2022年5月15日(日)午後1時より、大阪府大阪市の通天閣下にて「りっけん民主党 大阪活性化街頭演説会」が開催され、石田敏高大阪府参議院第一総支部長と菅直人最高顧問がマイクを握った。
まず菅最高顧問は、「今の日本は、いろいろな意味で危機的状況にある。最大の問題は子どもさんの数がどんどん減っていること。私が通っていた山口県・宇部市の亀山中学校では(中略)、私が3年生の時には全校で3000人を超えていた。なぜこれほどまでに子どもたちの数が少なくなってしまったのか。これが今の日本のさまざまな行き詰まりの結果であり、これからの行き詰まりの原因にもなろうとしている」と急速な少子化に警鐘を鳴らした。
次いで「つい10年ほど前には、半導体もソーラーパネルも、日本が世界第一位だったのに、今はお隣りの中国が首位。日本は10番目から15番目になってしまっているではないか。なぜこのようになってきたのか。これを立て直すためにはどうするのか。今私たちが問われているのはそういう状況。(中略)
あの福島第一原発事故でも、あとわずかで壊滅的な状況がさらに拡大していた。今その恐れが出ているのが、ウクライナ情勢。稼働している原発にミサイルや大砲の弾が当たったら福島原発以上の事故になって、ヨーロッパ全体が大規模な放射能汚染に曝される。
そういった現実に対して全く真反対のことを主張している政党が維新。テロ対策が施されていないために、原子力規制員会の方針で止められている原発を、『電気が足りていないのだから動かせ』と経産大臣に主張している。そればかりか、維新は『アメリカが持っている核兵器を日本にも持たせろ』と核共有も主張している。(中略)
そういう方向に引っ張っていこうとしているのが維新。それが大阪の4議席のうち2議席を占めようとしている。これ以上維新が勢力を伸ばしたら、日本の政治はおかしくなる。今日本の政治は大きな曲がり角に来ている」と日本維新の会の勢力拡大に危機感を訴え、また立憲民主党への支持を訴えた。
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続いて登壇した石田支部長は、「20年前に選挙に出させていただいたことがあるが、この20年間で日本の状況はどんどん悪くなった。特に大阪の状況は本当に酷かったと思う。コロナ一つ取ってみても、圏外に出てみるとわかるが、亡くなられた方も感染者も多い。維新の人は統治機構改革と言うが、誰が統治するのだろうか?皆さんは主権者なのだから、この選挙で(別の選択肢を)選ぶことができる。
まず大阪にはカジノという大問題がある。皆さんは住民投票で阻止しようとされているが、もしかすると今秋にも申請が通ってしまうかもしれない。しかし話の内容は既にメチャクチャ。2019年には2480万人の人が訪れて、590万人がカジノで遊んで帰るという見通しだったが、昨年12月の計画では、来場者が1978万人に減っているのに、カジノで遊んで帰る人は前回計画の3倍の1690万人に増えている。(中略)
維新の人は言っていることが小さすぎる。文書通信費100万円とか国会議員のJRパスを電子化とか、今問題になっているのは、そんなことではなく少子化であり人口減少。(中略)
明石市では給食費の無償化、所得制限のない子ども手当などの政策を行って、全国で住みたい街6位に上がってきている(後略)」と少子化対策の充実を訴えた。
詳細はぜひ全編動画を御覧いただきたい。