┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~自民党と統一教会との癒着報道が下火になる中、統一地方選が始まる! 宗教社会学者の橋爪大三郎氏は統一教会と候補者との政策協定を「国が乗っ取られる手前」と指摘!
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┠■IWJは創業以来、最大の経済的危機です! 3月29日までの29日間でいただいた3月のご寄付は、138万7400円と月間目標の36%でした! ご寄付をお寄せいただいた皆さまありがとうございました! しかし、3月は本日最終日ですが、月間目標までには残り64%、251万円以上が必要です! 毎月、累積赤字が増え続けている状況で、第13期の7ヶ月間の累積の不足分は1655万4500円となりました! 3月こそは少なくとも月間目標額390万円を達成できますよう、また累積の不足分を少しでも減らせますよう、緊急のご支援・ご寄付・カンパのほど、どうぞよろしくお願いします!
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┠■【中継番組表】
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┠■台湾民進党の蔡英文現総統が訪米、最大の目的はケビン・マッカーシー米下院議長との会談!? 中国は「台湾海峡の平和と安定を損なう挑発」だと反発、「断固たる措置を取る」と宣言! ホワイトハウス報道官は「私的で非公式な訪問であり、中国が過剰反応する理由はない」ととぼける! 一方、前総統で台湾国民党の馬英九氏は中国を訪問し、旧日本軍の凶行を強く非難! 蔡総統が訪米し、馬前総統が訪中する、その真意は、米中の間でバランスを取るためか!? 旧日本軍の凶行非難は、米国に追従して中国・台湾の関係に軍事関与しようとする日本に対する牽制か!?
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┠■背後に「暴力団」が関与し、凶悪化する「特殊詐欺」を「高齢者差別」が後押し! ルフィ事件と、高齢者に「集団自決」を求めた成田悠輔氏の発言は同根の大問題! ~3月発行の「岩上安身のIWJ特報!」は、3月7日収録の「岩上安身による『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します! ぜひ「まぐまぐ」からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員に登録を!!
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┠■IWJ書店新刊入荷! ジャーナリスト田崎基氏の直筆サイン入り!!『ルポ 特殊詐欺』を10冊限定で、IWJ書店から販売いたします!
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┠■【インターン(短期の方は無給実働なし研修見学のみ・中長期希望の方は実働、報酬あり)募集】IWJでは、テキスト班・パワポ作成担当班・動画班・WEB班など各部署で、ご本人の希望と適性を見た上での部署で、春休み期間中に研修したり、働いていただいたりするインターンを募集しています。
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■はじめに~自民党と統一教会との癒着報道が下火になる中、統一地方選が始まる! 宗教社会学者の橋爪大三郎氏は統一教会と候補者との政策協定を「国が乗っ取られる手前」と指摘!
おはようございます。IWJ編集部です。
全国の地方議員や自治体の長を決める4年に1度の統一地方選が始まりました。3月23日には知事選の告示が、26日には政令市長選の告示が行われ、本日31日には道府県議選、政令市議選の告示が行われます。
また、4月6日には参院補選の告示も行われます。
前半の投票は、4月9日に行われます。
その後、4月11日には衆院補選の告示が行われ、16日には市区長選、市区議選の告示が行われます。18日には町村長選、町村議選の告示が行われます。
後半の投票は4月23日です。
※第20回統一地方選挙(総務省)
https://www.soumu.go.jp/senkyo/20touitsu/index.html
※統一地方選の日程(NHK)
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/touitsu/
一方で、昨年、世間を大きく騒がせた統一教会と自民党との関係究明が、すっかり影を潜めています。
28日付け『東京新聞』は「文部科学省は28日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に質問文書を送付し、宗教法人法に基づく5回目の質問権を行使した」と報じました。
※旧統一教会へ5回目の質問権行使 献金トラブルの示談状況など203項目の回答求める 文科省(東京新聞、2023年3月28日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/240742
しかし、質問権を規定した1995年の宗教法人法改正に関わった、元文部科学事務次官の前川喜平氏は、『東京新聞』の26日付け紙面の連載コラムで、この質問権虚偽回答をしても過料だけで刑事罰もないことから、「極めて弱い権限」「伝家の宝刀どころか大根も切れない竹光」とした上で、「何度も質問を繰り返しているのは政治的な時間稼ぎ以外の何物でもない」と指摘しています。
『共同通信』は、昨年12月4日付け記事で、11月に行ったアンケートの結果、「(統一教会の)教団や関連団体などと接点があったとした都道府県議は少なくとも334人、うち自民党が8割を超えた。知事は13人、市長は9人だった」と報じています。
※都道府県議、334人に接点 旧統一教会、8割超は自民(共同通信、2022年12月4日)
https://nordot.app/972040030808408064
宗教と政治との関わりについて、28日付け『集英社オンライン』が、「<宗教票が日本を破壊する!>統一地方選『都道府県議の300人以上が統一教会と関わりがあり、その8割が自民党』という事実をどう見るか」というタイトルで、宗教社会学者の橋爪大三郎氏とジャーナリストの有田芳生氏の対談記事を掲載しています。
その中で橋爪氏は、団体として組織票が存在してよいのは、医師、農民、漁業組合などの職能に関する業界団体だけだと述べ、「民主主義は市民社会の様々な利害や矛盾をいかに調整するかということですから、有権者が利害に基づいて投票するのは当然のこと」だと指摘しています。
その上で、橋爪氏は宗教団体について、次のように述べています。
「じゃあ、何がいけないかというと、政治的な利害や政治的な決定に全く関係のない団体というのを使うのがよくない。今回のことで言うと、宗教団体です。宗教というのは、個々人が信仰を持ち、その信仰を深め合うために団体をつくっている。よい政治を望むのは自由ですが、宗教団体が政治をしてはいけない。それをすればもう宗教団体ではない。宗教団体が特定の候補者を応援したり投票することを指示したりすれば、それは即、民主主義にもとることになる」
さらに橋爪氏は、統一教会の選挙運動について「その危険性を看過してはならない」と述べ、次のように語っています。
「この持ちつ持たれつです。取りあえずは、統一教会から自民党への一方的贈与です。一方的贈与は、贈与された側に義務感を生むんです。その借りをつくったお返しとして、講演したりメッセージを送ったりと、その団体に協力して信者を集めたり、教勢の拡大に手を貸している。私に言わせれば、統一教会は反社会的集団ですよ。
中には、何を間違えたか、政策協定まで個人的に結んでいる代議士もいる。これは国が乗っ取られる一歩手前とは言わないが、三歩か四歩手前ですよ。それなのに何の警戒もなしに危険な宗教団体と付き合っている。それが今の日本の政権与党です。これがどれだけ危険なことか、みなさんは理解しているんだろうかと、声を大にして言いたい」
※<宗教票が日本を破壊する!>統一地方選「都道府県議の300人以上が統一教会と関わりがあり、その8割が自民党」という事実をどう見るか(集英社オンライン、2023年3月28日)
https://shueisha.online/culture/118928
この統一地方選挙で、国民は自民党と統一教会との癒着問題を忘れてはいないし、許してもいないという姿勢を示すことが必要ではないでしょうか。
※山口広弁護士「正義の歯車はゆっくりだが回り始めた。止めることがあってはならない」と、統一教会解散へ向け監視を訴え!~3.18 全国弁連東京集会―内容:二世問題、政治と統一教会の癒着、特に地方政治についてなど 2023.3.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514784
※【第578-581号】岩上安身のIWJ特報!「旧統一教会の目的は『天一国』の実現、その意図を政治家はよく理解すべき」岩上安身による全国霊感商法対策弁護士連絡会 代表世話人 山口広弁護士インタビュー 第2弾 2023.1.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513326
■IWJは創業以来、最大の経済的危機です! 3月29日までの29日間でいただいた3月のご寄付は、138万7400円と月間目標の36%でした! ご寄付をお寄せいただいた皆さまありがとうございました! しかし、3月は本日最終日ですが、月間目標までには残り64%、251万円以上が必要です! 毎月、累積赤字が増え続けている状況で、第13期の7ヶ月間の累積の不足分は1655万4500円となりました! 3月こそは少なくとも月間目標額390万円を達成できますよう、また累積の不足分を少しでも減らせますよう、緊急のご支援・ご寄付・カンパのほど、どうぞよろしくお願いします!
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
IWJの第13期も半期の折り返しを過ぎ、この3月で8ヶ月目に入りました。
3月の1日から29日までの29日間でいただいたご寄付は、116件、138万7400円となっています。これは月間目標額390万円の36%にあたります。ご寄付をお寄せいただいた皆さま、まことにありがとうございます。
しかし、3月の月間目標額達成まで、あと64%、251万2600円が必要です! 毎月のように月間目標額を割り込む月が続き、3月の時点では、月間目標額を含め、第13期の累積不足額は1655万4500円となっております! ぜひ、皆さま、今月こそは、まずは月間目標額を達成できますよう、あと251万2600円のご寄付を、どうぞ緊急のご支援をお願いいたします!
その上でさらに、累積の不足額を少しでも削れるように、引き続き、どうぞご支援をお願いします!
IWJの内部留保も底を尽き、キャッシュフローが不足したため、私、岩上安身が、個人的な私財から、IWJにつなぎ融資をいたしました。
私がこれまでにIWJに貸し付けてまだ未返済の残高は約600万円。これにつなぎ融資1000万円と合計すると、IWJへの私の貸し付け残高は約1600万円にのぼります。
私の貯えなどたかがしれていますから、この先も同様の危機が続けば、私個人の貯えが尽きた時、その時点でIWJは倒れてしまいます。
皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。
しかし、ご寄付が急減してしまうと、たちまちIWJは活動していけなくなってしまいます。IWJの運営は会員の方々の会費(最近の流行語ではサブスク)とご寄付・カンパ(最近の用語でいえばドネーション)の両輪によって成り立っていますが、それが成り立たなくなってしまいます。
2023年、「新たな戦争前夜」を迎えて、私、岩上安身とIWJは、少しでも正確な情報を皆さまにお届けできるように、その結果として、日本が戦争突入という悲劇に見舞われないように、無謀な戦争を断固阻止するために全力で頑張ってゆきたいと思います。
先月、2月における、最も特筆すべきエポックメイキングな出来事は、ピューリッツァー賞を受賞した経歴をもつ、米国屈指の独立調査報道ジャーナリストであるシーモア・ハーシュ氏が、米国が、ノルウェーと協力し、ドイツとロシアを直接つなぐ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したという驚愕のスクープを出したことでしょう。日本の新聞・テレビなどのメインストリームメディアは、一切このスクープを報じませんでした。
IWJは、全文の仮訳を進め、全4回を号外でお送りしました。
※【IWJ号外】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは、米国だった! ピューリッツァー賞を受賞した米国の最も著名な独立調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ!(その1~4)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%83%a2%e3%82%a2%e3%83%bb%e3%83%8f%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a5
私は、ロシア軍がウクライナに侵攻して1年となる2月24日の岸田総理会見で、ハーシュ氏のスクープについて岸田総理に直接、質問しました。
私が「日本政府は、このノルドストリーム爆破疑惑について、独自に検証や調査を行なっているのでしょうか?」と質問したのに対し、岸田総理は、「米政府は完全なるフィクションであるという評価をしております」「ノルウェー外務省もナンセンスと言っています」「多くの国においてこうした記事に関しては、否定的な評価がされている」とはぐらかし、日本政府・日本国総理としての判断を示しませんでした。
※【IWJ代表:岩上安身質問】ノルドストリーム爆破疑惑について、日本は独自に検証や調査を行なっているのか?岸田内閣総理大臣記者会見-令和5年2月24日(Movie IWJ)
https://www.youtube.com/watch?v=9uUrTxr_Mss
※はじめに~岩上安身が岸田総理に対して会見で質問!~(日刊IWJガイド、2023年2月25日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51926#idx-1
このウクライナ紛争は、米国主導の戦争です。
ハーシュ氏のスクープが事実であれば、米国は、同盟国のドイツも多額の出資をしたノルドストリーム・パイプラインを爆破し、ドイツとロシアの仲を引き裂き、ウクライナを戦場にして、欧州とロシアの友好的な関係を完全に破壊し、欧州に天然ガスと石油を高値で売りつけて市場を奪い取ったということになります。
つまり、米国は「敵国」のロシアだけでなく、米国の重要な同盟国であるはずのドイツにも大損害を与えた疑いがあるのです。これは同盟国への重大な背信であり、裏切りです。
IWJでは、独自のIWJ検証レポートで、ノルドストリームの建設の経緯から、完成したもののウクライナ紛争の勃発と制裁によって使用できなくなり、さらに爆破に至るまで、断続的に連載してお伝えしています。この経緯を知ると、ウクライナ紛争以前から、米国はノルドストリームの完成と開通を何としても阻みたいと思っていたという事実が明らかになります。
岸田文雄総理は、1月早々に昨年末閣議決定した「改定版安保3文書」を携えて訪米、バイデン大統領と会談し、日本の軍拡をバイデン大統領から賞賛されて岸田総理は鼻高々でした。
しかし国会での議論と承認がなされなくても、閣議決定し、米国からの承認があれば軍拡のアクセルを踏んでしまう岸田政権は、日本の主権を米国に丸投げしたも同然です。米国を守るために日本が代わりに犠牲となり、日本は米中の「代理戦争」の戦場とされてしまいます。
上記の24日の岸田総理会見で、私は、「米国は誠実な同盟国なのかどうか、疑いの出ている中、日本の安全保障を米国に丸ごと委ねていていいのか」、「有事の際の自衛隊の指揮権まで米国に渡してしまっていいのか」と問いました。
岸田総理は「自衛隊及び米軍は、各々独自の独立した指揮系統に従って行動をする、これはいうまでもないこと」などと、自衛隊の指揮権はあたかも米軍から独立して存在しているかのように述べました。
しかし、この総理の発言は、事実と異なります。従来の幕僚長を事実上廃止し、新たに米軍との「統合司令部」を設置する「安保3文書」の改定は、自衛隊を米軍の司令下におく「2軍」にしてしまうものです。
自衛隊が米軍と司令部を統合してしまい、自身で状況判断するための目と耳(情報衛星他)をもたず、独自に判断する頭(内閣に直結し、米国から独立した司令部)をもたない、そんな日本が、安全保障において、米軍から独立した主権をもつ、といくら岸田総理が口先だけで言っても、自衛隊のおかれたリアルな現実を国民に説明していることにはなりません。
2月28日、衆議院本会議は与党の賛成多数で、「安保3文書」の改定を踏まえ、防衛費を大幅増額した2023年度予算案を可決しました。過去最大の114兆3812億円に上る2023年予算案は、参議院が仮に可決せずとも、3月中に自動成立してしまいます。
日本は、このまま米国追従を続け、米国の単独一極覇権を支えるために、日本自らは世界最悪の財政危機に直面しているというのに、米国の要請に従って、軍拡という重い財政支出を重ねてゆくのはあまりに愚かではないでしょうか!?
そもそも日本が依存している米国は、誠実な、信頼に値する同盟国といえるのでしょうか!?
日本は、米国への依存から脱却をはかり、独立した主権国家として、そもそも「敵」を作らない、多極的な外交姿勢をめざすべきではないでしょうか?
皆さまにはぜひ、マスメディアが真実を伝えない、こうした問題について、IWJが追及を続けてゆくために、どうか、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。
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店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
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店番 008
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※ご寄付・カンパのお願い
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どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!
岩上安身
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◆中継番組表◆
**2023.3.31 Fri.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2023.4.1 Sat.**
調整中
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
ウクライナ戦争と安倍晋三銃撃事件の間にある「つながり」とは?そして、そもそもなぜウクライナ戦争は勃発したのか?~3.28たんぽぽ舎・新ちょぼゼミシリーズ「オルタナティブな日本を目指して」~台湾有事と日米軍事同盟―登壇:孫崎享氏(元外務省国際情報局長)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515007
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■台湾民進党の蔡英文現総統が訪米、最大の目的はケビン・マッカーシー米下院議長との会談!? 中国は「台湾海峡の平和と安定を損なう挑発」だと反発、「断固たる措置を取る」と宣言! ホワイトハウス報道官は「私的で非公式な訪問であり、中国が過剰反応する理由はない」ととぼける! 一方、前総統で台湾国民党の馬英九氏は中国を訪問し、旧日本軍の凶行を強く非難! 蔡総統が訪米し、馬前総統が訪中する、その真意は、米中の間でバランスを取るためか!? 旧日本軍の凶行非難は、米国に追従して中国・台湾の関係に軍事関与しようとする日本に対する牽制か!?
台湾の蔡英文総統は29日、中南米への公式訪問に先立って、私用の「トンランジット」として、米国のニューヨークに到着しました。30日付『東京新聞』によると、蔡総統は30日にニューヨークで民間シンクタンクのイベントに出席して演説をし、中南米の、グアテマラとベリーズを訪問、最後にロサンゼルスに「立ち寄って」、4月5日から6日ごろに米下院議長のケビン・マッカーシー氏に会うとみられています。
※台湾の蔡英文総統が訪米 「私的で非公式」と米政府、中国に冷静な対応呼びかけ(東京新聞、2023年3月30日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/241054
中国国務院台湾事務局の朱奉聯報道官は、蔡総統がマッカーシー氏と会談をするのであれば、「断固たる措置を取る」ことを表明しています。『グローバル・タイムズ』は29日、朱報道官の発言を紹介しました。
「台湾の地域指導者蔡英文が米国下院議長のケビン・マッカーシーと会談した場合、それは一つの中国の原則に深刻に違反し、中国の主権と領土の完全性を損ない、台湾海峡の平和と安定を損なう挑発となるだろう。これに対抗するために断固たる措置を取るだろう」
『グローバル・タイムズ』は「台湾島で行われた最近の世論調査によると、台湾人の85% が、米国には『台湾を破壊する』計画があり、すでにそれを実行していると考えている」と付け加えました。朱報道官は、米国は「台湾カード」を利用しており、台湾の「同胞」は米国の振る舞いに対して「広範な疑念」と「将来への懸念」を感じていると述べています。
※China to take resolute counter measures if Tsai meets Speaker McCarthy: Taiwan Affairs Office(Global Times、2023年3月29日)
https://www.globaltimes.cn/page/202303/1288185.shtml
蔡英文総統の訪米に先立つ、今年1月、新たに下院議長に選出された共和党のマッカーシー氏は、春に台湾を訪問する意向を明らかにしていました。新たに下院議長に就任したマッカーシー氏としては、前下院議長のナンシー・ペロシ氏に負けずに台湾を訪問する意図があったのかもしれません。
しかし、マッカーシー氏の台湾訪問の企画は最初の報道が出た後、立ち消えになっています。自らが訪台せず、台湾からの訪問を受け入れたのは、中国を刺激したくないという、台湾側の意図が働いたのかもしれません。
※マッカーシー米下院議長、今春にも台湾訪問検討 米報道(日本経済新聞、2023年1月24日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2409X0U3A120C2000000/
米下院議長は、大統領、副大統領に次いで、No.3の地位にあります。
昨年2022年8月2日には、当時下院議長であった民主党のナンシー・ペロシ氏が、中国の反発を無視して強引に台湾を訪問し、3日に蔡英文総統と会談しました。当時、バイデン政権の支持率は40%を切っていました。ペロシ氏の訪問の目的には、中間選挙を10月に控え、形勢不利な民主党のテコ入れがあったとも指摘されています。
中国側はペロシ氏の訪台に対して、4日から7日までの台湾島を包囲する形で軍事演習を行い、台湾島の上空にミサイルを撃つなどの示威的な行動に出ました。
※<インタビュー報告1>岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏緊急インタビュー! 中国を挑発し戦争に引き込みたい米国のNo.3、ナンシー・ペロシ下院議長が夜陰に乗じて訪台強行!「代理戦争」の戦場は台湾と日本!(日刊IWJガイド、2022.8.4号~No.3612号)https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51152#idx-3
※中国、台湾を包囲する実弾軍事演習で台湾の空港と港湾を7日まで封鎖! 本日、岸田総理はペロシ氏と会談!! 中国のメンツを潰す外交音痴!? 他方、韓国の大統領はペロシ氏と会談せず! 一方、昨日中国が、日本のEEZ内を含む近海に弾道ミサイルを発射したと防衛省が発表!(日刊IWJガイド、2022.8.5号~No.3613号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51156#idx-5
『ヒル』はホワイトハウス国家安全保障会議のジョン・カービー報道官が「(蔡英文総統による)このトランジットは、台湾との長年にわたる非公式の関係と一致している」、「これらのトランジットを私用として行うのは台湾の決定であり、(公式な)訪問ではなく、私的で非公式のものである」と述べました。
『ヒル』によれば、カービー報道官は29日、蔡氏の米国訪問に神経を立てている中国を念頭に「中華人民共和国は、台湾海峡周辺で攻撃的な活動を強化する口実として、このトランジットを利用すべきではない」「彼ら(中国側)が厳しく反応したり、過剰に反応したりする理由はない」などと、中国を牽制しています。
※White House says no reason for China to ‘overreact’ to Taiwan president’s US trip(The Hill、2023年3月29日)
https://thehill.com/policy/international/3924338-white-house-says-no-reason-for-china-to-overreact-to-taiwan-presidents-us-trip/
今回、マッカーシー氏が台湾訪問に言及しなくなり、かわりに蔡総統が訪米する形になった背景には、ペロシ訪台騒動に懲りた台湾側が、中国の目前に位置する台湾へ米国の要人に乗り込まれるよりは、蔡総統が米国を訪問したほうが、まだしも中国を刺激しないで済むと考えたのかもしれません。
蔡総統の訪米の裏で、台湾国民党の前党首・馬英九前総統が、12日間の予定で中国を訪問しています。台湾の総統経験者が中国を訪問するのは初めてです。
29日付『グローバル・タイムズ』によれば、馬氏は29日、南京大虐殺犠牲者記念館を訪問し、献花して犠牲者を追悼しました。馬氏はかつての日本軍の凶行を強く非難しました。
「南京大虐殺の歴史についての本や写真を読んだことがありますが、今日ほどショックを受けたことはありません。これは人類の歴史の中でめったにない野蛮な行為であり、中国人は最大の犠牲者です」
対立点の多い中国と台湾ですが、旧日本軍(皇軍)は「共通敵」です。同時に、旧日本軍の蛮行だけはお互い遠慮なく叩けますし、もちろん、日本は反論できません。
米国の同盟国である日本に対して、米軍とともに中国・台湾に対して軍事行動を起こすな、という日本への直接的な強い警告であるとも聞こえます。
※Ma Ying-jeou visits Nanjing Massacre victims’ memorial hall, slams Japanese invaders’ ‘barbarous act’(Global Times、2023年3月29日)
https://www.globaltimes.cn/page/202303/1288204.shtml
馬氏は今回の中国訪問で、南京、武漢、長沙、重慶、上海などを訪れる予定です。28日付『グローバル・タイムズ』は、「中国中部の湖南省湘潭は馬の祖先の家であり、武漢は1911年の中国革命の武昌蜂起が起こった場所であり、南京は蒋介石の国民党政府の首都であり、重慶は戦時中の首都であった」と指摘し、「馬氏の訪問は、台湾海峡を挟んだ両側が同じ中国に属し、台湾海峡の両側の人々はすべて中国人であることを強く思い起こさせる」と述べています。
※Ma’s mainland visit connects common emotions and historical memories of compatriots across Taiwan Straits(Global Times、2023年3月28日)
https://www.globaltimes.cn/page/202303/1288125.shtml
親米的な民進党の蔡英文総統が訪米をすれば、親中的な国民党の馬英九前総統が中国を訪問し、日本軍の凶行を非難し、「われわれ中国人」と呼びかけるという、米国と中国の両方に配慮したある種のバランス感覚は注目に値します。与党のリーダーと野党のリーダーだけに、互いにしめしわせてしたものかどうか、その点はわかりませんが。
台湾のこうしたバランス感覚は、昨年のペロシ氏訪台の4ヶ月後、11月26日に投開票が行われた台湾統一地方選挙でも見られました。蔡英文氏が率いる与党民進党が大きく敗退し、台湾の政治学者は「(ペロシ氏訪台で中国の脅威を煽るなど)国際社会は危険を冒しすぎた」と指摘しました。蔡英文氏は、民進党の党首を辞任しています。
台湾の有権者は、内政は中国に宥和的な国民党、外政は親米的な民進党でバランスを取り、米国からの圧力が高まれば親中派、中国からな圧力が高まれば親米派と、したたかな政治バランスで動いているようです。
※<速報>台湾統一地方選で与党・民進党が大敗! 蔡英文総裁が民進党党首辞任を表明! 独立派の民進党が大敗し、親中派の国民党が台頭すれば、米中関係にも大きく影響!(日刊IWJガイド、2022.11.27号~No.3727号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51579#idx-4
※はじめに~台湾統一地方選挙詳報! 与党・民進党の大敗を受けて、中国政府は「平和を求める主流の世論」が反映されたとさりげなく評価、台湾の政治学者は「国際社会は危険を冒しすぎた」ことが原因と『NBC』にコメント! 内政は中国に宥和的な国民党、外政は親米的な民進党と、台湾の有権者はしたたかな政治バランスで動いている!?(日刊IWJガイド、2022.11.28号~No.3728号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51581#idx-1
ただし、そのバランスを取る際に、旧日本軍の侵略は、ヨーロッパの文脈におけるナチスと同じく、「決して許されないもの」として、「共通敵」にくくり出されていることには、少なくとも日本人は全員、自覚すべきです。
30日付『日本経済新聞』は、馬氏が南京大虐殺犠牲者記念館を参観し、「われわれ中国人は大虐殺から教訓をくみ取り、外国からの侮辱に対して勇敢に抵抗しなければならない」と述べたと報じ、「われわれ中国人」という発言は、台湾の世論から大きくずれていると批判していますが、これはあまりにも中国・台湾の人々の心を逆撫でする表現ではないでしょうか。
こんな書き方であれば、中国人にとっても、台湾人にとっても、眠っていた昔の怒りや恨みが叩き起こされます。旧日本軍がしでかした南京大虐殺を「外国からの侮辱」の代表例として掲げられているとき、少なくとも、日本側から、発言していい言葉ではないと思われます。
言葉を用いる職業の人間として、人の心を知らないこの日経新聞の書き手は、あまりに迂闊に筆を滑らせているのではないでしょうか!?
「日本人」という、アジアにおける歴史的な自分の立ち位置がわかっていない書き方は、政治的にもデリカシーを欠き、頭の悪さを感じさせます。
※台湾前総統、南京記念館を参観 「われわれ中国人は…」(日本経済新聞、2023年3月30日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB303DQ0Q3A330C2000000/
迂闊者だらけの日本では、親米派の自民党一色で政治が動いています。
3月21日のウクライナ訪問について、『NHK』(22日)によると、岸田総理は「ロシアのウクライナ侵略を一刻も早くとめるには、厳しい対ロ制裁の継続が重要だ。国際社会が結束してウクライナを支えられるよう、ことしのG7議長国として、ポーランドとも連携しながらリーダーシップを発揮していきたい」などと述べています。
ウクライナを支援し、ロシアをさらなる窮地に追い込んで、ということは、戦争という憎しみの炎がもっと燃え盛るように、新たな燃料を投下してきた、と誇るようなものです。停戦に至るはずがありません。長年外務大臣をつとめてきたことが自慢の岸田総理ですが、これほどの外交音痴とは想像だにしていませんでした。
安倍政権以上に、米国追従一本槍の岸田政権ですが、東アジアで戦争を発火させないためには、「ウクライナの粘り強さ」(岸田総理が日本人が学ぶべき、とした発言)よりも、「台湾のバランス感覚」を見習った方がいいのではないでしょうか。同時に、日本が台湾と中国の間にしゃしゃり出れば「共通敵」にされてしまう恐さも、理解すべきです。
※【詳しく】岸田首相 ウクライナ訪問など終え 帰国の途に(NHK、2023年3月22日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230321/k10014014891000.html
日本は台湾と中国の関係に、首を突っ込みすぎるべきではありません。それは北朝鮮と韓国との関係にもあてはまります。彼らが記憶の中から「共通敵」としての「旧日本軍」を引っぱり出してきて、今はお互い分断していても、再び手を取りあってともに戦うべき「共通敵」として、現代の日本が「標的」とされないように、また「民族和合」のための、排除すべき望ましくないシンボルとして「旧日本軍」が使われないように、慎ましさをもって「中国と台湾、韓国と北朝鮮との関係には、我々はもう口を出さないし、手も出さないし、ましてや軍も出さない」と、明言しておくべきでしょう。
■背後に「暴力団」が関与し、凶悪化する「特殊詐欺」を「高齢者差別」が後押し! ルフィ事件と、高齢者に「集団自決」を求めた成田悠輔氏の発言は同根の大問題! ~3月発行の「岩上安身のIWJ特報!」は、3月7日収録の「岩上安身による『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します! ぜひ「まぐまぐ」からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員に登録を!!
IWJではメルマガサイト「まぐまぐ」で、「岩上安身によるインタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて「岩上安身のIWJ特報!」として、毎月発行しています。
3月は、3月7日に収録した「岩上安身による『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて、第594号から第596号まで3本の記事を発行します!
警察庁が発表した令和4年(2022年)の特殊詐欺認知・検挙状況等(暫定値)によると、昨年(2022年)の特殊詐欺認知件数は、1万7520件(前年比+3022件、+20.8%)、被害額は361億4000万円(同+79.4億円、+28.2%)と、いずれも前年(2021年)より増加しています。
この発表によると、特殊詐欺の認知件数は、平成29年(2017年)の1万8212件をピークに下がり続けていましたが、令和2年(2020年)の1万3550件以降、再び増加に転じていることがわかります。
特殊詐欺は、第2の蔓延期を迎え始めていると、言って間違いありません。
一方、令和2年(2020年)から令和3年(2021年)にかけて、認知件数が20.8%、被害額が28.2%も増加したにもかかわらず、検挙件数はわずかに増加、ほぼ横ばいでした。
しかも2022年の検挙人員2469人のうち、中枢被疑者(主犯格の被疑者)は48人(+5人)に過ぎません。枝の人間しか、逮捕できていないということになります。これでは個々の詐欺グループの中核にダメージを与え、壊滅させることはできず、トカゲの尻尾を切っただけのグループは生き延びて、また犯罪を繰り返すことになります。しかもそのたび、彼らは経験値を積んでいってしまいます。
※令和4年における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値版)(警察庁)
https://bit.ly/3FVOX5I
他方で、3月23日、大手メディアは一斉に「昨年(2022年)1年間に警察が検挙した暴力団員と準構成員らが前年比1832人減の9903人で、初めて1万人を下回ったことが23日、警察庁のまとめで分かった」と報じました。
検挙数の減少について、警察庁は暴力団勢力が縮小していることを要因の一つと見ており、23日付け『時事通信』は、「昨年末時点の暴力団勢力は過去最少の約2万2400人と、18年連続で減少した」「平均年齢は54.2歳で10年前より6.8歳上がり、高齢化が進む」と報じています。
しかし、警察庁は暴力団勢力の縮小と同時に「潜在化」に懸念を示しており、この『時事通信』の記事は、「同庁が『準暴力団』と定義し、『半グレ』と呼ばれる犯罪グループの活動が近年活発化。暴力団員からの加入もあるとみられるが、同庁は人数やグループの勢力を公表していない」とした上で、次のように報じています。
「準暴力団は常習的に暴行事件を起こし、暴力団と共存共栄しながら、特殊詐欺や組織的な窃盗を通じ、資金獲得しているとされる」
※暴力団検挙、初の1万人割れ=構成員も過去最少、潜在化懸念―警察庁(時事通信ニュース、2023年3月23日)
http://bit.ly/3ZoxPwe
2023年に入ると間もなく大きなニュースとなった「ルフィ」事件の主体となったグループも、こうした「半グレ」のカテゴリーに分類されるグループです。
田崎氏の著書『ルポ特殊詐欺』は、世間を震撼させた「ルフィ」事件発覚の3ヶ月も前に出版されましたが、特殊詐欺グループが過激化し、実行役が強盗事件まで強要されるところにまで差しかかっている事実を、丹念な取材によって犯人の側の視点から克明に描かれており、「ルフィ」事件を予告するかのごとき内容となっています。
インタビューでは、「ルフィ」グループが「特異」で「例外」的なグループではなく、特殊詐欺から凶悪化し、強盗殺人を犯すに至った「半グレ」グループの典型的なひとつに過ぎず、彼らと彼らのしでかした事件は、氷山の一角である、ということを浮き彫りにしています。
さらに、特殊詐欺グループへの暴力団の関与、捜査当局が凶悪化する特殊詐欺グループの上層部まで摘発できない現状についても、取材経験にもとづいて語っていただきました。
以下、3月発行の、IWJ特報のタイトルと目次です。IWJ会員ではない方も、ぜひご購読ください。
(第594号の目次)
◆今や「老人殺し産業」と化した特殊詐欺!「高齢者集団自決」を煽る経済学者の出現と「ルフィ事件」に共通する不穏な空気!
◆海外から犯罪指令、メッセージは自動消去! スパイ映画の世界が現実となり「ルフィ」の特定すら困難に!?
(第595号の目次)
◆物証が乏しく「突き上げ捜査」も行き詰まる! 捕まるのは末端の人間だけ。組織とのつながりは辿れない!
◆「日当100万円」をうたう闇バイト! 借金を抱えた自衛官、警察官が応募して犯罪に関与した事例も!
◆「UD募集」は「受け子」・「出し子」を集める隠語! 連絡すると「必ず稼げますよ」と優しく誘導される!
◆振り込め詐欺の歴史は20年。集団で電話をかける時代は終わり、足のつかない仕組みが着々と作られていた!
(第596号の目次)
◆「ネットで仕事探し」が一般化、自分の個人情報を添えて応募する。非合法な「闇バイト」と気づいた時には、個人情報を握られ、抜けられない!
◆最初はコインロッカーから別のコインロッカーへ中身を移動させるだけの「運び」のバイトから。エスカレートして『もう辞めたい』と言うと見知らぬ男から、いきなり後ろから殴りつけられ、すぐに電話がかかってきて「どこにいても見張っているぞ、どこにも逃げられないぞ!」と脅される!
◆役割細分化の効果! 犯罪の故意の分断で罪悪感を希薄化!! 加担する人間が増えることで組織は肥大化へ!
◆暴力団の関与には、民事で使用者責任を追及、最高幹部に損害賠償請求! 一方、詐欺組織はピラミッド構造ではなく円環構造! 暴力団の関与はケースバイケース!?
田崎氏には3月13日に、続編となる第2弾インタビューを行いました。また、4月6日には第3弾インタビューを予定しています。
※「今の特殊詐欺グループは、自転車の車輪がいくつも存在していて、そのハブのスポークが、また別の車輪のハブになっているみたいな円環構造」~岩上安身によるインタビュー第1111回 ゲスト 神奈川新聞報道部デスク・田崎基氏 2023.3.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514596
※背後に「暴力団」が関与し凶悪化する「特殊詐欺」を「高齢者差別」が後押し! ルフィ事件と、高齢者に「集団自決」を求めた成田悠輔氏の発言は同根の大問題! 岩上安身によるインタビュー第1112回 ゲスト『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏 第2回 2023.3.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514705
「岩上安身のIWJ特報!」は、まぐまぐ大賞2022のジャーナリズム部門で1位になりました!
まぐまぐ大賞2022は、2022年にもっとも輝いたメルマガを読者投票とまぐまぐ審査で選出するものです。
「岩上安身のIWJ特報!」は、2021年の「まぐまぐ大賞2021」のジャーナリズム部門でも第2位に選ばれており、昨年ついに1位を獲得しました。
※まぐまぐ大賞2022部門別賞
https://www.mag2.com/events/mag2year/2022/list.html?cid=journalism&aid=77
※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額税込880円、初月無料)
https://www.mag2.com/m/0001334810
IWJのサイトでは、サポート会員の方に「岩上安身のIWJ特報!」のバックナンバーを公開しています。サポート会員に登録すると岩上安身インタビューなどすべての記事を無制限で御覧いただけます。
※シリーズ:IWJ特報
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/series/iwj-dispatch
※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
■IWJ書店新刊入荷! ジャーナリスト田崎基氏の直筆サイン入り!!『ルポ 特殊詐欺』を10冊限定で、IWJ書店から販売いたします!
3月7日および13日に、岩上安身による連続インタビューに出演された、神奈川新聞報道部デスクの田崎基(たさきもとい)氏の直筆サイン入りの本を、限定10冊で、IWJ書店から販売いたします。
世間を震撼させている連続広域強盗事件(「ルフィ」事件)発覚の3ヶ月も前に上梓された『ルポ 特殊詐欺』(ちくま新書、2022年11月10日)は、新聞社の報道部に身を置く著者の田崎氏が、綿密な取材にもとづいて書かれたルポルタージュです。
こちらは、会員限定の商品になります!
『ルポ 特殊詐欺』(田崎基氏直筆サイン入り)
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=471
この機会に、会員でない方は、ぜひとも、会員登録していただいて、ご購入ください!
下記のURLから会員登録いただけます。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
岩上安身は4月6日、田崎氏に3回目のインタビューを行う予定です。これまで2回の岩上安身による田崎氏へのインタビューは、下記から閲覧・ご視聴いただけます!
※「今の特殊詐欺グループは、自転車の車輪がいくつも存在していて、そのハブのスポークが、また別の車輪のハブになっているみたいな円環構造」~岩上安身によるインタビュー第1111回 ゲスト 神奈川新聞報道部デスク・田崎基氏 2023.3.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514596
※背後に「暴力団」が関与し凶悪化する「特殊詐欺」を「高齢者差別」が後押し! 岩上安身によるインタビュー第1112回 ゲスト『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏 第2回 2023.3.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514705
■【インターン(短期の方は無給実働なし研修見学のみ・中長期希望の方は実働、報酬あり)募集】IWJでは、テキスト班・パワポ作成担当班・動画班・WEB班など各部署で、ご本人の希望と適性を見た上での部署で、春休み期間中に研修したり、働いていただいたりするインターンを募集しています。
短期間(1日~3日間)の純然たるインターン(見学・研修)は無給です! 実働が発生する場合従業員と同様、有給となります。
過去にも数々の大学生等が、インターンをつとめ、そのままIWJに就職した人もいますし、他のメディア(新聞社、通信社、出版社、etc)に就職試験を突破して合格したケースもあります。マスコミ志望であれば、受験指導もします。どうぞご応募ください。
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