昨年12月25日、鮫川村で初めて焼却炉建設地が公表され、住民説明会が開かれた。人口4000人の村で100人以上の参加者があり、焼却炉に対する率直な不安や、工事が着工してからの説明会はおかしい、などの意見が出されたが、説明に来た環境省も村長も工事ありきの答弁に終始した。
その状況をうけ、2013年1月16日(水)、鮫川村に隣接しているいわき市の「いわきの未来をつくる市民の会」を中心として20人近い人々が上京し環境省へ要望書を提出、その後、主催者側から報告が行われた。
昨年12月25日、鮫川村で初めて焼却炉建設地が公表され、住民説明会が開かれた。人口4000人の村で100人以上の参加者があり、焼却炉に対する率直な不安や、工事が着工してからの説明会はおかしい、などの意見が出されたが、説明に来た環境省も村長も工事ありきの答弁に終始した。
その状況をうけ、2013年1月16日(水)、鮫川村に隣接しているいわき市の「いわきの未来をつくる市民の会」を中心として20人近い人々が上京し環境省へ要望書を提出、その後、主催者側から報告が行われた。
■ハイライト
茨城県にほど近い、福島県東白川群鮫川村ーー自然に恵まれた美しい村である。
そこへ東京電力福島第一原発の事故により生じた、高濃度放射性廃棄物(稲わらなど)を焼却するための実験的施設の建設が、住民に知らされることなく、秘密裏のうちに着工されていたーー。
この日、地元および近隣住民のみなさんは、環境省へ出向き、いわき4団体と塙町の住民が要望書、地元鮫川村の自然学校からは主張と提案書、いわきのお母さんたちからは署名および不安や心配の声をまとめたものを提出した。また、いわきの佐藤かずよし市議が、いわき市および北茨木市で住民説明会開催の確約をとりつけた。
環境省は、文書による回答を28日までに提出するとのこと。どんな回答がなされるか、見逃せない。
いま、鮫川村で起きていることは、決して他人事ではない。今後、高濃度放射性物質は増える一方なのだ。処理する際の基準値があいまいなまま緩められていないか、処理方法が杜撰ではないか、裏に隠されているものは何か。しっかりと見ておく必要がある。
参考▷ 「鮫川村焼却処分場に関する住民説明会」http://www.ustream.tv/recorded/28051203
「鮫川村焼却施設問題」http://1st.geocities.jp/nomorefukushima_2011/samegawa/html
「福島・鮫川村 放射性廃棄物焼却の実験施設 住所すら非公開(東京新聞:こちら特報部)」http://www.asyura2.com/12/genpatu28/msg/848.html
追記です。
環境省からの回答がきたそうです。▷ http://natureherb.blog.fc2.com/blog-entry-70.html
(リンク先PDFより、一部抜粋)
【『要望』鮫川村に建設中の焼却実証実験施設の工事を中止すること、に対する、環境省からの『回答』】
本件事業については、鮫川村における村の再生を図るために、1日も早い農林業系
廃棄物の処理及び除染を推進したいという村からの要請を受けて、村のご理解を得て
進めているところです。焼却処理による減容化技術を用いて、安全かつ適切に、施設
の整備や維持管理を環境省の責任において実施するものであり、工事を中止すること
は考えておりません。
環境省がいかに聴く耳を持っていないか、ぜひご一読ください。