10年後には世界経済の中心が北京に!? IMF本部移転の可能性をラガルド専務理事が示唆 2017.7.27

記事公開日:2017.7.27 テキスト
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※7月26日の日刊ガイドに加筆しました。

 IMF(国際通貨基金)のラガルド専務理事は7月24日、ワシントンで開かれた民間のシンクタンク「世界開発センター」でのシンポジウムで、「今後も中国の高い経済成長が続けば、10年後にはIMFの本部を北京に移す可能性がある」との考えを示した。

▲IMF(国際通貨基金)ラガルド専務理事 © World Economic Forum swiss-image.ch/Photo Moritz Hager

 第二次世界大戦後の国際金融体制で主導的役割を果たしてきたIMFは、設立以来本部をワシントンに置き、最大の出資国である米国が最大の議決権も持っている。しかし、IMFの規定には「参加国中、経済規模が最大の国に本部を置く」と定められている。

 中国をはじめ新興国の経済成長が順調に進めば、参加国の議決権比率もその経済規模に合わせて引き上げねばならなくなるだろう。

 ラガルド氏は2016年10月、IMFの「特別引き出し権(SDR)」の構成通貨に中国の人民元を採用するなど「親中路線」を指摘されているが、世界第2位の経済大国である中国が、2020年代後半には国内総生産(GDP)が米国を抜き、世界最大になることは多くのエコノミストによって指摘されている。

 中国の経済成長については先日、中国が主導で進めるAIIBがトリプルAの格づけを獲得するという衝撃も走った。いつまでも中国経済のポテンシャルを見誤り、現実から遊離した中国敵視政策を掲げてきた安倍政権がこれ以上続けば、国際社会で本当に孤立し、破滅する可能性もあるだろう。

 IWJではこの報の重要性に鑑み、以下の日程でタイムリー再配信を行う。ぜひこちらもあわせてご覧いただきたい。


<7月28日(金)>21:00~
【タイムリー再配信34・IWJ_YouTube Live】
勃興する中国経済のインパクト AIIB不参加で日本は世界で孤立する!? ――現代の「シルクロード」に日本はどう対応すべきか?~岩上安身による横浜市立大学名誉教授・矢吹晋氏インタビュー その1

<7月29日(土)>21:00~
【タイムリー再配信35・IWJ_YouTube Live】勃興する中国経済のインパクト AIIB不参加で日本は世界で孤立する!? ――現代の「シルクロード」に日本はどう対応すべきか?~岩上安身による横浜市立大学名誉教授・矢吹晋氏インタビュー その2

<7月30日(日)>21:00~
【タイムリー再配信36・IWJ_YouTube Live】勃興する中国経済のインパクト AIIB不参加で日本は世界で孤立する!? ――現代の「シルクロード」に日本はどう対応すべきか?~岩上安身による横浜市立大学名誉教授・矢吹晋氏インタビュー その3

※チャンネルはいずれもこちら
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi


 IWJでは他にも、中国を中心としたアジア経済圏の未来と拡大するAIIBについて報じ、またその流れに逆行する、安倍政権の「セキュリティ・ダイヤモンド構想」の問題点について早くから警鐘を鳴らしてきた。ぜひこれらの記事も改めてお読みいただきたい。

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