黒岩祐治神奈川県知事 定例記者会見 2012.9.7

記事公開日:2012.9.7取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(IWJテキストスタッフ・白藤)

 2012年9月7日(金)、神奈川県庁で、黒岩祐治神奈川県知事 定例記者会見が行われた。

■全編動画

ul class=”info”>

  • 日時 2012年9月7日(金)
  • 場所 神奈川県庁(神奈川県横浜市)

 国政が不透明で、国の政治不信が広がる中、9月の補正予算案の報告を軸に、神奈川県のスタンスについて説明し、記者たちの質問に答えた。「災害に強く、安全で安心して暮らせる街づくり」をスローガンに、「福島第一原発事故を踏まえて、原子力防災通信システムを整備する。県庁と国の原子力災害対策本部とを繋ぐ、専用通信を確保する」と黒岩知事。

 また、今後のエネルギー政策について黒岩知事は、「太陽光と蓄電の設備を充実させていくため、『かながわスマートエネルギー構想推進検討会(委員9名)』を設置した。ソーラー設備のための屋根貸し・屋根借りのマッチングや、水の電気分解から生じる水素エネルギーの実用化に向け、エコタウンの事業予定地を確保し、開発を進めていくことが決まっている」としている。

 相模原市では、「ソーラーパネル輝く光が丘エコタウン創造事業」に取り組んでいる。そこでは、太陽光発電設備の全戸設置に加えて、家庭用蓄電設備の全戸設置を前提にしている。その他にも、災害時の食糧供給やトイレの確保なども検討している。黒岩知事は、「東北の震災や津波を踏まえて、『想定外』ということがないように施策を練っている。100パーセントの対策は難しいが、県民の人命を第一に考えた『防災』『減災』に努める」としている。

 「神奈川県の人口は900万人。経済力も一つの県としてはかなり大きい。神奈川県は、これからの県のあり方を考えた、『神奈川州構想』を掲げている。地域活性化を図る総合特区や、さがみ縦貫道路の建設。医療や福祉、教育においても、国の決定とは違う、神奈川県独自のスタンスが必要だと思う。国政の低迷が続く中、日本再生の刺激となるような、神奈川モデルをつくっていきたい」と黒岩知事。

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です