日刊IWJガイド「IWJファンドレイジング・トーク・イベント『政府・メディア「共犯」の異常な嫌韓煽動のもとで考える~政治権力とメディア 』終了! 地政学的にも友好関係を続けていかなければならない韓国に対して喧嘩を売る! 馬鹿の上に馬鹿を重ねて緊急事態条項という話! 」2019.10.3日号~No.2576号~(2019.10.3 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~IWJファンドレイジング・トーク・イベント『政府・メディア「共犯」の異常な嫌韓煽動のもとで考える~政治権力とメディア 』終了! 地政学的にも友好関係を続けていかなければならない韓国に対して喧嘩を売る! 馬鹿の上に馬鹿を重ねて緊急事態条項という話!
┠■【中継番組表】
┠■天皇陛下の即位に伴い、60万人の恩赦実施が明るみに!安倍政権は恩赦を利用し、賄賂閣僚や忖度官僚の「無罪放免」を企んでいるのか?
┠■韓国の記者たちの気概の10分の1でも、自分たちも抗議のアクションを起こさないといけない! ファンド・レイジング・トーク・イベント報告(2019年10月2日)
┠■第10期の6分の1に相当する8、9月、2ヶ月分のご寄付・カンパは、目標額に187万円届きませんでした。控訴審の費用も着手段階で弁護士への着手金・経費等で100万円かかりました!日本の言論の自由・表現の自由を守る独立メディア・IWJの戦いへのご支援をどうかよろしくお願いいたします!
┠■IWJでは、この度の台風15号で被害に遭われた方々への支援金の募集を始めました。被災地救済のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
┠■10月12日に東京四谷で日本女医会が「医学を志す女性のためのキャリア・シンポジウム」を開催!東京新聞の望月衣塑子記者の講演もあります!
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■はじめに~IWJファンドレイジング・トーク・イベント『政府・メディア「共犯」の異常な嫌韓煽動のもとで考える~政治権力とメディア 』終了! 地政学的にも友好関係を続けていかなければならない韓国に対して喧嘩を売る! 馬鹿の上に馬鹿を重ねて緊急事態条項という話!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 昨日は、IWJファンドレイジング・トーク・イベント『政府・メディア「共犯」の異常な嫌韓煽動のもとで考える~政治権力とメディア 』が渋谷で行われました。

 このトークイベントは、通常のIWJインタビューにみなさんを招待するような形でご参加いただき、ご意見をうかがいながら、公開討論会をするというコンセプトのイベントでした。そのため、今回は渋谷の会議室を借りて行いました。

 3人の若いジャーナリスト・元ジャーナリストと、「権力はないがモノ言う権利はある市民」代表の落語家というユニークな取り合わせのゲストをお迎えし、盛況のうちに終えることができました。

 ご参加のみなさま、PPVでご視聴のみなさま、誠にありがとうございました。PPVでご視聴のみなさまは、10月31日までご視聴が可能です。ライブは見逃したという方も、今でも申し込みは受け付けていますので、ぜひ、ご視聴ください。

 ご視聴申し込みはこちらのURLからお願いします。 ※https://forms.gle/Yq7oftjVzBaYkcM28 
 今回は時間の関係ですべての話題を消化しきれませんでした。特に、南彰記者からご提供いただいたアンケート調査「記者クラブの記者たちは望月記者をどう見ているのか」の興味深い結果をご紹介することができませんでした。

 このアンケート調査も含めて、ゲストのみなさんも岩上安身自身も会場のご参加者も、また次回を期待するという雰囲気のうちに、今回の「パート1」は幕を閉じることになりました。

 トークイベントの詳しい内容については、後述しますが、岩上安身による次のイベント総括が現在の日本の状況を明確に照らし出しています。

 「日本は植民地支配については一切謝りたくない。満州事変以降の戦争は侵略だから仕方なく謝る。しかし、朝鮮半島に対して謝るつもりはない。したがって、北朝鮮だけを敵視するのではなく、もはや韓国も敵である。日清戦争・日露戦争を美化して、近代前半を美化するためには、地政学的にも友好関係を続けていかなければならない韓国に対して喧嘩を売るというアホみたいなマネをし始めている。その事自体にどんなメリット・デメリットがあるか、何の計算もできていない大馬鹿野郎たちが中枢にいる。馬鹿の上に馬鹿を重ねて緊急事態条項という話なので話にならない」

 朝日新聞記者・新聞労連委員長の南彰さんは、最後の感想として次のように述べました。

 「最初はツイッター上で山岸さんと公開討論会をするという話だったものを、岩上さんがプロデュースして、(よりいいものに)引き上げてくれました。メディアの課題などを語れる場ができたので、これを(メディアを)いい方向に変えるところにつなげていかなくてはいけないと思いました」

 元朝日新聞記者で立憲民主党の公認で参院選に立候補した山岸一生さんは次のように感想を述べています。

 「選挙が終わって2ヶ月が経ってどうしようかなと考えているタイミングでのお誘いでした。どこまでしゃべっていいのか、何をしゃべろうかと迷いながらしゃべらせてもらいました。15年間、新聞記者をやってきて、新聞のいいところも悪いところも背負って政治の世界に飛び込んでゆくしかないと思っています。そういう意味で決意を固めるいい機会をもらったと思っています。次の機会があったら、もっと深い話ができればと思っています」

 また、IWJのイベントでは初めての試み、落語家の立川談四楼さんによる落語も好評でした。言論と落語―批判と笑い。この2つは本来は一体のものだったはずです。言論と芸能の共演という形は、古くからの言葉の力を思い出させ、今後のIWJのイベントの方向性を示唆するものがあるかもしれません。

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◆中継番組表◆

**2019.10.3 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】10:15~「ブリーフィング:福島第一原発汚染水に関する『見解』のとりまとめと関係大臣への送付」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「原子力市民委員会」主催のブリーフィングを中継します。これまでIWJが報じてきた原子力市民委員会関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9f%e5%ad%90%e5%8a%9b%e5%b8%82%e6%b0%91%e5%a7%94%e5%93%a1%e4%bc%9a
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【IWJ・Ch4】11:00~「かんぽNHK問題 野党合同ヒアリング―議題:かんぽ生命保険の不正問題及び、NHK経営委員会がNHK会長を厳重注意した問題について、総務省より」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 かんぽNHK問題 野党合同ヒアリングを中継します。これまでIWJが報じてきたNHK問題関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/nhkfact
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【IWJ・Ch4】13:00~「関電疑惑 野党合同ヒアリング―議題:関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から金品を受領していた疑惑について経済産業省より」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 関電疑惑 野党合同ヒアリングを中継します。これまでIWJが報じてきた野党合同ヒアリング関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%87%8E%E5%85%9A%E5%90%88%E5%90%8C%E3%83%92%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0
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【IWJ・Ch3】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 東京電力による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B

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◆中継番組表◆

**2019.10.4 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
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【IWJ・Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「首都圏反原発連合」の呼びかけで開催される首相官邸前抗議を中継します。これまでIWJが報じてきた首相官邸前抗議関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%A6%96%E7%9B%B8%E5%AE%98%E9%82%B8%E5%89%8D%E6%8A%97%E8%AD%B0

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■天皇陛下の即位に伴い、60万人の恩赦実施が明るみに!安倍政権は恩赦を利用し、賄賂閣僚や忖度官僚の「無罪放免」を企んでいる!?

 天皇陛下の即位に伴い今月22日に予定されている「即位礼正殿の儀」に合わせて、政府は恩赦を実施し、対象者は60万人規模と見込まれることが判明しました。
 
※即位の儀の恩赦60万人規模に 対象限定「復権」のみ実施(毎日新聞、2019年10月2日/一部有料記事)
https://mainichi.jp/articles/20191001/k00/00m/010/393000c

 恩赦は主に国家の慶事に合わせて実施され、今回行われると1993年6月の天皇・皇后両陛下のご結婚以来、26年ぶりとなります。

 恩赦には「政令恩赦」と「個別恩赦」の2種類があります。「政令恩赦」は、即位礼正殿の儀に合わせて「復権令」という政令が公布・施行され、罰金刑の確定から一定期間を経過した人を一律で対象とするもので、罪種は問われません。「個別恩赦」は、政令恩赦の基準に漏れた者などのうち、重病で刑の執行が難しい者や事後の行状が優良な受刑者を個別に審査し、対象を選定するものです。

 恩赦の種類には5種類あり、有罪の言渡しや公訴権が無効となる「大赦」のほか、刑の言渡しに伴って受けた資格喪失や資格停止などを免責する「復権」もあります。「復権」の例として典型的なのが公職選挙法違反による公民権停止などがあります。

 昭和天皇の大喪の礼(1989年)、現在の上皇さまの即位例正殿の儀(1990年)の際には、公職選挙法違反者を「政令恩赦」で一律に救済したため「政治恩赦」との批判を招き、天皇・皇后両陛下のご結婚の際には「個別恩赦」の1つである「特別基準恩赦」のみが実施されました。今回は、一律に救済を図る「政令恩赦」の対象を、資格制限を回復する「復権」だけとするなど、比較的軽微な措置に限定する見込みと言われています。

※日本の恩赦法について(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%A9%E8%B5%A6%E6%B3%95

 過去には殺人を犯して死刑の言渡しがされていた受刑者が無期懲役に減刑され、その後仮釈放になったケースもあります。しかし、凶悪犯罪の厳罰化などに見られるように、近年は被害者感情が重視される傾向にあり、殺人罪等が恩赦の対象となるのは難しいと見る向きもあるようです。そうした中、1966年に静岡県で起こった強盗殺人事件で死刑が確定し、再審請求を行っている袴田巌さんの弁護団は、今年3月に刑の執行免除を求める恩赦を静岡地検に出願しています。

※袴田さんの恩赦出願 弁護団、刑執行免除求める(中日新聞、2019年3月21日)
https://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/tokai-news/CK2019032102000093.html

 恩赦は、内閣が決定し天皇が国事行為として行います。つまり、内閣の判断により恩赦の対象や範囲が決せられることとなり、さらに言えば時の政権の意向で犯罪者が免責されたり、されなかったりする可能性があることになります。

※「『恩赦』と『安倍政権』ホントの話(1)~(3)」(Asagei Biz、2019年4月15日~16日)
https://asagei.biz/excerpt/2147
https://asagei.biz/excerpt/2253
https://asagei.biz/excerpt/2203

 死刑囚を恩赦の対象にするような判断は、政権が強くなければできないとされています。上記の記事の中で、弁護士の小川原優之氏は「総理が『国家的慶事を国民皆で祝いたい』と言って、例えば袴田さんを恩赦にすれば、自身の人気にもつながる」と指摘しています。つまり、安倍晋三総理が今回の恩赦を政治利用する可能性は十分あるといえます。もちろん、冤罪で苦しめられてきた袴田さんが、恩赦の対象となり、もう収監される心配がなくなるということになれば、素晴らしいことに違いありません。しかし、それを政治利用しようとする思惑は、また別の角度から検証されなければなりません。

 選挙違反に問われた現政権支持者らについて「復権」が図られたりすることが、ありえるかもしれません。

 さらには、今回の恩赦の時期に合わせて国家公務員が過去に受けた懲戒処分の免除を行う検討を始めていると言われています。1989年の恩赦でも行われ、「名誉回復」の意味合いで適用されました。今回は、例えば森友学園問題で話題となった佐川宣寿前国税庁長官の国家公務員法に基づく停職・減給の懲戒処分も免除される可能性もあります。

 安倍総理および自民党による「政治の私物化」が甚だしい中、恩赦をも利用しようと考えることは想像に難くないでしょう。恩赦の適用範囲や対象がどのようなものになるのか、注視する必要があると考えられます。

■韓国の記者たちの気概の10分の1でも、自分たちも抗議のアクションを起こさないといけない! ファンド・レイジング・トーク・イベント報告(2019年10月2日)

 10月2日(水)、東京・渋谷で「IWJファンドレイジング・トーク・イベント『政府・メディア「共犯」の異常な嫌韓煽動のもとで考える~政治権力とメディア 』」を開催、満員のお客様にお越しいただきました。ありがとうございます。

 ゲストにお招きしたのは、記者から労組委員長となった南彰氏(新聞労連委員長・朝日新聞政治部記者)、政治部記者から参院選で政界に挑んだ山岸一生氏(朝日新聞元政治部記者・立憲民主党参院選東京候補者)、官邸記者会見での激しいやり取りで名を馳せる望月衣塑子氏(東京新聞社会部記者)、そして政権批判のツイートが話題を呼ぶ立川談四楼師匠(落語家)という、まさに「政治権力とメディア」というテーマのただ中で奮闘する方々です。司会進行は岩上安身が務めました。

 望月氏の著書をもとに製作された映画『新聞記者』の制作裏話から始まり、メディアを覆い尽くす嫌韓報道、北村滋国家安全保障局長起用の意味、オリンピックと憲法改正、あいちトリエンナーレ補助金交付廃止など、リアルな情報に触れるゲスト各人からビビッドなコメントが続出。記者クラブ制度の弊害など、日韓を比較してのメディア状況が、政治家や官僚とのホットなやり取りをもとに語られ、岩上の進行でゲストが通常は語らない貴重な情報が飛び出しました。

 そして日韓メディア労働者による共同宣言から旭日旗問題にも話題が広がり、特に韓国映画『共犯者』に描かれた公正な報道を目指して繰り返しストを行う韓国メディアの闘いに、ゲスト各人がいかに鼓舞されたか。望月氏は「韓国の記者たちの気概の10分の1でも、自分たちも抗議のアクションを起こさないといけない」と語りました。

 特筆すべきは本イベント第2弾企画がトーク中に決まったことです。徴用工問題はじめ広範囲の話題を語りきるには時間が圧倒的に不足したことから、ゲストの皆さんに賛同をいただきました。そして最後は談四楼師匠による人情噺「一文笛」で見事な芸を堪能していただきお開きとなりました。

■第10期の6分の1に相当する8、9月、2ヶ月分のご寄付・カンパは、目標額に187万円届きませんでした。控訴審の費用も着手段階で弁護士への着手金・経費等で100万円かかりました!日本の言論の自由・表現の自由を守る独立メディア・IWJの戦いへのご支援をどうかよろしくお願いいたします!

 9月30日の時点で、第10期の6分の1に相当する8、9月分の合計のご寄付・カンパは、目標額900万円の79%の達成率に相当する、712万8703円。目標額に187万1297円届いていません。控訴審の費用もかかります!弁護団への着手金と経費だけで100万円になります。日本の言論の自由・表現の自由を守る独立メディア・IWJへのご支援をどうかよろしくお願いいたします!

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします!
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 ここに、8月中にご寄付くださった方々のお名前を、感謝を込めて順次掲載させていただきます。

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井上良様
k.s.様
K.O.様
N.W.様
秋山 信孝様
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 皆様、ありがとうございます!これからもどうぞ、岩上安身とIWJへのご支援をよろしくお願いいたします!

■IWJでは、この度の台風15号で被害に遭われた方々への支援金の募集を始めました。被災地救済のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 微力ながら取材と支援活動の両立をおこなうIWJでは、この度の台風15号で被害に遭われた方々への支援金の募集を始めました。こちらは、通常のIWJの活動費とは別の募金口座になります。集まった支援金はIWJの被災地支援活動の費用に充当する他、責任を持って信頼できる寄付先に全額寄付いたします。IWJの通常の取材活動費には回しません。

◇台風15号被害者支援募金口座◇

楽天銀行 第一営業部
普通 7068848
株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 被災地救済のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 これまでにIWJが報じてきた台風15号による千葉での被害については、以下の記事をご覧ください。

※台風15号の影響で千葉県各地に停電・断水の被害!再停電の可能性も!IWJスタッフが支援物資を持って被災地からレポート!2019.9.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457018

※台風15号の影響で千葉県各地に停電・断水の被害!再停電の可能性も!IWJスタッフが支援物資を持って被災地からレポート!(2日目)2019.9.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457033

※台風15号の進路は9月8日の段階で、米軍合同台風警報センターが房総半島直撃を明確に予想!他方8日の気象庁は「暴風域を伴って関東甲信地方または静岡県に上陸し、通過する見込みです」とざっくり予報!IWJは気象庁と千葉県に直撃取材!2019.9.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457217

※千葉県で「熱中症」による死亡者が3名と報じられるも、同県南部の停電復旧にあと2週間?! 「報道ステーション」が11日に予定どおり組閣した安倍政権を1999年の小渕内閣と比較して痛烈批判!2019.9.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457336 

※【IWJ検証レポート】千葉県内の電力不足による熱中症の疑いで3人死亡!救急搬送された人数は計193名!現在も入院している人は33人!東電は177台も電源車を保有しながら16日まで86台しか稼働していなかった!? IWJは千葉県に直撃取材!2019.9.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457513

 IWJでは2016年4月14日と16日に熊本・大分で発生した「平成28年(2016年)熊本地震」で被害を受けた九州に、「九州緊急特派チーム」を派遣。岩上安身の方針による、「現地で物資などを支援しながら取材もする」という活動を続けました。

※関テレ撮影クルーが被災地で暴挙!「シャッターを切る前に人命を助ける」岩上イズム!IWJが報道と支援を両立させる「理由」2016.4.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/297933

 大災害を取材する時、取材する側も、「報道」とは何か、改めて問い直されます。目の前に「助けてほしい」と訴える被災者が存在するとき、その被災者に対して何も手を差しのべず、カメラを構えてマイクを突きつけ、「客観的」に伝えることが「客観報道」であり、取材対象者に対して直接手を差しのべないのが「取材の鉄則」であるとされてきました。

 被災者も人間であれば、報道する者もまた人間です。助けを求める人間を前にしたとき、人間としてどう行動すべきか。微力ながらも、まず人を助けるためにできることをしよう、と私たちは考えました。被災した「当事者」としての観点で取材と支援・救援を同時に実践するのが、「現地で物資などを支援しながら取材もする」というIWJの緊急支援取材スタイルです。

 熊本・大分大地震の時にもIWJの通常のご寄付・カンパとは別の「緊急募金口座」を開設し、ご寄付を募って支援物資を購入して現地に届けながら取材を行い、残金は現地できめ細かな支援活動を続ける団体に寄付させていただきました。

※【IWJ緊急行動】熊本・大分大地震緊急取材と関連情報
https://iwj.co.jp/wj/open/kumamoto-eathquake

 今回の千葉県の台風災害の取材に関しても、「現地まで支援物資を運びながら取材もする」というIWJの「被災当事者」報道のスタイルを貫きました。

 IWJが報じた熊本・大分地震二ついては、以下の記事をご覧ください。

※【IWJふり返りレポート・熊本・大分大震災取材&支援1】「今は足元しか見えないです。俯瞰ができない…」~4月17日、IWJ九州緊急特派チームが急遽、被災地入り。避難所となった熊本市立月出小学校で、現場指揮を執っていたPTA会長にインタビュー!2016.10.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/336959

※【IWJふり返りレポート・熊本・大分大震災取材&支援2】「本震」直後の出産!強い余震が続くなか、「もう産むしかない」と決意~4月18日、IWJ特派チームは聖粒会慈恵病院へ支援物資を届け、看護部長と「本震」直後に出産された女性にインタビュー!2016.10.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/337689

※熊本・大分大地震総集編2016.9.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/329950

■10月12日に東京四谷で日本女医会が「医学を志す女性のためのキャリア・シンポジウム」を開催!東京新聞の望月衣塑子記者の講演もあります!

 10月12日(土)、東京・四谷の持田製薬ルークホールで、日本女医会主催のシンポジウム「第13回医学を志す女性のためのキャリア・シンポジウム『国際基準で考える男女共同参画 -SDGs 5. ジェンダー平等を実現しよう-』」が開催されます。第一部の「女性記者と考える民主主義〜政権とメディア〜」では東京新聞社会部の望月衣塑子記者が登壇します。

 日本女医会の会長、前田桂子氏からのご案内を掲載します。

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「第13回医学を志す女性のためのキャリア・シンポジウム」参加のお願い
公益社団法人日本女医会 会長 前田佳子

 (公社)日本女医会は今年で創立117年を迎えました。男女共同参画事業委員会は、国民の意識改革と女子医学生および若手女性医師の育成・支援を目的に2007年よりキャリア・シンポジウムを開催しております。本年は10/12に第13回キャリア・シンポジウムをメインテーマ「国際基準で考える男女共同参画 SDGs 5.ジェンダー平等を実現しよう」として開催いたします。東京新聞社会部記者の望月衣塑子さんに「女性記者と考える民主主義〜政権とメディア〜」と題して講演をお願い致しました。男女共同参画と民主主義は一見関係ないようにも見えるかもしれませんが、実は深い関係があります。

 男女格差を表す「ジェンダーギャップ指数(The Global Gender Gap Index:GGGI)」は経済、教育、政治、健康の4つの分野のデータから作成され、日本は教育と健康の分野は良好ですが、政治参画と経済参画の指数が低いために順位を下げています。5年前の2014年の欧州連合(EU)議会の選挙の際に議会を男女半々にする運動「パリティ・デモクラシー(Parity Democracy)」が行われました。男女平等なくして民主主義なし、との考えに基づく運動です。当時のEU議会の女性議員比率は36%で、日本の国会(衆院)の女性議員率は8%にすぎませんでした。それでは今年はどうなったのでしょうか? 2019年の女性議員比率はEUで40%、日本は10.2%と差は更に広がっています。

 遡れば1946年(昭和21年)4月10日の戦後初(かつ帝国議会最後)の第22回衆議院議員総選挙の結果、日本初の女性議員39名が誕生し、うち日本女医会会員が3人いました。日本女医会は昔から女性の社会的地位向上のために尽力してきたのです。今回その歴史をあらためて振り返り、これから私たちがしなければならない問題点について考えていきたいと思っています。

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 参加のお申し込みは、日本女医会のホームページからお願いいたします。
※公益社団法人 日本女医会http://www.jmwa.or.jp/

 日本女医会会長の前田桂子氏には、IWJの産業医もお願いしています。また、2017年9月5日には、福島第一原発事故をめぐる県民健康調査の縮小に関する岩上安身と日本女医会の3人の医師との鼎談にもご登場いただいています。こちらもあわせてご覧ください。

※甲状腺がん子ども基金と連帯!「一人でも多くの医者が関わるべき」青木正美・前田佳子・牛山元美日本女医会3氏が岩上安身のインタビューで県民健康調査の縮小に異議!「県外でも調査を」
2017.9.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/397414

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、木原匡康、永田由美、尾内達也、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/ 】