【IWJジャーナル号外】本日午後7時より「【1】岩上安身によるインタビュー第1238回ゲスト 拓殖大学海外事情研究所教授・ジャーナリスト 富坂聰氏 第2弾」のハイライト版を撮りおろし初配信します! 2026.10.10

記事公開日:2026.10.11 テキスト
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(文:IWJ編集部)

 IWJ代表の岩上安身です。

■<岩上安身によるインタビュー初配信>本日午後7時より「【1】米中首脳会談で利益を重視し関係強化! 年末のG20サミットにはプーチン大統領も呼び、世界の形が変わる!? 岩上安身によるインタビュー第1238回ゲスト 拓殖大学海外事情研究所教授・ジャーナリスト 富坂聰氏 第2弾」のハイライト版を撮りおろし初配信します! 完全版は会員向けアーカイブで公開しますので、ぜひとも会員となって全編御覧ください!! YouTubeメンバーシップにも、ぜひご登録ください!

 岩上安身は9月27日、拓殖大学海外事情研究所教授でジャーナリストの富坂聰氏に、連続インタビューの第2弾となるインタビューを行いました。

 富坂氏は、今年5月29日に小学館より『おそるべき「中国一強」時代』を上梓しました。インタビューは、この本の内容に沿って、中国の最先端の科学技術の急速な発展を紹介しています。

 このインタビューを2分割し、【1】のハイライト版を、本日午後7時から撮りおろし初配信いたします。

 本日初配信する【1】では、米国時間の9月23日から25日に行われた、習近平国家主席の訪米と米中首脳会談、トランプ大統領の歓待ぶりについて、検証しました。

 トランプ大統領は、9月24日のホワイトハウスでの歓迎式典で、中国を「第2次世界大戦時の同盟国」と呼び、習近平主席も、「中米は、ファシズムの侵略に肩を並べて戦った」と述べました。

 さらにその日の夜に行われた公式夕食会の演説で、習主席が「中米両国人民は、協力して日本軍国主義の侵略者と戦った」と、改めて強調しました。

 首脳会談後に発表された公式成果文書にも、両首脳が「第2次世界大戦で肩を並べて戦ったことを振り返った」という内容が明記されました。

 これについて富坂氏は、「意味があると思う」と、以下のように述べました。

 「こういうことを言うのって、中国側が非常に多かったんです。アメリカ側も、言わなかったわけじゃないんですけど、お互いに言葉を交換するような感じでやった、ということが、すごく意味があるし、さらにこれ、成果文書に入りましたので。

 そういう意味で言うと、あまり見ないような状況になったかな、という感じがしますね。

 特に、これ、経緯から見ると、中国側がある程度、『このことを、きちんと両国のコンセンサスとしてやっていこう』みたいなことをオファーして、それにアメリカが応じた、という感じがします。

 そうなってくると、中国側の狙いは、日本への牽制です。中国による(日本の)新型軍国主義の批判というのが、アメリカに受け入れられたとは言えないですけど(肯定されたに等しい)。

 だから、これは中国側にとっては、すごく大きな(外交)成果だと見ていいと思います」。

 米中首脳会談に先立つ9月22日、高市早苗総理が国連総会で、「(国連憲章の)旧敵国条項は早急に削除されるべき」だと訴えると、翌日の9月23日、中国外務省は、旧敵国条項は「今日に至るまで依然として重要な現実的意義をもつ」と、強く反発しました。

 富坂氏は、「旧敵国条項そのものは、死文化・形骸化している」と指摘した上で、「そうだとしたら、それを外す必要もない。やぶへびですよね。何のためにそういう演説をするのか?」と、疑問視しました。

 岩上安身は、「(高市総理は)内政の延長で外交をやっている。中国に対してきつい物言いをすると、内輪ウケがいいからといってやるんだけれども、アメリカは日本をすっ飛ばして、中国と手を握り合う」と指摘し、以下のように続けました。

 「中国に対して融和的にいって、『そろそろ外してもらえませんか』というのだったら別ですけれども、『台湾で何かことが起きたら、(軍事的に)やってやるよ』みたいな発言をする。

 あの(『台湾有事』)発言も、その後、アメリカがバックアップしてくれたんですかと言ったら、バックアップしてくれていないじゃないですか。全然、知らんぷりですよね。

 あれを感じ取れないといけないですよね」。

 これに対して富坂氏は、「そういうことを言うと、一般の世論の方が喜んで、気が付かせない」と応じ、以下のように語りました。

 「たぶん、今、すごくお腹をすかした人(中国に批判的な人達)は、『いや、実はアメリカは、本気でこんなこと考えてないんだ』みたいな解説が欲しくてしょうがないんだと思いますし、そういうことを言う人(メディア)は、たぶん出てくる。細部を見れば、まだ(米中間には)対立点もありますからね。

 私は、『これ、トランプという人の個性だから起きているんだよね』『アメリカ全体としては、中国にすごい警戒心を持ってるし、中国なんか敵だと思ってるよ』みたいな解説も、たぶんそのうちに出てくるんだろうと思います。

 ただね、私は違うんじゃないかなというふうに思うのは、私が見ていて、史上最高に米中関係を悪くしたのは、この人(トランプ大統領)ですから。第1次トランプ政権の時に、お互いの領事館を(関税戦争で)閉鎖させたくらいですから」。

 こう述べた富坂氏は、「自分の利益になると思ったら、そこまでやる人が、今、こうなっている、というのが重要」なのだと指摘し、以下のように続けました。

 「今、なぜこうなっているかというのは、真剣に考えるべき。

 ここまでやる(習近平主席を歓待する)というのは、彼らは、利益のためだからできるわけです。(中略)

 ここから、細部を詰めていくわけです。

 その細部を詰めていく時というのは、利害調整が非常に必要で、長期的に調整が必要なものがたくさんあるので、三寒四温で、ガタガタはするんですけど、全体的な枠組みとしては『仲良くしていこうぜ』というのが決まったということなので、かなり大きいです」。

 米中首脳会談では、「ロシア、北朝鮮、イランなどで進行する世界的な懸念について話し合い、イランの核保有、国際水路への通行料徴収を認めないことを確認した」と発表されています。

 富坂氏は、「今、国際社会の目で見た時、アメリカはイラン戦争を終わらせようと思っても、中国の協力が不可欠」だと指摘し、次のように続けました。

 「たぶん、北朝鮮は、首脳会談を狙っています。私は、(中国は裏で)割といい返事を持って行っているんじゃないかなと思います。

 こういうことを、中国は絶対に言わないですから。アメリカも、たぶん言わない。(合意)できた時に見える、ということだと思うんですけど、この北朝鮮については、結構いいニュースを持って行っているんじゃないかと思います。

 貿易問題については、たぶん(中国は)『大豆でもボーイングでも、何でも買いますよ』という話だったと思います。それは、要するにアメリカの態度次第で協力できるという、そういうのは『ウィンウィンの関係ですよ、という方向さえ作ってくれれば、こっちもお金を出しますよ』という話ですから」。

 一方、イラン戦争については、富坂氏は、「中国のできることって、基本的には漢方薬なので、劇薬は投じないんですよね」と述べ、以下のような見方を示しました。

 「だから、何か目に見えるような鮮やかな解決策を出す、ということはできない。

 むしろ、椅子を用意して座らせるという、極めて効果の薄い、けど、粘り強くやっていく。

 中国のやり方というのは、確かに効率は悪いんですけども、ただ、劇的に問題が解決するというのは、必ず何かしこりを残すものなので、根治にならないんですよね。

 例えば、インドと中国の昨年の握手というのは、5年かかったわけですけども、これがあまりしこりが残っていないんですよね。ですから、時間をかけてじっくりやった分だけ、うまくいったということです。

 だから、例えばアメリカ側が、今すぐ見える形で成果を取ろうと思うと、中国式の問題解決では難しいと思うんです。

 ただ、その前段として、イランと話をするとか、イランに何らかの条件を出させるとか、条件交渉をする段階にも、中国の力が必要だということです」。

 富坂氏は、「国際水路への通行料徴収を認めない」という一文が合意文書にも入ったことを指摘し、「アメリカが欲しかった言葉は、これですよね」「アメリカは、『絶対、イランに通行料を徴収させないということを、中国も賛成してるんだよ』ということに使えるので。ここのところは、中国が譲歩しているところだというふうに思います」との見方を示しました。

 今年すでに2回の首脳会談を行っている米中ですが、年内にあと2回、首脳会談が行われることが明らかにされています。

 富坂氏は「すごい関係強化になるのではないか」との感想を述べました。

 トランプ大統領は、12月にフロリダで行われるG20サミットに、ロシアのプーチン大統領を呼ぶと表明しています。実現すれば、トランプ、プーチン、習近平が一堂に会することになります。

 富坂氏は、「この辺が、トランプ外交の面白いところ」だと述べ、次のような考えを示しました。

 「(トランプ大統領は)G7の形骸化というか、G7に対して冷たいですよね。

 ですから、結局そうなると、G7の地位の低下、G20の地位の向上、それがG3(米中露)に乗っ取られるみたいな形になる。

 そもそも、世界の形がすごい変わりますね」。

 以上の話は、ハイライト版の【1】に収められています。以下のURLにて御覧になってください。

※【1】米中首脳会談で利益を重視し関係強化! 年末のG20サミットにはプーチン大統領も呼び、世界の形が変わる!? 岩上安身による拓殖大学教授・ジャーナリスト 富坂聰氏インタビュー 第2弾
https://youtu.be/MjdLiCvSnc4

 【1】のメンバー限定動画では、高市総理の旧敵国条項廃止演説やそれを報じた大手メディアに対する、富坂氏のより詳細な批判をお届けしています。

 【1】のメンバー限定動画は、以下のURLで御覧いただけます! こちらの内容は、ハイライト版には収められていないので、Movie IWJのメンバーとなって、詳しいお話をお聞きになってください!

※【メンバー限定・1】米中首脳会談で利益を重視し関係強化! 年末のG20サミットにはプーチン大統領も呼び、世界の形が変わる!? 岩上安身による拓殖大学教授・ジャーナリスト 富坂聰氏インタビュー 第2弾
https://youtu.be/0xRfJyeIUJE

 【1】の会員向け完全版では、上記のメンバー限定動画の内容に加え、フロリダでのG20サミットにプーチン大統領を呼ぶというトランプ大統領の表明をめぐり、岩上安身が、ロシア対欧州の戦争に発展しつつあるウクライナ戦争の現実や、核兵器使用の閾値が下がっている現状について、詳しく語っています。

 【1】の会員向け完全版は、以下のURLで御覧いただけます!

※【1】米中首脳会談で利益を重視し関係強化! 年末のG20サミットにはプーチン大統領も呼び、世界の形が変わる!? 岩上安身によるインタビュー第1238回ゲスト 拓殖大学教授・ジャーナリスト 富坂聰氏 第2弾会員向け完全版

【1】米中首脳会談で利益を重視し関係強化! 年末のG20サミットにはプーチン大統領も呼び、世界の形が変わる!? 岩上安身によるインタビュー第1238回ゲスト 拓殖大学教授・ジャーナリスト 富坂聰氏 第2弾

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 岩上安身によるインタビューのゲスト、拓殖大学海外事情研究所教授でジャーナリストの富坂聰氏に、ご著書『おそるべき「中国一強」時代』(小学館、2026年5月)へサインを入れていただきました。

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