生活の党・小沢一郎代表は7日の定例会見で、内閣法制局長官人事を巡って、「法制局は法の番人だなんて、とんでもない話」と批判した。
内閣法制局長官の指名は、首相の専権事項とされている。候補に挙がっているのは外務省の小松一郎駐仏大使で、2006年の第一次安倍内閣時代の政府有識者会議の事務方を務めたとされる人物。小松氏は集団的自衛権の行使容認の考えを持つ人物とも言われている。安倍総理の意図が現れたのがこの人事で、それが明確になってきたものと、小沢代表は解釈した。
小沢代表は、「法制局は内閣の政策をやりやすくするための法律的理屈を考えるところ」とも付け加え、安倍総理の内閣法制局長官人事案に疑念を呈した。