2013年4月1日(月)19時から、東京都千代田区のスペースたんぽぽで、講演会「『脱原発に向けて真実を語る』」~『今は真っ暗』事件につづく『ビデオ真っ黒』事件~」が開催された。2度に渡って福島第一原発1号機内の現場視察を行った川内博史前衆議院議員は、非常用復水器の蒸気ラインの配管損傷の可能性を説明し、「現在、話し合われている新しい規制基準そのものが、意味をなさなくなるかもしれない」と指摘した。
(IWJテキストスタッフ・富山/奥松)
2013年4月1日(月)19時から、東京都千代田区のスペースたんぽぽで、講演会「『脱原発に向けて真実を語る』」~『今は真っ暗』事件につづく『ビデオ真っ黒』事件~」が開催された。2度に渡って福島第一原発1号機内の現場視察を行った川内博史前衆議院議員は、非常用復水器の蒸気ラインの配管損傷の可能性を説明し、「現在、話し合われている新しい規制基準そのものが、意味をなさなくなるかもしれない」と指摘した。
■ハイライト
「本当のことを国民に知らせていくのが、民主主義の原点である」と語る川内氏は、原子炉に異常が発生した際に、作動するべき非常用復水器がなぜ稼働しなかったのか、その説明を政府、東電に求めた経緯を説明した上で、「東電に対して、マニュアルの開示を求めたが、出てきたのは黒塗りの真っ黒な文書であった。最終的に黒塗りは外されたが、ネイチャー誌の表紙にもなるくらい、おかしな代物であった。操作手順書の中で、原子炉圧力容器の効果率が、55度/毎時を超えないよう調整することを求めているが、説明として適切ではないと指摘されている」と述べ、これが国会事故調の設置に繋がり、調査によって、配管損傷の可能性が排除できない結果となった点を説明した。
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