黒岩神奈川県知事定例会見 2012.2.9

記事公開日:2012.2.9取材地: 動画
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(テキスト・遠田)

 2012年2月9日(木)、黒岩祐治神奈川県知事の定例記者会見が行われた。

 今回の会見では、一般会計が約1兆7730億円(前年度当初比99・8%)となる、平成24年度当初予算案の説明が行われた。本予算案で重点が置かれているのは、社会環境問題の解消を含む、神奈川がめざす将来像をまとめた「かながわグランドデザイン」に基づく施策だ。これには、エネルギー政策の転換も掲げられた。県は、24億円を用いて、住宅用太陽光発電設備等の設置促進、メガソーラー・小水力・風力発電等の設置推進、省エネ、蓄エネなど、地域が中心となった分散型のエネルギー体系の構築を目指す。他には、災害対策、福祉・医療、地域社会連携、国際化のための予算などが盛り込まれた。

■全編動画

  • 日時 2012年2月9日(木)
  • 場所 神奈川県庁(神奈川県横浜市)

 また、900億円と見込まれる財源不足には、施策・事業の見直し・人件費の抑制・財源確保の工夫(約200億円)、地方交付税等の増額確保(約300億円)、財政調整基金等の活用(約400億円)で対応するとした。知事は、「厳しい財政状況の中で、政策経費は限られている。みんなで知恵を出し合って出来上がった予算。」と述べた。

 その後、一時間ほど予算案に関連した質疑応答が行われた。その他に、臨時財政対策債と交付金、東電が事業所向け電気料金引き上げ方針を示している件について、知事が所感を述べた。

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