ソチ五輪の閉幕と軌を一にして、ウクライナでは、ロシアとの間で一触即発の軍事的緊張状態に。国内では「アンネの日記」が破られる事件が起こり、安倍内閣のとりまきの相次ぐ失言には、世界から警告が発せられています。
今週も岩上安身とIWJ記者が走り回って取材し、独自にまとめた渾身レポートをお届けします! ダイジェストながら、巻頭言や読み物、スタッフ寸評を含め大ボリュームでお送りする本メルマガは、気になるところだけ「ななめ読み」も推奨です。
40号簡易もくじ
- STFダイジェスト
- 詳細もくじ
- 岩上安身の「ニュースのトリセツ」
- ニュースSTF(02/22~02/28)
- 福島第一原発入構取材第7弾
- ご献本ありがとうございます!のコーナー
- IWJからのお知らせ
- デスク後記
1. 40号STFダイジェスト 2月22日(土)~28日(金)
★忙しい方も、ここだけ読めば一週間のIWJの動きがわかる!★
波紋を呼ぶNHK会長の数々の問題発言
「従軍慰安婦は、戦争地域にはどこにでもあった」、「政府が右ということを、左と言うわけにはいかない」、「(特定秘密保護法について)通ってしまったんで言ってもしょうがない」など、NHK籾井勝人(もみい かつと)会長の就任会見での問題発言に批判が集中しています。
籾井氏は、国会に参考人として招致され、野党から追及を受ける事態となっています。
2月22日、「放送を語る会」の主催で「NHKの危機、今、何が必要か」と題した緊急集会が開催され、籾井氏の一連の発言や歴史認識などが話し合われました。
また、NHK会長による会見は、記者クラブに所属する記者しか参加が許されていないことから、集会に参加していたフリーランス記者の上出義樹氏は、NHK会長会見は、広くオープン化するべきだと訴えました。
25日の衆院総務委員会では、籾井氏が会長就任後、10人の理事全員に日付欄を空白にした辞表を提出させていたことが明らかになりました。
任期満了前でも理事を罷免できるようにすることで、会長の人事権を強める狙いがあったと見られていますが、籾井氏は「辞表を預かったことで理事が萎縮するとは思わない。一般社会ではよくあることだ」などと開き直り、問題はないと強弁しました。
翌26日には、NHK経営委員の長谷川三千子氏が、2005年にNHKの放送内容を批判し、受信料の支払いを拒否していたことも、毎日新聞の報道で明らかになっています。