2012年4月10日(火)、東京電力本社で、記者会見が行われた。
淡水化処理装置からの漏洩は、海のサンプリング結果から環境への影響は無く、漏洩は止まっていると判断している。海洋に処理水を漏洩したのは、12月、3月26日につづいて今回3回目になる。カナフレックス配管の継ぎ手が外れたり、ホースが割れたりして漏洩しているので今後 P管に取り換えていく。
(IWJ・原佑介)
2012年4月10日(火)、東京電力本社で、記者会見が行われた。
淡水化処理装置からの漏洩は、海のサンプリング結果から環境への影響は無く、漏洩は止まっていると判断している。海洋に処理水を漏洩したのは、12月、3月26日につづいて今回3回目になる。カナフレックス配管の継ぎ手が外れたり、ホースが割れたりして漏洩しているので今後 P管に取り換えていく。
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【配布資料】
汚染水を淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽へ移送するための配管から漏水する問題で東京電力は、保安院から要請され実施している防止対策緊急点検としてホースの継ぎ目を中心にした点検を進めているが今のところ異常はないと述べた。また濃縮水貯槽からのシュラインは取替えるなどの対策はすでに実施済みで、こういった設備の改良などの取り組みを踏まえ、来週中には保安院へ報告書を提出すると述べた。
また米国科学アカデミーが福島第一原発事故に対する独自の事故調査委員会を発足させるとの報道を受け東電は、「まだ東電への協力要請はない」としたうえで、同アカデミーが東電に調査要請する場合、まず政府間で話し合うことが先になるとの認識を示した。調査協力の可否については、具体的な調査目的や内容などを知ったうえでの判断と述べた。