東京電力 記者会見 2013.7.24

記事公開日:2013.7.24取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

 2013年7月24日(水)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。

■全編動画

  • 日時 2013年7月24日(水)17:30~
  • 場所 東京電力本店(東京都千代田区)

 ゆげの立ち上りを確認した3号機建屋上部シールドプラグ周辺で、最大雰囲気線量約2Sv/hを観測した。

 福島第一原子力発電所の、3号機原子炉建屋の屋上から湯気の立ち上りを観測したことに関し、東京電力は湯気の出ている箇所を含む、シールドプラグ周辺の雰囲気線量測定、赤外線サーモグラフィ測定を行い、結果を発表した。

 赤外線サーモグラフィは7月20日に行い公表されているが、今回は夜間に測定し太陽光による温度上昇に影響を抑えた。結果、湯気が発生していた箇所は周囲より高い30~34℃だと分かった。しかし、上空から見えている箇所の温度であり、内部状況は不明、湯気発生の原因特定には繋がっていない。一方雰囲気線量の測定結果、湯気の発生箇所は562mSv/hだが、近隣のシールドプラグ上空は1000mSv/h以上、最大2170mSv/hを測定している。

 6月20日、7月5日に環境省が福島県双葉郡楢葉町で採取した、高線量汚染物質の調査を行い、結果を発表した。いずれもセシウム134と137が概ね1:2の比で汚染されており、事故後の経過時間を考慮すると、福島第一、原子力発電所の事故に起因する放射能汚染であると述べた。

 5号機南側護岸ふきんで、シート養生作業中、作業員が海に転落した。ライフジャケットあり、すぐ救出し、免震重要棟で身体サーベイを行ったところ、身体汚染、内部取り込みは確認されていないと発表。

 7月22日の会見で公表された、地下水位/潮位データに誤りがあり訂正された。潮位の高さ規準はTP(東京湾規準海面高度)だが、福島第一原子力発電所の標高はOP(小名浜港工事基準面)を規準としており、両者間には72.7cmの差がある。この差を含まずに計算し結果が誤ったと訂正発表した。

以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2013年7月24日

2013年7月23日

2013年7月22日

プレスリリース

2013年7月24日

報道関係各位一斉メール

2013年7月24日

2013年7月23日

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について

福島第一

2013年7月24日

2013年7月23日

データ集

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です