2013年7月8日(月)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。
柏崎刈羽原子力発電所6,7号機の、新規性規準に対する審査申請は未定だと発表。福島第一原子力発電所で汚染水の海洋漏洩が懸念されるが、流出経路は不明で更に調査を要する考えを示した。
2013年7月8日(月)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。
柏崎刈羽原子力発電所6,7号機の、新規性規準に対する審査申請は未定だと発表。福島第一原子力発電所で汚染水の海洋漏洩が懸念されるが、流出経路は不明で更に調査を要する考えを示した。
■全編動画
プラント状況の説明で、1号機への窒素封入試験は、温度などパラメータが予定通りに安定したため、試験は今日で終わり今の状態で運用すると発表した。また2号機TIP案内管の健全性確認のため、ダミーTIPケーブルを挿入したが、途中で引っ掛かり止まったと発表した。先端に放射性の物質が付着したため確認する予定である。
タービン建屋海側の汚染水漏洩を防止するため、護岸の改良工事を行う予定である。改良工事となる薬液注入は、一列目は7月中旬まで、二列目は7月末ごろまでの予定で行うと発表した。
以前の会見で、建屋内高所確認用の、ホンダ他共同開発したロボットを用いて調査した際、撮影動画の公開について記者が質問していた。持ち帰り確認事項となっていたが、今日回答があった。6月17日の会見で計画を発表した時の資料によると、もともと静止画の撮影で、動画は撮影すると書かれていない。よって動画は撮影しておらず、公開できないという回答だった。
今までの回答は、知財保護のためという内容であり、回答内容の乖離に不信感を感じるものである。
地下観測孔で全ベータ、トリチウムが検出されていることに関し、現在トレンチに滞留している汚染水にどれくらい含まれているのかを記者が質問した。今はキュリオン/サリーなどで除去しているため、震災当初に漏洩した時の値とは異なるが、おおよその評価はできるだろうと回答した。しかし、評価は行なっていないという回答であった。
以下、東京電力ホームページより、リンクを表示