戦争を断固阻止するために今後も全力で頑張ってゆきたいと思います。

 日本は、米国への依存から脱却をはかり、独立した主権国家として立つべきです。同時に、エネルギーと食料の自給ができず、資源をもつ他の国々からの海上輸送に頼らなければならない「島国」であるという「宿命」を決して忘れず、国外にそもそも「敵」を作らない、多極的な外交姿勢をめざすべきではないでしょうか?

 皆さまにはぜひ、マスメディアが真実を伝えない、こうした問題について、IWJが追及を続けてゆくために、どうか、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。

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 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料サポーターの皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします。

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

 岩上安身


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◆中継番組表◆

**2023.5.8 Mon.**

【IWJ・Ch5】13:30~院内ヒアリング集会「原発政策の大転換・運転期間延長反対!~原子力基本法・炉規法・電事法などの改定束ね法案の問題点~」―内容:内閣府原子力政策担当との意見交換

視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

これまでIWJが報じてきた原発再稼働関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9f%e7%99%ba%e5%86%8d%e7%a8%bc%e5%83%8d

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◆中継番組表◆

**2023.5.9 Tue.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「日本の政権はアメリカに認められないと存続できない。そのために岸田政権はアメリカを守るためにアメリカ製武器を買いあさる」末浪氏~5.3生かそう憲法 守ろう9条 5・3憲法集会 in 京都 ―講演:「アメリカの世界戦略を担う岸田大軍拡―いま輝く憲法9条―」末浪靖司氏(ジャーナリスト)2023.5.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515833

「(鹿児島県馬毛島)基地建設作業員の滞在で、今まで生活していた人たちの生活が圧迫されて、日々の生活さえ成り立たない状態。戦争をしない憲法があるのだから、外交によって国際関係も築くべき」~5.5 原発反対八王子行動 2023.5.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515880

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■<IWJ検証レポート>あのイベルメクチンは今! WHOは米国立衛生研究所(NIH)や米食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品庁(EMA)と並んで、反イベルメクチン陣営の強固な一角だった!(第2回)

 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は5日の記者会見で、新型コロナウイルスをめぐる世界の現状について、2020年3月11日に発表した「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(パンデミック宣言)」の終了を宣言しました。

※WHO、新型コロナ緊急事態の終了を宣言 テドロス事務局長が表明(朝日新聞、2023年5月5日)
https://digital.asahi.com/articles/ASR5574SWR54UHBI01C.html?linkType=article&id=ASR5574SWR54UHBI01C&ref=app_flash

 WHOのステートメントには、次のように、パンデミック宣言の終了をテドロス事務局長が述べています。

 「WHO事務局長は、2023年5月4日(木)12:00~17:00(中央ヨーロッパ時間)に開催されたCOVID-19パンデミックに関する国際保健規則(2005)(IHR)緊急委員会の第15回会合の報告書を送付する喜びを持っています。

 審議では、委員会メンバーが、COVID-19の死亡者数の減少傾向、COVID-19関連の入院や集中治療室入室の減少、SARS-CoV-2に対する集団免疫の高さなどを強調しました。委員会の見解は、ここ数ヶ月の間に進展しています。SARS-CoV-2の進化の可能性によってもたらされる不確実性が残っていることを認めつつ、COVID-19パンデミックの長期管理に移行する時期であることを助言しました。

 WHO事務局長は、現在進行中のCOVID-19パンデミックに関する委員会の助言に同意しています。彼は、COVID-19が現在、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を構成しない、であると判断しています」

※Statement on the fifteenth meeting of the International Health Regulations(2005)Emergency Committee regarding the coronavirus disease(COVID-19)pandemic(WHO、2023年5月5日)
https://www.who.int/news/item/05-05-2023-statement-on-the-fifteenth-meeting-of-the-international-health-regulations-(2005)-emergency-committee-regarding-the-coronavirus-disease-(covid-19)-pandemic

 人類を突然苦しめたCOVID-19が、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)から「確立された継続的な健康問題」へと変質したとWHOが宣言したのです。

 喜ばしいことですが、他方で、釈然としない感覚が残ります。

 WHOは、米国立衛生研究所(NIH)や米食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品庁(EMA)と並んで、反イベルメクチン陣営の強固な一角だったためです。

 WHOは、2021年3月31日、「COVID-19患者の治療にイベルメクチンを使用することに関する現在のエビデンスは、決定的ではありません。より多くのデータが得られるまで、WHOはこの薬剤を臨床試験でのみ使用することを推奨します」という勧告を出しているのです。

※WHO advises that ivermectin only be used to treat COVID-19 within clinical trials(WHO、2021年3月31日)
https://www.who.int/news-room/feature-stories/detail/who-advises-that-ivermectin-only-be-used-to-treat-covid-19-within-clinical-trials

 WHOが、この勧告を出した2021年3月という時期は、パンデミック宣言から1年という時期にあたります。

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■<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その58)>第三部 権力のはらわた「第十一章 不和の林檎は投げられた ―― 一九九二年十二月 ――」(part3)

 岩上安身は、1989年から1994年まで、29歳から35歳まで、足かけ6年かけて、崩壊前夜のソ連から、ソ連崩壊後の「民主ロシア」誕生の裏面まで、現地で取材しました。

 現地取材をまとめた著書『あらかじめ裏切られた革命』(1996年、講談社、講談社ノンフィクション賞受賞作)は、当時のソ連・ロシアの実態を記録した貴重な資料ですが、残念ながら絶版となっており、入手困難な状況となっております。

 ウクライナ紛争の長期化、そして西欧諸国が世界を支配してきた構造、米国による一極支配構造に揺らぎが見え始めた今こそ、改めて1991年のソ連崩壊前後に戻って、歴史を振り返る必要があると思われます。日刊IWJガイドで、『あらかじめ裏切られた革命』の復刻連載を進めていきます。ぜひお読みください。

 下記URLから、初回の復刻連載(その1)をお読みいただけます。

※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その1)>序文「ゴーリキーパークの世界精神」(日刊IWJガイド、2022年11月20日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221120#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51557#idx-4

 直近の復刻連載は、下記URLからお読みいただけます。

※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その56)>第三部 権力のはらわた「第十一章 不和の林檎は投げられた ―― 一九九二年十二月 ――」(part1)(日刊IWJガイド、2023年5月1日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230501#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52191#idx-6

※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その57)>第三部 権力のはらわた「第十一章 不和の林檎は投げられた ―― 一九九二年十二月 ――」(part2)(日刊IWJガイド、2023年5月7日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230507#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52248#idx-5

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(以下、「◆ポルトラーニン情報相が語る反対派との闘争の『内幕』」後半)

――あなたが情報相を辞任した結果、グラスノスチヘの悪影響もありえますか。

 「なかなか難しい質問です。グラスノスチは一朝一夕ではなく、八〇年代後半からステップ・バイ・ステップで進んできたのです。我々が新聞情報省という組織をつくったのも、保守派の圧力から言論の自由を守るためでした。しかし逆をいえば、この省はマスコミ機関を統括していますから、仮にこの省の権カポストが保守派に奪われると、マスコミヘの抑圧と検閲の装置として働きかねない危険性もあります。

 ですから私が辞任するこの際、思いきって組織の規模と権限を縮小してしまうつもりです。その一方で、大統領付属機関として『ロシア連邦情報センター』を創設し、こちらに今までの情報省のもっていた機能やスタッフをすべて移します。ここにはオスタンキノ・テレビやロシア・テレビをはじめ全国の九十二のテレビ局と、イタル・タス通信や各新聞社・出版社が傘下に入ります。これは国家の予算ではなく、独立採算で経営されるので、世界最大級の情報コングロマリットとなるでしょう。もちろん、私はその初代センター長となり、不当な圧力や攻撃をはね返してこれを育てていくつもりです。

 この作戦の狙いがわかりますか? 戦争にたとえていえば、ある高地の陣地が敵の攻撃を受けて陥落寸前だとします。いよいよ明日、敵の総攻撃という夜に、我々は部隊を再編成し、そうっと別の高地へ移動してしまう。翌日、敵は高地を占領するが、そこはもぬけの殻だった、となるわけです(笑)。保守派は今は大喜びしているが、何も変わっていないことにそのうち気づいて地団駄を踏むでしょう。

 なぜこんなことをするかというと、第七回大会の結果、今まで大統領の指導力のもとにあった政府機関はすべて、保守派が支配する最高会議の権力下におかれることになったからです。マスメディアが保守派の手にわたったら、ロシアで芽生えたばかりの民主主義は殺されるでしょう。ですから我々は情報センターをつくり、マスコミ機関をすべて大統領の権力下に『避難』させるのです。ちなみに、首相選出にあたり、大統領がガイダルに最後まで執着しなかった理由もそこにあります。政府が最高会議に従属するなら、もはや誰を首相のポストにつけておいても、さしたる意味はありませんから」

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■【スタッフ募集・事務ハドル班】事務ハドル班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊IWJガイドの番組表へ反映する、IWJコンテンツ構成の要となる部署です。

 ご応募の資格は、第一に穏やかな性格で明るく協調性のある方。第二にトラブルなく対外的な交渉をできるコミュニケーション能力の高い方。第三にPCスキルがある方です。時給は1200円から、仕事の習熟に伴って昇給していきます。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jpまでお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】記者として日刊IWJガイドや記事の執筆、エディターとして編集業務を行っていただける方を募集します。特に深夜業務での校正作業を厭わない方は、優遇し、最優先で募集します! 深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給はスタート時は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。『サビ残』は一切ありません!

 日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業のうち、主に日刊IWJガイド校了前の赤反映業務に携わってもらいます。パソコンのスキルが必要です。時に深夜まで及ぶことがありますが、社用車での帰宅、あるいは自宅への送りが可能です。

 雇用形態はアルバイトまたは契約社員で時給1300円からのスタートになります。能力と実績次第で昇給します。正社員登用の途もあります。在宅勤務や業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、六反田千恵)

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