「通報まで33時間」「専門家のいいかげんな対応に、開いた口がふさがらない」 ~茨城県東海村J-PARCハドロン実験施設放射能漏れ事故・周辺住民説明会 2013.6.13

記事公開日:2013.6.13取材地: テキスト動画

 2013年6月13日(木)18時30分、茨城県東海村の「いばらき量子ビーム研究センター」において、J-PARC(大強度陽子加速器施設)のハドロン実験施設で5月23日に発生した放射能漏れ事故に関する、周辺住民への説明会が開かれた。

 日本原子力研究開発機構(JAEA)と高エネルギー加速器研究機構(高エネ研)が開いたもので、冒頭、J-PARCセンター長の池田裕二郎氏が、「実験中に発生した放射能で施設を汚染し、従事者を被曝させ、さらには一部放射能を外に出してしまうという、あってはならない重大な事故を起こしてしまった。さらに、事故に関しての報告が遅れてしまった。こういう施設を預かる者としては、あってはならないこと」と反省の弁を述べ、住民に陳謝した。