東京電力 記者会見 00:00 2011.3.20

記事公開日:2011.3.20取材地: テキスト動画
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 2011年03月20日(日) 東京電力本社で記者会見(00:00)が行われた  外部電源の受電用ケーブル敷設工事は放水との兼ね合いもあり、他の電源関係の工事も含め遅れぎみ、見通しとおりではないことがわかった。

■全編動画


【宿題回答】
--6号機地震計の設置場所
「原子炉建屋のちか2階」

--顧問が海水注入が遅れたという見解を出したこと対する見解は
「事実関係がわからないのでコメントは差し控える」

--100mSv超過6名について
「全員 東電社員」

--特例として250mSvしきい値が適用された事例は過去にあるか?
「国内ではない。海外は把握しきれていない」

--電源工事の作業現場の線量はどれくらいか
「9-10時4号機作業前サーベイ結果、4~7.5mSv/hだった」


【質疑応答】
--6号機炉内水温はどうなっているか、一気に下がっているように見られるが
「把握していないので確認する」

--5,6,号の温度トレンドを見て、上限は何度ぐらいと考えるか
「原子炉の仕様温度に比べまだ低い温度、現段階では特に問題ない」

--5,6号は外部電源をつなぐのか、現状の非常用DGで十分なのか
「まだ弱い、早急に外部電源をつなぎたい」

--放水作業の優先順位などについて
「作業手順があるので一概には言えない」

--モニタリングカーの計測状況、下がっているが、効果がでているのか
「放水の効果かどうかはしばらくみないとわからない」

--電源工事の作業予定を整理しておしえてほしい
「本日の作業は終了。1,2号は早ければ20日目途で再開できればする。3,4号は受電設備の接続は調整の上、進めていく。放水との兼ね合いもあり、電源関係の工事は遅れぎみ、見通しとおりではない」

--ケーブル敷設作業はまだのこっているのか
「残っている」

--原子炉温度
「6号機、逃し安全弁を開けている、継続的にやっている。少し水位が下がる」

--2号、現場の線量は
「2号事前サーベイで20mSv」

--消防庁の放水作業、
「管理のしかたは、現場から帰ってきて線量測定して、時間と管理。今日の集計はまだあがっていない。整理ができたらお知らせできると思う。そこまで手が回っていない」

--明日の受電は
「2号機までがいっぱいだと思う」

--炉のホウ酸注入は1号機だけか?
「1、3号機に実施。2号機は海水を入れたのでホウ酸はいれていない」

--1,4号機の原子炉の表面温度は?
「3号機は仮設電源で計器が見えそうなので、情報入手したらお知らせする」

--地震動データはどうなっているか
「3,4号機は参考扱いでとれている、3号機水平507gal、上下231gal、4号機水平319gal、上下200gal」 「」

--3号機507galは想定を超えているのではないか
「規準地震動は上下水平449,441galなので超えている。今後改めて検討していく」

--炉への注入は通常のホウ素なのか
「Yes。ホウ素注入施設は標準的なもの。ホウ酸の使用は昔からあるもの。通常のボロンで十分効果を得られると思うので濃縮ボロンは使っていない」

--米国から冷却材を送って断っているという報道があるが
「冷却材についての話は把握していない」

--米国から中性子吸収する未公開の技術があって、日本に出すという話があったのか?
「わからない」

--100ミリ超えして病院搬送者のその後は?
「確認して報告する」

--生コン車が出動したようだが、いつどこで何をする予定か
「把握していない」

--作業員を新たに参集する予定は?
「聞いていない」

--5,6号機電源、きれたところをバイパスする予定だったが、何mぐらいなのか
「確認する。切れたのではなく、鉄塔が崩壊したから鉄塔を迂回させたもの」

--500人のうち電源復旧作業者は?
「内訳は確認できない」

--100ミリ超え作業者は今後作業に復帰するのか
「250なったので、法律上問題ない範囲で、別の作業になるだろう」

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