東電が柏崎刈羽原発の「安全審査申請」を規制庁に提出 ――泉田新潟県知事とは「再稼働は今回の申請とは別の議論」で見解一致 2013.9.27

記事公開日:2013.9.27取材地: 動画

 「柏崎刈羽、きょう再稼働申請」――。

 9月27日、大手主要新聞の朝刊一面トップに同じ見出しが並んだ。正確に言えばこの表現は誤りである。

 朝9時半に原子力規制庁を訪れた東京電力の姉川尚史常務は、「規制基準適合審査(安全審査)申請」を提出した。この審査は、規制庁が明示する「新規制基準」に適合するか否かを判断するものであり、たとえ「適合」の判断が出ても、それをもって再稼働決定とはならない。審査をする規制委員会に、そもそも原子炉の安全性を判断したり、再稼働を決定する権限はない。あくまで、「一定の基準」を満たすかどうかを審査するだけだ。


泊原発3号機の安全性について上司からの改ざん命令を拒否した元検査員が衝撃の内部告発 〜岩上安身によるインタビュー 第154回 ゲスト 藤原節男氏「原子力ムラは素人集団」 2011.8.16

記事公開日:2011.8.26取材地: 動画独自

 2011年8月16日(火)、岩上安身が、泊原発3号機の安全性について上司からの改ざん命令を拒否した藤原節男氏にインタビューを行なった。

 藤原氏は、元大阪大学工学部原子力工学科を卒業後、三菱原子力工業、日本原子力研究所などを経て、原子力安全基盤機構(JNES)検査業務部調査役になる。2009年、北海道電力泊原子力発電所3号機の検査において、組織的なデータ改ざんを公表、JNESを解雇された。