2012年8月3日(金)、神奈川県庁で、黒岩祐治神奈川県知事 定例記者会見が行われた。
(IWJテキストスタッフ・澤邉)
2012年8月3日(金)、神奈川県庁で、黒岩祐治神奈川県知事 定例記者会見が行われた。
■全編動画
この日の定例記者会見でのテーマは二つ。ベトナムのハノイ医科大学にベトナム初の栄養学部が開設されるにあたり、県立保健福祉大学が支援すること。ホームヘルパー修了証明書取得の際の本人確認について。
「ベトナムのハノイ医科大学では、来年10月の、ベトナム初の栄養学部の開設に向けて、本年10月に指導者養成講座が開設される。神奈川県立保健福祉大学は、教員による講義の実施や共同研究の実施、研修の受け入れなど、(社)日本栄養士会、十文字学園女子大学と連携して支援していく予定。アジア地域の栄養問題に貢献できることは意義のあることと思う」。
「先月5日、国から、『神奈川県からの提案を受けいれ、ホームヘルパー修了証明書取得の際に、本人確認を行うよう都道府県に対して通知する予定である』と連絡を受けたと会見したが、7月31日付で国から通知が出された。確認方法などは、基本的に本県の提案内容に沿ったものであった。そのきっかけとは、オウム真理教の菊池直子容疑者が本県内で逮捕された時に、ヘルパーとして働いていたが、偽名で資格を取得していたので非常に問題があったということ。厚生労働省に乗り込んでの直訴だったが、比較的早い対応であった」。
質疑応答では、被災地の漁網受け入れについて質問があり、知事は「受け入れ予定のある地域では、測定線量は100ベクレル以下で、汚染されていない。別のところでは不検出。なぜ反対意見があるのかわからない。しかし説明が足りず、物事の順番が逆になったのは事実。話し合いを大事にしていきたい」と語った。また大阪都構想についての神奈川県のスタンス、オリンピックの感想についての質問があった。