明白に憲法違反の安保関連法案を可決・成立させることは国会の自殺行為です。国会に法律を作る権限(立法権)を付与しているのは、他ならぬ日本国憲法41条です。
自らの権限の根拠となる最高法規を無視することは、国会そのものが死に至る過程です。
国会議員のみなさん、集団的自衛権以外にも「後方支援」等により海外での自衛隊の武力行使を幅広く容認する安保関連法案を可決・成立させるのであれば、それは憲法が規定している議会制民主主義をも死に至らしめる愚挙です。
ただちに廃案にすべきです。
(石埼学 龍谷大学法科大学院教授・憲法学)