東京電力 記者会見(16:30) 2013.4.10

記事公開日:2013.4.10取材地: 動画
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 2013年4月10日(水)、東京電力本社で、定例記者会見(16:30、2:57’)が行われた。

 Jヴィレッジにおいて社長会見を15:30から開催しており、本店でも30分繰り上げ『福島第一原子力発電所における地下貯水槽の状況について』説明の会見を開催した。

 福島第一原子力発電所敷地内に設置した地下貯水槽からの汚染水漏洩について、漏洩が検知された貯水槽の汚染水を、他の地下貯水槽へ移送する計画だったが、一転し、地上の鋼製タンクへ全量を移送し、地下貯水槽は使用しない方針に変わった。既存のタンクの使用目的を変更し使用すると共に、増設を行い必要な容量を確保する計画。

 昨日の会見までの方針では、漏洩の確認された地下貯水槽No.2, No.3の水を、他の貯水槽No.1, No.6へ移す方針だったが、No.1でも漏洩が確認されたため、その時点で移送を停止した。残りの貯水槽は必要があれば移送する考えだった。本日の会見ではこの方針が一転し、すべての水を、地上の鋼製タンクに移送することになった。漏洩の確認されている地下貯水槽からの移送を5月連休前までに終わらせ、残りの水についても6月までには終わらせたい考えである。

 その後、地下貯水槽は使用せず、漏洩した汚染水によって、環境中に汚染が拡大しないようにボーリング等で、土壌のモニタリングを強化する。同時に地下貯水槽の漏洩の原因調査を行う予定である。

 地下貯水槽を使用しないことで、水処理、汚染水の貯蔵計画が大きく変更されるが、シミュレーションの結果、タンク増設の前倒し、多各種除去設備(ALPS)の運用、逆浸透膜式淡水化装置(RO)の運転管理により問題なく処理できることを示した。

 改めて海洋への放出の可能性について質問が出たが、関係機関の了承が得られない限り放出しないと断言した。関係機関の範囲、了承の内容については質問されなかった。

■全編動画




  • 日時 2013年4月10日(水)16:30〜
  • 場所 東京電力本社(東京都千代田区)

以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2013年4月10日

プレスリリース【報道関係各位一斉メール】

2013年4月10日

福島第一

福島第二

写真・動画集

2013年4月10日

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