2012年10月18日(木)、東京都千代田区の参議院議員会館で「記者会見 尿検査をうやむやに？ ～秘密会の果たした役割を市民が検証」が行われた。多くの県民が、要求してきた尿検査の問題がどう扱われたのかということを通して、公開討論会の前に行われた秘密会の具体的な問題点とその後の県の対応について、福島老朽原発を考える会によって検証が行われた。

• 日時 2012年10月18日（木）
• 場所 参議院議員会館（東京都千代田区）
• 主催 福島老朽原発を考える会（フクロウの会）

　福島県と福島県立医科大学が行う、福島県民健康管理調査の公開討論会の前に、関係者によって「秘密会」が行われ、その中で進行表が配られ、合意の形成、調整が行われていたのではないかという問題が、新聞報道をきっかけに浮上した。それを受けて福島県は、委員の意見の抑制や発言に誘導がなかったかを検証するため、調査委員会を立ち上げた。調査委員会はわずか5日間の調査で、「発言内容の調整を行い、議論を一定の方向に誘導する意図は確認できなかった」とする調査報告書を提出した。