2013年7月22日(月)17時40分ごろから、東京電力本店で定例記者会見が行われた。地下汚染水が港湾内海水中へ漏洩していると発表、汚染水の漏洩を初めて認めた。しかし、汚染の拡散範囲は限定的という考え。
2013年7月22日(月)17時40分ごろから、東京電力本店で定例記者会見が行われた。地下汚染水が港湾内海水中へ漏洩していると発表、汚染水の漏洩を初めて認めた。しかし、汚染の拡散範囲は限定的という考え。
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東電は、地下水の海洋漏洩に関して、「海側地下水および海水中放射性物質濃度上昇問題の現状と対策」として現状のまとめを発表した。同時に各種の観測データをまとめた資料を公表した。
東電は、敷地内の地下水水位の変動観測結果から見て、開渠内の海水と行き来していると考え、10月下旬を目途に解析や詳細評価を行うと述べた。一方港湾内海水の測定結果から、トリチウム濃度が2300ベクレル/リットルまで上昇したことから、過去のフォールアウトや、地下水流出の可能性があると発表、汚染水の海洋漏洩を初めて認めた。同時に、観測された少数のデータから推定し、海水中への拡散は限定的だと楽観的に考えていることもわかった。
地下水/汚染水の海洋漏洩を初めて認めたが、いつから、どれくらいの量が漏洩したのかは未だ評価中を理由に未発表である。
今日の会見では、多数の観測データが公表された。題名を列挙すると、
先週までの会見で地下水観測孔の水位データの公表を求めていたが、精査中を理由に発表を拒否され続けていた。それらが週明けの今日、一挙の公表されたことから、なぜ今日、一斉に公表したのかを問う質問が相次いだ。一部のデータは先週中に原子力規制庁へ報告されているが、それも先週の会見では一切触れられなかった。意図的にまとめて今日、発表したのではないかという疑惑の質問が続いた。
以下、東京電力ホームページより、リンクを表示