「平和への道は、加害と被害の歴史共有から」~差別と戦争責任意識を踏まえた稀有で貴重な近藤一氏の戦争体験証言~ 2015.3.21

記事公開日:2015.4.7取材地: テキスト動画

※4月7日テキストを追加しました!

 亡くなった戦友と、我々の残虐なやり方で亡くなった中国の方を真に弔うためには、戦争放棄の憲法通りに、日本を「本当に戦争のない国」にしなければならない――。

 3月21日(土)、真宗大谷派名古屋別院主催「戦後70年 全戦争犠牲者追弔法要記念行事『〝戦争〟ってなに?』交流会」が東別院ホール(名古屋市)で開かれ、「不戦兵士・市民の会」東海支部代表世話人で名古屋大学名誉教授の安川寿之輔氏が、「差別と戦場体験証言と福沢諭吉について」と題して講演した。


「米兵は自動小銃、日本兵は旧式単発銃。大本営は大和魂で行け、と」 〜日中戦争と沖縄戦の戦場体験を聞く 2014.4.27

記事公開日:2014.5.8取材地: テキスト動画

 「戦争になったら、誰が犠牲になるのか。戦争とはどんなことで、天皇はどうであって、統治はどういうことだったと、ちゃんと教えないといけない。日本は憲法9条を守り、コスタリカのように国家予算の3分の2を福祉と教育に使うべき。戦争は、絶対起こしてはならない」──。

 2014年4月27日、大阪市北区のPLP会館で、「元日本軍兵士の証言 日中戦争と沖縄戦の二つの戦場体験を聞く ~第3回連続講座『戦争を忘れない』」が行われた。元日本兵で、中国、沖縄の前線で戦った近藤一氏と、「山西省明らかにする会」の加藤修弘氏が講演した。95歳の近藤氏は、戦場で体験した日本軍の加害行為を語り、戦争の悲惨さを訴えた。