第10号
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岩上安身のIWJ特報
2011年年末最終号「米国の赤裸々な本音が露呈!TPPについての米国公聴会記録文書50000字分の日本語訳を一挙公開!」前編
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■狼に食べられる瀬戸際の「赤ずきんちゃん」ニッポン
「米国下院歳入委員会貿易小委員会 TPPに関する公聴会記録」と「日本の交渉参加に関する最近の米国内の反応」を入手した。この文書の日本語訳の全文を、ここに一挙公開する。
この文書は、A4版にして53枚、総文字数5万字超、400字詰め原稿用紙にして125枚に相当する。
公聴会が行われたのは12月14日。議題は、「TPP協定交渉の状況と将来及び協定による米国企業、労働者、農業者への潜在的な利益」。米国下院議員が、TPPに関する証言者を招き、ヒアリングを行った公聴会の記録である。
この公聴会に招聘された証言者の一人が、USTR(米国通商代表部)次席代表、デメトリオス・マランティスである。
彼は、野田総理がTPP交渉参加を表明したAPECの直後の11月17日に来日し、日本の政府関係者と密かに接触。私はその都度、マランティスの動向をネットやラジオなどでもレポートし続けたが、政府側は交渉の内容を明らかにせず、メディアもまた、その詳細を報じることはなかった。
米国政府を代表して来日したマランティス次席代表は、日本側にいったい何を要求しに来たのか。 ここに公開する公聴会の記録を読めば、米国側のむき出しの本音が分かる。
(続く)
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