「(安倍)内閣は沖縄県に対して、どんな蛮行をやっても支持率が下がらないんだということを学んだんです。これは、福島県に対してもそうです」――。
米軍北部訓練場のヘリパッド建設が強行されている沖縄県の高江。その高江では、新規ヘリパッド建設を止めるべく、連日、市民らが抗議行動を行っている。
高江の現場に足を運び、弁護士として活動しているのが、沖縄弁護士会に所属する小口幸人弁護士である。小口弁護士は、全国から招集された機動隊や警察らによって行われる、道路封鎖や検問などの違法性を指摘し続けている。
2016年9月24日(土)、東京都内で「やんばる・高江の森とオスプレイパッド いま、何が起こっているのか?~小口幸人弁護士を迎えて~」と題した集会が開催され、小口弁護士が登壇。小口弁護士は、高江で新規ヘリパッド建設が強行される理由として、「(安倍内閣の)支持率が下がらないこと」、「(高江の問題に)無関心な圧倒的多数の人たちの存在」を挙げ、「(現場に)来れば、わかります。お願いだから、高江に来て下さい」と涙ながらに呼びかけた。