2013年1月16日(水)、東京都港区の原子力規制庁舎で、原子力規制委員会 田中俊一委員長の定例会見が開かれた。田中委員長は活断層の有無が議論されている大飯原発の運転について、地層のずれが「(重要な)施設の下でないということであれば、一概に運転停止を求めることはしない」と述べた。原子力規制委員会の専門家検討委員会は15日の会合で、地震に伴って生じるずれの上に重要施設の設置を禁止する方針を示していた。これは、7月を目処に策定される新しい安全基準に盛り込まれる見通し。 活断層の有無について田中委員長は「今の段階ではそういうエビデンス(証拠)がはっきりしていない」と述べ、評価会合からの報告を待って判断するとの認識を示した。