2012年3月18日(日)、早稲田大学 西早稲田キャンパスで行われた、ふくしま避難者の集い in 早稲田の模様。
(IWJ・原佑介)
2012年3月18日(日)、早稲田大学 西早稲田キャンパスで行われた、ふくしま避難者の集い in 早稲田の模様。
■イントロ
ふんばろう東日本支援プロジェクトは、3・11日の東日本大震災を機に4月1日に立ち上がった被災地支援のボランティア組織。早稲田大学院専任講師の西條剛央氏が、宮城県南三陸町にて、被害の規模や、物資が不足している現場を目の当たりにしたことをきっかけに、物資支援のボランティア活動を開始したことから始まった支援団体。
物資の支援だけでなく、雇用支援なども被災地で行ってきたが、首都圏に避難してきた人々への支援までは手が回っていなかったということから、今回の「ふくしま避難者の集い」という催しに至ったという。
ふんばろう東日本の矢内氏は、この会を開催する上で、避難者の住んでいる団地などもまわって歩いた。立川の大山団地では、『針仕事をするためのミシンが欲しい』という要望があり、また、近くに畑を作り、農作業を始めるための用具等の用意、支援の要望もあったという。「皆さんで楽しんでやってもらえることの支援。始めたばかりで、首都圏のみなさまへの支援をどうすればいいかはまだ手探りだが、こういった会を開くことでも、様々な意見や要望を聞ければと思う」と語った。
ふんばろう東日本では、ワークショップで楽しみながら作成した、ハンドメイドの帽子やマフラーなどを被災地に送る「ハンドメイド部」。被災地ではぐれてしまったペットの案内を行う「動物班」。心と身体への支援を行う「臨床ケア班」など、様々な支援のジャンルがある。
学習支援プロジェクトの大間さんは、首都圏に避難してきた子どもたちへの学習支援開始にあたって、「子供が住む環境で、学ぶ環境が整わないのはよくないこと」とし、PCを媒体とし、映像に沿ったテキストを読みがら学習出来る体制を整備しているという。