2013年2月1日(金)18時から、東京都港区の原子力規制庁で、幹部の更迭処分に関して臨時会見が行われた。この幹部は、審議官の名雪哲夫氏。被規制者に対して、内部資料を事前に提供していたことが発覚したため、今回の処分に至った。
(IWJ・原佑介)
2013年2月1日(金)18時から、東京都港区の原子力規制庁で、幹部の更迭処分に関して臨時会見が行われた。この幹部は、審議官の名雪哲夫氏。被規制者に対して、内部資料を事前に提供していたことが発覚したため、今回の処分に至った。
■ハイライト
会見した、原子力規制庁の森本英香次長によると、名雪氏は、1月22日、一人で日本原電の役員らと面会をした際、敦賀発電所敷地内破砕帯の現地調査に関する内部資料(ドラフト)を、公表前に渡していた。原子力規制庁では、被規制者と面会をする際は、職員2名以上で対応することを義務付けており、名雪氏はこの内規に違反した。これについて、原子力規制庁は、2月1日付けで名雪氏を訓告処分とし、文部科学省への出向を命じた。森本次長は「事業者との中立性が求められる規制組織の職員として、著しく軽率な行為であった」と述べた。
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