おはようございます。動画班カメラマンの城石裕幸と申します。
IWJの動画班カメラマンの主な仕事は、日々取材に出動し、ムービーカメラで動画を撮影し、事務所に戻ってこの撮影してきた動画素材をウェブにアップできるような状態にすることです。
私はIWJにお世話になるまで、ムービーに関してはほとんど経験がありませんでした。家の娘である城石エマ記者が小さかった頃は、世のお父さんたちと同じく、行事や行楽のたびごとにホームビデオを撮ったものですが、すべて撮りっぱなし。撮ったらそれで満足しておしまい。二度と見返すことのないビデオテープの山が、今でも部屋の片隅に積み上がっている、というありさまです。
そんな私でも、本業はフォトグラファーですので、カメラの扱いはそれほど困りませんでしたが、IWJに来て苦労したのが、「音声」と「編集」でした。今日はその「音声」と「編集」について少しお話させてください。
IWJの配信は一部の「録画配信」「再配信」を除いて、ほとんどが「中継配信」です。いろんな現場から生で直接、中継機材を使って映像や音声を送ると同時に、ビデオカメラに録画しています。中継には一般的なWi-Fiの電波を使っていますので、場所によっては電波が不安定なこともあり、そのようなときは配信がとぎれとぎれになることもあります。地下のお店などで、携帯電話の会話がとぎれるのと同じです。そのようなときはなるべく負荷がかからないように、画質を落として配信したりもしています。
また、中継の現場は様々ですので、必ずきれいで大きな音が録音できるとは限りません。たとえば記者会見では、会見者はマイクでしゃべっているのに、質問者はマイクを使わないため、質問者の声が聞き取りづらい、などということもあります。
もちろん、現場でできる限りのベストは尽くしていますが、もし、「もっときれいな画質で映像が見たい」、「あのときの音声を聞き直したい」と思われましたら、ぜひIWJの有料会員にご登録ください!IWJの会員にご登録いただければ、Vimeo(ヴィメオ)というサービスを使ってきれいな形で保存されたアーカイブで、IWJの動画をお楽しみいただくことができます。
IWJ会員のみなさまにご覧いただいている全編動画は、ただ単に撮ってきたものをそのまま流しているわけではありません。一本一本全ての素材に時間をかけて、プロ用の動画編集ソフトに取り込み、不要な部分はカットし、音声が聞き取りやすいように調整し、ときには字幕やテロップを入れてから高画質の動画に仕上げているのです。いわば、「手塩にかけた自慢の可愛い作品たち」なのです!!
報道メディアであるIWJにとっても、ご視聴してくださっている方々にとっても、現場からお届けする生の映像と音声は、何よりも貴重で重要です。しかしそれと同じくらい、アーカイブとして残す全編動画も貴重なだけに、私たちは少しでも良いものを残そうと日々努力しています。そんな思いで積み重ねてきたアーカイブを、一人でも多くの方にご覧いただきたいと思っています。ぜひ、IWJの会員にご登録ください。
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