2012年10月12日(金)、東京都千代田区の文部科学省で、「田中真紀子文部科学大臣 定例会見」が行われた。会見では、田中大臣が民主党の予算の使い方について意見を求められ、複数税率を導入すべきとする独自の見解を述べた。
2012年10月12日(金)、東京都千代田区の文部科学省で、「田中真紀子文部科学大臣 定例会見」が行われた。会見では、田中大臣が民主党の予算の使い方について意見を求められ、複数税率を導入すべきとする独自の見解を述べた。
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田中大臣は、特例公債法案を衆議院解散の駆け引き材料として使う自民党のやり方について、「安倍総裁は、総理大臣経験者としては稚拙というか幼稚だと思う」と述べ、安倍総裁に苦言を呈した。
一方、民主党の予算の使い方に批判があることについては、「かつて民主党が自民党に言ったことが返ってきた」と苦笑を交えて述べ、続けて消費税増税の問題に言及した。田中大臣は、自らが複数税率の論者であることを前置きし、「ライフスタイルに合わせた選択肢のある社会をつくっていかないと、少子高齢化は立ち行かなくなる」と述べた。さらに、消費税を徐々に積み上げていく今までのやり方について、「これは違うと思う。今の民主党のやり方は、一議員として面映ゆい」と複雑な心境を明かした。