2012年4月9日(月)、東京電力本店で、記者会見が行われた。
水化装置からの水漏れは排水路に750リットル、海に150mLと評価、窒素封入装置の警報はフィルタ目詰まりだけではなく、電気系の故障も含めて追加調査する。
(IWJ・原佑介)
2012年4月9日(月)、東京電力本店で、記者会見が行われた。
水化装置からの水漏れは排水路に750リットル、海に150mLと評価、窒素封入装置の警報はフィルタ目詰まりだけではなく、電気系の故障も含めて追加調査する。
■全編動画
【配布資料】
(2)福島第一 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果
(3)海底土核種分析結果
(4)東電 画像 SPT(B)-淡水化装置(逆浸透膜式)間の移送ラインの漏えい拡大防止対策について
SPT(B)-淡水化装置(逆浸透膜式)間の移送ラインの漏えいが続いたことから、拡大防止対策についての説明がなされた。
今回洩れたのは淡水化装置逆浸透式と濃縮廃液を受けるタンク間。サリー、キュリオンで処理したβ核種が比較的多い水を法面を通じて淡水化装置まで運ぶラインに関しても、一旦漏洩が発生すると屋外の海に放出する可能性があり、週末にかけて作業を行なっている。
配布資料(4)の1枚目「SPT建屋」という丸いタンクの左側にある青い線がカナフレックスの配管。将来的にポリエチレン管に変える予定だが、現在、まだ工事が進んでいない。そのため、黒い線部分に土のうを積み、万が一漏洩した場合、土のうの内側に留まるよう工事を行なっている。