日刊IWJガイド 2015.4.4日号~No.934号~


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(2015.4.4 8時00分)

 おはようございます。IWJで主としてテキスト関係の編集を担当している平山と申します。

 昨日、IWJでは、「会員5000人到達再々祈願桜満開ツアー」と題し、神田川周辺、隅田川周辺、国立昭和記念公園の3箇所から、満開に咲き誇った桜の模様を中継しました。

 桜を愛する日本人は、古来から、和歌や俳句、小説といった文学作品の中で、桜の美しさを表現してきました。百人一首にある「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」という小野小町の歌は、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

 大学で日本近代文学を専攻した私としては、桜について書かれた小説として、梶井基次郎の「桜の木の下には」と、坂口安吾の「桜の森の満開の下」をあげたいと思います。

いずれも、桜の美しさと、それと対比される死や狂気について描いた作品です。どちらも短編ですので、短時間でさらっとお読みいただけます。お時間のある方は、桜が散ってしまう前に、ぜひ、ご一読いただければと思います。

■安倍総理のひどい俳句と下がり続ける日本の労働者の賃金

 桜を愛でながら和歌か俳句でも、と思っている方。上手い下手は、気にする必要はありません。たぶん、この方のこの俳句よりひどい作品はそうそうないと思いますので、遠慮せずにお詠みいただければと思います。

「賃上げの 花が舞い散る 春の風」

 これは、時の総理、安倍晋三氏が即興でひねった俳句だそうです。後世の歴史に残る凡庸で間違いだらけの俳句ですね。

 花と春と、季語が重なる季重ねのミス。アベノミクスによってインフレ基調となり、賃金が上がったぞと誇りたいのでしょうが、賃上げが舞って散ってしまったら、労働者はどうなるのか、というあたりには、まるで意識が届いていない。

 何よりも、賃金が「舞っている」というほどに上がっている、という認識自体がデタラメです。日本の労働者の賃金は上がっていません。下がる一方です。

 厚生労働省が昨日発表した2月の毎月勤労統計調査によると、実質賃金は前年比2.0%減となりました。マイナスは、22ヶ月連続となります。働く人々の賃金は、確実に減り続けているのです。

 安倍総理は、よくこんな浮かれた俳句を口にできるものです。国が発表している公式統計すら、理解できていないのでしょうか?

■「残業代ゼロ」法案が閣議決定! 大企業ばかりを優遇する安倍政権

 昨日は他にも、大きなニュースが飛び込んできました。政府が「残業代ゼロ」法案と呼ばれる労働基準法の改正案を閣議決定し、国会に提出したのです。

 この改正案では、仕事を「時間」ではなく「成果」で評価する、などとして、為替ディーラーや研究職、アナリストなどの職業に関して、いくら働いても残業代や深夜・休日の割増賃金が払われなくなります。いずれ、高額所得者や一部職種に限られているこの制約は緩和され、多くの労働者に適用されていくことでしょう。

 今回の閣議決定に対して、経団連や経済同友会は、諸手をあげて大喜びのようです。なぜなら、労働者に対して、企業が本来支払わなければならないはずの賃金を、支払わなくてよくなるのですから。

 「成長戦略」などという美名のもと、グローバル資本にとってのみ、都合のいい優遇措置が取られ、労働者の権利が一切顧みられていないという現実に、労働者の一人として、目眩がしてきます。

 このような、安倍政権と大企業の横暴な振る舞いを、いつまで黙って見逃していくのでしょうか。IWJは、ブラック企業問題をはじめ、労働や暮らしに関する取材も積み重ねています。これらの動画アーカイブも、あわせてご覧ください。

※2013/07/17 ブラック企業は法令順守企業の競争力を削ぎ、経済面の非効率化や少子化など、あらゆる社会問題をもたらす ~岩上安身によるNPO法人POSSE代表・今野晴貴氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/91519 

※2014/01/31「国家戦略特区」は”ブラック特区” 派遣法改正で拡大する賃金格差 ~岩上安身による棗(なつめ)一郎弁護士インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/122490 

 ちなみに、岩上さんは、この残業代ゼロ法案の国会提出に際して、安倍総理の俳句をもじり、強烈な皮肉をツィッターで書いていました。

 「賃上げの 嘘が舞い散る 安倍のホラ 首切り自由に残業代ゼロ」

■渦中の人・古賀茂明氏に岩上さんが単独インタビュー! メルマガも発刊しました!

 一昨日に行われた、岩上さんによる古賀茂明氏へのインタビューは、もうご覧いただけましたでしょうか?

 テレビ朝日「報道ステーション」の中で、「I am not ABE」というプラカードを掲げ、菅義偉官房長官をはじめ、官邸から「圧力」があったと語った古賀氏。

 インタビューでは、その「圧力」の内実から、「報道ステーション」における古舘伊知郎氏とのやり取りの裏側まで、岩上さんが徹底的に聞いています。

 この中継は、大きな反響を頂戴いたしました。IWJ定額会員にご登録いただければ、いつでも動画アーカイブをご覧いただけます。ぜひ、会員にご登録いただき、動画アーカイブをご視聴ください!

※2015/04/02 渦中の人が「報道ステーション」降板の全真相を激白! 「I am not ABE」発言の真意――そして、官邸からの圧力の実態とは?~岩上安身による元経産官僚・古賀茂明氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/241205

 ところで、このインタビューの中でも触れられましたが、週刊文春が最新号で「『報道ステーション』古賀茂明vs古館伊知郎 内ゲバ全真相」という記事を掲載しています。

 古賀氏によれば「デタラメ」だらけだというこの記事ですが、文中、以下のようなくだりが書かれています。

 「実は現在、報ステ内部では深刻な事態が起こりつつある。
 『古館さんの発言を隠し撮りした二本のテープが上杉隆氏の手に渡っているとの情報が駆け巡り、局内は戦々恐々です。一本目は、二月二十五日の放送に関して。その日、「福島で新たな汚染水漏れ」と報じているフランス紙「ルモンド」の記事を紹介する際に誤って違う日の記事を映してしまったのですが、放送後に古館氏が担当者に「俺はヤクザと一緒だ。身体張ってやってんだ! お前らサラリーマンとは違うんだ」と怒鳴った時のもの。
二本目はさらに深刻で、別の日に、古館さんが個室に川内原発のVTRを作ったスタッフでMの腹心であるHを呼び出して「俺のバックには、組がついている」と暴力団の実名を挙げて恫喝したものだと囁かれています。もしこんなものが本当に流出したら、キャスター生命はおしまいです』(さらに別の報ステ関係者)」(『週刊文春』4月9日号より)

 古館伊知郎氏と暴力団につながりがある!?

 週刊文春の当該記事には、このようなにわかには信じられないようなことが書かれています。古賀氏の降板騒動とはまったく別の話です。

 「~と囁かれています」と逃げる余地を残した文体で書かれていますが、これが事実でなければ、古館伊知郎氏とテレビ朝日の名誉を著しく毀損していると言わざるをえません。文春は証拠のテープを入手しているのでしょうか??

また、テレ朝と古舘氏は、果たしてどう反論するのでしょうか??

 このようなショッキングな週刊誌の報道に対して、反論せずにスルーした場合、記事の内容は事実だったと黙認したとみなされかねません。対応が注目されます。

 さて、古賀氏に関しては、1月23日に放送された「報道ステーション」内で、IS(イスラム国)による日本人人質殺害事件に関連して政府批判をしたことについて行った岩上さんのインタビューを、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」で、詳細な注釈を付したうえでフルテキスト化しました!

 カラフルな表紙で、読みやすくレイアウトした電子書籍フォーマット「ePub(イーパブ)」でもお読みいただけます。ぜひ、この機会に、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」をご購読ください!

 メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」は、今後、「元NHKプロデューサー・永田浩三氏インタビュー」、「ノンフィクション作家・保阪正康氏インタビュー」、「『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』著者・矢部宏治氏インタビュー」、「名古屋大学名誉教授・安川寿之輔氏インタビュー」などの発行を予定しています!

ぜひ、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」をご購読ください!

※メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」
・まぐまぐ: http://www.mag2.com/m/0001334810.html
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・月額864円、初月無料

(後半に続く)・・・

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.4.4 Sat.**

【Ch4】13:30~「シンポジウム:~ICC加盟はパレスチナを救うか~」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※新倉修氏(青山学院大学法務研究科教授)、伊藤和子氏(ヒューマンライツ・ナウ事務局長)、志葉玲氏(ジャーナリスト)らが登壇予定。主催は、「世界連邦運動協会」。

【Ch5】14:00~「『リニア新幹線を問う』4.4学習会~樫田 秀樹氏 講演・意見交換」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※4月13日(月)18:00から岩上安身がインタビュー予定のジャーナリスト・樫田秀樹氏が講演。樫田氏は『悪夢の超特急 リニア中央新幹線』を著しています。

【IWJ_KYOTO1】15:00~「祇園白川桜中継」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※石畳に格子戸のお茶屋が並ぶ、京都ならではの風情溢れる町並みで有名な、祇園白川の桜中継をお届けします。中継コースは東山三条~知恩院前~辰巳神社~八坂神社~円山公園~京阪四条~京阪五条~三条大橋を予定。艶やかに咲き誇る染井吉野や枝垂れ桜をお楽しみ下さい!

【IWJ_KYOTO1】17:00~「沖縄・辺野古への新基地建設に反対し、普天間基地への撤去を求める京都行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※河原町三条アーケードで行われる、辺野古新基地建設反対を訴える行動を中継予定。

【IWJ_OSAKA1】18:30~「ヘリ基地反対協共同代表・安次富浩氏講演会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※ヘリ基地反対協共同代表・安次富浩氏が講演。主催は、「STOP!辺野古新基地建設!大阪アクション」。

【IWJ_KYOTO1】19:00~「祇園白川宵桜ライトアップ」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※昼間とは違った趣をみせる、祇園白川の宵桜ライトアップ中継をお届けします。花灯路の路と桜ライトアップの路を中継予定です。幻想的な宵桜をお楽しみください!

【グローバル大企業の悪行に迫る!第5弾 再配信・Ch6】19:30~「中国のユニクロ下請け工場への潜入取材から明らかになった悲惨な労働環境とは―『ファストファッション―《安さ》の裏側にあるもの』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/225633
※2015年1月17日(土)に収録した「ファストファッション―《安さ》の裏側にあるもの」と題した報告集会を再配信します。
アジアの縫製産業に従事する労働者の権利保障や、労働環境の改善を求める国際キャンペーンを共同で開始した日本、香港、中国のNGOが、中国のユニクロ製品の生産工場で潜入調査を行い、そこから明らかになった実態を報告しました。

【録画配信・IWJ_NIIGATA1】20:00~「杉本彩さん講演会~これからの新潟 動物愛護を考える~」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-niigata1
※本日14時から行なわれる、杉本彩氏の講演会を録画配信します。「身近な動物問題 解決の糸口をさぐる」と題したトークセッションも行なわれる予定。
※電波状況が悪いことが予想されるため、録画配信でお送りいたします。

【再配信・IWJ_KANAGAWA1】21:00~「平智之・前衆議院議員&江口友子・平塚市議会議員講演会『福祉とベーシックインカム』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kanagawa1
※江口友子・平塚市議会議員主催で行われた会。京都から平智之・前衆議院議員も登場。「福祉とベーシックインカム~社会をゆるめる手段としての政治」をテーマにトークが行われました。

~関連記事はこちら~
・2014/10/24 【京都】平智之京都講演会「ベーシックインカムを考える」(第1回)(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/189416

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・・・(前半の続き)

■「圧力」と「開き直り」の菅義偉官房長官、沖縄を訪問

 さて、古賀氏から「圧力をかけた」と名指しで批判された菅官房長官が、呆れた「開き直り」の姿勢を示しています。

 25日午前の記者会見で、安倍総理が20日の国会質疑で、自衛隊を「我が軍」と答弁したことをめぐり、「自衛隊は我が国の防衛を主たる任務としている。このような組織を軍隊と呼ぶのであれば、自衛隊も軍隊の一つということだ」などと述べました。

 自衛隊を「軍」と呼ぶことにこだわるのは、日本を守る専守防衛の部隊としてではなく、米軍に追随して、世界のあちこちで対外戦争をすることが可能な属国の軍隊へと、自衛隊を変質させることに狙いがあるのではないでしょうか。

 そんな菅官房長官が、明日から沖縄を訪問することを表明しています。辺野古での新基地建設に関して、「粛々と進める」という態度を崩していない菅氏。「宗主国の米国の指示に粛々と従う。日本国民、沖縄県民の意思は尊重しない」としか、聞こえません。

 沖縄県民の民意にこたえているとは到底言い難いと思います。

 IWJはこれまで、辺野古新基地建設問題について、岩上さんのインタビューを中心に、繰り返し報じ続けてきました。この問題に関しては、IWJの他にも、地元沖縄の琉球新報や沖縄タイムス、さらには宮城県の地方紙である河北新報なども、力を入れて報じています。

・河北新報の記事はこちら
http://bit.ly/1J02qnq

 この問題は、中央の大手メディアではなく、地方紙や独立メディアなど、マイナーメディアのほうが、腰を据えてしっかりと報じています。

 IWJの報道にも、ぜひ、ご注目ください。

※2014/01/11 【沖縄名護市長選】「これは沖縄だけでなく日本全体の問題」 ~岩上安身による稲嶺進名護市長インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/119326 

※2014/10/16 【沖縄県知事選スペシャル】翁長雄志氏、米軍基地負担と「リンク」した沖縄振興策に強く反対 辺野古移設は「ご破算」にする意欲を岩上安身に語る
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/183153 

※2014/10/18 【沖縄県知事選スペシャル】「東アジア交易の中心としての沖縄へ」吉元政矩・元沖縄県副知事、知事選後を見据えた沖縄の希望を岩上安身に語る
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/186150 

■AIIB不参加で、国際的孤立を深める日本

 さて、日本政府が、ひたすら米国への盲従を深めていく間に、国際情勢はまったく色合いを変えつつあります。

 中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加国が次々と増え、注目を集めています。アジア・太平洋地域のインフラ整備を目的として設立されるこのAIIBに対し、アジア諸国はこぞって参加し、韓国、オーストラリアといった米国の環太平洋における同盟国も、インドも、ロシアも、さらにはイギリス、フランス、ドイツなど主要な欧州各国も参加を表明しています。

 しかし、日本は、米国とともに主導する既存のアジア開発銀行(ADB)があるという理由で、参加を見送りました。

・AIIB参加国を表した地図
http://bit.ly/1BY5bRD

 一目で、日本が国際的に孤立していることは明らかです。

 米国に唯々諾々と追従した結果、世界から孤立してしまう、という、安倍政権の進める「国策」が、ものの見事に外れていることが分かります。

 安倍総理は、2012年末の総理就任直前、「セキュリティ・ダイヤモンド構想」という論文を発表していました。この論文で安倍総理は、「南シナ海は『北京の湖』となっていくかのように見える」と、中国の脅威を過剰なまでに煽り、「オーストラリア、インド、日本、米国ハワイによって、インド洋地域から西太平洋に広がる海洋権益を保護するダイヤモンドを形成」して、中国を南シナ海から排除すべきだ、と主張しています。

 しかし、実際は、今回のAIIBのケースからも分かるように、日本が米国とその同盟国とともに、中国を包囲するどころか、あてにしていたインドも、オーストラリアもAIIBに参加し、逆に過剰に中国を敵視する日本が世界の中で孤立するような構図となってしまっているのです。

 安倍政権の危険なダイヤモンド構想については、IWJはいち早く警鐘を鳴らしてきました。なぜ、多くの人がこの構想を知らないかというと、安倍政権は、発足直後に発表した対外戦略構想ともいうべきこの論文を、姑息にも英語のみで発表し、日本語では発表しなかったのです。

 そこで、岩上さんとIWJの特別取材班は、この構想を全文邦訳し、検証と批判を加えて発表しています。2年前の2013年のことです。

※2013/07/30 IWJ特報第95号 「ワイマール時代」の終幕? 孤立を深める日本 ~幻の安倍論文「セキュリティ・ダイヤモンド構想」のすべて
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/93824

 この特報のバックナンバーは、単体でもお買い求めできますが、AIIBの議論と重ねて論じるために、この機会にIWJの会員の方には無料で読めるように、公開いたします。

 AIIBについては、近く、「岩上安身のニュースのトリセツ」などでレポートをお届けします。

ぜひ、ご注目ください!

■本のお買い求めはIWJブックショップで!

IWJではこのたび、岩上さんがインタビューした先生方や、IWJとゆかりのある方々の書籍を、著者のサイン入りで販売するサービスを新しく始めました!

 これまで、農業ジャーナリスの大野和興氏や、元在シリア大使の国枝昌樹氏の著書を販売させていただきました。こちらは、ご好評につき、おかげさまで完売となっております。また、一昨日から販売を開始した古賀茂明氏のご著書『国家の暴走』も、販売開始からすぐに、売り切れとなりました。サイン本のご希望が寄せられていますので、古賀さんにお願いて、さらに追加で用意したいと思います。

 現在、IWJブックショップでは、北海道がんセンター名誉委員長・西尾正道氏のご著書、IWJ関西の柏原資亮が発表した写真集、そして新たに、昨日岩上さんがインタビューした木村三浩氏のご著書『お手軽愛国主義を斬る』を、さらには杉田聡氏のご著書『天は人の下に人を造る~「福沢諭吉神話を超えて」』『福沢諭吉 朝鮮・中国・台湾論集~「国権拡張」「脱亜」の果て』を、それぞれサイン入りで販売しています!

 なお、木村三浩氏、杉田聡氏へのインタビュー動画は、下記URLからご覧いただけます。

※2015/03/29 「天は人の下に人を造る」 元祖「ヘイトスピーカー」で元祖「新自由主義者」の福沢諭吉の実像に迫る ~岩上安身による帯広畜産大学教授・杉田聡氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/240836

※2015/03/31 「新右翼・民族派」の代表的論客に、「対米自立」の真髄を聞く~岩上安身による一水会代表・木村三浩氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/241022

 「出版業界は苦しい」と言われている昨今ですが、IWJは、良書の紹介につとめてまいります。ぜひ、IWJブックショップをご利用ください! また、出版社や編集者の方、あるいは著者の方々、IWJブックショップやブックレビューをご利用いただけるようにお願いします。

★お買い求めはこちらから!★

・西尾正道著『放射線健康被害の真実』(旬報社、2012.04)
http://bit.ly/1BcqXPL

・西尾正道著『がん患者3万人と向き合った医師が語る正直ながんのはなし』(旬報社、2014.08)
http://bit.ly/1AjkzHb

・小出裕章・西尾正道共著『被ばく列島 放射線医療と原子炉』(角川oneテーマ21新書、2014.10)
http://bit.ly/1BzTiV7

・柏原資亮・できやよい『PANDY&MIKO ITALY』
http://bit.ly/19gftFp

・柏原資亮・できやよい『PANDY&MIKO JAPAN』
http://bit.ly/1BzTJyL

・孫崎享・マーティン・ファクラー共著『崖っぷち国家日本の決断~安倍政権の暴走と自主独立への提言』
http://bit.ly/1BWUeQ4

・木村三浩著『お手軽愛国主義を斬る~新右翼の論理と行動』
http://bit.ly/19EJazc

・杉田聡著『天は人の下に人を造る~「福沢諭吉神話」を超えて』
http://bit.ly/19QxhH0

・杉田聡著『福沢諭吉 朝鮮・中国・台湾論集―「国権拡張」「脱亜」の果て』
http://bit.ly/1IXYHqA

■おすすめインタビューがDVDになりました!

 岩上さんが過去に行ったインタビューやイベントの中から、「岩上安身による上村静氏インタビュー」、「岩上安身による篠田謙一氏インタビュー」、「山本太郎×岩上安身 特定秘密会談(原発×戦争)×秘密=!?」の3本が、このたび、DVD化され、販売が開始されました!

・キリスト教の「神話」のベールを取り去り、「史的イエス」の実像に迫る~岩上安身による上村静氏インタビュー
http://bit.ly/1IG9IwE

・「6万年前に同じ能力を持った人々がアフリカを出て、世界に広がった」――日本人はどこから来たか。DNAが語る系譜~岩上安身による篠田謙一氏インタビュー
http://bit.ly/1BC4H3q

・山本太郎×岩上安身 特定秘密会談(原発×戦争)×秘密=!?
http://bit.ly/1F2LFGM

 なかでも私がオススメするのが、「上村静氏インタビュー」です。2013年12月24、25日の2日にかけて配信されたこのインタビューでは、ユダヤ学・聖書学が専門の上村氏に、ユダヤ教とキリスト教の関係、さらにはイスラエル建国の理念となったシオニズムの謎など、6時間をかけてお聞きしています。アカデミックで、かつ、今日的な内容を含んでいるインタビューです。

 IWJがお届けするオリジナルDVD、ぜひ、お買い求めください!

■「饗宴V」収支の訂正のご報告とお詫び

2014年12月に開催した「饗宴V」の収支報告について、一部支出の集計漏れがありました。改めて、修正後の収支をご報告いたします。

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<収入>合計 3,569,676円

内訳
参加費収入 2,271,000円 *二次会参加費含む
協賛金 795,000円
ご祝儀 120,000円
カンパ収入 104,900円
物販売上 278,776円

<支出>合計 4,403,927円

内訳
運営 3,950,160円 *二次会分含む
物販仕入 127,212円
当日人件費/外注費 326,555円

<収支> -834,251円

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 このように、「饗宴V」の収支は、83万4251円の赤字となりました。「饗宴V」は、「原発と被曝」「グローバル経済」「ヘイト問題」「沖縄と集団的自衛権」「文明の衝突」の5つのテーマで、16名もの有識者の方々にご登壇いただいた、すばらしいシンポジウムとなりました。しかし、このように、赤字が出てしまったことが残念です。

 しかし、この「饗宴V」は、ご登壇いただいたゲストの皆様のおかげで、素晴らしいシンポジウムとなったことは、間違いありません。現在、販売中のDVDでは、全5部構成、総勢16名の豪華ゲストによるシンポジウムの模様を完全収録しています。IWJのサイトからお買い求めいただけますので、ぜひ、チェックしてみてください!

※「饗宴V」DVDのお買い求めはこちらから
http://iwj.co.jp/feature/symposion5/archives/434

 他にも、グッズやDVD販売の収益も、IWJの活動の支えとなります。岩上安身直筆サイン入りの『百人百話』『前夜』の他、「饗宴」「クロストークカフェ」「Deep Night」などのDVD、Tシャツ、ステッカーなどをご用意しています。ぜひ、お買い求めください。

※IWJグッズのご購入はこちらから
http://iwj.co.jp/shop/goods/main.html

■ご寄付・カンパのお願い

 岩上さんとIWJのスタッフは、本当に必要とされる情報を、可能な限り生のかたちで、かつ、分かりやすくお届けするために、日夜、奮闘しています。

 しかし、取材活動を継続するためには、どうしても経費がかかります。なにとぞ、IWJの定額会員にご登録いただき、IWJの活動をお支えください。IWJスタッフの一人として、心よりお願い申し上げます。なにとぞ、よろしくお願いいたします。

※IWJ定額会員のご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、IWJでは、ご寄付・カンパも受け付けています。

※寄付・カンパのお願い
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■わとはぷ~What happened today?

 1978年の今日、キャンディーズの解散コンサートが行われ、会場となった後楽園球場には55,000人もの観客が押し寄せました。

 ランちゃん(伊藤蘭さん)、スーちゃん(田中好子さん)、ミキちゃん(藤村美樹さん)の3人からなるキャンディーズ。彼女らの代表曲「春一番」は、まさに今の季節にぴったりの曲です。

78年といえば、1959年生まれの岩上さんが高校を卒業して大学に入学した年。岩上さんの世代は、キャンディーズ直撃世代となるようです。

 1982年生まれの私には、当時のキャンディーズに対する若者の熱狂はよく分かりませんが、当時の模様をプレイバックする映像を見ると、球場の外にまで観客が溢れかえっている様子がうかがえます。

 その後、日本のアイドル界は、ピンクレディーのブレイクを経て、80年代の松田聖子さん、中森明菜さんらのアイドルブームへとつながっていきました。

 ピンクレディーの育ての親であるレコード会社「Amuse」の創始者・大里洋吉氏は、現在人気を集めていて、同じく3人組のアイドルグループPerfumeがブレイクした際、「彼女らは平成のピンクレディーになる」と語ったそうです。

 どの時代にも、若者の心をとらえ続けるアイドル。私も、「ももいろクローバーZ」や「乃木坂46」をこっそり応援したりしています。「絶対に手の届かない対象」を無心で応援するアイドルファンという存在は、無限の奉仕の精神と無償の愛で溢れているのだと、私は強く主張したいと思います。

ちなみに、自民党の石破茂・地方創世担当相がキャンディーズのファンで、追っかけをしていたということは、よく知られ、しばしば揶揄やからかいの対象となっています。

私としては、集団的自衛権の行使容認や、「潜在的核保有」発言など、コワモテ発言を繰り返すタカ派としての石破氏よりも、キャンディーズファンだった石破氏の方がはるかに人間らしく、好感がもてます。

石破氏には、アイドルファンだった頃の純粋な初心を取り戻してほしいと、切に願っています。

それでは、本日もよろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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