岩上安身から年末のご挨拶 2013.12.28

記事公開日:2013.12.28 テキスト
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 昨日(12月26日)、IWJは一部オフィスを引っ越しました。正確に言うと、IWJのオフィスのメインルームとは別に、事務部門用に借りていた同じ建物の別の部屋を解約して、荷物をメインルームに運び入れる作業をしていたのです。これまでも手狭でしたが、これからは相当狭くなります。大家さんに解約を申し入れたのは9月でしたが、解約まで三ヶ月の猶予をおく、という契約になっており、やっと実現しました。

 人件費以外では、この事務所の部屋の解約は、一番大きな支出の削減になります。とはいえ、そう大きくIWJの収支が改善されるわけではありません。月額30万円強、年にして400万円の支出です。しかもそのほとんどを岩上安身事務所、つまり私が負担していたわけで、IWJの負担ではありません。

 月額500万円を超える人件費が、費用の中ではやはり圧倒的に大きなウェートを占めます(これでもかなり絞りこみましたが)。しかし、スタッフも外注の方々も、みんな薄給で頑張ってくれています。もう少し、もう少し、会員が増えて欲しいと切実に思います。そうでないと、よい人材が流出していってしまいます。引っ越しのあと、昨夜はIWJの内部の忘年会。わずかながらポケットマネーでみんなをねぎらいました。

 IWJが来年も、マスメディアが伝えない情報を、99%の人のために伝えられますように。今年最後のお願いです。どうぞ、会員で会費未払いの方は年内にご納付をよろしくお願いします。ここのところ縁遠くなっていた、という方は再開を、どうぞご検討下さい。会員番号はすべて保存しています。無料サポーターだった方はこの際、有料会員に、ぜひ。一般会員の方は思いきってサポート会員へ変更をお考えになってみて下さい。

 ちなみにIWJの第三期(昨年11月から今年10月末まで)の決算、10月で締めてから経理が計算し、一昨日、税理士を交えて、決算数字の報告を受けました。約500万円弱の赤字。詳しい数字は改めて報告しますが、本日、税務署に決算書を出します。

 夏に危機感を抱いてご支援を呼びかけました。それ以降、おかげさまで、多くの方から励ましやカンパをいただき、新たに会員になってくださった方々も増えました。他方で支出削減努力は可能な限りやってきました。私のの役員報酬は50%カット、月15万円にしましたが、それも未払い扱いにして、IWJのキャッシュに当てています。

 経営努力は可能な限り、やってきたつもりですが、それでも赤字となりました。もし、緊急のご支援がなければ、赤字は1千万、2千万円の赤字になっていたかもしれません。そうなると、赤字を補填するのは、岩上安身個人の貯金しかなく、すでにそれはIWJに注ぎ込んで枯渇しているので、年末を迎える前にIWJは、間違いなくアウトになっていたと思います。危機一髪のところを、皆さんに救っていただいたことを、改めて衷心より感謝いたします。と同時に、つなぐことのできた「いのち」であるからこそ、来年も大切にしたいと思います。

 忘年会は、歓送迎会も兼ねていました。この年末を区切りとしてIWJを卒業する仲間がいます。他方、荒波にもまれにもまれて、沈みかけているようなこの船に、あえて飛び乗って助力してくれる新しい仲間もいます。卒業する人にはこれまでの尽力に感謝を。新しい仲間には期待と、そしてやはり感謝を。

 IWJをこれまでもずっと応援し続けて下さっている皆さん、そして新規にIWJを応援しようかなと考え始めた皆さんにも、感謝を。心から、ありがとうございます。

 来年はよい年になりますように。2013年の年末のご挨拶とさせていただきます。

岩上安身拝 

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新規会員登録 カンパでご支援

「岩上安身から年末のご挨拶」への2件のフィードバック

  1. 中村 彰 より:

    IWJの活動,衷心より期待し支援し続けたいと思っています.
    よくよく精査すると先の大戦を惹起しその正当性までを謳歌しつづけた大新聞各社に支払う購読を「停止」し,IWJの会員になることは,これ迄の下らない大マスコミへの無駄な経費の「(たった)三分の一」で済みます.
    残りの「三分の二」は,IWJ以外の真のジャーナリストや世界各国での色々な支援活動に役立てることができます.
    大新聞の購読を停止し,IWJの会費(1000円/月)に切り替えるだけて,この国の民主主義と言論は確保されます.
    『大新聞購読中止運動」を展開しませんか?
    この国やアジアの地域のみならず,アフリカや南米や欧米の未来を若い世代に受け継がせる運動に綱がませんか?
    一年金生活者から

  2. 廣瀬 美代子 より:

    お疲れ様です。初めて会員になります。本当は余力があれば、サポーターになりたいのですが我が家も赤字ですみません。あなたのような、勇気のある方が私たち一般の庶民に正しい情報を流していただけることに心より感謝しております。どうか、目先のものに惑わされず信念を貫いてくださいね!日本が明るい未来に歩み出せるように微力ながら、お力添えできたらと思います。みんなで、ひっくりかえしてやりましょう!!厳しいとはおもいますが、負けないでくださいね!私も自分のペースで頑張ります!!いつの日か、みんなが心から幸せだと思える世の中にできる!!

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