2013年6月5日(火)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。
地下貯水槽に貯水した汚染水の移送先G6エリアタンクのタンクたか滴下を発見したが、別のタンクに移送しタンク内水位を下げ、漏洩は停止した。
2013年6月5日(火)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。
地下貯水槽に貯水した汚染水の移送先G6エリアタンクのタンクたか滴下を発見したが、別のタンクに移送しタンク内水位を下げ、漏洩は停止した。
■全編動画
G6エリアに設置した鋼製円筒型タンクの、側面継ぎ目から水が染み出し、滴下していた。増し締めしたが漏洩は停止しなかったため、隣のタンクに水を移送し、漏れてる箇所より水位を低下させ、漏洩は停止した。タンクはROタンク濃縮水を受け入れており、漏洩部分の線量はγ=0.06mSv/h、β=12mSv/hと高い値を測定している。
漏洩した継ぎ目がもっと低い位置にあった場合、今回の対策と同様に隣のタンクへ移送して水位を下げるとすると、より多くの水を移送しなければならない。それが可能なのか、移送先として使える空きタンクは確保しているのかという質問を記者がするものの、「ケースによる」と明快な回答は引き出せなかった。地下貯水槽からの漏洩の場合と同様、その時になってから考え、右往左往するのではないかという懸念が残っている。ボルトで締めてるタンクの総数はおよそ1000ある。
作業時の被ばく線量低減のため、遮蔽スーツを着用していたが、APDの着用が正しくなかった事案を公表した。遮蔽スーツは全身用と、胴体部分用の二種類がある。どちらの場合も、スーツの外側と内側の2台を胸部に着用するが、一台を手に持っていた。正常でない着用方法での線量を評価した結果、実効線量評価値に差はなかったと発表した。
福島第二の冷温停止維持のための復旧計画は完了し、冷温停止の為の措置は終了した。今後2号の圧力容器の釜の蓋を取り、8月辺りから燃料の取り出しの作業に入る予定、他の号機も今年度中に開始する予定。
福島第二は地元から廃炉を求められているが、その状態で、冷温停止に影響ないが、コストがかかるタービンのメンテは何故かと記者が質問すると、設備を維持管理している私どもなので、雨漏りがあれば直すし、普通のこととしてやってる。普通のことかと思うと回答した。
福島第一の5、6号機と福島第二は、廃炉か再運転かなど、今後どうするのかは、まだ明確な回答は出ていない。
以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
福島第一サーベイマップ(平成25年5月24日 17:00現在)